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2021年10月26日 (火)

いまも本気で「共産主義革命」を目指す共産党と手を組んだ立憲

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立憲の枝野氏が、どこぞやで「我々は10年前を総括している。変わったんだ」なんてことを言っていました。
確かに大きく変わったことは、私も認めるにやぶさかではありません。
といっても悪いところはそのままで、共産党と手を組むという極端な左にパージョンアップをし ただけのことですが。

立憲は今回の衆院選を政権選択選挙と位置づけた上で、共産党と「野党統一」に踏み込んでしまいました。
その選挙区は全国289選挙区の75%となる217選挙区にも及びます。
つまり大分部で、立憲は共産党と手を組んだのです。
「野党共闘」という言い方をするから実態がぼけるのですが、全国で基礎票を持っているのは共産党たけです。
あくまでも立憲と共産党が組んだことが本質であっって、組織力ゼロの山本新党や社民党などはただのお飾りにすぎません。

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しんぶん赤旗

枝野さん、共産党と統一戦線を組んだことの意味がわかっていますか 。
それは上の写真のようなことを国民に見せることです。
これは10月9日に仙台青葉区で共産党候補の街宣車に乗った立憲の安住立憲国対策委員長と志位共産党委員長の姿です。
共産党はこう書いています。

「共産党幹部が他党公認や無所属の統一候補の応援に入るだけでなく、立憲民主党の枝野幸男代表も10日、小池書記局長とともに福井で日本共産党公認の山田かずお野党統一候補を応援しました。 さらに統一候補の陣営からは、一本化への共産党候補取り下げへの感謝とともに、「比例は共産党」の声が相次いでいます」(しんぶん赤旗7月1日)

かつての民主党政権は愚か極まる政権でしたが、最低限の矜持は持っていました。
共産党に候補を取り下げてくれなどとも頼まなかったし、党幹部が共産党幹部と街宣車に乗ることもありませんでした。
それなりに自力で政権を勝ち取ったのですが、今回は違います。
共産党の手を借りて政権選択選挙を戦い、勝てばとうぜん共産党の意向を組んで政権を構想するということです。

したがって、それはかつての民主党政権とは本質的にまったく別物に変身したと考えてよいのです。
つまり極端な方向に「変わった」という意味で、枝野氏のいうことはそのとおりなのです。

枝野氏は「限定的閣外協力だ」と言っています。
それは立憲がそういっているだけのことで、共産党の思惑はまったく別です。
共産党は「限定的」なことは百も承知で、それを彼らの中の大戦略の中にしっかりと位置づけています。
それが革命を二段階で構想する共産党の持つ二段階革命論です。
まずは共産党がなにを言っているのか、聞いてみましょう。

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共産党を率いて20年以上 志位氏が「続投」

たとえば10月18日に開かれた日本記者クラブ主催9党首討論会において志位和夫氏はこのように言っています。

「人類の社会は資本主義でおしまいか。いまコロナのもとで格差、環境などいろんな問題が噴出しています。
私たちたちは、その先に進むことができる。社会主義・共産主義ですが、これは決してつぶれてしまったソ連や中国のような、自由も民主主義も人権もない社会ではない。本当に人間の自由、人間の解放、そして資本主義のもとでつくられた自由と民主主義、人権の制度を花開かせる社会だと、そういう理想を掲げている党です」

ふー、なんか毒気を当てられたような気分です。
正直、ここまであけすけに自分の二段階戦略を明らかにするとは思っていませんでした。
志位氏が言っていることは、「この日本社会の先には社会主義・共産主義の社会が待っている」、つまり今回の選挙は共産主義革命への一里塚なのだ、という意味です。
社会が段階的に進化し、資本主義の後に社会主義・共産主義が来るというのは、マルクスレーニン主義のドグマにすぎません。
もっとはっきり言えば、彼らの信奉する宗教の教義であって、実際にそのような例は世界にありません。
共産国家になったのは、民主主義がかけらもなかった中国やロシアといった国ばかりでした。
志位氏が言うように中国やロシアだから人間の自由と民主主義が守られなかったのではなく、共産主義はそのような民主主義が存在しない国でしか政権をとれないのです。

この二段階革命論こそ、今回の衆院選の「野党共闘」そのものです。
共産党は「暴力革命」はやめたと言っているだけのことで、「共産主義革命」を捨ててはいないのです。
これはいいがかりではなく、共産党は日本共産党綱領に書いてあることをそのままやっているだけのことです。
https://www.jcp.or.jp/web_jcp/html/Koryo/

Shiiedano

出典不明

それを知っていて「リアルパワー」が欲しさに立憲は組んだのです。
ところで立憲が知っているのかどうか知りませんが、この野党共闘が共産党の革命戦術の一部だということは共産党の綱領に堂々と書いてあることばかりです。
共産等は自らブレないことを自慢していますが、今回の衆院選でも本質的にはなにひとつ主張を変えていません。
共産党の任務は、「革命党」として共産主義革命を遂行するのだと堂々と言っています。

●日本共産党綱領
4 民主主義革命と民主連合政府
 (一二)現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破――日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。
それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。この民主的改革を達成することは、当面する国民的な苦難を解決し、国民大多数の根本的な利益にこたえる独立・民主・平和の日本に道を開くものである。

この統一戦線方式の初めての実験台に共産党が選んだのが、今回の衆院選だというわけです。
共産党のセオリーはこうです。
初めに反自民勢力を結集した統一戦線を作って「民主主義革命」を起こして民主連合政府を樹立し、その後に社会主義政権を目指します。
そして安保を廃棄させたり、自衛隊や独占資本を解体した後に本来の「社会主義・共産主義革命」を達成します。
下の綱領5にある「生産手段の社会化」という表現は、私企業をなくしてしまうことで、そのものズバリ共産主義化を意味しています。
これも堂々と綱領に書き込んであります。

5 社会主義・共産主義の社会をめざして
 (一六)日本の社会発展の次の段階では、資本主義を乗り越え、社会主義・共産主義の社会への前進をはかる社会主義的変革が、課題となる。
 社会主義的変革の中心は、主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化である。社会化の対象となるのは生産手段だけで、生活手段については、この社会の発展のあらゆる段階を通じて、私有財産が保障される。
 生産手段の社会化は、人間による人間の搾取を廃止し、すべての人間の生活を向上させ、社会から貧困をなくすとともに、労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての構成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす。

いやソ連や中国のようにはならないなんて言っていますが、どこにそんな保証があるのですか。
ひとつの例外もなくすべての共産主義政権は民主主義を撲滅することに熱心でした。
我々はそうならない、と今は言っているだけのことで、それもまた政権奪取以前にはすべての共産党はそう言っていました。
オレだけが正しい、オレ以外が社会主義・共産主義を名乗っていても全部ニセだ、こういう傲慢な思想から、彼らは激しい内部抗争と粛清をしてきたのです。
古くはレーニン、スターリンから始まる収容所列島、そして毛沢東の文革、ポル・ポトの大虐殺、日本では大学紛争の内ゲバに至るまで、一貫して流れる思想は「オレだけが正しい」という思想でした。

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しんぶん赤旗

「日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表は30日、国会内で会談し、(1)次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する。
(2)「新政権」において、市民連合(「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」)と合意した政策を着実に推進するために協力する。その際、日本共産党は、合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする。
(3)両党で候補者を一本化した選挙区については、双方の立場や事情の違いを互いに理解・尊重しながら、小選挙区での勝利をめざす
とした3点(別項)で両党が協力することで合意しました。会談には日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の福山哲郎幹事長が同席しました」(しんぶん赤旗10月1日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-10-01/2021100101_01_0.html

またこうも述べています。

「また、日本共産党の99年の歴史でこうした合意を得て総選挙をたたかうのは初めてのことだと述べるとともに、2015年9月に国民連合政府を呼びかけて以来、市民と野党が協力して新しい政権の実現を訴えてきたが、「それに向けて大きな一歩を踏み出す合意を得られたことを、重ねて心から歓迎します」と表明しました。 さらに、この間、党として「閣内協力も閣外協力もありうる」と表明してきたと述べ、今回の「限定的な閣外からの協力」という合意に「とても満足しています」と表明」(赤旗前掲)

立憲はあくまでも選挙対策だといいたいようで「限定的協力にすぎない」と言っていますが、一方共産党は「党として閣内協力も閣外協力もありうる 」と明確に言い切っています。この違いはただの温度差で片づけられません。
共産党は「閣内協力」すること、政権参加するのが前提であって、仮に当座は閣外協力となろうともありとあらゆる圧力をかけ続けると言っているのです。
野党共闘は217選挙区に及び、全国を覆い尽くしました。
これだけのことを共産党はしてみせたわけで、この「功労者」に向かって選挙までの「限定的共闘」でしたと言える道理がないじゃありませんか

「政権選択選挙とされる衆院選で初めて「野党共闘」が成し遂げられた。野党第1党の立憲民主党を中心に、全国289選挙区の75%となる217選挙区で候補者が一本化された。与野党による事実上の一騎打ちは約140選挙区とされ、激しい選挙戦が繰り広げられそうだ。(略)
この結果、宮城、秋田、山形、福島、群馬、福井、長野、和歌山、鳥取、山口、香川、高知、佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の18県では、全選挙区で野党候補が一本化されたことになる」(朝日10月20日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/967af6a6edadfd4e520dc00c8ae94d62c484e73c

選挙予測にはバラつきがありますが、おおむね自民がきわめて厳しい戦いを強いられていると見ています。
もっとも大敗を予想しているのはflashですが、自民は70議席近くを落とし、自公合わせても243議席で単独過半数を大きく割り込みます。
立憲+共産連合は50議席以上を獲得するとしています。
どの調査でも議席を大きく伸ばすことが予想されている維新の最大20議席が政権に加わっても263議席です。

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おおむね自公が273の単独過半数を割り込むという予測では一致しています。
自民健闘の予測も少数ですが、あることはあります。
といっても自民が30議席近く落とすという予想です。

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いずれにしても、自民はそうとうに厳しい選挙結果となりそうな気配で、維新の閣外協力が視野に入ってくるでしょう。
このような結果をもたらしたのは、立憲が共産党と手を組んだからであって、このことは立憲がいかなる政策をとろうとも共産党から自由ではなくなったことを意味します。
 
甘利幹事長がこう言ったことはまことにそのとおりです。

「われわれの自由民主主義の思想で運営される政権と、共産主義が初めて入ってくる政権とどちらを選ぶのかという政権選択だ」
「勝った方は首相をとる。(立民が中心の政権には)日本史上、初めて共産主義の思想が入ってくる」

いや甘利さん、日本史上どころか、共産党と手を組んだ自由主義国の野党など皆無ではありませんか。
立憲と共産党は政策協定をしていると言っていますが、国の基本である安全保障-外交において共産党はなんと言っているのかといえば、安保廃棄、自衛隊違憲の立場を少しも変えていません。 

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衆院選政策を問う】②安保 敵基地攻撃能力で溝 - 産経

 共産党は安保を廃棄して「日米友好条約」にするというのが公約です。
共産党の笠井亮・衆議院議員は、こう述べています。
※毎日新聞プレミアム 笠井亮 『安保は対米従属の根源 廃棄で「本当の独立国」に』
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200114/pol/00m/010/011000c

「諸悪の従属の根源である日米安保をいつまで続けるのか、正面から問われる時期になってきているのではないか。
 国民の多数の合意によって安保条約を廃棄し、独立・平和・中立の日本を作る。米国とは対等平等の立場に基づく日米友好条約を結ぶ。
そうすることで米国の引き起こす戦争の根拠地から抜け出し、米軍基地の重圧から解放され、経済主権を取り戻し、本当の独立国といえる日本になることができる」(笠井前掲)

この安保廃棄論も、共産党のオーソドックスな二段階革命論からきています。
まず対米従属を止める民族独立革命を勝ち取り、その後に本格的共産主義革命をするという路線です。
おそらくこれをほんとうにやったら、日本は世界から完全に孤立し、かつての大戦の前夜に酷似した状況に投げ出されることでしょう。

政党が政権選択選挙に臨む場合、最低限の原則があります。
それが安全保障-外交政策の一致です。
自分は安保を粉砕する気だという共産党と組んで政権選択選挙をする、非常識以前のことではないでしょうか。


こういうアナクロの極みの共産主義戦略を共産党がいまだに捨てておらず、野党第1党の立憲が取り込んでしまったことが分かっただけ、大変に野党共闘は有意義でした。

 

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コメント

バブル期の経済学の結構有名な先生(バリバリの自由主義者だけど、当時の中国にはしょっちゅう視察に行ってた)の講義を受けたことがありますけど···経済学の基本的流れとして···自由主義は既に爛熟期で、次にやってくるのが社会主義·共産主義だというのが東側の考えです。
と、教えられました。先生は完全に否定しておられましたが。。ベルリンの壁崩壊直前のことです。
間もなくソ連が崩壊して東欧全体に革命が起きたわけですけど···日本共産党は全くドクトリンが変わっていません。もう伝統芸能です。化石ですよ。
それでも一定の支持層がいるからと、数合わせのためだけに野合する立民。あー、ありえねー。
悪夢の民主党政権時代に菅直人の官房長官やってたんだよなあ。原発事故の時は「菅は起きろ!枝野は少し寝ろ!」なんて、むしろ同情的な見方もされてましたけど。長老達が去ったら我が物顔で左翼の素を丸出しにしてきましたけど···まさかあの共産党と組むとは。
エネルギー政策だけでも「日本を滅ぼす気満々なのか?」ですよ。リアルな現実を見ないで夢ばかりです。社民党なんてもはやあるのかどうか分からない政党もですけど、即座に原発廃止して自然エネルギーに移行して2050年頃までにはカーボンニュートラル···という大概が似た主張ばかり。
じゃあ来年から30年ほどは電気無くすのかよ!と。誰にでも分かる突っ込みも入れたくなります。

<日本共産党は、国民多数の合意で、対米従属の根本にある日米安保条約を廃棄し、その代わりに対等・平等の立場で日米友好条約を締結し、本当の独立国といえる日本をつくることを、日本改革の根本にすえている政党です。>
日本共産党のホームページから引用

相応の軍事力を持たずにどうして大国と「対等」「平等」の立場を担保できるのか全く理解できません。この党は自衛隊自体認めていないわけで、国を潰しにかかっているとしか思えないんですが。
一方立憲民主党の政策には日米同盟を基軸とし云々と書かれてあります。いくら閣外協力にとどめると言っても、これほど根本的に違いがある組織と連むということは「軒を貸して母屋を取られる」ことになりかねず、以前も書いたように悪魔に魂を売る所業としか言い様がありません。

しかし現在の情勢では比例で立民支持が10%を超えるそうです。正直、日本人大丈夫か、と言いたくなります。

言い方が適切ではないと思いますが、脳内お花畑の日本人が多すぎです。平和ボケ、自分は大丈夫だろうという、根拠のない自信に満ち溢れた日本人多すぎです。てか、現実としての危機感がないのでしょうね。そこが一番かと自分は思います。

連合メンバーが立憲民主党と距離を置くの、当然of当然ですね。
枝野さんが何か言えば言うほど逆効果になるのはマスメディアの中の人もよく分かっているのに、持ち上げなきゃならないのは大変そうです。
そんな枝野さんでも一緒に写真に撮られることだけは避けるのが志位さん。
その志位さん、明日は沖縄らしいです。
今見ている新聞広告によると、那覇での街頭演説で、上から順に、城間幹子那覇市長、玉城デニー知事、志位和夫委員長の名が大きく書かれていて、横っちょに小さな文字で「立憲民主党、社民党、社大党、新しい風・にぬふぁぶしの議員も訴えます」とあります。
みんな楽しく志位さんとフレームに収まるのかしら。それとも。
時に。
もしあれで政権を取ったならば、
・消費税を5%に減税する
・最低賃金1,500円を実現する
・日米安全保障条約を廃棄する
・安全保障法制を廃止する
・南西諸島の自衛隊機能強化を許さな
 い
どれから先に手を付けて、どんな順番と方法で実現するプランなんですかねぇ。
「本当の自由と解放と人権制度を花開かせる社会」とは具体的にどのような社会だと考えていて、「その理想を掲げている」だけなのか、「その実現の法則、レシピがわかっている」のか、どちらなんですかねぇ。
仮に後者なら、「ギャンブルで幸せになる方程式を知っている」というのと同じ類の話だと思いますけれどねぇ。

 もし仮にですよ、立憲民主党政府が実現したような場合には、枝野や安住などの主要な面々が、今度は確実に共産党によってパージ(粛清)される羽目になりますね。

原口一博は「中国は一党独裁でなく、民主主義国家」と言いましたが、立憲の連中はこのようなアホウな連中ばかりですから、分断を仕掛けるには最高に御しやすい相手です。
立憲など幼児性の集合体にすぎぬのであって、強固な運命論的決定主義者の共産党に勝てる相手ではありません。

記事中の志位氏の発言もそうですが、吉良よし子は、「自由と民主主義を何よりも大切にするのが共産主義の社会」などと真逆の馬鹿げた妄言を言っていすが、こういうウソ八百の主張が大手を振って言われるような現代的変化は問題です。

「努力しているつもりなんだが」と上手く行かず、生活はいつまでたっても苦しいまま。こうした憤懣が溜まってくると自分の側の仕方の工夫ではなく、「社会のせい」だとか、「一党支配の政治システムのゆえ」と安直な解答に依拠した逃避思考におちいります。
そうした一種の「劣情」の持ち主が、立憲や共産党への新しい支持者の正体です。

打ち続くコロナ禍でこれからの先に来る明るさが見えなくなった人たち、他力本願で自助の意欲を喪失した少なくない人たちが、現実に非常に多い事が心配です。
願わくばこの肝心な場面で、間違った選択だけはしてくれるなよと思います。


管理人様
なんとも不気味な状況になってきました。このサイトに集う、恐らくは同じ思想的傾向をもった人々の認識共有のため、以下雑駁な長文となりますが、なにとぞお許しください。

暴力革命を捨て、議会での政権参画を目指すといっても怪しいものです。なにより過去を消すことはできません。

まず、共産主義、マルクス・レーニン主義の理論的必然として次の二点に帰着します。一つは、暴力・殺戮・粛清です。二つ目は、支配が確立すれば、独裁者とごくごく少数の支配階層による人権無視の全体主義的支配と失政、全ての人民の困窮化です。

これらにより、億人単位の命が奪われました。

日本においては、これから支配(!?)をめざすのでしょうが、これまで日本共産党及びそこからのスピンオフ勢力により、戦前・戦後に幾多のテロ事件が発生し、多くの命が奪われたことを忘れるべきではありません。

そもそも志位氏の二代前のトップである宮本氏は、スパイ査問で仲間を拷問死させた殺人者です。歴史に残るようなテロ事件の多くは共産党に出自をもつ日本人の団体によるものであり、オウムの一件は数少ない例外ですが、上九一色村のサティアンこそが、「この世に実現した純粋共産社会」ともいえますので、やはり共産主義的思想傾向の集団の仕業としてもよいでしょう。

なぜ前述の二点に帰着するのか。これは理論的に語ることが出来ます。まずもって、共産主義、マルクス・レーニン主義の理論が根本的に間違っています。資本主義が発達の極に達して矛盾を露呈し、二段階革命から社会主義、共産主義に「必然的」に移行するのであれば、積極的に活動せずとも、自ずから目的は達成できるはず。

しかし、歴史的には、最初の革命はロシア、二番目はモンゴルで起こりました。この時点で理論は現実により否定されています(一方で暴力・殺戮・粛清は、しっかりなされています)。モンゴルが資本主義発達の極に達していたとは、どうしても思えません。40年以上前に中学一年の世界地理でこれを教わったときに「社会主義も共産主義嘘っぱちじゃん」と確信しました。

かように根本が間違っておりますので、目的達成に関しての方策は、確たるクリアなものが生みだせず、種々雑多なものであふれかえります。そして、それぞれを担ぐ人々によりセクトが発生します。

この手の思想・運動に加わる人間は、我が強く独善的で、異論を認めない独裁者気質の者が多く、そのなかでも急進的な人間が、各セクトの長になります。ちなみにご本尊のマルクスこそが、この手の人間のサンプルのような男で、その異論を認めない独裁者気質には、かのエンゲルスも度々辟易としていたようです。

このように、独裁者気質のトップをいただくセクトが乱立すると、当然のごとく「宗派争い」となります。そもそも共産主義者は、現状破壊願望が強いうえ、共産主義の本義である暴力革命を目指すので、暴力・殺人に対する心理的ハードルが低く、モラルも「ブルジョワの支配装置」と思っているので、これを守らずとも良心の呵責も感じません。共産主義は目的のためには手段を選びませんので、殺人の嵐に必然的に帰着するのです。

こうして殺戮によるセクト間争いが終わり、首尾よく勝ち残ったセクトが権力機構を奪取すると、今度はその中での主導権争いから内ゲバ・粛清となります。最終的に独裁者とそのとりまきにより支配が確立されます。しかし、その連中も、まともな政権運営などしたことがない、破壊のみを目的とする集団なので、政治・経済・農業を全く理解しないがゆえに失政の連続となり、理想の世界が招来されないのは人民のせいであると、論理のすり替えがなされ、一層の人権無視・全体主義的支配が進行するのです。

このように、暴力と失政に満ちた全体主義的支配に帰着するのが共産主義、マルクス・レーニン主義の「理論的必然」です。

マルクス主義の最大の欠点は、ルサンチマンを梃子にして現状の政権を転覆させようとするにもかかわらず、政権奪取後の体制につき、人間の業を全く考えていないことです。人間の業の最も危険で醜悪な部分を全面開放するのが、共産主義、マルクス・レーニン主義です。

マルクス主義において、上部構造・下部構造の「理論」がありますが、これも間違いです。日本を例にとれば、江戸時代は、武家の支配でありましたが、経済的には一貫して困窮化していました(武士は食わねど高楊枝)。一方で商人・農民・職人層は生産力向上と勤勉革命によるモラル向上で一貫して富裕化していました。文化的イデオロギーは皇室・朝廷が担っていました。

つまり、マルクスの言う下部構造(経済体制)により上部構造(文化・イデオロギー・統治体制)が規定されてなどおらず、経済的には商人や豪農が仕切っており、権力機構は武家のものでしたが、文化・有職故実面は皇室・朝廷が担っており、上部・下部構造関係なく「三すくみ」的体制が確立し、独り勝ちを生まない社会体制になっていました。武家はノブレスオブリージュを旨とし、仁政を敷くことを肝に銘じており、商人・豪農は「公のこと、政と武は、お上・おさむらいのなさること」として政権奪取など全く考えていませんでした(このような町人気質は戦後日本にも顕著です)。皇室・朝廷は、政治的・経済的地位はないものの、権威・文化の担い手として尊敬を集めていました。

このような社会で、果たして第一段階の市民革命など望まれ、起こるのでしょうか?江戸時代は、封建反動的支配だったなどというのは、とんでもない誤解で、階級闘争がどこでも起きるなどというのも幻想でありましょう。

また、マルクスはことさらに階級闘争に拘りましたが、それは、西欧諸国内での話です。近代はむしろ人種闘争が主であり、植民地支配からの解放が本当の革命だとみるべきでしょう(ちなみにマルクスは、イギリスのインド植民地支配を、インドに文明をもたらすとして肯定的だったようです)。

その意味で、二十世紀最大の革命は、「赤色」ではなく「黄色・日の丸」革命だというべきです。日本という有色人種の国家が、たまたま西欧と文明的に類似であったため、西欧型近代化を実現し、帝国主義国となったことで植民地支配を受けずに済み、最後の帝国主義的戦争に敗れはしたものの、それがきっかけで有色人種が解放されることとなりました。いい加減、マルクス史観・赤旗的歴史からも脱却すべきです。

マルクスの思想は、ヘーゲルの弁証法を批判的に接収発展させたものだと言われ、ヘーゲルを逆立ちさせたものだとも称されます。ヘーゲルの弁証法自体が、厳密には詭弁ですので、それを転倒させたマルクスの唯物論は、詭弁の中の詭弁だと思います。

経済に関する「理論」も不備だらけであり、昨今格差の拡大について、マルクスを持ち出す動きがありますが、これも徹底的に否定すべきです。現状に関して批判されるべきは、新自由主義的な現在の主流派経済学及びその信者であり、ケインズ経済学的見地や制度学派的見地などから批判すべきであり、マルクスを持ち出して批判しようなどということは認めてはなりません。

なお、共産主義は、宗教とも定義できます。ここに、宗教の定義とは、「不条理に折り合いをつけるためのシステム。但し、そのシステムを運営するのは、その時代時代、その土地土地の生身の人間である。」というものです。

一神教であれば、不条理に折り合いをつけるために唯一絶対神を掲げ、東洋的な仏教などなら「無」を掲げるでしょう。はじめは、多くの人を救済するものであったのが、教義解釈による上層部の覇権争いや、宗派闘争、司祭層の特権化など、生身の人間が運営するが故の、人の業に堕する面が不可避なのは、古今東西例外はありません。

これら宗教と同様に共産主義は、不条理に折り合いをつけるために共産社会を掲げます。このように共産主義は、自らが共産社会を唯一絶対神として掲げる一神教であるために、ほかの宗教を認めないのです。そして共産党の長がしだいに神格化され、党幹部が司祭として権力をにぎります。共産主義が宗教として異常なのは、関わったほとんどすべての人を不幸にし、多くを死に至らしめたことです。共産主義は史上最悪のカルトでしょう。

麻原彰晃を神格的絶対者とし、信者上層部が省部の長となって信者を統治し、アウタルキー経済下での万民貧困化と監視社会を成立させたオウム真理教もまた、共産主義体制に極めて近い宗教団体でした。冒頭にも述べた通り、○○サティアンは、この世に実現した純粋・完全な共産社会と言えると思います。

西欧社会は、キリスト教文化圏ゆえカルト一神教たる共産主義を、本能的に忌避しました。一方の日本は、一神教でなく、天皇皇室と時の執政者による権威と権力の併存する社会であり、それゆえ独裁者もでませんでした。よって、共産主義の独裁者によるカルト性を理解せず、その危うさに心底気づくことがありませんでした。それでも皇室あるがゆえに独裁者を生まず、また辛うじて共産主義にも絡めとられなかった日本。が、その皇室の存続が眞子内親王殿下とKKの件で揺らぎつつあります。ここ数日の出来事、この符合は、たんなる偶然なのでしょうか、なんたる偶然なのでしょうか、それとも歴史的出来事だったと後世言われることになるのでしょうか。

ちなみにドイツは、憲法裁判所が共産党を自由主義・民主主義に根本的に反するとして、ナチス同様に、非合法化しました。日頃馬鹿の一つ覚えで「ドイツを見習え」と喚く人々は、この共産党非合法化こそを見習うべきでしょう。返す返すも再軍備と共産党非合法化を日和った吉田茂の罪は重いと思います。

なお、共産主義の、目的のためには手段を選ばない、平気で嘘をつくという気質は、シナ朝鮮文明文化圏と親和性が高いものです。その証拠にかの文明文化圏三か国のうち、二か国が共産主義、残りはその属国です。日本や西欧とは全く別のかの文明文化圏に親和性が高いものですので、日本並びに西欧は、絶対に共産主義を認めるべきではありません。これは思想信条の自由や、結社の自由には該当せず、公共の福祉に反するものであり、日本国そのものである皇室・天皇の廃絶を目論んでいる以上、日本そのものを否定する敵対・反社会集団であるとして、周知徹底すべきです。

さもなくば、夫婦別姓、LGBT、アイヌ・沖縄独立などを隠れ蓑にして、日本国の歴史・文化の解体と、日本国民の分断と相互憎悪を煽り続けることを許すことなります。特に、夫婦別姓については、日本人の社会倫理観の要であったイエの完全否定につながります。イエというフィクションのものに忠誠を誓い、世間という外界の批判により自己の存在・役割を理論づけ、客観視できる社会倫理を確立したがために、血縁絶対・身内絶対で対等な他者を認めないシナ朝鮮とは異なり、日本は西欧同様に、約束・対話・協議・契約・信任信用・市場という近代社会に必要な要素を扱うことができ、有色人種で唯一西欧型近代化を実現しました。それが結果的に有色人種の解放につながりました。その根幹に「イエ=夫婦は同姓」があるのです。

夫婦同姓を維持すべきなのは、手続きの煩雑さ云々、女性の立場云々ではなく、日本人の社会倫理観の根幹であり、有色人種を救うことにもなった価値観なのです。たかが一回戦争に負けたくらいで、社会倫理観の根幹を否定したのは、なんとも情けない限りですが、それでも日本共産党をはじめとする反日勢力の言い分を聞いてはなりません。

イエに関して補足すれば、極端な家父長制を取り上げてイエを否定し、夫婦別姓化持ち上げるを論調が多いですが、これは、明治民法制定時に欧州大陸的な要素を採り入れたからだと思われます。元来日本においては、家父長の権限は強くなく、また、長男・長子相続も絶対ではありませんでした。でくの坊の長男ならば、次男三男、また娘に養子をとってイエを維持しようとしました。このようにして、イエという純粋血縁血統組織ではないものを守ろうとしていたのです。

極度の家父長制をもって、イエ並びに夫婦同姓を否定しようとするのは、反日左翼お得意の「すりかえ」であり、しっかり反論すべきです。

最後に、下名が学生時代は、まだ大学にはマルクス主義の講義がかなりの数あり、その中で、この地上の二大悪として、「日本の国家独占資本主義とアメリカ帝国主義」が決まり文句のように語られていました。今、中共が、その両方を兼ねた存在として幅を利かせています。そこと軍事的には対立せずに、対話により各種事案の解決を図れという日本共産党の言いぐさは、なんともなぁと思います。

ちなみに日本共産党と称していますが、「日本」という単語、国号は、万世一系の皇統の正統性により担保されているものです。「天皇制をぶっつぶせ!」という党是をもっている集団の名称が、その天皇により担保されている「日本」共産党。この矛盾が気にならないのでしょうか。彼らの知性のレベルのほどが分かります。

このような輩が大手を振って反日活動を政権に入ってやろうとしているのです。一刻も早く、彼らが増長するのを阻止すべきです。

本当に長々とすみません。しかし、この状況に鑑み、共産主義者の本音・本質、その主張は、徹底的に論駁すべきと思い、申し上げました。

ぼびーさん。管理人として。今回は承認しましたが、投稿はほどほどの長さでお願いします。

立憲が共産党と事実上一体化した政党として議席を増やしていけば、立憲さんも公安調査庁さんの視察団体になるんでしょうかね?

まあ、枝野さんご自身も元々は反代々木系共産主義者らしいし、似たような輩はたくさんいるでしょう。公安調査庁さんもいそがしくなりますな。

管理人様、お目こぼしいただき、本当に申し訳ありません。ついつい感情的になりました。以後気を付けます。

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