なぜカブール空港で自爆テロが起きたのか?
カブール空港で大規模な自爆テロが起きたようです。
これまでにわかっているだけで、米兵13人と、アフガン人少なくとも60人が死亡しました。
タリバン兵60人も死亡したとタリバンは発表しています。
またテロは、空港のアビーゲートと市内のバロン・ホテルの2カ所で起きたようです。
心配されていた事態でしたが、現実のものとなりました。
死傷者が100人を超えたという情報もあり、時間を追うごとに増加しています。
「米国防総省のカービー報道官は26日、アフガニスタンの首都カブールの国際空港の周辺で少なくとも2回の爆発があったとツイッターで明らかにした。米兵を含めて60人超が死亡したとの報道がある。CNNテレビによると、バイデン政権は自爆攻撃の可能性があるとみている。
カービー氏によると、1つ目の爆発は空港の入り口の一つである「アビー・ゲート」付近で起きた。国外退避を望む多くのアフガン人らが集まっていた場所だ。
アビー・ゲートから数百㍍の距離にある「バロン・ホテル」の敷地内またはホテル周辺でも爆発が起きた。バロン・ホテルは外国人の利用が多いとされる。米軍は19日、ヘリコプターを使って同ホテルから169人の米国人を空港に移動させていた。
カービー氏は声明で「多くの米兵が死亡した。多くの米兵が負傷し、治療を受けている」と説明した。複数の米メディアによると、少なくとも米兵4人が死亡、3人が負傷した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは少なくとも60人のアフガン人が死亡したと報じた。
米国の在カブール大使館は26日、米国人に対して「空港への移動を避け、空港の入り口付近からも離れるべきだ」と米国人に勧告した。実行犯は明らかになっていないが、バイデン米政権は過激派組織「イスラム国」(IS)系のイスラム国ホラサン州(IS-K)が空港やその周辺でテロを起こす恐れがあると警戒してきた」(日経8月26日)
カブール空港周辺で爆発、60人死亡か 自爆攻撃の可能性: 日本経済新聞 (nikkei.com)
日経
日経の記事にあるアビーゲート付近には、避難民がまさにびっしりと道路を覆い尽くしていたようです。
CNNが写真を出していますが、これでは車両どころか人も通行できません。
CNN.co.jp : ISIS系、カブール空港へのテロ攻撃を謀議か 米分析
米兵はこの道路の先で空港に入場させる人を検問していて、自爆テロを仕掛けられました。
自爆テロは元々最も防御が大変に難しいテロですが、このようなごった返す群衆に紛れ込まれると打つ手がありません。
上と下の写真はほぼ同一の場所のようです。
ここで一挙に80名以上の方が生命を失いました。その中には多くの女性と子どもも含まれているようです。
AFP
謹んでご冥福をお祈りします。
上の写真のように密集した群衆が道路を封鎖してしまったために、外国人の避難が不可能になりつつあります。
邦人1名が退避に成功し、「極く少数」がまだ現地に残されているようです。
自衛隊の任務は昨日夕方で終了と決められていたために、脱出させられたのは1名となります。
「政府は27日、アフガニスタンからの退避を希望する邦人1人を首都カブールの国際空港で自衛隊機に搭乗させ、隣国パキスタンへ輸送した。今回の自衛隊機の国外退避任務による初の退避となる。現地に派遣していた自衛隊輸送機と政府専用機計4機は、状況の変化に備えて周辺国で待機させる方針だが、28日には空港を警備する米軍が撤退作業を本格化させるため、現地大使館や国際協力機構(JICA)の現地スタッフ、その家族らの退避は困難な模様だ」(8月27日毎日)
この昨日夕方の日本人を乗せた自衛隊機が最終となり、国外退避任務にあたっていた自衛隊員は任務を終え、現地を離れました。
27日は、これ以外にも自衛隊の輸送機がカブールからイスラマバードまで日本に関係するアフガニスタン人の退避を行ったということです。
自衛隊輸送機は近隣国の空港に留まって、状況の変化に備えるとのことです。
ただ、いうまでもありませんが、自爆テロが起きてしまった結果、いっそう脱出は困難になることが明らかです。
大部分の邦人が脱出したという情報もあり、実態はよくわかりません。
「政府は15日にイスラム主義組織タリバンがカブールを陥落させたことを受け、17日、大使館の日本人職員12人を英軍機でアラブ首長国連邦(UAE)に退避させたが、ごく少数の邦人のほか、大使館、JICAの現地スタッフが取り残された」(毎日前掲)
大使館員12名は英軍輸送機で早期に撤退しており、残された邦人を集合させた場所はJICA事務所、避難指揮もJICAがあたっています。
こういう時に陣頭指揮にたつべき岡田隆大使以下の現地外務省職員が真っ先に逃げており、政府もカブールの状況が把握できていないようです。
それにしても,最後まで情報を送り、邦人保護の指揮に当たるのが大使館の役目だと思っていましたが、私の勘違いのようです。
それはさておき、現地にいまだ残されている邦人と現地スタッフが無事脱出できることを心からお祈りします。
また諸外国が脱出作戦を開始したのは、カブール政権が崩壊し始めた12日前後の頃からで、わが国の脱出作戦はそれから10日も遅れています。
派遣要件に、「現地政府の了解と連携」という非現実的な法制約があったからです。
結局は、首相と防衛大臣の決断で自衛隊輸送機が送られたのですが、この結果を見ると遅きに失した恨みが残ります。
今後これらの不具合を修正し、現実に対応できるものに変えねばなりません。
さて米国はこの事態を受けて、空港とつながる代替道路を作ろうとしているようです。
「(米国防総省筋は)代替の進入経路は国外避難を急ぐ米国人、外国人や資格要件を満たしたアフガン人に提供されるとした。8略)
代替経路の計画ではタリバンと協力し、人々の集まりを分散させ、大規模な群衆の出現を阻止するなどとしている」(CNN8月22日)
CNN.co.jp : ISIS系、カブール空港へのテロ攻撃を謀議か 米分析
事態をいっそう複雑にしているのは、この自爆テロの実行犯が反タリバンの「ISIS―K」と呼ばれる過激派のようだということです。
ISIS-Kはこのような組織のようです。
※いままでISと表記していましたが、ISISに統一しました。
Inside ISIS-K – Taliban's 'sworn enemy' who kill babies & raise
「ISIS -Kは、アフガニスタンとパキスタンで活動しているISIS (またはいわゆるイスラム国)グループである。
彼らは、アフガニスタンにおけるすべてのジハード主義武装グループの中で最も極端で暴力的である。
2015年1月、イラクとシリアにおけるISの権力の絶頂期に設立され、自称カリフ制が米国主導の連合軍によって敗北した際に解体された。
彼らは、アフガニスタンとパキスタンのジハード主義者、特に自分の組織に満足しないアフガニスタンのタリバンの両方から戦闘員を募集している。
このISIS-Kの「K」はアフガンやパキスタンなどの地域を含むとするKhorasan(ホラサン)を意味する。
ISISとはイデオロギーや戦術を共有するが、組織面や指揮系統、管理面でどのていど密接な関係にあるのについては全面的に解明されていない」(BBC 8月27日)
Afghanistan crisis: Who are Isis-K? - BBC News
ISIS -KのKはホラサン( Khorasan ) を意味し、アフガニスタン、パキスタン、イラン東部にまたがる一帯の歴史的な地名で、現在の国境線を否定するISの思想に沿った名称です。
別名として「IS-K」「ISIS-K」「ISIL-KP」「ISKP」など、さまざまな略称で呼ばれています。
つまりISISにすら飽き足らない極左グループで、彼らはタリバンをすら甘いと非難し続け、彼らを浸食して拡大してきたようです。
今回の自縛テロでも、米軍の検問以前に何カ所かタリバンの検問所も通過しなくてはならず、その際に腹にまいた大量の爆弾が発見されないのが不思議です。
おそらくは、タリバン兵の中に複数のISIS―Kの協力者がいたと思われます。
それが薄汚い取引だというのです。
ですから、ISIS -Kはウィグルやパキスタンなどの周辺国に対して攻撃の手を緩めず、タリバンさえ攻撃対象と見なします。
「イスラム国からみるとタリバンは、敵であるアメリカと交渉し、取引をした。これだけでタリバンは、イスラム戦士の風上にも置けない腰抜け野郎となったわけです。
とうぜん、タリバンはISIS -Kを敵と見なして攻撃しているようです」(飯山陽note8月27日)
それに対してタリバン側も猛然と反撃し、双方は激しい戦闘も交えていたようです。
「(アジア太平洋財団のサジャン・ゴヘル博士は)、ISIS-Kはタリバンと大きな違いがあり、カタールのドーハの「豪華なホテル」で打ち出された交渉による和平解決を非難し、ジハードと戦場を放棄したと非難している。
ISの武装勢力は現在、西側情報機関が情報を共有しようとしているタリバン政府にとって、大きな安全保障上の課題を表している」
(BBC前掲)「イスラム国は基本的にどの国の当局とも協力しないし、国際社会から承認されようなんて全然思っていない。一方アルカイダ系は、国家当局と協力関係をもったり、国際社会から承認されようと小細工をするのです。
後者の代表がタリバンやシリアのHTS、ムスリム同胞団やハマスもこっち系です」(飯山前掲)
このゴヘル博士が言う「タリバンと西側情報機関筋の情報共有」とは、この代替ルートの設定も実はタリバンとの協議の上での一定の協力関係が水面下で成立していることを指しています。
ですから欧米の撤退作戦は、タリバンとの了解関係の下に行われており、ISIS -Kはタリバンのメンツを潰したことになります。
「撤収期限の8月末が迫るなかで米国は、タリバンとの間で、外交団や軍のレベルで「日常的な連絡態勢」(国務省)を構築した。
背景には、「脱アフガン」を円滑に進めたい米国側と、外国勢力を国内から排除して早期に支配を確立したいタリバンとの利害の一致がある。タリバンとしては今後の政権運営をにらみ、米欧に恩を売る狙いもあるとみられる。タリバンがアフガン人の出国を認めないとするなど両者の隔たりは大きいとはいえ、限定的な協力関係が生まれているといえる」(産経8月27日)
アフガン自爆テロ IS―K、米タリバンの〝信頼なき協力〟標的 - 産経ニュース (sankei.com)
ISIS -K の自縛テロ犯人
では、なぜISIS -Kはこのような自縛テロを働いたのでしょうか。
たぶん米軍にもっとアフガンに居て欲しいからです。
そのためには撤退作戦で米国と手を結んでいるタリバンのメンツを潰し、バイデンに撤収時期を未定にさせることです。
なにを言っているんだ、タリバンらは米軍をアフガンから追い出すために戦ってきたのではないか、と思われるかもしれませんが、ISIS -Kは違うのです。
ISIS -Kの目標はあくまでも「イスラム法の実現」であって、タリバンが望む「アフガ ニスタンイスラム首長国」などというものの成立ではありません。
第一、ISIS -Kは大部分が非アフガン人であって、アフガンイスラムなんじゃら国などはどうでもよいのです。
大きな理想の為に戦ってきて、ここでオシマイですか。冗談ではない。
大悪魔たる米国と日々戦うたとこそがジハードなのに、目の前から急にいなくなったら困るじゃありませんか。
大悪魔の米軍がいさえすれば、タリバンの日和見野郎もまた目を覚まして戦列に加わらざるをえないところまで追い込める、とまぁISIS -Kは考えているのかもしれません。
そのためにタリバン指導部と米国の癒着を罰するのだぁ、ざまぁみろ、とこんなところかもしれません。
ですから、ほんとうに叩きたい相手は米軍ではなく、タリバンのほうなのです。
ところでこの自縛テロを受けて、バイデンは米軍の撤退作戦に追加投入をすると言い出しました。
ついでに報復もするそうです。
「バイデン氏は、軍による民間人の避難計画は続けるとし、必要に応じてアメリカ兵を追加で派遣する考えを示しました。さらに8月31日を過ぎてもアメリカに協力したアフガニスタン人を国外に避難させる支援は続けると強調しましたが、今月末の軍の撤退期限を延長するかどうかは明確には言及しませんでした[(8月27日TBS)
こんなことを言い出すくらいなら、初めから秩序正しい撤退をすればよかった、などといってももう遅い。
結局、英国などの猛反発を受けて31日の撤退期限を先延ばしにするのでしょうが、また自爆テロでも起きて多くの米兵が亡くなるようなことが起きれば追加報復をせざるをえなくなり、結局撤退そのものの見直しまで検討せざるを得なくなるかもしれません。
見通しが甘いからこうなるのです。
いまやるべきは撤退の延期と、大規模な米軍投入しかありません。
誰だ、この眠い男を「トランプより外交がうまいので安心感がある」なんておだてていた奴は。
一方タリバンは勝利宣言を出して、政権を樹立して国際社会の承認を得ようとしていますが、彼らが国家の実効支配を宣言するにはISIS -Kなどの跳ね上がりを撲滅して、治安を安定させねばなりません。
さもないと、タリバンの勝利宣言が偽りで、アフガン戦争が継続していることになってしまうからです。
いままでさんざんテロ攻撃を仕掛けてきた側のタリバンに、果たして治安維持の能力があるのかどうか見物です。
その最初の試金石として、この空港自爆テログループであるIS-Kを摘発し、残る避難民の安全を確保してみせねばなりません。
これは米国の利害にも重なります。
誤解をおそれずに言えば、この自爆テロによって米国とタリバンは共通の敵を持つことができたともいえるわけです。
その結果、米国はISIS-Kへの報復、タリバンは仇敵の一掃と秩序回復という一点で水面下で手を結ぶことになるでしょう。
米国がやりそうなことは、少数の特殊部隊を潜入させての報復ですが、もちろんタリバンはそれを黙認することになります。
といっても地方が勝手に動いて統制がとれないのがタリバンですから、うまくいくかどうかはわかりません。
もちろん双方ともそんなことは口が裂けても認めないでしょうが。
誰が敵で誰が味方かわからない、敵とも手をつなぎ敵の敵を撃とうとすると背中を撃たれてしまう。
まるでカオス。これが帝国の墓場たるアフガンのゆえんです。
« タリバンは必ずウィグル過激派を支援する | トップページ | 日曜写真館 ひとかどに祭太鼓の打てるなり »
黒井文太郎氏などによれば、ISIS -Kの人員は2000名に過ぎないのだとか。ですが、今回の事件でタリバン内の急進派や他の組織から、ISIS -Kなどの超過激な組織に鞍替えする兵士が増えるだろう事を国務省は警戒しているようです。
簡単に「好戦者」と言えばそうですが、生まれてから殉教者として戦って死ぬ事だけを価値観として教え込まれているので、アフガンが永遠の戦闘地である事が必要なのだという事か。
それにしても現地日本人関係者に関する情報は分かりづらいです。
希望して現地に残るのか、救出不可能だったのか? 日本人を置いて先に逃げた外務省筋の発表では心許ありません。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2021年8月28日 (土) 08時14分
気を付けなければいけないのは、より過激な存在が出てきたからと言ってタリバンもまたテロリスト上がりであることを忘れてはいけない事です。
やっていることはタダの足の引っ張り合いなので下手に介入せずに可能な限りの関係者の救出をするしかありません。
もちろん外務省主導の上品な「お話し合い」などもってのほかです。
現場主導で救えるだけを救って迅速に撤退する。
きっとお気楽な野党は「なぜ全員を救わないのか見殺しにするのか?」と都合の良い手のひら返しをするのでしょうけど。
あと数人ほど日本人が現地に残っているようですが、彼らが空港までたどり着けなかったのか、それともあえて現地に残ったのかはきちんと公式発表しておかないと良からぬ憶測を呼びますのでそれくらいの仕事はしろよと外務省には言いたいところです。
もちろん空港にたどり着けなかったのであれば少なからず現地の外務省スタッフの失態になりますが。
投稿: しゅりんちゅ | 2021年8月28日 (土) 08時56分
もうねえ、あんなギュウギュウ詰めの人並みなら自爆テロ犯が紛れ込むのは楽チンですね。
航空自衛隊は命令が出てからの展開は見事な速さでしたけど、その命令が「時すでに遅し」でしたと。。まだ当分はイスラマバードに待機するようですけど。
カブールから200キロも離れていないイスラマバード空港にスムーズに拠点を築けるあたりは、さすが日本は世界中で外敵を作らない平和外交を長いこと続けてきた成果でもありますが、、、
なんですう?アフガニスタン大使館員は半月前に英国軍機で全員脱出って!
大使館や領事館ってのは、緊急時には在外邦人の保護を真っ先にやるのが義務でしょうに。
外務省内では「よく無事で帰れて良かったな」なのかもしれませんけど、厳罰に処す出来事ですよ。クビにとまではいかなくても、降格や左遷プラス減給という措置を広報で示すべきです。何も公表しなければもうそれこそ信用ガタ落ちですね。
NGOやジャーナリストが現地で捕まったり殺されたりすると「自己責任」論が必ず起きますけど、それより先に政府機関である大使館職員が逃げるなんてことは許されないと思います。
タリバーンが政権移譲を受けたという時点で現地の邦人や関係者に直ぐに空港へと連絡して、本国に「脱出者救助」を要請するのが仕事でしょうに。
残念ながら我が国には邦人保護に自衛隊派遣するだけでも未だに高いハードルがありますね。
カブールに着いたC-130Hが邦人1人を輸送!で、やっとたったの1人かよ(笑)なんて言ってるのがネットで散見されますけど(特に韓国メディアのコピペとかで)、そこは法律の範囲内で出来ることをやってるだけなので、自衛隊を「税金の無駄遣いだ」と笑うのは筋違いです!
無駄遣いだというのならば、あちらはとりあえず放置しといて沖縄方面に大型攻撃ドローンを連日飛ばして威嚇して来ている中国に対して、空自としてはF-15によるスクランブルしか現状では対処のしようがありませんね。。これはもっと大きく報道されるべきことです。
投稿: 山形 | 2021年8月28日 (土) 09時27分
またまた、元のアフガニスタン問題に逆戻りしましたね。
その意味で、ISIS -Kの企みは成功と言えます。
中国はまた高見の見物でもするのでしょうか。
タリバンなども、日本人は現地に残れ。日本人とは仲良くしたいとか声明を出していますが、ずばり目的は人質でしょう。
そのことをタリバンが声明を出したことで、中国の思惑も感じます。
日中関係に何か問題があると、中国では必ず日本人が逮捕されます。
何年か前にも、ISISに拘束され身代金を要求されています。
現地の日本人は、身動きが取れない状況ではないでしょうか。
投稿: karakuchi | 2021年8月28日 (土) 11時29分
ペシャワール会は活動再開した様です。おそらくこの人達は空港テロで無念だったバスにも乗らなかったのでは。カブールに向かっていたバス組は本当に無念。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210827/k10013227711000.html
日本大使館。
実地でアフガニスタン人と関われるJICAやNGOに比べて、雲の上というか、たった数年の任期で帰任を心待ちにしながら瓦解した腐敗政権とメインで関わってたでしょうから、愛着も知見も実行力も、無理無理なメンバーだったのかもなあ…と想像しました。
茂木外相の中東訪問は仕事してるなと思いましたが、現地から外務省が一目散は、無いですよねえ…。
でも、ドイツでも総領事館とかそんな感じの守ってくれなさをいつも発していたのでさもありなんです。
投稿: ふゆみ | 2021年8月28日 (土) 22時47分