岸田さん、やるならしっかりやれ
ポピュリズムとポリコレが社会全体を覆う中、媚びる事なく時代に屹立する数少ない政治家であり、文学者でした。
謹んでご冥福をお祈りします。
さて石原氏の対局にあるように見える岸田氏が、佐渡金山の世界文化遺産登録をまたやるそうです。
「岸田文雄首相は「佐渡島の金山」(新潟県)をめぐる韓国との「歴史戦」に挑むにあたり、さまざまな情報の間で揺れ動いた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する覚悟を決めたのは27日だった。「最後は俺が決める」。そう周囲に語る言葉は自身を鼓舞するようでもあった」
(産経1月28日)
へぇーまたやるんでっか、という冷やかな気分しかわいてきません。
「オレが決める」という言葉は凛々しいのですが、私からみれば岸田氏の言葉はいつどうひっくりかえるかわからないので話し半分で聞いておきます。
やること自体に異論はありませんが、ならば初めからしっかりやればよかっただけのことです。
人権決議にしても訪米の一件もそうですが、ここまで時間をかけてしまうと、「時間がかかる」ということ自体に別の意味が生じてしまいます。
つまり岸田政権には、「決められない政権」だという見方が内外に定着してしまうことになりました。
岸田首相、保守派の離反懸念 政権基盤安定へ判断―世界遺産:時事ドットコム
誰もが同じことを言うことでしょうが、初めに推薦を「見送る」というアドバルーンを安易に上げてしまったのがそもそもの失敗です。
初めはなんと言っていたかといえば、
「政府は19日、文化庁の文化審議会が世界文化遺産の国内推薦候補に選んだ「 佐渡の金山」について、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)への推薦を見送る方向で調整に入った。韓国の反発などで、2023年のユネスコ世界遺産委員会で登録される見通しが立たないと判断した。来週にも正式に決定する」
(読売2022年1月20日)
韓国が反対するだろうから、登録の見通しが立たない、ということでした。
いかなることにも韓国が反対し反日キャンペーンに持ち込むのはあたりまえで、特に驚くことでもなければ、ましてやそれが政策変更の理由になどなるはずがありません。
そんな些細な(とあえて言いますが)ことを理由にして、やる前から引っ込めていては以後延々と外交不戦敗国となります。
韓国にさえ勝てないようでいて、どうして中露に勝てますか。
しかしこれも、どうやら実のところ恐る恐る上げたアドバルーンだったようです。
岸田氏に推薦を止めるように進言したのは外務省だったようで、その内幕がわかるのがこのNHKの記事です。
「外務省からは、韓国が3月に大統領選を控え、佐渡金山を「日本たたき」に利用する懸念が伝えられた。ウクライナ危機を抱える米国は日韓間の対立が深まることを憂慮しているとの見立てもあった。「簡単には通らないな」「今年やるのが良いのかどうか」。そんな慎重な思いが広がっていた」
(NHK 2022年1月20日)
え、なんですって、「ウクライナ危機を抱える米国は日韓間の対立が深まることを憂慮しているとの見立てが省内にあった」ですか。
おいおい外務省、明日にでもウクライナで戦争が始まろうとしているというのに、こんなつまらない「憂慮」をしていたのですか。
ホントにお公家さんな人たちです。
佐渡金山ですか、それともウクライナですか。
アフガンについで逃げ足だけは早い。在留邦人を捨てて真っ先に逃げるのが、わが外務省の流儀なようです。
北方領土交渉など吹き飛ぼうと、ウクライナ支援に踏み切ることです。
その気にさえなれば、できることはいくらでもあるはずで、たとえば必ず米国がかけるはずの経済制裁にいかにわが国が協力するのかなど最たるものです。
そのためにロシアからのLNGをカットする準備を諸官庁と協議し、代替供給源を確保せねばなりません。
外交的には、ロシアに対して厳しい措置を準備するべきで、大使召還くらいは考えておくべきです。
それどころか、ウクライナで米国に叱られるから無関係な韓国に譲歩しておこう、ですか。
話しになりません。
そもそもここで韓国に譲歩したとして、一体なにが得られるのでしょう。
バイデン政権は、かつての朝鮮半島の緊張時にわが国に慰安婦で妥協せよと言ってきた政権の流れを組む政権です。
当時の国務長官ケリーはいまでも閣内におり、その副長官は今の国務長官のブリンケンでした。
ちなみに、ウクライナ担当は副大統領だったバイデンで、当時の日本の外相は岸田氏でした。
みんな見た顔ばかり。
だからなんだというのでしょうか。
わが国が得たものは、「最終的、不可逆的に解決した」と文言をいれたということばだけ。
「【ソウル=黒沼晋】日韓両政府は28日の外相会談で、旧日本軍の従軍慰安婦問題の決着で合意した。岸田文雄外相と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は会談後の共同記者発表で「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」と表明。韓国政府が元慰安婦を支援するために設立する財団に日本政府が10億円を拠出し、両国が協力していくことを確認した。
会談では、日韓両政府が今後、国連などの国際社会で慰安婦問題を巡って双方が非難し合うのを控えると申し合わせた。岸田外相は会談後、記者団に、ソウルの日本大使館前にある慰安婦を象徴する少女像の扱いについて「適切に移転がなされるものだと認識している」と表明。慰安婦問題に「終止符を打った」と述べた」(日経2015年12月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFK28H4N_Y5A221C1000000/
慰安婦財団はいまでも維持されていますか?
韓国が慰安婦問題など歴史問題の国際社会での非難は止めましたか?
大使館前の慰安婦像は撤去されましたか?
結局、韓国はなにひとつ約束を履行しませんでしたね。
わが国が得たものはなにひとつなく(唯一「完全解決したという条約文言ですが)、それから延々とGSOMIAや徴用工などのくだらない余震が続いたことを、ぜひ米国に思いださせてやるべきです。
この米国の、「なんでもいいから日本は韓国の歴史認識に譲歩しろ」ということを呑まざるえなかったために、いまだ徴用工などというペテンに悩まさ続けている、と。
いくら「譲歩」してみせても終わらない、パククネがいみじくも言ったように百年たとうが千年たとうが終わらないなら、捨てておくしかないではありませんか。
しかし林外相は一も二もなく外務省の進言を聞き入れて推薦見送りに傾き、岸田氏はいつもの決められないモードに入っていたようです。
だからあくまでも「推薦見送り」ではなく、「見送りの方向での調整に入った」というわかったようなわからない表現となります。
これは政府各部局のすり合わせ以上に、党内の各派閥の領袖のご意見を承るということでした。
ここで登場するのが、かつての岸田氏の上司であり、最大派閥を率いる安倍元首相だったことはご承知のとおりです。
NHK
「これについて自民党の安倍元総理大臣は、派閥の会合で「安倍政権時代に『明治日本の産業革命遺産』を登録した際、当時も反対運動が国際的に展開されたが、しっかりと反論しながら、最終的にはある種の合意に至った」と指摘しました。
そのうえで「今度の件は、岸田総理大臣や政府が決定することだが、ただ論戦を避ける形で登録を申請しないというのは間違っている。しっかりとファクトベースで反論していくことが大切で、その中で判断してもらいたい」と述べました」
(NHK 2022年1月20日)
ここで押えておきたいことは、安倍氏の岸田氏への距離の取り方です。
岸田政権にとやかくアレをしろコレをするべきだ差し出がましいことは言わないが、ダメなことは言う、つまり拒否権は常に懐に入れているというところです。
今回出したのがこの拒否権カードです。
このへんが与党の政策担当である政調会長の高市氏とは違うところで、彼女は差し出がましいことを言う権限がありますから、「見送る判断は間違い」「日本の名誉の問題」と反対を鮮明にしています。
そして次いで湧き上がったのが、世論の大ブーイングでした。
今までメディアのヨイショで順風満帆だった支持率が、あれよあれよという間に下落を開始しました。
今まで政権支持メディアの一角で朝日・毎日と肩を並べていた読売が脱落で批判派に与し、佐渡の世界遺産登録で「すべき」(FNN産経世論調査)が5割を超えている以上、「見送り」という規定路線のまま突っ走れなくなったのでしょう。
そこで出たのが、岸田氏得意の朝令暮改です。
一気に「見送り」から「オレが決めた」モードに転換してしまいました。
同じことを菅氏がやったら、叩かれまくって大炎上だったことでしょうね。
やるのはいいですが、岸田さん、始めたからには勝たねば仕方がありません。
青山繁晴参議院議員はこう述べています。
「岸田総理の考えは、「推薦して終わりではなく、登録させないといけないから」ということなのです。それがまさしく文化庁の審議会が決めたことを貫徹することになるのです。
推薦して負けました、ではダメだということです。少なくとも岸田総理の認識は、いまのところ「韓国の工作活動にかなりやられていて、焦って推薦することを韓国が手ぐすね引いて待っている」というものです。
これは外務省のいままでの努力が足りないということです。総理はおっしゃっていませんが、国会議員としては言わざるを得ません。同時に、ユネスコに対する韓国の工作活動は、常軌を逸しているわけです」(文化放送OK COZY UP)
岸田氏は「歴史戦チームを作りたい」と抱負を述べられているようですが、やるなら本気で取り組むことです。
蛇足 昨日はコメントがゼロでした。皆さんのコメントを読むことが楽しみで、毎日書いております。
よろしくお願いいたします。(涙)
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昨日の記事については、コメしようがなかったのです。
だって北のカリアゲ君がミサイル何発打っても対する日本は遺憾砲しか打てないし。
それよりも、北も南も中華にロシア、お隣四か国そろいもそろって日本を狙っているのに、敵基地攻撃という言葉では他所の国に誤解を与えかねないということで、もっと柔らかくしようなんて言っているし、呆れたものです。
岸田さんに対しては、もしかしてマスコミと野党対策でなよなよしているのかな~?とも思ったりもします。
投稿: yamori | 2022年2月 2日 (水) 08時06分
コメントを楽しみにされているのに、今まで一度もコメンントしませんでした。
申し訳ありません。
しかし、私こそブログ主さんの文章を欠かさず読んでおります。
コメントしなくとも満足している者がいる事をお知らせしたいと、コメントしました。
お休みされた朝はとても寂しく、もの足りなさ充満です。
本当に「農と島のありんくりん」は私の生活の一部です。
感謝しております。
投稿: 上総の介 | 2022年2月 2日 (水) 08時10分
本筋から外れてしまいますが、
亡くなった石原慎太郎に弔意など全く示さずに「大嫌いなレイシストが死んだことをマスコミはちゃんと報じろ!」という内容のツイートをするような、選挙で何度も落ちまくる(そりゃそうだ)が副代表をやってる社民党の存在って···
人権問題非難決議では自民と立民が提出側で維新はともかく共産党まで「中国だとはっきり言え」と声明出すとはこれまた奇々怪々な世界です。
歴史戦チーム、いいじゃないですか。やるなら本当に腰を据えて中韓に負けない発信力とロビー能力が必要になります。
宏池会の岸田さんが出来るかね?出来たらむしろ凄い首相だ!になるんですけど。
安倍さんですら出来なかったことをやって、改憲までやったら···第100代首相は稀代の偉人として後の世にも語られることになるでしょうけど。。。
投稿: 山形 | 2022年2月 2日 (水) 08時16分
先ほどは確認ボタン押すつもりが送信してしまいました。すみません。
>日本がほんとうに「憂慮」すべきは、ロシアのウクライナ進攻、いや侵略を前にして自由主義陣営の主要国でありながらなにもできないわが国の情けなさだったはずです。
頭が沸騰するほど同意します。それと、
今回のウクライナ問題で日本がどうでるか、一番関心があるのは中国だと思います。
投稿: yamori | 2022年2月 2日 (水) 08時29分
今まで数年間ずっと拝読させていただいておりますがコメントは初めてです。世界で起きている事実を正確に理解すればするほど、今の日本がおかしな国になっていることが残念でなりません。頑張ってください。簡単ですみません
投稿: カブ9050 | 2022年2月 2日 (水) 08時55分
ブログ拝見しております。
アメリカに配慮して日韓関係に波風を立てないというくらいなら、北京冬季五輪の政治的ボイコットにいち早く賛同したほうがアメリカへの配慮になるはずだと思いますが、外務省のセンスが分かりませんね。
岸田政権についてはすべてが及び腰にしか見えない点が残念です。
投稿: ednakano | 2022年2月 2日 (水) 10時19分
管理人氏の言う通り韓国に関してはもう放置するのが1番みたいになってますよね。
昔だったら左派メディアは「韓国に贖罪が足りない!」と韓国に同調するスポークスマン発言がよく見られましたが今では左派メディアも諦観に至っているのか、外交はきちんとしようねみたいな力のない発言ぐらいですね。
投稿: 中華三振 | 2022年2月 2日 (水) 12時32分
毎日欠かさず読ませていただいております。コメントもレベルが高く、小生ごときではと控えておりましたが、さびしいとのことでエールを送らせていただきます。
まさに市井の知識人とは貴殿のような方と深く感謝する次第です。これからもご自分のペースで更新いただければうれしい限りです。今後も応援して参ります。
投稿: 通りすがりの関西人 | 2022年2月 2日 (水) 13時22分
初めてコメントいたします。いつも拝見しております。
私は廃憲論者なのですが、とあるところで「なぜ廃憲を言う人が少ないのでしょう」とコメントしましたら、「現行憲法を廃止したら、また新たに憲法を作らないといけないじゃないか」と言われました。ああ、そう思っている方がいるのかと思いました。私の反論としましては、
・評論家の宮崎正弘氏、兵頭二十八氏は「五箇条の御誓文で良い」と言っている
・元防衛官僚の太田述正氏は「イギリスにもイスラエルにも憲法はないが、どこからも文句を言われていない」「日本国憲法に規範性はない」と言っている
・憲法改正には総議員の3分の2の賛成と国民投票が必要だが、日本国憲法廃棄の決議は国会議員過半数の賛成でできる
・太田述正氏言うところの「脳死」した日本国政府には適切な憲法の条文を作成する能力はゼロ
というところです。
岸田総理には、せめて馬鹿げたCovid規制をやめてもらって、経済(名目GDP、手取り賃金)を上向かせてくれればいいのですが、それすらも望みは薄いと思っております。
投稿: ゴリポン先生 | 2022年2月 2日 (水) 13時44分
いいね!ボタンとか、こんちくしょー( ゚Д゚)!ボタンとか、
どっかにボタンがあれば便利だけど、どうにかできないものでしょうか?
投稿: yamori | 2022年2月 2日 (水) 14時07分
政府は当初、韓国の大統領選挙を考慮とか寝ぼけた言い訳してましたね。
あの国はどの勢力が当選しようが政権維持に反日を持ち出してきたら結局は同じ事なので、そのような「薬物」に頼らない政権が出てきて初めてまともな交渉が出来る国家になりうると思っています。
それまでは基本距離をとり、害を及ぼしてくるようなら正論で徹底的に叩き潰す。
ただひたすらにそれを繰り返すだけです。
安倍、菅政権でようやく出来たこの流れを元の腰砕け姿勢に戻せば日本のみならず韓国も不幸になるという事を岸田首相はもっと自覚して欲しいですが…
首相から言われる指示をこなすだけで自分の判断なんてロクにしないお飾り外務大臣時代だっだんろうなぁと容易に想像がつきます。
隣国だからと言って必要以上に仲良くする必要はないですし敵視することもないと思っています。
もちろん政治と個人的な信頼をきちんと線引きできる相手となら仲良くするのは自由ですけどね。
投稿: しゅりんちゅ | 2022年2月 2日 (水) 15時21分
歴史戦チーム、いいですねぇ、やるなら徹底的にやっていただきたい。いままでの約束事とファクトの積み重ねを淡々とやるだけです。へんな忖度など不要です。強制連行されたとか言われる人々にはちゃんと給与支払われてるし、労働管理も保証もしっかりされていました。なんて「厚遇された奴隷」なんでしょう。記録はいくらでも残っているはずなので、淡々と出し続けて国際社会にアピールしてもらいたい。あちらさんの証拠って「記憶と伝聞の記録(それも後付け)」に過ぎないでしょうし。
今改めて韓国に対し、助けない、教えない、関わらないの「非韓三原則」ですね。古田博司氏の予想はかなり現実化している様に思えます。
韓国を助けるな、教えるな、関わるな
古田博司氏に聞く「東アジア3カ国との付き合い方」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43424
日本で活動する韓国系の活動家が沖縄の人々を勝手に同胞扱いするのが不快でたまらないです。
投稿: クラッシャー | 2022年2月 2日 (水) 17時22分
結局、岸田さんは「定見」がゼロなんだと思うに至りました。
もとからさしたる悪意はなく、外務省にすら「聞く力」じゃないですが、まず意見を聞いて、それを取り入れてしまうのでしょう。まず、「こうせい!」と言えない人。
中国に対する人権決議でもそうですが、林や岸田が「親中」だとして、それなら去年の内に欧州諸国に紛れ込んで出しときゃ良かった。けど、換骨奪胎した内容とはいえ、もっとも目立つ五輪直前に出すハメに。よけい中共様を刺激してて愉快です。
まぁ、一々方針を転換してて、柔軟な対応が出来る点は長所でしょうが、その存在が透明すぎて恐いです。
PS・本日はyamoriさん、上総の介 さん、ednakanoさん、カブ9050さん、通りすがりの関西人さん、ゴリポン先生さん、常連さん以外の方々においで下さってありがとうございます。
ブログ主様だけじゃなく私も常連さんも、皆さまの意見を拝聴する楽しみを有しています。今後ともよろしくお願いいたします。(拝)
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2022年2月 2日 (水) 17時40分
ブナガヤさん、ごめんなたい(甘え声
き…昨日は正月だったので…
なんだかんだあっても気候は概ね旧暦の通りだなと、また思う旧正月でございまする。
昨日、朴裕河氏の「そこで働いた人々のことも記憶すべき」「日本人を記憶するなら、朝鮮人のことも記憶すべきだろう。炭鉱とは、最下層の人々が働く場所だったからこそなおそうだ」というツイートを読みました。
働いた全ての人々のことを記憶する、記録するのは至極当然で同意しますが、炭鉱で働いた人々を「最下層」と呼ぶのはかなり違和感があります。
案の定、朴氏のツイートを引用して「なぜ肉体労働者を下に見るんでしょう」と問う方もありました。
我が国の及び腰が過ぎる人たちにも、韓国側の厚かましく口喧しい人たちにも、「肉体労働従事者は最下層」という認知なり意識なりがあって、下手に触らないようにしようとか、虐げられた被害者だ!とかに繋がったりしていないですかねぇ。
そういうこともあるとすれば、誠に馬鹿馬鹿しくも残念なことです。
ただありのままを記録し記憶したらよいのに。
投稿: 宜野湾より | 2022年2月 2日 (水) 19時07分
いつも楽しみに拝読しております。枕詞ではなく本当に楽しみにしております。
平日のコメントはどうしてもこんな時間になってしまいますが、これからも時々書込みさせていただきますね。
さて、佐渡金山の世界文化遺産登録で、私が今心配していることは日韓通貨スワップの締結です。最近の韓国は、米国のテーパリング開始で外貨が流出し、株、債券、通貨のトリプル安に見舞われています。過去の為替操作の反作用で自業自得なのですが、このままだと韓国内で信用収縮が起きて取り付け騒ぎが始まりかねません。
基軸通貨の一つである日本円との通貨スワップは、韓国にとってこの問題への大変有効な対応手段です。通貨スワップを遺産登録へ反対しない交換条件にされたら、岸田総理は食いついてしまうのではないかと危惧しています。
十年と少し前に、民主党政権末期の野田総理が日韓通貨スワップを締結し、日本の国富を流出させてまで韓国を助けました。にもかかわらず、スワップ終了直後に李明博大統領が竹島に上陸したことを思い出して欲しいですね。
投稿: 都市和尚 | 2022年2月 2日 (水) 22時27分
管理人さん、ご無沙汰しております。
遅ればせながらのご挨拶です。
最近では仕事が忙しく夜にしかまともに記事を読めませんがほぼ毎日拝読させてもらってますよ。
末長くこちらのブログが続いていくのを陰ながら応援してます。
いつもありがとうございます。
投稿: ナビー@沖縄市 | 2022年2月 4日 (金) 00時47分
何年か前に、沖縄振興予算に関しこのブログの記事を端緒に議論したとき、
私自身も沖縄振興予算をよく理解していなくて、的外れな議論をしました。
未熟な私に、沖縄の方からアドバイスがありました。
確かお名前が沖縄市民様だったと記憶しています。感謝いたします。
管理人様の記事を通しての問題提起に、コメントを入れるには自分自身も勉強しないとならない。同僚との居酒屋談義でもお前よくそんなことを知っているなと言われ、自分自身の成長も実感しています。
私のコメントに対し、超強烈なカウンターは私の沖縄県民は今では日本に同化しているというコメントに対し、宜野湾市民様から「面白くない」とのコメントをいただきました。意味が理解できず思い悩んでいるとき、山路様、ueyonabaru様から、沖縄県民はもともと日本人だから同化という言葉は良くない。とご指摘があり、自分の認識の甘さを恥じました。
恥をかきながらも、自分を成長させてくれる。
そんな温かさが、ありんくりんさんの魅力です。
投稿: karakuchi | 2022年2月 4日 (金) 02時09分