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2021年11月29日 (月)

南アフリカで新型コロナウイルス変異株が出現

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コロナに新たな株が出ました。
南アフリカで発見され、またたくまに空路でオランダに運ばれ、27日には、英国、ドイツ、イタリアの保健当局が南ア渡航者が「オミクロン株」に感染していることがわかったと発表しました。
すでにこれまでに南アフリカ、ボツワナ、香港、ベルギー、イスラエルでも見つかっています。

これに対応して、米国、EU、カナダ、英国、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ブラジルなども、南アと周辺国対象の渡航制限を表明しています。
日本も松野官房長官が、南アフリカやその周辺のボツワナなど合わせて6か国を対象に、27日午前0時から水際対策を強化することを発表しました。

やや長いですが、読売の記事にこれまでの経緯がまとまっていますので、アップしておきます。
ご承知の方は、読み飛ばされても結構です。

「【ジュネーブ=森井雄一、ヨハネスブルク=深沢亮爾】世界保健機関(WHO)は26日、南アフリカなどで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株をギリシャ文字にちなんだ「オミクロン株」と命名し、警戒度が最も高い分類の「懸念される変異株(VOC)」に指定した。変異によって感染力がさらに強まったとの見方もあり、日本や米国など各国が水際対策などでの警戒レベルを高めている。
 ロイター通信によると、英国のサジド・ジャビド保健相は27日、英国でオミクロン株の感染者2人が確認されたと明らかにした。2人はアフリカ南部への渡航に関連していたという。これにより、オミクロン株による感染確認は、26日に発表されたベルギー、南アフリカと隣国のボツワナ、イスラエル、香港に加えて計6か国・地域となった。
 26日には、南アからオランダ・アムステルダムに到着した航空機2便の乗客約600人のうち、計61人に新型コロナ感染が確認された。保健当局がオミクロン株によるものかどうか調べている。ドイツとチェコでも、疑い例が出ている。
 WHOが南アから感染報告を初めて受けたのは24日で、検体の採取は9日だった。WHOは26日、感染の拡散状況を把握するためとして、各国に監視態勢の強化や感染者やクラスター(感染集団)などについて速やかな報告を求めた。
 各国では26日、南アと周辺国を対象とした渡航制限の動きが急速に広がった。米政府は、南アとボツワナなど計8か国からの渡航を29日から制限すると発表した。バイデン大統領は声明で、渡航制限は「(オミクロン株について)更なる情報が得られるまでの予防的措置だ」と説明した。
 欧州連合(EU)加盟国も26日、南アなどからの渡航制限を行うことで合意した。カナダや英国、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ブラジルなども南アと周辺国対象の渡航制限を相次いで表明している。
 オミクロン株の表面の突起状の部分には数多くの変異が見られ、WHOはインド由来の「デルタ株」などこれまでの変異株と比べても、再感染のリスクが高まっている可能性があると指摘した。感染力や重症化の度合い、ワクチンの効力や治療法への影響などについての評価は、さらに数週間程度かかるとしている
VOCには、デルタ株も指定されていた。新型コロナウイルスの変異株としては、今回で5株目となる」(読売11月28日)
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20211127-OYT1T50205/

VOC(Variant of Concern)とは、最も警戒レベルが高い「懸念される変異型」のことですが、重体化するかどうか、感染力などの詳細は不明です。

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オミクロン 今分かっていること

ちなみに「オミクロン」はギリシア語小文字Oのことで、発見された14回番目のCOVID1-19ウィルの変異株という意味です。
順番からいえば、一つ前のクサイ(XI)になるはずでしたが、なぜかひとつ飛びました。
習(XI)と表記が同じだからだから忖度したんだろうとかなんとか、まぁどちらでもいいですが、WHOはそういうことをすぐいわれるだけの実績があるのが哀しい。

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今のところ決定的な情報はなく、状況証拠だけだということをご承知おき下さい。
まず後述するように南アではデルタ株から置き換わっていることから、更に強い感染力を持った可能性があります。
ウィルスは非常に素早く変異を繰り返すので、オミクロン株もすでに30回以上も枝分かれして変異をしており、従来の株と較べて感染力は強いと思われます。

ただし今までとおなじくPCR検査で検出可能で、対処方法もワクチンが有効であることは共通しています。
すでにファイザーは、共同でワクチンの治験を2週間以内に開始すると発表しました。
メッセンジャーRNA型ワクチンは開発速度が早いために、そう遠くない時期(100日くらい)にワクチンが完成すると考えられています。

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京都新聞

「[フランクフルト 26日 ロイター] - 独バイオ企業のビオンテックは26日、南アフリカで検出された新型コロナウイルスの新変異株について、米ファイザーと共同開発したワクチンが有効であるか判断するためのデータが2週間以内に得られるとの見通しを示した。(略)
モデルナも声明で、オミクロン株に対する追加接種(ブースター接種)用ワクチンの開発を進めていると表明。既存のワクチンの高用量での投与のほか、複数の変異株に対応できるよう設計されたワクチン候補の試験を進めているとした」
(ロイター11月26日)
https://jp.reuters.com/article/healthcoronavirus-variant-biontech-idJPL4N2SH3P8

ところで南アで見つかった経緯ですが、11月14日以降に採取されたサンプルからも検出され、ハウテン州という地域で多くの症例が見つかりました。

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新変異株「オミクロン」 再感染リスクはデルタ以上|テレ朝news

このハウテン州における11月12日から20日までの間に検査された77例の検体全てが、このオミクロン株による感染者だったようです。
ハウテン州はこれまでデルタ株が拡大していた地域で、学校を中心として若者の間で多く拡がっていました。
現在検査されている検体の半数以上がオミクロン株であることから、南ア保健省はすでにハウテン州ではこのオミクロン株がデルタ株に置き換わったとみています。

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南アフリカ共和国における変異株の検出される割合の推移 同上

南アフリカの人口は約6000万人に登るアフリカの大国のひとつですが、ワクチンの接種率はわずか2割です。

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新型コロナ ワクチン配布、2割止まり COVAX、デルタ株で確保進まず

上図の毎日の資料はなぜか日本の接種率がやたらと低く表示されいますが、日本は全体で2回目終了が76.53%、65歳以上では91.34%で、欧米より頭ひとつでています。
また日本の新規感染者数は一桁で、いまや世界屈指の感染が制御できている国となっていますので、念のため。
首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて

問題は、アフリカのワクチン不足の状況が変わらないことです。
そのために、南部アフリカが変異株発生の温床と化してしまっています。

「世界保健機関(WHO)などが主導する新型コロナウイルスワクチンの世界的な配布枠組み「COVAX(コバックス)」が苦境に立たされている。当初は7月までに途上国を中心に8億7000万回分を配布する計画だったが、実際の供給量はその2割にとどまる。COVAXへの依存度が高いアフリカでは深刻なワクチン不足が続いている」(毎日2021年8月7日)

「【ブラザビルAFP時事】世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局のモエティ事務局長は16日、アフリカでの新型コロナウイルスのワクチン接種完了率について、WHOが年末までの目標としている40%を大幅に下回り、17%にとどまるとの見通しを示した。
<新型コロナ> 世界各国のワクチン接種状況
 モエティ氏は記者会見で「信じ難いほどの不平等とワクチン出荷の深刻な遅れで、アフリカはワクチンに耐性を持つ変異株の培養地となる恐れがある」と指摘した上で「世界全体が振り出しに戻りかねない」と警告。「富裕国が(途上国向けの国際的なワクチン調達枠組みの)COVAX(コバックス)をマーケットから締め出す限り、アフリカはワクチン接種目標を達成できない」と訴えた」(時事2021年9月17日)

この徴候はすでに明らかになってきており、それは経済の壊滅と歩調を合わせてアフリカを襲っているのは事実です。
南アではロックアウトにより経済は壊滅状態で、南アの通勤鉄道路線34路線で運行可能なのはわずか7路線にすぎず、経済インフラは崩壊寸前のようです。
このような国家破綻の中で、ワクチン未接種が約4800万人もいるわけで、ここが窮乏とコロナの温床となっていることは想像に難くありません。
そういう中で、デルタ株がオミクロンに置き換わったようです。
WHOのアフリカ事務局長のモエティが警告を発しているように、このままいけば、アフリカが「耐性を獲得した変異株の培養地」となりかねません。

そこまではいいのですが、このようなWHOアフリカ事務局長のような言い方は、毎日新聞のように「先進国が途上国のワクチンを奪ったから途上国が苦しんでいる」的な論調につながりかねません。
たぶん毎日は、この南ア新株をリベラル左翼の持論であるグローバルノース(北の富める国々)批判というこの人たちのイデオロギーにくっつけたいのでしょう。

しかし現実には、感染爆発したのはアメリカとヨーロッパ、アジアであってアフリカではありませんでした。
下図は感染者数の推移を見たものです。
感染爆発が起きたのが、欧米とアジアだとわかるはずです。
現時点でも、ヨーロッパも再拡大しています。
2021年6月15日現在の世界の感染状況です。
https://www.forth.go.jp/topics/20210618_00001.html

・英国の新規感染者数・・・46,825人(人口10万人あたり69.0人)
・ロシア                  ・・・82,250人(56.4人)

アフリカの新規感染者数
・南アフリカ・・・47,934人(80.8人)
・ザンビア・・・10,792人(58.7人)

続いてその推移です。

感染拡大初期の2020年4月30日現在の世界の感染状況です。
米国やヨーロッパは感染爆発を起こしていましたが、アフリカは20位にも入っていません。

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2020年4月30日の世界の感染状況

2021年になっても、アフリカは欧米アジアよりも低い感染水準でした。

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2021年6月13日時点の週別・WHO管轄地域別のCOVID-19感染者数及び世界の死亡者数の推移
新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告

このようにアフリカの感染爆発は今まで欧米やアジアと比較して低く押えられてきており、感染が世界を一巡し接種率が低い間隙をぬって南アで新株が生まれたとも考えられます。
現在、アフリカ、特に南アでワクチンが不足しているのは事実としても、アフリカの感染が低く押えられていたためにワクチンが遅れたのです。
北の先進国が南の発展途上国のワクチンを「奪った」わけではありません。
欧米が自国を優先したのは、毎日数万人規模で新規感染者がでるという大火災になっていたからにすぎません。

それをWHOが言うと、そもそもCOVID-19を世界に拡散したのは、中国に忖度するあまり初動を致命的に遅らせたWHOの責任はどうなるのでしょうか。
無能の代名詞だったWHOがそれを言いだすと、責任転化としか聞こえないのですが。
すぐに南北問題イデオロギーに短絡させず、WHOにできることを粛々とやりなさい。
私には、まだ原因解明も、かんじんのオミクロンの性格もわからないうちから、ここぞと南北格差論に結びつける論調には、なんだかなぁと言うかんじです。

一方でこのような情報もありますので付記しておきます。

「南アフリカ医師会のアンジェリーク・クッツェー会長はBBCに、南アフリカで確認された症例の症状は軽いものがほとんどだが、変異株に対する調査はまだ初期段階にあると述べた。
「患者の主な訴えは、体の痛みや強い倦怠感だ。高齢者ではなく若者に見られる(中略)これは、病院に直行して入院するような患者たちの話ではない」とクッツェー医師は話した」(BBC11月28日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1da47a151e33540f23826c41070860d6f94f708f

クッシェー会長の言によるなら、伝染力は強力だが感染力は若年層に集中しており、より弱毒化している可能性もあるために重体化の例は少ないともとれます。
いずれにしても続報が待たれます。

 

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コメント

m-RNAやベクター型のワクチン接種を重ねることによって、抗体依存性感染増強(ADE)が起きる可能性があるとされていますが、その可能性や確率がどれくらいあるのかを知りたいものです。

今回の変異株は、そういった接種を重ねた人に広がりやすいということで、マスコミが大きく取り上げ、イスラエルを筆頭に接種の進んでいる国々で、早々と厳戒態勢がとられているのでしょうか。

3回目4回目の接種を進めるための援護射撃か?といったうがった見方もありますが、感染力の強いウイルスの裏返しで症状が軽い変異株であることを願ってやみません。

既に発症して希望すれば都内で投与してもらえるようになったといった報道もありますが、治験扱い特例承認で良いから、ワクチン同様、早く治療薬(経口薬)を選択できるようになってもらいたいものです。

うーん、続報待ちですけど···
感染力は強いけど症状は軽い変異株の出現ってのは、去年から「変異種の行き着く先」としてこちらのコメンターさん達も指摘されていたことが遂にやって来たということかもしれませんね。正にインフルエンザ同等のウィズコロナの時代。
むしろ随分と早かったと。

ハンギョレ新聞あたりは、いかにも日本の毎日や朝日がやりそうな構図に持って行きたい意図がアリアリな記事を書いてますね。ぷふっ!

名前に忖度と言っても、アルファもデルタもオメガも色々な企業で使われているでしょうに。そもそもコロナウイルスと呼ばれた時点でコロナと名の付くブランドは(ビールくらいしか知りませんが)酷い風評被害です。

その流れで、χ(カイ;chi)も飛ばされると予想します。
made in Chinaと思われるから・・・てみんなそう思っているでしょうけど。

欧州と比べれば大して流行っていない南アフリカの株を喧伝するのは、そうやって世界にパニックを起こしたい連中による仕掛けでしょう。
それこそ本当の意味で「Xi株」ではないかと邪推します。


梅匂人心さんも山形さんも試摘しているとおり、弱毒化していると思います。
アフリカ南部はHIVの蔓延地域なので、経済の崩壊と含めて死者数が多くなることも留意した方が良いかもしれません。

20211129 相模吾です。 アフリカ諸国ではワクチン接種忌避率が高いそうですね。 部族、民族間の対立が政府機関に対する不信感があって、保健行政に対してさえ非協力だと聞きます。
 ワクチン接種も地域間の物流が悪く、ワクチンがあっても届かない、どこで、どのように対応してくれるかも知らない人が多いようです。
ボツワナでは約27万回分のワクチンが期限切れで廃棄されたと言います。ワクチン自体の不足よりも、接種できる体制そのものの確立こそWHOがやらねばならない事と思います。

プーさん。

家のリビングのFF式ファンヒーターはCORONA製です。雪国ではポピュラーです。まあそれもPanasonic(旧ナショナル)のCO中毒事故多発で、15年も使った物がリコールされて代理店が勝手に安く取り付けてくれた代物ですけど。。

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