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2021年7月16日 (金)

ワクチン不足狂想曲

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このところ、なにかと言うとメディアが騒ぐネタは、西村大臣とワクチンが足りない、です。
テレビなんかでは、わざわざ自治体の接種担当に「あたしらはこんなにガンバッテいるのに、ドンドン打てという政府の号令を聞いたらこのザマです」といったようなことを言わしています。
今日は、知事会に河野大臣が謝罪、などと書かれています。
ワイドショー民など、政府の言ってるワクチン備蓄が充分だなんて嘘ッパチだ、と早とちりしちゃうことでしょうね。
メディアと野党はここぞと菅政権を水に落ちた犬は叩けモードに入っているようですが、国民の生命に関わることなのですから、もう少し落ち着いて見ていきましょう。

まぁ、自治体の気分はわからないではありませんが、がんばって打ったからこそ予定供給のスケジュールがくるったのです。
ですから、足りない自治体が出始めたのは、自治体のみなさんが頑張ったからであって、結果であって原因ではありません。

予定が狂った一つの原因が、VRS (ワクチン接種記録システム)です。

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ワクチン新システムに不具合頻発 データ入力、自治体に負担 - 産経

よく1日100万回打った、いや200万回に達している、などという意見の違いが生まれていますが、その原因はVRSにあります。
VRSとは、自治体や医療機関が接種者情報を国が提供するクラウドに打ち込み、この接種記録に基づいて、いつ・どこで・どのワクチンを接種したか記録される仕組みのことです。

そもそもVRSでは、接種情報をデータ化するまでに2~3か月かかります。
なぜなら、ファイザー社製のコロナワクチンでは3週間、モデルナ社製では4週間、アストラゼネカ社製では4~12週間の間隔で2度の接種が必要だからで、1回目、2回目の間隔ができるためちに、どの時点で「1日100万回」とカウントするのかによって違いが生じるからです。
そのために近頃は、1回目何万人でなん%、2回目何万人で何%というような分けた表記が使われるようにになってきました。

また、 市区町村ごとに異なる方法で接種情報を管理しています。
そのために自治体ごとにやり方が微妙に異なったり、打ち込みが迅速にできる自治体とできない自治体に差が出ました。

「国から配布されたタブレットを使って接種会場の担当者が接種券に記載された18桁の数字列を読み取り、接種記録を蓄積する仕組みだ。 これまでの予防接種では住民の情報が予防接種台帳に反映されるまで2~3カ月かかることもあったが、このシステムは瞬時に接種記録を把握することが可能で、市区町村間での共有などのメリットがある。
 国は4月から高齢者接種が始まるのに合わせ、計約4万台のタブレットを市区町村に配布。だが、現場ではタブレットが18桁の数字列を読み込まなかったり、フリーズしたりする不具合が頻発しているという。
「手持ちだと、手振れでタブレットが数字を全く読み取らない」と東海地方の自治体担当者。数字の部分に汚れなどが付いていた場合は全く違う番号を識別し、最悪の場合、接種を受けた住民ではない人物の接種記録が蓄積されることもあるという。」(産経5月15日)

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自治体職員を手間取らせたのが、18桁にものぼる数字を打ち込まないといけないことで、小さなタブレットの画面に18桁ですから、年配職員には難しいことになります。
するとどうなるかといえば、接種作業に追われて打ち込みを溜め込んだのです。

「リアルタイムで入力せずに、後でまとめて作業をするケースも出ており、入力を行わない自治体や医療機関が出てきた場合は、実際の接種状況と政府の発表する接種状況が合わない事態も想定される」(産経前掲)

ありそうな話です。接種作業に追われている自治体職員はその日その日で打ち込まねばならないところを、数日間まとめて打ち込んでしまったようです。
すると接種数字に、数日ごとに、まるでしゃっくりのようなありえない急増現象が生じます。
たとえば6月19日までは1日120万回打っているにもかかわらず、翌20日からは急落し、また25日には急上昇し、26日からはまた落ち、7月10日頃には200万回に達したかと思うと、12日頃には再び70万回に急落する、このような周期的波動が生まれてしまいます。
だからどこの時点で切るかによって、100万回なんてホラだという者もでるし、いや200万回に達したという者もでることになります。

「全国知事会、揃ってワクチン不足に抗議」みたいにメディアが報じていますが、ひとことで自治体とはいえません。
大きくバラつきがあるからです。
たとえば接種回数がワーストになってしまった大阪市が、政府からワクチン供給を減らされましたが、その原因がダーっです。

「政府は新型コロナウイルスワクチンの供給量について、“大阪市には在庫がある”として、8月前半の配分を1割削減する方針です。
政府は、8月前半の新型コロナウイルスワクチンの供給量について、VRS(ワクチン接種記録システム)を基に“一定の在庫がある”とみなした自治体の配分量を1割削減する方針です。
 これにより、大阪市は164箱(19万1880回分)から148箱(17万3160回分)に削減されるということです。これについて大阪市の松井一郎市長は次のように話しています。
大阪市松井一郎市長は7月12日、
 「どうしても(VRSの)打ち込み作業というのは非常にちょっと時間がかかる部分もありましてね。今の時点でも32万件ほど打ち込めていない状況です。これをもってワクチンの供給量を1割削減されるというのは少し違うのではないかなと思っています」
(7月13日M&Sニュース)

松井さんは大阪のオモロイおっちゃんですが、これはダメでしょう。
32万件も溜まっているということ、それだけ供給量に狂いが発生するからです。
だから河野ワクチン担当大臣が、そういう自治体は減らして調整をするしかない、と言ったのです。
このへんの自治体に競争原理を導入するという発想が、河野さんらしいところです。
ただし河野大臣は、ただ自治体のケツを叩いたわけではなく、打ち込みを溜められるとワクチン供給がメチャクチャになるからです。

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点描・永田町】ワクチン担当河野氏の正念場:時事ドットコム

その際、頼りになるのがVRSの接種記録でございますので、自治体におかれてはなるべく速やかにVRSへの入力をお願いしたいと思います。
VRSの入力にかかる人件費について、もしアルバイト等にお願いをするということであるならば、人件費については国が全額お支払いをすることになりますので、自治体においては遠慮なく人の手当をしていただいて、なるべくリアルタイムに近い形でVRSへの入力をお願いしたいと思います。
VRSの入力が遅れますと、システム上、その分、その自治体に在庫が積み上がっているように見えてしまいます。我々としてはそれがリアルな在庫なのか、入力遅れのための在庫なのかが分かりません。VRSを見ながらかなりの部分、判断していくことになりますので、VRSの入力の加速化は重ねてお願いをしたいと思っております 」
 (河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年6月23日)
https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20210623kaiken.html

河野さんは、打ち込みが大変なのはわかっている、打ち込みのためのバイトを雇ってくれれば、そのコストは国が持つ、とまで言っているわけです。
それでも、まとめて入力するなら、政府からみれば「在庫が積み上がって見えてしまう」ために減らさざるをえないと説明しています。
それだけではありません。供給しているのか保存が効き、運送が簡単な乾物ではなく、零下70度以下で運搬・保管しなければならないmRNAです。

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日本でもコロナワクチン接種開始!コールドチェーンの備えは万全か

一回自治体に送ると、転送が効きませんから、さきほどの大阪市のように実は接種していて打ち込んでいない自治体は、集計上は不足して表示されますから余分に送り込んでしまってダブつくということになります。
するとそのぶん他の自治体が圧迫されます。
国として備蓄不足の韓国などとは違って、全体としては充分な量を数種類確保してあるはずの日本ですが、このような余っている自治体と不足している自治体が出て、それをつかまえてメディアは「ワクチンが足りない自治体が出ている」という上っ面だけを報じて煽っているのです。
こんな国全体が大変な時期くらい、少しは協力する気がないのか、と思います。
つくづくメディアって何のためにあるの、と思うことしきりです。

打ち込み担当のバイトを雇ってくれれば国が持つとまで河野大臣が言っているのに、メディアにかかるとこうなります。

「またワースト? 新型コロナウイルスワクチン接種率の政府公表に、大阪府の担当者はカンカンだ。(略)
「府内の市町村によっては、政府が接種実績を一元的に管理するために構築した『VRSシステム』への入力が遅れ、タイムラグが生じています。VRSに反映されないと接種実績として上がってきません。現場では接種が進んでいるのに、システムに入力していないため、接種が見かけ上は進んでいないことになってしまう。
それで接種が遅れていると決めつけられたら心外です。大都市は接種対象者が多く、各市町村も事務手続きが煩雑になります。接種自体に人員を投下しているのに最後の登録だけを委託業者に任せるにしても、手間がかかります。この数字だけが独り歩きされたら困ります」(担当者)」(日刊ゲンダイ7月9日)

この大阪市の担当は「接種が進んでいるのに入力が遅れただけでVRSに反映されないので実績にはならず数字が一人歩きして心外だ」と言っていますが、当たり前でしょう、そんなこと。
VRSに入力しないで実績数値に反映されてしまったらどないなるねん、虚偽の数字がそれこそ一人歩きするやろ、アホか(なぜか河内弁)、と思います。

これと同じことが医療機関にもいえるようです。

「ある自治体の担当者によると、医療機関側が、新しいシステムへの理解や入力への手間を嫌がり、ワクチンの打ち手を確保することが難航したことがあった。
また、先行してワクチン接種が行われた医療従事者の記録がシステムに登録されていないケースもあり、今後、一般の接種が本格化した際、同様の事態が起こることは容易に考えられる。自治体関係者は、「システムに登録されるデータが信頼できないものになってしまう」と不安視した」(産経前掲)

実はこの医療機関の打ち込み遅れもそうとうなものだといわれています。
特にかかりつけの医者に行って接種を受ける場合、その実態を完全に掌握しきれないようです。

このワクチン不足騒動は、子宮頸ガンワクチン有罪判決以降、日本がワクチン接種政策を事実上完全放棄してしまったことによります。
朝日を先頭としてメディアが煽りに煽ったために、日本からほぼワクチンは姿を消しました。
残っているのはインフルエンザくらいなもので、これも自治体や学校の大規模接種ではなく、希望者に対して医療機関が打っているに止まっています。
厚労省すら、ワクチンは危険だ、ワクチンは作らなくてもいい、製薬会社は手を出すな、という空気に支配されてしまった結果、国産ワクチンは作れず、打てずという時代が長きに渡って続きました。

そのために、自治体や学校・職場などの接種拠点で、大規模接種のノウハウがまったくなくなってしまったのです。
大規模接種を知っている職員はとっくに退職しているし、自治体にマニュアルで残されている所のほうが少ない、クラウドなんかさわったこともない、18桁の打ち込みなんか眼がクラクラする、-70度の保管だって、ヒェーという不慣れのために、今回のドタバタ騒ぎが生まれました。
それを面白おかしく煽るメディアがことあれかしの野党と一緒になって、まるで日本全体がワクチン不足に陥った、政府を糾弾しろ、といわんばかりの報じ方をしたために、騒ぎがいっそうひどくなりました。

ちなみに日本のワクチン接種の進捗状況はこんなかんじです。

       ・日本のワクチン接種回数・・・6300万回超
       ・高齢者の2回接種完了者・・・50%超
       ・総接種回数                 ・・・世界7位

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怪しい水ワクチンの中国、ワクチン製造国の米国に挟まれていますから、日本なんぞ世界でもドンケツかとおもいきや、健闘しとるではありません。

早晩、英国を抜き、世界6位になるでしょう。
これで無観客など筋が通りませんが、それについては明日に続けます。

 

 

 

 

 

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コメント

なぜ読み取りが楽なQRコード等を使わずに
精度に不安がある直接数字を読み取る仕様にしたのかは意味不明ですね。
あれで大量の登録を処理しろと言うのも確かに酷な話です。

QRコードになぜしなかった?テンキー打つだけですよ。タブレットにリーダーを外付けする?国への批判するの簡単だって、国の一大事に公務員が手抜きがって、今日の記事の内容理解してる?

一番ヒドイのが、「40代、50代の感染者数が増えてきました!」、です。
切り札のワクチン接種が、コロナ最弱者の65歳以上の高齢者に行き
届きつつある(だからこそ、ワクチン不足の所も出てきた)ので、65歳
以上の感染者は減ってる。だから相対的に、40代、50代の感染者が
増えて来てアタリマエですわ。そして40代、50代の感染者であれば、
重症化することも、死亡することも、65歳以上の高齢者に比べるとず
っと少ない(元々そういう事だから、65歳以上をワクチン最優先した)。

それを、「40代、50代の感染者数が増えてきました!」と、なんやら
コロナの勢いは止まりません、大変です、これは政府がワルイんで
すよ、オリパラは出て行け!と言いたげですわ。マスゴミは、もうどな
いもなりません。そのくせオリパラでも視聴率を稼ごうと二股かけて
いるところなど、もうトンデモナイ奴等ですわ。

で、コロナ最弱者層の65歳以上の高齢者をワクチンでカバーしたん
で、これからは次世代の40代、50代の感染者数よりも、同世代の
重症者数と死亡者数が最チェック項目となります。この世代の感染
者数はその次でいいんです、軽微な症状どころか無症状も多いんだ
から。その意味で、緊急事態だなんてボリ過ぎです。もう経済を優先
して行かないと、日本全国で電車が毎日止まって(ド地方の私宅の
最寄り駅でさえ)しまって大変ですわ。そのうち、1日あたりのコロナ
死亡数よりも、1日あたりの経済的理由の自殺者数の方が多くなり
ますわ。悲惨です。


日々忙殺されていてここを読むのは欠かしませんがコメントする時間がなく、短くて言葉足らずですが、中年層に一定量の重症者増加傾向があるようです。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/info/monitoring.html
この世代は学齢期の子どもを持つ人が多いので、社会的ダメージは人数よりも大きく現れる可能性があり、ある程度考慮されたのではと考えています。

途中タップで連投すみません。あと、接種済み打ち込みせずに文句というのは、全国展開の実店舗物流を脇目で見ながら通販やってる身としては有り得ないです。
記事にもありますが、慣れないならバイト雇ってでも入力して欲しい、とまで国が言った意味を理解できなかった現場は今すぐバイトを雇って欲しいです。
雇わなかった理由が、まさか「接種券という個人情報をバイトの目に触れさせるわけにはいかない」では無い事を祈りつつ。

ふゆみさん、おひさしぶりです。どうしたのかと思っていました。
またいつもの鋭いご意見をお聞かせ下さい。

読み取りについては、私もQRコードをなぜ利用しないのかと不思議に思っています。
今後国民に広く接種をする段階で、一瞬で接種者情報を読み取れるQRコードなどの利用があるべきです。
ここでも政府のIT化は遅れているようです。
ただ、これも自治体のため込みの言い訳にはなりませんが。

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