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2021年11月20日 (土)

まだ言っているのか、沈むツバル

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連日グラフ漬けですいませんでした。
気象変動はグラフなしでは説明できないもので。
とりあえず今日が最後になります。

私が言いたいことを一言で要約すれば、まだよく分かっていないことに勝手に結論をつけ、あまつさえ世界全体がひとつの方向に走り出すな、ということです。
地球気候システムはほとんど未知の分野であり、研究途上だということは科学者自身が認めていることです。
来週の天気予報もはずすのに、どうして100年後の地球の気候を予測できるのでしょうか。
雲の動きのメカニズムさえ解明しきれていない人類に、そんな能力はありません。

したがってすべて仮説です。それもなんどとなく言ってきたように、仮説には多数あります。
にもかかわらず、なぜかもっとも人類の生活に打撃を与えるCO2人為説という説だけを意図的に取り出して普遍的正義として、世界で脱炭素に走りました。
人類のもっとも古いエネルギー源の一つである石炭を全廃しようというのですから、行き過ぎも度いいところです。
国によって半分以上のエネルギー源を石炭に依存しているというのに、それを取り上げてしまうことがいかに恐ろしいことなのか。

ところで、かつて気象変動の証拠として取り上げられた現象の大部分は、その後の調査で否定されています。
結局、検証に耐えないプロパガンダだったの
です。
そのひとつにツバルがあります。
今回のCOP26でも、温暖化の被害者として登場したのが、またもやこのツバルでした。

石炭や石油などの化石燃料からの脱却が主要議題となる中、産油国のサウジやロシア、石炭産出国オーストラリアなども「針のむしろ」状態だった。国際環境NGO「CAN」は温暖化対策に後ろ向きな国に贈る「化石賞」をCOP26期間中に6回も受賞した豪州を「化石大賞」に選出した。
 水没の危機にある太平洋の島国ツバルのパエニウ財務相は、「ツバルは文字通り沈んでいる。行動が今すぐに必要だ」と涙ながらに各国代表団に訴えた。しかし、温暖化の影響を直接受ける国々の切実な呼び掛けも、こうした主要排出国の行動を大きく変化させるには至らなかった」(時事11月14日)

ツバル外相はひざまで海に漬かって演説をしました。

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「南太平洋の島国ツバルの外務大臣が、膝まで海に浸かりながらスピーチし、気候変動の緊急性を訴えた。
このスピーチは、イギリス・グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)のために、首都フナフティのフォンガファレ島で撮影された。
海抜が低いツバルは、地球温暖化の影響を最も大きく受けている国の一つで、海面上昇による水没の危機にさらされている。
この状況を伝えるために、スーツとネクタイ姿のサイモン・コフェ外相は、ズボンの裾を膝丈までまくり上げた状態で海の中の演台に立ち、各国のリーダーたちに語りかけた」(2021年11月9日ハフィントンポスト 上写真も同じ)
https://news.goo.ne.jp/article/huffingtonpost/world/huffingtonpost-6189c8c2e4b06de3eb79909b.html

さて地球温暖化説を唱えるIPCCは、北極やヒマラヤの氷河が溶けているだけではパンチに欠けると思ったのか、既に海水面上昇で南太平洋の島々が沈下して住めなくなっている、難民が沢山でるぞと叫びました。
この話は、やがてオランダは水没,東京も半分水没、バングラディシュ水没と、どんどんと尾ひれがついて膨らんでいきます。
その最初の人間の住む地域の水没の例としてIPCCが訴えたのが、「沈み行くツバル」でした。

いつの間にかツバルは、地球温暖化の悲劇のシンボルになっていたわけです。今でも環境省のHPには大きくツバルが乗っています。(※欄外に転載しました)
ほんとうに温暖化による海水面上昇によってツバルは沈んでいるのでしょうか?

結論から言いましょう。していません。上がったのは海面ではなく、逆にツバルのほうが珊瑚礁の圧壊で沈んだのです。

Photo

South Pacific Sea Level and Climate Monitoring Project

まずは上図オーストラリア政府のSPSLCMP(南太平洋海面・気候モニタリングプロジェクト)のデーターをご覧頂きたいのですが、ツバルでは1mどころかわずか75㎜の海水面上昇しか計測されていません。
この記録は、ツバル近海のフナフチ環礁で1993年5月から2006年5月までの13年間の記録の累積の総計です。
つまり表の右から2番目のトレンド(傾向)の毎年の観測数値を13年間分足してみると75㎜となったというわけです。

1年間に75㎜だとすると、確かに危険な数字ですが、あくまでも13年間の総計です。1年にすると1㎝にも満たないわけです。
ですから、このデーターの見出しの書き方は、やや誤った印象を私たちに与えてしまいますので、ご注意のほどを。くどいですが13年間のトータルの数字です。

もうひとつグラフを出しましょう。下図はオーストラリア気象庁の公表データかあります。これは1993年からツバルの首都フナフチを測ってきた16年間のデータです。

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どう見ても横ばいです。これを見てどうしてツバル周辺海域で海水面上昇が発生したといえるのでしょうか。 

3枚目にハワイ大学の観測記録を載せておきましょう。下図は1977年から99年までの23年間の計測データですが、上昇は0.9㎜で1㎝にも満たない数値です。 
科学の世界では、複数の公的機関が10年以上の長期で継続して計測したデータが、一致して同じ結論を出した場合にはそれを有意として扱います。

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英文でTuvaluと検索するといくつかの英文の論文にヒットしますが、その中でサリー・バリューナス博士の「ツバルは沈んでいるのか?」という論文をご紹介します。 
この論文はふたつに分けられ、前半でツバルの海水面のデーターを見ています。そして後半はその原因を考えています。
博士は、ポセイドン観測衛星の記録から海水面は約10㎝落ちていると報告しています。
 

また1978年以来の潮位記録から、1997年~98年のエルニーニョ(4年に一回発生します)には約30㎝も潮位が落ちているそうです。 
このようにエルニーニョは、太平洋を取りまく島々の海流や気圧に大きな影響を与えている最大のものです。  
博士は、オーストラリアの潮位観測の責任者であるウオルフガンシェーファーさんの意見も取り上げています。
この中でシェファーさんは「海水面の上昇があるという観測データーはどこにもない」と断言しています。
どう考えても、13年間で最大58㎜、最小で0.9㎜ていどの海面上昇でひとつの島の沈下が引き起こされると 考えるほう無茶ではないでしょうか。 

さて、この1㎝にも満たない海面上昇で、いかに海抜1mのツバルといえど果たして海に沈むでしょうか?
考えるまでもなく、そのようなことはありえません。
ツバル沈降の主要な原因は隆起珊瑚礁の浸食なのです。
沖縄の八重山に行くと、同じ隆起珊瑚礁ですから、少しずつ削られていくのが目でみえる地点がいくつかあります。
これは別に隆起珊瑚礁のみならず、海岸淵の岩場に行ってみれば同じような浸食が見られます。
世界で年間70㎜ていどの浸食を受ける島などザラですから、このていどの島の沈下で沈むツバルのほうが特殊なのです。

ツバル沈降の原因について、大阪学院大学教授で、太平洋諸島地域研究所理事の小林泉先生は以下のように指摘しています。
このミクロネシアを知悉した小林先氏の意見は、私にもしごく妥当に思われます。

①日本より稠密な人口密度が、狭いツバルの、しかももろい隆起珊瑚礁を圧壊している。
②アメリカ型の生活スタイルの定着によりペットボトルなどのゴミの散乱など島の環境破壊が進んでいる。
③滑走路の水没は、かつての米軍のいいかげんな工事のためである。

また、この調査をした南太平洋海面・気候モニタリングプロジェクトのプロジェクト・マネージャーのフィリップ・ハル氏は、このような海水面上昇は10年ではまだ短く、20年以上といった長期の観測が必要であると語っています。
原因として、エルニーニョなどの異常気象を挙げています。

2002年のオーストラリア政府の発表によると、1978年~2001年の期間に、ハワイ大学とAustralian National Tidal Facility (NTF)の共同研究では、データーの欠損を認めつつ、ツバルの首都フナフチ環礁での海面上昇は約1㎜程度であり、危惧する必要はないという意見を出しています。

沈下面積が増えるツバルの皆さんには大変に言いづらいことですが、公平に見て、島民の苦難とは別に、その原因は地球温暖化にはないと思わざるを得ません。
こんなばかなことが起きたのでしょうか。それについて海水面研究の世界的権威であるストックホルム大学メルネル教授はこう言っています。

「第3次、第4次IPCC報告書には海水面上昇の専門家がひとりもいなかった。報告書を書いたのは、現地の観測者ではなく、ただのコンピュータ計算屋があらかじめ決まった南太平洋諸島水没モデルにあわせてモデルを作っただけだ」

なんのことはない、IPCCがもったいぶって出した報告書で、ツバル現地で計測していた人間はおろか、海水面の研究者すらいなかったのです。
まったくひどい話です。このような現場で長年観測をしてきた科学者の知見を無視して、コンピュータのモデル計算だけで済ますという悪しき体質がIPCCの気象屋にはあるようです。
そのために、局地観測者や海洋観測者の中はIPCCに強い不信感を持っている人が多いようです。

たとえば、オーロラ観測の第一人者であるアラスカ大学赤祖父俊一教授、海水面研究の第一人者ストックホルム大学メルネル教授は共に、地球温暖化説の強い批判者です。
IPCCはほんとうにツバルで観測したのではなく、世界の海水面上昇平均0.17mをツバルの標高から引いて騒いできたようです。

IPCCの初めに結論ありきのプロパガンダに使われたのが、ツバル水没なのです。

 

 

 

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コメント

環礁は隆起珊瑚礁の最終形態なので、いずれ侵食で沈みます。ツバル国民にはもちろん同情しますが···データ見るとホント思ったより全然沈んで無いし海水面も上がってないですね。

IPCCは信用ならん!

最近NHKでツバルのように海水面上昇(地盤沈下?)に苦しんでいる例としてモルディブが挙げられていてそこでは対策としてフロート・シティなる浮島を建設してその上に都市を築く構想と着工中の様子が紹介されていました。
このモルディブもツバルと同じように土地が沈んでいるのでしょうかね

あえて悪く言います。

島に産業のないツバル、ナウルで出稼ぎ労働していた人々が職を失いごっそりと帰国。
人口の増えていた狭い島に新たな住宅を建てる場所はもはやないので不適切な土地だが海岸線にまで建てる。
道路や建物の建設に海岸の砂を使い砂浜が消える、政府が砂の使用を止めるように言っても無視。
島から生活排水が海へ流れ込む、ごみも処理せず野積みのため海に流出する。
砂浜を形成していた有孔虫は水質汚染によって居なくなる。砂浜は再生されない。
砂浜がないため海岸線が直接海の波に侵食される、不適切な土地の住宅は被害を受けやすい。自業自得感は否めません。

困ったツバルの指導者は考えました。

地球温暖化のため海水面が上昇し我が島は水没の危機に瀕している!
と世界に向け太平洋の中心で叫ぶ、マスコミや環境保護団体はここぞとばかりに協力する。
結果、世界中から様々な経済支援を受ける、叫ぶほどに貰えるのだ、マスコミは協力を惜しまない。
そして生活用品などは輸入に頼り、ごみが増えまた環境破壊が進むといったところでしょうかね。
水没する前に環境汚染で人が住めない島になる懸念の方が強いわ。
CO2の排出抑制を求める一方で全長15キロほどの道路をたくさんのオートバイが走り回り、火力発電で電気をつくるとは矛盾している。まあ水力なんか無理だけどね。
支援によりソーラー発電も始めたようだが、当然ベース電源になりませんよね。

環礁の成長により国土全体的には増えているという話もあります。これは太平洋の島々で起きている現象で侵食により減る面積よりも増える面積の方が多いとか。

今日の記事を読んで、この外相の格好やコメントも物乞いのパフォーマンスにしか見えず、ツバルという国が好きになれませんや。

 茅根 創 東京大学理学系研究科・教授が平成30年6月23日「温暖化で沈む環礁国のディレンマ」という講演を安田講堂で行ったとき、
 ツバルの首都の人口が急増して、もともと海水が沸き上がってくるような沼地まで居住域が拡大したこと、下水がなんちゃって下水で処理しないまま排水していることなどを挙げ、沈下の原因の報告をしましたが、
「理学的にはそうだが、工学的には問題の存在あれば対策せざるを得ない」と報告書をかきなおされたと言ってました。
 都合悪かったら書き直すのでは、エビデンスは望外ですね。

今週の記事を読みながら日本の推進派の取り組みがどうなっているか知りたくて色々見ていました。グレタイメージが強すぎてもう少し冷静な人達はいないのかなと思って。
https://youtube.com/user/nieschannel

この国立環境研究所によれば、カーボンニュートラル実現を当然の未来としてとらえ、燃料や発電だけでなく個々の暮らしにまで踏み込む具体的な提案が善きこととして連ねられています。
将来的には家ではシャワーだけで過ごして湯船は家に作らずお風呂につかりたくなったら大浴場へとか、一概には言えないけどこの計算データでは外食が最もCO2出す(でも家庭ゴミはフードロスの50%とも言う)とか野菜と穀物主体の採食をビーガンと混同していたり、ツッコミどころが満載の動画達ですが、
排出グラフが凹んだ地点を指して「要因としては原発の再稼働」と述べた場面だけは、爪のかけらほどの正直さを見ました。
ただし。何本見ても再エネ大絶賛。メガソーラーの環境破壊や設置場所については改善すべきとまでは一応言いますが、ベース電源について呆れるほど一切語らないですね。
若者に向かっては世界の若者が怒ってるのを見習えとばかりに煽っていました。
どっかの知らない偉い大人たちのせいで自分の国が沈没する、誰かの国が海に沈むって聞いてどう思う?ってねえ…。ええ、ツバル水没が現役ですよ国立環境研究所。

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