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2021年9月 7日 (火)

総選挙プロデューサーは菅氏だった?

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床屋政談ですので、できるだけ間違わずに書くつもりですが、ところどころで滑っていますのでお許しを。

多くの人の心にずっと引っ掛かっていた疑問は、なぜ菅氏はこんな辞め方をしたのだろうか、ではないでしょうか。
火中の栗とでもいうべきコロナとオリンピックをあえて拾い、本来自らのやりたかったはずのIT化などにまったく手つかずで去る口惜しさは想像に難くありませんでした。
私もそのひとりです。だから、最初に彼の「辞任」(正確には任期満了辞職)を聞いた時、ああ、もったいないという悲鳴に似た感想が浮かんだものです。

イメディアはモッパラ凋落する人気を回復しようとして二階氏を降ろし、河野氏か小泉ジュニアを据えようと悪あがきし、墓穴を掘って辞任に追い込まれた、という説を流布しています。
たとえば、フォーサイトはこう書いています。

「首相は2日夕、党本部で二階幹事長と面会した際、「総裁選に出ない選択肢など許されない」と語り、出馬に強い意欲を示していた。ただ、自民党幹部は、「再選しようと悪あがきして『膨大なエネルギー』を使い果たした結果、首相の命運は2日夜には尽きていた」とも語る。
 当初、首相は東京五輪・パラリンピックの成功などを武器に9月中旬にも衆院を解散し、総選挙後に総裁選の無投票再選を果たす戦略を描いていた。
 しかし、ワクチン接種の遅れなどで政府の新型コロナ対策への批判は収まらず、五輪開幕後の8月に入っても内閣支持率は2~3割台前半に低迷地元の横浜市長選(8月22日投開票)では、首相が全面支援した小此木八郎前国家公安委員長が立憲民主党の推薦候補である山中竹春氏に大敗した」(Foresigh9月4日)
https://www.fsight.jp/articles/-/48228

記事に登場する「与党幹部」って誰でしょうか。本当にいるのですかね。
いやいても何人かの政治家が無責任に漏らした言葉の端々をつなぎ合わせ、メディアが味付けしているだけでしょう。
上のフォーサイトの記事でも「ワクチンの遅れによる国民の批判」とあたりまえの前提みたいに書いていますが、ほんとうにワクチンは遅れていたのでしょうか。
一国の首相が辞任に追い込まれるほど国民の批判を浴びていたなら、ワクチン担当大臣の河野氏なんかとっくに総裁の芽はありませんものね。
しかし人気第1位だそうで、こりゃいかに。

実際は、驚くべき速さで既に1億回接種をなし遂げました。できっこないと嘲笑していたのはメディアだけです。
今や日本は世界のワクチン接種上位に入り、今累計5位くらいだったっけか。

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世界のワクチン接種状況|NHK

100人あたりでもこんなかんじ。日本はオレンジ線です。急激に延びているでしょう。

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たぶんこのペースだと、今月の末か来月には米国を抜きます。
始まりこそ製薬会社が自国に集中失出荷したために遅れましたが、7月ころからは着実に接種を増やしてきました。
それも必要充分なワクチンを確保できていたからこそできたことです。
なかなかワクチン早く寄越さないファイザーに、訪米の折に社長と直談判して1億回分吐き出させ功労者は誰でしたか。
打ち手が不足していた時に、渋る医師会の頭越しに歯科医師会などに声をかけて問題解決したのは誰でしたか。
こういうことを委細無視して、あたりまえのように「ワクチンの遅れが政権批判を招いた」なんて書く奴の神経がわからない。

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菅義偉氏が自民党総裁選で圧勝、任期は2021年9月末まで

デルタ株の感染拡大も、明らかにピークアウトして下降局面に入っています。

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ただメディアが毎日飽きもせずに流し続ける不安情報によって、政権基盤が削られたことだけは確かでしょうが。
わずか1年にも満たない期間でしたが、菅氏が成し得たことは数え上げればその多さに驚くことでしょう。
しかし、菅氏は黙して己の功績を誇らなかった。
日本が苦難に陥っている時期に政権を引き継ぎ、やるべきこと地道に成し、他人がやりたがらないことまで泥を被り続けた稀有の人でした。

彼が元々長期政権狙いではなく、リリーフのつもりだったという見立てをしているのが、高橋洋一氏です。
高橋氏はユーチューブで、菅氏「辞任」の説明をしていますが、大変に興味深い内容になっていますのでご覧下さい。
高橋洋一チャンネル youtube

メディアの記事はえてして、彼らがあらかじめ用意した絵に沿って、「与党幹部」の言っていることを切り貼りしたものにすぎません。
菅さんがいつもどおり寡黙でなにも言わないことをいいことに、勝手な憶測と嘘で塗り固めます。
それに対して、菅氏の懐刀として生身の彼をもっとも知悉していたのがい、高橋前内閣参与でした。
しかし彼もまた、政権の内幕を職業倫理としての沈黙を続け、ようやく辞任となって菅氏が何を考えていたのか語り始めています。

高橋氏は、まず菅氏が派閥をもたない政治家であることをあげています。
派閥とも言えない少数のグループを持つだけで、それも彼の面倒みのいい小父さん気質を慕ってきた者ばかりです。
ですから、そもそも自分が政権を取ろうなどとは思っていませんでした。
思っていたなら、どこかの大手派閥に入るか、自分で派閥を作るでしょう。
どこの派閥でも、彼のような野心を持たず実務家肌の政治家なら喜んで入れてもらえます。
それをあえてしなかったのは、彼が政権取りに関心がなかったからです。

彼がやむなく首相をやらされたのは、あくまでも安倍氏が倒れたためにすぎません。
望んで首相になったのではなく、官房長官として7年間支え続けた安倍氏が敷いた道を、ここで途切れさせたくはなかったからです。
たぶん安倍氏から懇願されたのかもしれません。
ですから、初めからワンポイントリリーフのつもりでした。

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スキャナー]世論、自民党総裁選に影響 : 政治 : ニュース : 読売新聞

そしてそのような彼が考えた総選挙勝利の戦略が、高橋氏によれば「できるだけ多くの候補を出して投票日まで盛り上げ続ける」ことだったようです。
17日の公示まで、テレビや新聞は自民党の候補者選びで二転三転の大スペクタクルで満杯になります。
昨日まで泡沫ですらなかった高市氏が、一気に対抗馬となるかと思えば、河野氏も負けずに出っぱなし。

石破氏などいうとっくに死んでいるゾンビまでもが色気づいて、現世に戻ろうかと迷い続ける始末です。
結局七転八倒したあげく出ないようですが、このゾンビゲルが、誰をとくっついて共闘をくむのか、そのジョカーを引くのは誰かと思っていたらなんとこれが河野氏(笑)。
うひゃー、産経は「石破派、河野氏支持の構想浮上 」なんて報じていますが、こんな太ったゾンビに憑依されたら勝てるものも勝てなくなります。
河野氏のよさは右にも左にも、オレの味方だと錯覚させるウィングの広さですが、ゾンビゲルにくっついてしまうと、メディアは大喜びでしょうが、保守系は全部去っていってしまいます。
河野馬券を少額買っている私も、これだけはヤメテくれと忠告します。

とまれ横一線なので誰も過半数は取れそうにありませんから、決選投票での2位2位連合というドンデン返しも見られるかもしれません。わくわく。
派閥領袖が岸田氏ひとりしかいないので、従来の派閥選挙にはならずに自由投票となるでしょうから、いくら安倍氏が高市推しだとしても、細田派全部が右へ習えというわけでもありません。
あくまでも安倍さんはプロデューサーの菅さんの演出趣旨を理解して、高市氏にこのスペクタクル・レースの出馬券をあげただけなのです。

同じように麻生さんも「自分の好きにしろ」と河野氏を突き放して盛り上げてみても、自分の派閥を統制しようなんてさらさら思っていません。
ほらその証拠に麻生派の重鎮甘利氏から「河野はダメだ。オレは岸田を応援する」なんて言わせて、いっそう盛り上げてくれました。
憎い演出。

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自民党総裁選が実質スタート、序盤の動きから各候補の狙いを分析

今後、各派閥の政治家たちが、勝手にオレは河野だ、オレは岸田だ、いや高市だと言い出して、もうウルトラスペクタクルを見せるはずです。
もちろん連日、ワイドショーは暗~いコロナ報道をやめてにぎやかな自民党総裁選挙一色になるはずです。
NHKなんかは絶対にテレビ討論会をやるでしょうしね。
かくして、政治家は出たがりですから我も我も声を上げ、自民党の政治家がこんなにいたんだと国民は驚くことになります。
国民にとって生きた政局そのものですから、コロナ禍で娯楽に飢えた国民にはこたえられない面白さのはずです。
派閥拘束がないのが分かってきたので、もうバトルロイヤル的展開が確定。
これがかつての三角大福(なんのこっちゃ)時代のように派閥抗争で決まっちゃうと、国民の興味は半減しますからね。

一方気の毒にも、野党は完全に蚊帳の外。
ちょっと前には枝野氏などが政権奪還なんて言っていたのが、まるでウソのようなお通夜の展開。
あれよあれよという自民の展開に、呆然とつっ立たっているだけです。
立憲が共産党と手を握ろうが、レンホーやミズホが「高市なんか女じゃな~い」なんてキイキイ叫ぼうと見向きもされません。
だってこの人ら、まともな政策論争ひとつしないで立憲・共産・社民で小さくまとまっちゃうんですから話になりません。
ガンガン議論して、お前の党が10年前やった政権の失敗の原因を言ってみろとか、なにを17年間党首選しないのはてめーだろう、とかやってこそ国民を楽しませることができるですが、まったくわかってないな。
選挙は国民の娯楽なんですよ。

株価は3万円の大台近くまで高騰しました。
だって、これで枝野首相、辻本幹事長、レンホー外相、福山財務大臣なんて政府を見ることがなくなったからです。

この盛り上がりを維持したまま総裁選→新総裁誕生→首班指名→組閣→解散というシナリオで走り続ければ、総選挙は誰が総裁になろうと自民党の圧勝で間違いありません。
そして圧勝した新政権は、国民の信任を背中に背負っていますから、シブチンの財務省も増税なんて言うことはできません。
ちなみに高市氏が増税を言っているとか、岸田氏や河野氏も増税派だとか言っていますが、今のコロナ禍時期にそんなことはとてもじゃないが言えないはずですからご安心を。

ひとつご忠告したいのですが、自分の政治的クローンを求めないで下さい。
政治家選びにはいくつか切り口があります。
大雑把には、①国家観・歴史観、②安全保障・外交政策、③経済政策、④社会政策などです。
たとえば今赤丸急上昇中の高市さんは、私からみれば①②は満点ですが、③はおいおいです。
ちなみに青山繁晴氏も高市氏の推薦人に名乗りを上げたようです。ちょっとスゴイね。
メディアがトップだという河野さんは、①が怪しいが②は大丈夫です③はダメです。まちがってもゲルを推薦人にしないように。
岸田さんは①から③まで全部ダメ。
となると全部一致の人はいなくなりますが、7割でいいことにしましょうや。
世の中そんなもんだと割り切りましょう。

とまれ自民の進撃というスゴイ脚本ですが、一体だれが考えたんでしょうか。
私は、あんがいこれは菅氏と安倍氏の共作のような気がします。

 

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コメント

こればっかりは、なんとも…。

事実かも知れませんし、御伽噺の様にも…。

分かっている事は、Yahooのアンケートですら高市早苗支持が44%でトップだって事だけです。

https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/42630/result

月刊HanadaのTwitterのアンケートでは74.6%で、流石にこれは偏っているとは思いましたが、

https://mobile.twitter.com/HANADA_asuka/status/1434747957241208833/photo/1

Yahooのアンケートでトップとなれば、ネット民意的には期待出来るかなと。

私は地方に強い石破票が河野氏に流れる事を警戒していますが、逆に国会議員票が減ると言う管理人様の指摘には、なるほどと思いました。

未だ高市氏を泡沫扱いしているメデアがどこまで無視するか、期待しても居ます。

確かに最高の娯楽で、祭りですね。

個々の政策や方針はまだ出揃っていませんので、最終的にどう固まるのかはきちんと見ていかなければいけません。
河野氏はポジションによって持論を引いてリアリストになるので現時点での評価は全くの未知数です。
高市氏も総理を本気でめざすのであれば逆風をものともせずに大手のメディア出演をねじ込むくらいの力を見せてもらわないといけませんね。

メディアのいい加減さなんて今更語るまでもありませんが、自民党幹部だの情報筋だの関係者筋などという便利な言葉でニュースソースを曖昧にして情報元を明かせと迫れば我々には守秘義務がある、とばかりに三つ葉葵の印籠を恭しく差し出して一丁上がり、なわけでこんなボロい商売はありません。

ワイドショーを見ればコロナが一段落を迎えたからか自民党総裁選一色です。確かに自民党の総裁イコール総理なわけで、注目を集めるのはある程度理解は出来ますが一政局にここまで時間を割くのかと思うほどではあります。この状況で一番歯ぎしりをしてるのは立憲民主党の幹部でしょう。管首相再選で衆議院選挙を迎えるという青写真は脆くも崩れ去りました。叩くだけ叩いて藪を突いて蛇を出した格好です。ま、自業自得ですが。

おはようございます。

管理人さんの、今日のアップ記事、最高に面白いです。

高橋さんのYouTube、私も見てました。だといいな~です。(笑)

菅さんの最後の功績って、もしかして世間の話題を枝野やレンホー、みずぽから、自民党の総裁選へと搔っ攫ったことなのでは?w

何人も候補が出ても派閥話だけじゃダーティー自民色が抜けませんから上策だと思います。
いみじくも私の好きな平将明議員(いかにも好きそうでしょ)が9/3に既にこうツイートしていました。
https://twitter.com/tairamasaaki/status/1433767719770288128?s=21
彼は党内で何の力もないとはいえこの後石破派で集まって参謀としての意見はしていたでしょう。
この世代から下の自民党議員には、派閥を越えて政策論議をできる人材が幾人もいるようで、まあそれらの当選回数を重ねさせるべく重鎮派閥が支えてきました。そろそろその世代がダッシュかけたがり始めている事を、無派閥だからこそ菅総理はよく知っている。
派閥バランスの閣僚人事に長けた安倍前総理も、そうじゃない人選がいつかできればという理想があったと想像します。
今回の総裁選がイマココのチャンスだと感じご自身が引く納得がいったのではと、高橋洋一チャンネルを観た時に私も思いました。
ただ、キーワードは安倍菅路線を逆行させない、です。
お昼前に加筆された、自分の政治的クローンを求めない、は大事ですね。
あと、政治評論家や政治部記者の見ていたような詳細な記事やコメントは生々しい程ウソ度も上がってるもんだと、新聞受けやテレビのリモコンに書いて貼っておく位に気をつけた方がいい。
会ってもいない人に何月何日こんな事を言われて彼は凍りついたとか、1から100まで全部無い話を堂々と新聞に書いて、小説ですよ、と議員側がYouTubeで言い始めた効果が、これから効いてくることを祈りつつ。

 菅さんは就任早々に解散もせず、保守派から「内助の功で乗り切れ」と言われても退けていました。諸々を考えると、初手から長期の本格政権を目指したものではなかったという説に同意できます。
今は、「自らの所掌をやり終えた」というような感じでいるのだろうと思います。

上で田中さんが挙げているYahooアンケートがすごいですね。
現在まで19万近くの投票で、高市氏が二位の河野に15ポイント以上の差をつけてトップ。45%が高市支持です。
ただ、党員票が出る構造はまた違うので、参考値にもならないのが残念ですが。

 私はどうも河野さんが苦手で、あのエキセントリックなやり方が大嫌いです。近著の「日本を前に進める」を読んでも、私が河野氏の考えについて知りたい事が書いてない。その前の「超日本宣言」での批判を踏まえて、恣意的にソフト化したような印象しか持てませんでした。

甘利氏は「心情的には」、「事情が許せば」などとと留保しつつゆる~い岸田押し。麻生さんは「高市でいいんじゃない?」としていますが、意見集約など全然なし。安倍さんも高市押しですが、これも動きは鈍いです。
こうした中、「二、三回生が帰趨を決める」などとの解説が出始めています。しかし、最後には派閥の一本化が出来ないならば所属議員その人が割を食う事になります。新首相を支える力学も弱くなる。

どうせ25~30議席は減るのだから、党はその分をサンクコストとして捉えるべきだと思います。各派、決戦投票には堅固な一体性を見せてくれるのを期待します。

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