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2022年1月20日 (木)

実効再生産数がピークアウトしたのに、今頃 マンボーですか

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陽性者が4万を超えたとか。
政府は、東京、埼玉、神奈川、千葉、沖縄、広島、山口など13都府県にマンボーをかけるそうです。
あーあ、岸田さんやっぱりやりますか、感染が先行した県はオミクロンがピークアウトしているっていうのに。
感染後発の県にも拡がっているから、感染者が急激に増えて見えるだけなのです。
オミクロンの挙動の特徴は急激な感染拡大ですから、おたおたしないで下さい。

東京を例にとって、第6波オミクロン株の感染状況をおさえておきましょう。
まずは感染者数、もとい陽性判定者数からです。
新型コロナ特設サイト NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/number-tokyo/monitoring.html

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NHK

たしかにすごいスピードで陽性者が増加しています。
全国の感染状況も見てみましょう。
下図の黄色の山が感染者です。

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https://app.cocolog-nifty.com/cms/blogs/610475/entries/93260892?finished=1&finished_from_edit=1

WHOが南アフリカで見つかった新型の変異株を「懸念される変異株」に指定し、オミクロンと命名したのが2021年11月26日のことです。
そして瞬く間に世界を席巻し、空港検疫で日本初のオミクロン株感染が判明したのが11月30日。
わずかそこから2カ月足らずで、今までのコロナウイルスにはなかった爆発的なスピードで拡大し続けています。

この拡大力の凄まじさは、デルタ株と比較するとよくわかります。
デルタ株が引き起こした去年夏の第5波時は、7月からじわじわと感染者数が増え始め、初めて1日当たりの感染者が2万5000人を超えた8月19日までは1カ月半かかっています。
上のグラフの8月の山と1月の山の上昇角度に注目してください。
今回は、1月1日の感染者534人から、1月15日に2万5000人を突破するまでわずか2週間だった

数だけ見ていると、まるで大災厄が起きたような恐怖に襲われます。

「国内では今年に入って感染スピードが加速し、1月1日に534人だった新規感染者数は12日には1万人台に。2日後の14日に2万人台となり、さらに4日後の18日に3万人を超えた。
18日の新規感染者数が過去最多を更新した18府県のうち14府県は、関西や九州などの西日本地域だった。大阪府は5396人に上った。東京都は過去最多ではなかったものの、5185人の感染が確認された」
(読売1月18日)

この数とスピードに目くらましされてはいけません。
この急速な拡大はオミクロン株に特有のものですが、一種の数字のトリックのようなもので、実態よりも過剰に見えるように出来ています。
実態を知るために、陽性者からどれだけの入院者と死亡者が出たのか見ねばなりません。
入院者数は、岸田氏が初動でなんでもかんでも隔離したために、やたら水膨れしていますのでご注意下さい。
彼らの大部分はピンピンして、隔離病床で退屈を囲っていますからね。
無駄に貴重な隔離病床を使いおってと思いますが、とりあえず置きます。

1月12日時点で、全国の病床使用率は16%ですが、18日時点では東京が23%、大阪で29%となっています。
これが首長たちが、医療逼迫の危険があるとしてマンボーを申請した根拠です。

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NHK

もっとも重要なのは重症化の数です。
ご承知だとおもいますが、いくら数が多くても、陽性者の大部分は鼻水と倦怠感ていどの軽症か、かかったことにさえ気がつかない無症状です。
更にこの感染者数を検出したのはPCR検査ですが、これは3割の偽陽性を出しますから、実際はもう少し低いでしょう。
要は、医療機関に受診して入院する数が問題なのです。

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NHK

なんだ7人ですか。大山鳴動ネズミなんじゃらですな。
これは東京にかぎらず、全国で重症化が低い傾向は明らかです。

「国内の新型コロナウイルス感染者は18日、新たに3万2197人が確認され、「第5波」の8月20日に記録した2万5990人を上回り、過去最多を更新した。現在の第6波では、感染力が強いとされる「オミクロン株」への置き換わりが進み、大阪、栃木、福岡など18府県で最多を記録。一方で重症者は261人で、第5波ピーク時の10分の1にとどまっている。(略)
感染者は増えているが、今のところ重症者は少なく、死者数も18日時点で10人で、第5波のピーク時(89人)より大幅に少ない」
(読売前掲)

全国も見ておきましょう。

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https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01228/?cx_recs_click=true
8月のデルタ株の時とはまったく違っています。
オミクロン株を無害なコロナというのは言い過ぎですが、きわめて非力なコロナであることは確かです。
だから、米国は1日200万とかいうベラボーな数の感染者を出しても泰然としているのです。
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NHK
またオミクロン株の特徴は、急激に感染拡大して急激に消滅することです。
国立感染症研究所は感染隔離の期間は5~10日間で充分で、そのていどで入って抜けると言っています。
ですから、ひとりが何人に感染拡大するかを見る指標である実効再生算数をみると、急激に上昇して急激に低下することがわかります。
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藤原かずえ氏による

時系列で実効再生産数をみれば、いかにピークがたちまち来て、たちまち減衰するのかわかります。
・12月11日・・1.05
・12月31日・・1.23
・1月10日・・・5.8
・1月17日・・・1.17

わずか7日で、約6あった実効再生産数が1.17にまで落ちていますから、約1週間あればピークアウトするわけです。
実効再生算数が低下すれば、その2週間後には陽性者数も減ることが経験則で知られていますから、重症化する人も当然減るわけです。
この重症化率の低さこそ、オミクロンの最大の特徴です。
これを他の株と比較すると、6分の1程度です。

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第6波「オミクロン株」の重症化率は?第5波よりどのくらい低い?東大

「東大の仲田泰祐准教授(経済学)らは、2種類のアプローチでオミクロン株による第6波の重症化率を推計した。1つ目は、ワクチン2回接種者や高齢者が感染者に占める割合などの条件を、楽観、基本、悲観の3シナリオに分け、デルタ株と比較して算出した。基本シナリオの重症化率は0・15%で、第5波の20%(5分の1)程度に低下。楽観、悲観シナリオでは、それぞれ第5波の4%、74%相当に下がった」
(東京 2022年1月14日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/154044

臨床医師はこうツイートしています。

「日々診療をしているが、現在発熱者はほぼ100%抗原定性検査で陽性と出る。全身状態は良好であり、血中酸素飽和度、胸部XP写真に異常を認めない。普通の風邪と変わりなく、インフルエンザより軽い。
コロナの病原性にふさわしい新しい分類を作って対処した方が、健康管理上も、経済対策上もよい」
(aoi)

つまり、オミクロン株は季節性のインフルエンザ並のコロナウィルスなのです。
それが明確になると、ヨーロッパは一斉にデルタ株時の移動制限を解き、社会を正常に回しながら対応していく方向に舵をきりつつあります。
その先頭に立っているのがスペインです。

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日経

「欧州で新型コロナウイルスを危機レベルが下がった「エンデミック(特定の地域で普段から繰り返し発生する状態)」と見なす検討が始まった。ワクチンが普及し、オミクロン型の重症化率が低いことから、社会を正常に近づけるとの考え方だ。世界保健機関(WHO)は現段階では反対している。
スペインのダリアス保健相は12日、「コロナの監視体制を見直す必要がある」と語った。感染の全件把握や、軽い症状の人への検査をやめることを検討している。同国ではワクチン接種率が8割を超え、オミクロン型の毒性は低いとの研究が相次いでいることから、国全体が危機に陥る可能性は下がったとみている。
サンチェス首相も10日、現地メディアの取材に「次の段階はコロナをインフルエンザのようにとらえることだ。コロナがパンデミック(世界的流行)からエンデミックの病気に変わったか評価する必要がある」と語り、欧州連合(EU)全体での議論を呼びかけた。国を挙げての全件検査をやめれば、医療関係者の負担も大きく下がる。感染者や濃厚接触者の長期間の隔離が不要になれば、多数の病欠によって社会機能がマヒする懸念も小さくなる」
(日経2022年1月14日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR1400K0U2A110C2000000/

日本も実効再生算数からみれば、間違いなく2週間後には感染はピークアウトするはずです。
むしろ危険があるとすれば、社会的制限をかけすぎて医療従事者が職場に行けなくなったりすることのほうです。
沖縄県はこのケースです。
だから5類にすることには妥当性があります。

高橋洋一氏は、5類にすることを阻む岸田氏の対応について、このように述べています。

「新型コロナの感染症法上の分類を「2類相当」から「5類」に引き下げることについて、岸田首相は、「感染急拡大している状況で変更するのは現実的ではない。2類から5類にいったん変更し、その後、変異が生じた場合、大きな問題を引き起こす」と消極的だ。
このような変更の決定は、新型コロナの感染者数が極めて少なかった昨年10~11月にやっておくべきだった。
ワクチンの3回目接種も在庫があったにもかかわらず、やらなかった。そのため、沖縄県では医療従事者が感染し医療にも支障が出ているという。分類変更もそれとも同じで、波が静かなときに何も準備しなかったことが問題だ。今さら手遅れで、手順が前後していると言わざるを得ない」
(ZAKZAK1月19日)

といっても、ちゃっかり保健所を扱いからはずすなど「5類化」はしているんですが、抜本的法律変更はしないところがあの人らしい。
するとメディアに叩かれますからね。
岸田さんは、ワイドショーの評判を気にするために過剰なPCR検査と隔離・入国制限に走り、そのつど朝令暮改を繰りかえし、肝心なブースターワクチンは遅れても叩かれず、かえってメディアからは「柔軟で機動的な対応が国民に好評」と言ってもらえるので支持率は鰻登り。
きっとマンボーをかけた端からピークアウトしていき、コロナにトドメをさした名宰相として歴史に名を刻むことでしょう。
そして参院選に大勝し、長期政権の道が拓けていきます。パチパチ。

 

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コメント

うーん、昨日の県内感染認定者は66人でデルタ株の最多の頃くらいですが、県立中央病院のコロナ病床使用率が50%超えました。他の基幹病院も似たような感じ。
入院させる基準がよく分からないですね。こちらも遅ればせながらオミクロン株に置き換わりです。隣県(新潟)もマンボウ適用だそうで···今更意味があるのか?と。
医療機関の逼迫具合で警戒レベルを上げる(当県も昨日からレベル2)のは現実的な判断ですけれども、何故医療機関が逼迫するのかという所に切り込まないとオミクロン株という「上気道に付いて咳やクシャミで感染しやすいけれど、重症化しにくい」という特徴も考えないと。
WHOは否定してますけれども、スペインのように株が軽症な物に置き換わったんだからいよいよ「流行り風邪」扱いで経済を回すのが大事だとおもうんですけどねえ。
あとは今まで通りにマスク着用に手洗いと消毒をマメにやるしかないですね。もう2年経ってるんだから大抵の人は普通に出来るでしょう。
マスコミは数ばかりで煽りすぎです。

記事最後のシナリオがありそうですねぇ。全くパチパチです。

重症度の基準を肺炎にしているせいで、オミクロン自体というより感染により既往症が悪化した患者がコロナ持ちなので軽症扱いでコロナ病棟に入っているという話があります。
まあ、この人達を一般入院と同居はさせられないから理解はしますが、インフルエンザ罹患の同ケースでも別扱いはしますもんね。
そこでワイドショーなどが数日取り上げている「高リスク者の罹患時のインフルとの比較」が出てくる訳です。
とはいえ、じゃあ肺炎からの多臓器不全に特化してケアするコロナ病棟でこの人達を見守ったら高リスク者の重症化率が下がるのかは素人目には疑問です。
が、場所がないなら彼らの分は引き受けて、熱でぐったりして喉が痛く夜咳が止まらない程度の患者が入院しているならホテルか自宅へ移動するのが妥当だと思います。
私の周りのそういう患者さんは皆自宅療養しています。

2類から5類にすると経口薬のモルヌピラビルの費用約9万円を患者が3割負担ふることとなりますよ、コロナの影響で減収しているのに払えますか?現状なら公費です。
とワイドショーでやってましたが、実際にコロナになったら3割負担でも治療を受けますよね。
PCR検査の費用から何から3割負担になるのかもしれませんが。
オミクロン株でも人によっては後遺症が酷いケースもあると注意喚起なのか不安を煽ってるのか、お医者さまが言ってますわ。

本当のところが分からなくなってきました。

持病のある私はブースター接種をすべきだと娘には言われるし、今まで通りの生活を続けて感染予報しときます。

今の行政から感じるのは、安全運転ですね。
幽霊の足が見えないのです。
どのくらいの人口が感染するのか、どのくらい重症化するのか分からない。
インフルエンザ並みとは言っても、例年インフルエンザで亡くなる方も多い。
全てが未知の体験なので現状維持で行く。
そんな感じですね。オミクロン株が終息したとき、そこまで厳しくやる必要もなかったなどの意見も出ると思います。
国も医療もどうしたらいいものか迷っています。それが日本の現状ですね。
私は、従来通り人ごみの中に行かない。マスクの着用。手洗いの徹底。に徹しています。

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