崩れたロシア幻想・反省を込めて その1
皆様、たくさんのコメント、ありがとうございます。ジーンときました。
ブログを作る作業って、ちょっと魚屋みたいなところがあります。
しかも孤独な。
今日はイキのいいのが入っているよ、みたいなね。
そしていらっしゃる人の声を聞きながら、今日は手応えあった、なかったと一喜一憂するわけです。
今後も皆様の声といっしょにやっていくつもりです。
改めてもう一回。ありがとうございました。
さて、いきなりですが、すいません、認識を誤っていました。
ウクライナに対するロシアの姿勢を見て、ロシアに対する私の認識が根本的に甘すぎたことがわかってきました。
私の認識の甘さは、ちょうど3年前の2019年1月に書いた『北方領土交渉は最終直線コースに入ったのかもしれない』によく出ています。
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-ab5a.html
この記事は、2019年1月22日に控えた日露首脳会談前のラブロフとの会談後に書かれたものですが、私の記事は妥結までの最終ストレッチに入ったという誤った見方をしていました。
しかし現実には、ラブロフ外相はこう言っていたのです。
「会談後、ラブロフ外相が単独で記者会見に臨み、北方領土におけるロシアの主権を認めるよう、日本側に改めて要求したことを明かした。
また、日本の法律で「北方領土」という文言が使われていることについて「受け入れられない」と反発したことや、平和条約について交渉を進めるにあたり、日本側が第2次世界大戦の結果をすべて認めることが必要だと伝えたという」(ハフィントンポスト2019年1月15日)
https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/14/meeting-taro-kono-sergey-lavrov_a_23642564/
ラブロフ(今、ブリンケンとやりあっているこわもて男ですが)、当時の河野外相に愛想もこそもなくこう言っていました。
「北方領土問題などというものはない。この諸島の主権はロシアにあり、日本はそれが第2次大戦の結果であることを認めよ」
この意味するところは、「戦争の結果」に従え」、もっと砕いて言えば、返してほしくば戦争するんだな、、ということです。
ロシアという国は、建国の昔から一貫して、戦争で領土を拡げてきたのです。
そして私の大きな判断の間違いは、これを単なる危険球だと軽視してしまったことです。
ラブロフは交渉というと必ず課題な要求を出して最後通牒めいたことを言うのが習いなので、また投げやがったと思ってしまったのです。
ところが、これは外交交渉上のレトリックではなく、まさにロシアの真意でした。
2020年には、とうとう憲法に「領土割譲禁止」を入れたくらいです。
ところが2021年になっても、佐藤優氏はこう述べています。
「ロシアのプーチン大統領は4日、昨年7月に改正された憲法に領土割譲を禁止する条項が盛り込まれたことを踏まえ、北方領土問題について「憲法を考慮しないといけない」と述べた。この条項が領土交渉に影響する可能性を認めた格好だ。一方で「(日本との)平和条約交渉を止めるべきだとは思わない」とも語り、交渉継続に意欲を示した」
(毎日 2021年6月11日佐藤優 『北方領土交渉に対するプーチン大統領の意欲』)
そして佐藤氏はあの迫力のある顔で、ロシアが懸念する米国の中距離ミサイル配備を日本が拒否し、4島に固執せずに2島返還で折り合うならば北方領土は返還されると説いています。
「プーチン氏は2000年の大統領就任直後、日ソ共同宣言の履行に前向きな姿勢を示したが、日本側が4島返還を求めたことに反発し、交渉が停滞した時期がある。
一方、「日露とも戦略的観点から平和条約締結に関心を持っている」とも強調。ただ、米軍による日本への中距離ミサイル配備の可能性には改めて懸念を表明した」(佐藤前掲)
この2島返還論は、鈴木宗男氏なども盛んに提唱していたもので、この平和条約を進めつつ並行して経済開発で信頼醸成し、2島先行返還交渉を具体化していくという戦略に、安倍氏も強い影響を受けたと思われます。
私もそれが現実的解決方法だと考えていました。
しかしこのロシアに歩み寄ったかに見える2島先行返還論ですら幻想にすぎませんでした。
ロシアにはテンから北方領土を返還する気などなく、返してもいいというそぶりはフェイントにすぎず、その裏にはなにかの政治的意図が針のように隠されていました。
ありていにいえば、ラブロフがいうようにロシアには「北方領土問題」など存在しないのです。
したがって、交渉そのものが無意味です。
わが国はロシアが1990年代のソ連崩壊直後のように疲弊にあえぐ時に機敏に再交渉するしか道はないのです。
にもかかわらず、日本は北方領土交渉においてロシアに対して甘すぎました。
それにはいくつか理由があります。
ひとつには、ロシアが戦後処理を急いでいると考えていたことです。
ロシアにとって残された戦後処理は日本の北方領土交渉だけで、これか喉に刺さったトゲとなって日露平和条約は締結に至っていません。
ここで日本が考える「戦後処理」とは、あるべきものをあるべき者に返還すること以外にありません。
そもそも北方領土は、敗戦のどさくさに紛れて、ロシアの没義道な進攻によって奪われたわが国固有の領土だからです。
いわば「固有領土論」とでもいうべきものです。
ロシアが言っているのはそれと正反対に、「第2次大戦の結果をすべて認めよ」という「戦争結果論」の立場ですからかみ合うはずがありません。
彼らロシア人に言わせれば、第2次大戦の結果とは、今の戦後の国際秩序そのものであり、日本もその中で生きている以上、これを前提にするのが当然ではないか、というものです。
したがって、国境の変更を言い出しているのは日本の側であり、ロシアは戦後秩序の守り手なのだというわけです。
そしてプーチンはいくつもの餌を撒きました。
その最大のものは、プーチンが2001年3月のイルクーツクでの首脳会談での「1956年宣言」の有効性を認め、その履行はロシアの義務だ」という発言です。
「(日ソ)共同宣言の有効性を、ロシア首脳で初めて公式に認めたのがプーチン大統領だ。2001年、イルクーツクでの日ロ首脳会談では声明で、平和条約の交渉プロセスの出発点となる基本的な法的文書と明記した。大統領は日ソの両議会が同宣言を批准したことを重視し、ソ連の継承国として「履行義務がある」と言及している。
ただし大統領は、歯舞、色丹の2島を「どのような条件で引き渡すかは明記していない」とクギも刺している。主権の問題を含めてすべて交渉次第というわけだ」
(日経 2016年10月19日)
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO08527230Z11C16A0EA1000/
地球コラム】プーチン大統領、「2島マイナスα」が本音か:時事ドットコム
この「1956年宣言」とは、鳩山一郎政権時にソ連と締結した宣言で、この時も領土問題で行き詰まっていました。
平和条約を締結するにはまず相互の領土を確定せねばならず、この部分でスッタモンダのあげく、宣言はこういうことで落ち着いています。
●日ソ共同宣言(1956年)
歯舞群島及び色丹島を除いては、領土問題につき日ソ間で意見が一致する見通しが立たず。そこで、平和条約に代えて、戦争状態の終了、外交関係の回復等を定めた日ソ共同宣言に署名した。
→平和条約締結交渉の継続に同意した。
→歯舞群島及び色丹島については、平和条約の締結後、日本に引き渡すことにつき同意した。
外務省『北方領土』
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/hoppo_rekishi.html
つまり、ソ連は日本と平和条約を締結された後に、歯舞・色丹を日本に引き渡す、ということです。
ですから、プーチンがこれは「1956年宣言はロシアの義務だ」とまで言ったということは、平和条約を締結すれば返すという意味以外に取りようががありません。
この理解に基づいて安倍氏はプーチンが危惧するトゲを抜いてやりさえすれば、北方領土は返還されると読んだのです。
このトゲとは、北方領土に在日米軍と中距離ミサイルなどを進駐させないことや、さらには民族主義者プーチンの国内への顔をどう立ててやるかということなどで、いずれも解決可能なことだと安倍氏は考えていたようです。
プーチン大統領が「シンゾー」と言わないワケ
結局は、この安倍氏の判断が誤っていたのはご承知のとおりです。
プーチンはいかなる妥協も拒みました。
「しかし、2004~05年を境にその発言内容は一変、以降は「南クリルが第二次大戦の結果正式にロシア領になったことは、国際法で認められており、これについて一切議論するつもりはない」、あるいは「1956年宣言には、島を引き渡すとしても、どこの国の主権が及ぶかは書かれていない」、「日本との間に領土問題は存在しない」などという、日本としては理解しがたいレトリックを繰り返し、一貫して強硬な姿勢を示してきた。
特にここ数年のプーチン大統領の発言は、どれも2000年代前半の時分とはかけ離れたものだ。それにもかかわらず、安倍政権は当時のプーチン氏の発言に引きずられてきた可能性が高い。シンガポール合意で、日本が1956年宣言まで下りる決断をしたのも、まさにプーチン氏が当時、1956年宣言の履行はロシアの義務と認めたという一点に、望みをつないだ結果だったと考えられる」
(吉岡 明子 2021年1月13日キャノングローバル研究所)
思えばこのプーチンを日本に呼んで開かれた日露首脳会談時は、すでにロシアのクリミア進攻が起きていたのです。
訪日に応じたプーチンの胸中にあったのは、2島返還などではなく、日本を西側陣営から領土交渉で釣り出すことだったようです。
まさに西側分断工作の一環だったのですが、安倍氏はそれに乗ったことになります。
そしてかくいう私もそれに引っ掛かってしまいました。
この2014年3月のクリミア進攻で、ロシアはG8として西欧と協調する路線を完全に放棄し、対決へと舵を切っていました。
これは単なる一時の局地的紛争ではなく、世界秩序を支える根幹の枠組みそのものの変更を迫るプーチンの挑戦状だったのです。
これは2点で重要です。
ひとつは、露骨なNATOへの挑戦です。
軍事的にNATOはすでに膨張を続けるロシアと対峙できる能力を喪失しかけていました。
あまりに極端に開いてしまったロシアとの軍事費の差は、まるでナイアガラのようです。
下図は、先日も紹介した1992年を基準値にして直近の2020年を比較し変動倍率を算出したものですが、ロシアは実に4千935倍というウルトラ軍拡をしているのがわかります。
一方、本来ならばNATOの中軸たるべきドイツ軍はメルケル緊縮でズタボロの状態でした。
米国は声を枯らしてNATOに国防費の2%の増額を求めましたが、応じたのは英仏ポーランドなどごくわずかというありさまでした。
クリミア進攻を待たずして、NATOは「戦っても勝てないから、戦わないように」という不戦敗の心理に陥り、初めから軍事的に対抗していく戦略を放棄してしまったのです。
そして第2に、ウクライナ問題において、NATO諸国が掲げるべき大義を裏付けるものに欠けていました。
型式的にはウクライナがNATOに加盟できていないことですが、それだけではありません。
本来なら、ウクライナに対するロシアの軍事侵攻は、1945年以降、国連を中心に形成してきた世界秩序そのものへの敵対であり、国連安保理はこのために作られたといって過言ではない機関のはずでしたが、これが完全に空洞化していました。
中国もほぼ同時期に南シナ海を軍事要塞化していきますが、ウクライナのロシアと一緒で、このならず者ふたりが揃って国連安保理の常任理事国であるという悲喜劇です。
不戦敗戦略を実質とったNATOは、頼みにすべきは国連安保理での制裁決議のはずでしたが、これも得られることは絶対にありえなくなりました。
理由はいうまでもなく、当のロシアが常任理事国なので拒否権を発動するに決まっているからです。
これがクウェートに進攻したイラクや、核開発に走る北朝鮮に対する時とは本質的に異なる理由です。
ましてウクライナは加盟申請中であって加盟国ではないために、米国とNATOは仮にロシアと軍事的に対峙しようと思うなら、「有志連合」の形をとらざるをえないのです。
つまり、2014年を境にして、東と西で大きなパラダイムシフトが起きていたのです。
西ではクリミア、東では南シナ海において。
私は、このような大きな戦後史の転換点を視野からはずして、日露2国間に狭めて考えていました。
もちろん、西側陣営のわが国もプーチンにとっては例外ではなかったはずでしたが、安倍氏は老練な政治家にありがちなプーチンとの強い人間関係を頼りに解決を図ってしまいました。
駐日露大使が日本が制裁に加われば北方領土はもうないと思え、などと言っていますが、テヤンデー毎回その手を食うか。
長くなりそうなので、次回に続けます。
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「恐ロシア」を相手に交渉は成り立つのか?成り立つかも…と考えた時は、私にもありました。
でもやっぱり、恐ロシアは恐ロシアなんですね。
またこれで恐縮ですが、伊丹十三映画「ミンボーの女」。
もちろんフィクションでエンタメですが、そこに描かれる、脅しに屈する習慣でカモにされ放題の「ホテル・ヨーロッパ」総支配人と従業員たちが、法律と知識の裏付けを武器に、ヤクザと正面から対峙し断るものは断ると、相手は笑って引くしかなかった、という筋が示唆に富む寓話でもあると、また考えます。
今日、「他国の領土を奪う」という行為の話は他と違って、落とし所とかどっちもどっち論とかで語ってよい話ではなく、楽観にせよ悲観にせよ希望的観測で語ってよい話でもありませんね。
あなた方がいっていることやっていることはこういうことですよ、それでもやりますの?本当にやりますの?と正面から詰めるべき話であり、侵攻を止めたら見返りを与えるのもまた、やったもの勝ちになります。
裏付けと共にある明確な拒絶、とでも申しますか、そういうことができる頭脳と力をつけたいものです。
投稿: 宜野湾より | 2022年2月 3日 (木) 13時57分
北京オリンピックの時にロシアはグルジアとドンパチやってましたね。
今回は冬季オリンピック、中国開催は何か起こるフラグ?
ベラルーシとの軍事演習といいつつ攻め込む可能性もあるあるです。
いつ勃発してもおかしくないのかもしれません。
かつては強かったドイツ連邦軍、過度な軍縮により兵士の士気や練度は低下、装備も老朽化、官僚支配…。
日本の自衛隊を上回る予算はあれどお金はどこに?ドイツ連邦軍の衰退は激しいようです。
新造のフリゲート艦を例にあげますと、豪華客船のようなシルエット、浮かぶ姿はなぜか右舷に傾き、ソフトウエアやレーダー、電子機器などあちこちに不具合、おまけにソナーも無く対潜能力ゼロ、2年半かけて改修しやっと1隻が就航。同型の残り3隻はどうなりますことやら。
レオパルド2などの近代化も遅れてるようだし、航空機の稼働率は低く、パイロットの飛行時間も少ない。
お笑い韓国軍の上をいきそうです。
ロシアとの間に緩衝地帯が出来たことによる平和ボケといわれてますね。
緩衝地帯の旧東側国の軍備は旧ソ連のものが多くロシアに劣る、ドイツから車両を購入していても予算が少なく近代化も進んでいない。
こんなんでロシアと正面切って戦えるのか疑問です。
NATO全体の軍備も老朽化しているんでしょうかね。
軍備に限らず、インフラ工事などでも技術力の低下はみられ、メルケルさんが率いたドイツは国自体が弱体化してるといえます。
日本は北方領土を諦め、ロシアに毅然とした態度で対処出来ますでしょうや。
投稿: 多摩っこ | 2022年2月 3日 (木) 20時32分
ありんくりん さんのお気持ちは分かりますしご説明も分からないわけではありませんが、まったく同意することもできない今の私の状況です。
親ロシアに立つ考え方は色々とありますが、私が欠かさず見るu-tubeの張陽さんは、プーチンの考え方を分かりやすく説明しております。このような見方も参考にされますようお願いします。
彼はロシアとウクライナは大きく見て、同じスラブのロシア民族であり、本来一体のものであったが、ソビエト共産主義の時代に双方の分断がなされた、さらにソビエト崩壊後にも西欧の策謀でこの分断は続いているという風に考えております。
私は、張陽さんの見立ては十分同感できるのです。
投稿: ueyonabaru | 2022年2月 3日 (木) 22時00分
常任理事国でもある中露が率先して国連憲章を無視しているという現実に
もはや国連の組織としての限界を感じます。
戦勝国としてのソ連は崩壊したのにもかかわらずロシアが普通にその椅子に居座っていたり、中国などはいかなる理由で後から理事国入りしたのか謎でしかないし。
中国メディアが国力に優れる日本、ドイツ常任理事国入り出来ない理由として「かつてファシズム国家だったから」というとても面白いギャグをかましてくれたのは今でも覚えています。
現在進行形ならいいんですねw
投稿: しゅりんちゅ | 2022年2月 3日 (木) 22時36分
今回のラブロフ外相からの来日要望も、またぞろ臭み満点です。
「二、三か月以内に必ず実現する」とか。再びのウクライナ問題に合わせた策動である事は明々白々。どれだけ日本をコケにするつもりなんだか。
一方では中共のAIIBに対し、120億ドルの融資を申し込んでいる事実もあります。対立を利用して両者それぞれから利益を得る、プーチン政権で磨きがかかった伝統的ロシアのやり方です。
うっとうしい思いがするのは、未だに日本の保守派にはロシア寄りの解説をする人が多く見受けられる事です。
クリミアを武力で取り、再び武力で脅しを掛けているのに「領土的野心はない」とか言ってる。安倍さんは、騙されたんです。ここを間違えてはいけませんね。
また、ロシアは反中国などにはなりません。自陣営に取り込める相手ではないですね。中共とは「付かず、離れず」でやっていき、双方に揺さぶりをかけて利益を最大化する本物の孤立主義者です。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2022年2月 3日 (木) 22時45分
北方領土を取り戻すには戦争するしかない。
日本は戦争が出来ない国ですから、北方領土は永久に帰ってこない。
その点、戦争で取られた領土が返還された沖縄は奇跡ですね。外交は軍事力を背景にした交渉であり、結局軍事力を行使できない日本はどうしても外交では弱い立場になってしまいます。竹島問題然り。
中国と同じように、ロシアにも経済援助をしていますが見返りはないですね。
恩を仇で返されています。
金ずる日本に対して、ロシアは北方領土を最大限利用すると思います。
投稿: karakuchi | 2022年2月 4日 (金) 00時55分
karakuchiさんのコメント内容には激しく同意します。
アメリカは同盟国とはいえ、よくぞ戦争無しで沖縄の祖国復帰に同意してくれたものです。世界史の上でも奇跡そのものだと思います。
私事ですが、
時々変換忘れで yamori 表示になります。確認は大事ですね。すみません。
投稿: やもり | 2022年2月 4日 (金) 10時46分