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2022年1月 8日 (土)

沖縄の感染拡大はオミクロン株、ただし季節性インフルエンザに近い

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沖縄、山口、広島に蔓延防止措置が出ました。
特に沖縄の感染者数は1400名に達しています。

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NHK

上図を見ていただくとわかるのですが、8月のデルタ株による第5波はなだらかに増えていきますが、1月の感染拡大は一気に急角度で感染を拡大させます。これがオミクロン株の特徴です。

この傾向は他の山口、広島島県でも同様です。

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沖縄の感染急拡大、親戚再会要因か 医師、高齢者への拡大に警鐘 | 毎日新聞

沖縄県の発表した詳しい情報が得られる感染者50名中を見ると

・有症状・・・48人
うち発熱・・・36人
・せき・・・29人
・全身倦怠感・・・25人
・咽頭痛・・・22人
・重症者・・・0
※従来の新型コロナの特徴の嗅覚・味覚障害は1人

また年齢分布は

・20~30代・・・32%
・40~50代・・・44%
※ワクチンの2回接種完了者・・・66%

こ20代~30代に分布し、重症者がきわめて少ないという傾向も東京都と一緒です。
米国政府が、1日に100万人(!)感染者が増加するという事態でも泰然として行動制限をかけない理由は、このオミクロン株が軽症で済むという見通しがあるからです。
米軍基地から感染が流出した問題は、この米国のオミクロン対応における日本の温度差にあります。
日米地位協定において米軍人はビザを免除されるなどの措置を取られていますが、だからといって感染症対策は当該地域の定めに従うのはとうぜんのことです。
米軍にどのような感染予防対策を命じていたのか、米軍と外務当局の責任が問われます。
ただし国会審議を見ていると、立憲は日米地位協定改定といった安全保障に問題をすり替えたいようですが、そんなことは今やることではないでしょう。

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沖縄県 重点措置めぐり専門家会議 より強い措置求める意見も | 新型

ところでここで注目すべきは、この感染を臨床で対応している沖縄県の専門家会議座長の琉球大学藤田教授の意見です。

「新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が急増している沖縄県で5日、専門家会議が開かれて感染状況が詳しく報告された。座長の藤田次郎・琉球大教授は、症例が少なく全体像はまだわからないとした上で、琉球大病院で受け入れたオミクロン株感染者の症状について「感覚としては(デルタ株と)別の病気。インフルエンザに近い」との見方を示した。多くの感染者が長期にわたって隔離され、医療や社会インフラに大きな影響が出ることに懸念を示した」(朝日1月6日)

藤田教授は「感覚としては(デルタ株と)別の病気。インフルエンザに近い」という指摘は、今後の対策を考える上で重要です。
このことは現在、結核並に扱っているコロナ対応をする必要があるかという疑問につきあたるからです。

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新政権はまず新型コロナ「指定感染症」の解除を | コロナ後を生き抜く

上図のように、コロナは「指定感染症」に指定されており、結核、あるいはSARSといった重篤の症状が多く出る2類感染症以上の取り扱いとなっています。
今デルタ株に置き換わったオミクロン株を見ると、1類~3類指定のペスト、コレラ、腸チフスなどと同等の危険性と位置付けることに疑問が生じるのは当然でしょう。

日本総合研の森村秀樹氏は、去年から医療崩壊を防ぐために季節性インフルエンザや麻疹が含まれる5類相当が妥当だと主張してきました。
当初オミクロン株感染者がでると乗り合わせた乗客全員を病院に隔離したのも、この2類指定が根拠でした。
沖縄では既に病院スタッフの家族に感染者が出たために出勤できず病院が正常な運営ができない事態も生まれています。
これは医療崩壊の予兆で、このまま2類指定を続けた場合、常々脆弱だと指摘されている沖縄医療は速やかに危機に立たされることになりかねません。

またやっと立ち直り掛けたきた県民の復興マインドに大きな打撃を与えるのは必至です。

「国民の疲弊が見すごせないレベルに達しているからである。職場では、従業員の健康状態のモニタリング、感染予防対策、感染者・濃厚接触者の調査など、多種多様な追加措置が求められている。
学校でも、もともと長時間労働が常態化していた教職員が、消毒などの感染予防策を講じなければならず、業務多忙に拍車がかかっている。また、子どもの学習の遅れや心理的ストレスも無視できない。
外出抑制による運動不足で、健康2次被害も懸念されている。これらもすべて、指定感染症によって「当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある」と位置付けられたことに起因したものである
(藤村秀樹『新政権はまず新型コロナ「指定感染症」の解除を』2020年9月14日)

私も5類へ分類変更するのが妥当な時期が来たと思いますが、沖縄県ではその逆の方向に進みそうな気配です。

「冒頭、玉城知事は「尋常ではない勢いで感染者が増加していて、もうすでに第6波に突入したものと認識せざるをえない。このまま拡大が続くと、確保した病床数を超えることが容易に予想される」と述べました。
会議では専門家から「重点措置を出した段階で、緊急事態宣言を検討する必要が出てくるのではないか」とか、「重点措置は地域が限られてしまい感染が拡大する可能性もある。感染状況も第5波のときと違うので、強めのアラートを出したほうがいい」などと、より強い措置を求める意見が出ました」(NHK2022年1月5日)

この更に強い措置をも求めたという「専門家」は、藤田座長の「デルタとは別の病気。季節性インフルに近い」という発言を聞いていなかったのでしょうか。
いまでも病院職員不足が叫ばれている沖縄県で、更に緊急事態宣言を発すればどうなるのか落ち着いて考えていただきたいものです。
尾身会長もより厳しい緊急事態宣言を唱え始めました。

「基本的対処方針分科会 尾身茂 会長
 「(さらに)重症者も出てくるようなことが予定されれば、早くもっと強い対策を打つ。緊急事態宣言なんてことを理論上は考えるけど」
 分科会のあと尾身会長はこのように述べ、都道府県からの重点措置などの要請について、今後「同様の要請があるだろう」と見方を示しました。また、高齢者へのワクチンの3回目接種について、「最優先課題にすべき」と訴えました。 一方、GoToトラベルの再開時期については、「いまGoToをやる時期ではもちろんない」との考えを示しました。(TBS 1月7日)

尾身氏はデルタとオミクロンの違いを押えてこう言っているのでしょうか。
経済を度外視する尾身氏に、岸田氏も追随しそうです。

 

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コメント

うーん、先日も安倍元首相が「5類感染症に」と言ったのに対して、名前だけで叩きたい連中が「お前が首相やってた時に言えよ!」と条件反射でヤフコメが荒れてましたけど。。政権末期の一昨年夏の頃には(最初の緊急事態宣言解除)安倍さん言ってたのにね。都合の悪いことは忘れて批判するのはオカシイと思いました。
菅政権で昨年の年末年始の急拡大と夏のデルタ株への変異に伴い5類指定は引っ込められましたけど。

尾身先生は責任ある立場ですからひたすら「公衆衛生的な安全運転」に特化したことを言うでしょうし、経済をどう回すかの判断は政治家の責任です!

引用記事の2020年には指定感染症でしたが2021年に新型インフルエンザ等感染症に指定変更されています。
これにより、変異の行方や症状次第でいちいち何類から何類へと手続きなしに安倍元首相がいうような、こちらの方々も望むような、5類相当へ対応をできるはずです。
というか、未知のウイルス対策として閉じたり開けたりしやすいようにそうしたのです。
辞めてからやたら皆が持ち上げる菅元総理の力技実績の一つだと私は感謝しています。
菅政権時から何度もそのアナウンスはされていますが報道は広めませんし、知らせたくない方も知りたくない方も多いのかもしれません。霞ヶ関も積極的ではないのでしょう。
内閣府や行政医療関係の直発信と乏しいSNSあとは菅さんが出たYouTubeくらいしか私も拾えません。
新型インフルエンザ等感染症とか長ったらしくて分かりにくい、2塁相当なら指定感染症と実質同じだろう。という意見もあるかと思います。
が、そうやって違う言葉で論じる事で、既にある制度内で臨機応変に動きたくない役所やコロナ煽りのメディアを助けてしまっているのではありませんか。

いつも有用な情報提供ありがとうございます。

久しぶりにコメントします。
沖縄県のワクチン2回目の接種率が67%、
今日の記事にあった母数は少ないものの
2回目接種者で感染した方は66%。
また、ワクチン接収の有無を問わず
重症者は0。

これまで、ワクチンを打つと集団免疫
が得られる、人にうつさない、重症化しない
等が破綻しているようにおもいます。

また、県内の小中学校では、来週1週間
臨時休校となるようですが、
前回爆発感染した8月は夏休み期間中でした。
その効果があるのか疑問です。
何より、また飲食業等のサービス業を中心に
自粛要請するような事があれば本当に止めを刺す
ことにならないか心配です。
こんなときに知事がデニーってのも辛いです。

ブログ主様がおっしゃっているとおり
先ずは2類から5類に変更し、医療崩壊
を回避しつつ経済も回せるようにして
もらいたいのですが、岸田総理にできるか
甚だ疑問です。

尾身氏は最初のGoTo施策の時に「移動が原因ではなく移動した先での行動次第」という正論を出してマスコミや感情論で動く人々にこっぴどく叩かれて以来「安心安全」路線に舵を切ってしまったので、経済の事を考慮した発言はもうしないでしょうね。

経済を度外視しても厳しい対策をした方が支持率が上がると先の政権から学んでしまった岸田総理ですが肝心のワクチン担当大臣の堀内氏が明らかに力不足を露呈しており、先行接種した医療従事者や高齢者への3回目接種がロクに進んでいないのが現状です。
おそらく「いまある余剰分を使ってしまったら今だ接種をしてない層が接種を希望し出したら対応出来ない〜」とか寝ぼけた事を考えているのでしょう。
3回目の接種を早い段階から口にしていたわりにはワクチンの確保すらまともにできていません、この3ヶ月なにをしていたんでしょうねこの政権は。

フェスもライブもイベントも、モールのセールや初売りも賑わって(今のそれらが悪いこととは全然思わない)、オミクロン株は感染力が強いとされる中、沖縄県は暮れから無料PCR検査を各地で実施して多勢が並んでいますから、数が爆上がりするのは当然で、「愕然(by玉城知事)」とかいう意味がわかりませぬ。
愕然としない対応を考えてはいなかったか、やっぱり。
とまれ、ウィルスは定石通りに推移しているようでなにより。
沖縄からのオミクロン株感染者の症状報告によると、「かぜに近い症状が多い」(脇田隆字座長)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220107/k10013419301000.html

「自然現象」の方はようやくこうなる段階を迎えられるようで、あとは人間の「お気持ち」制御の問題ですかね。

 岸田首相は1/7の記者会見では、全員入院とか濃厚接触者などの宿泊待機を見直す方針を示していて、この事自体は現行2類で新型インフルエンザ等感染症指定下でも出来るように見えますね。
けれど、R3/2/1の厚労省通達を見ればわかるように、新型インフルエンザ等感染症指定の趣旨は国や地方の権限の拡大が主あって、その反射条件として当然に保健所や医療・行政の関与が減らせるべくはなく、とても5類相当並の対応への移行は無理な相談です。

まぁ、どういうつもりでこう言ったのか、イマイチ良く分からないのが岸田流でしょうか。ただ、先日の安倍発言をはじめ、PCR検査の価額引き下げなどを見ると、外堀を埋めつつあり、5類引き下げへの流れを作りつつあるように思います。いくら行燈にみえる岸田さんでも、現状を踏まえれば当たり前に分かりやすい道理だと思います。

ちなみに、安倍さんも厚労省も2020の夏ごろ(だったか?)の2類指定には反対で、それを覆したのが医師会や大学病院でした。退陣時にも5類引き下げに言及していました。5類のままで立法によって行政権限の拡大をしようとしたけど、マスコミ世論の反対を受けて失敗に終わったのが経緯です。

木村盛世氏の言うように、「オミクロンの感染力は強大で、出来もせず重症化もしないものを無理に止めようとするのはナンセンス」だと言わざるを得ません。
尾身氏のような専門家は自身の立場の安全を考えつつ発言するものだし、デニーさんは格好の選挙材料になるから言ってるのがミエミエですね。

https://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kohokoryu/documents/hp221004.pdf
「沖縄県内において、1 月 1 日までにオミクロン株確定(ゲノム解析後)陽性と診断された 64 人のうち、保健所による調査で 50 人について症状が確認されました。調査時点において 48 人(96%)に何らかの症状を認めており、最多は発熱 36 人(72%)、次いで咳嗽(せき) 29 人(58%)、全身倦怠感 25 人(50%)と続きます。無症状は 2 人(4%)に過ぎませんでした(図8)。」
「入院患者数は、先週末(1 月 2 日時点)で 107人と 1 週間前の 56 人から倍増しています。酸素投与など中等症患者についても 46 人と 1 週間前の 28 人より大きく増加しています。ただし、気管挿管など重症患者は発生していません」

↑の時点では存外に無症状者は少なく、以外に中等症者が多いという印象でした。ですが、PCR検査に列をなす姿をみていると、無症状者は爆発的に増えるように思えますし、一方でこれだけ感染拡大が増えると酸素投与の必要なケースも増えるでしょう。しかし、入院患者が増える以前に医療者の感染が増えてしまい、病院が機能しない事態となっています。ここ1ヶ月をどうのりきるか。

デルタ株は2ヶ月程で炎上し、急速に収束しました。感染力は強いものの病原性は落ちると言われるオミクロン株は1ヶ月程でその過程を踏むかもしれないと、淡く期待したりもしてます。

元自衛隊病院医師でダイヤモンドプリンセス号の患者さんの治療にあたった中村ゆきつぐ氏の「山火事理論」に注目しています。氏の考えは現実に沿ったものと思えます。
http://blog.livedoor.jp/dannapapa/archives/5309917.html

4回目の接種が始まる?イスラエルの映像は感染者が増えているにもかかわらず、マスクもせずコロナ禍前のような生活をしているし、もはや恐れることはないのか?
ワクチン接種率が30%未満の南アフリカの死者数や入院期間数の減少発表なども見るに、やはりコロナは弱毒化したんだろうと思います。

医療関係者はワクチン3回目のブースター接種が始まっておりますが、オミクロン株やそれに準ずる新たな株が主流となれば、春頃にはワクチン接種も不要になるんじゃないかと推測します。
しかし、現時点ではブースター接種でデルタ株などの残党予防がまだ必要かとも考えています。

昨日は3回目を終えた娘が家でだるそうにしてましたが、自分自身は4月なので3回目をどうしようかなんて暢気なことを考えたり。

遅くとも今年中にはイスラエルのような生活ができることを期待しつつ、マスクと消毒は続ける日々を送る寅年。

マスコミなどは感染者数の発表で不安を煽る感じがしてならない、楽観視しているのは私だけでしょうか?

毎度のことながら、税金でメシ喰ってるギイン先生やコウムイン様は、民間の
人達の窮状のことなど放っておいて、自分達の安全地帯に火が及ばないよう、
効果が無いと解っていても何かやってるフリ(まん防など)をするだけで、結局、
合理的な新しい方針を打ち出すということなどしませんわ。事ナカレで不作為
のまんま。

日本は、元々さざ波程度で、同調圧力でマスク着用などの衛生対策抜群だし、
フレッシュなワクチンを8割程射ってるし、お店の消毒などの対策も十分だし、
それでデルタ株を抑え込んだ(オウベイの1/100程の死亡者)しで、もう重症化
率や致死率に注目すれば、感染(陽性とゴッチャになってる)率なんて知ったこ
っちゃないというハズだった。専門家の会議でも、これからは重症化率と致死
率に重点を置くと言っていたハズ。

病床キャパさえ押さえておけば、医療リソース不足が原因で重症化したり死ん
だりする不幸な人が出ない。そうしておいて、最悪は自殺者が激増する経済
の閉塞を防ぐ為に、感染者数にはあえて目をつぶろう。そういう事だった。既
にオウベイではそうしてる。(日本医師会とかが、「オレんトコの病床は、コ
ロナには使わせん、使わせんぞ!」と、今でも激しく抵抗してるんだろうか?)

そこへ、おあつらえ向きの、感染力は強いけどワクチンを射っとけばほとんど
重症化しないという神の情けのようなオミクロン株が出現した。本来、願ったり
叶ったりのハズなんですが、以前と同じように「感染者数がすげー出た」「陽性
者を隔離すると病床が全然足らんくなるゥ」「まん延防止だぁ」「自粛せいよ」
と、全然変わっとらん。

この国には、決断力がほとんど無い。おざなりの、ズルズル。しかも運の悪い事
に、こんな時に「聞く力」を標榜する首相が…  なんか、さざ波で崩壊する子供
の作った砂上の楼閣がイメージされます。しかも、こんな状態なのに「分配」する
らしい。その分配された収入に、当然のように「税」を掛ける。あああ、ガースー、
もう戻って来ないだろーなぁー

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