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2022年2月13日 (日)

老いて駑馬になったか、プーチン

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ウクライナ侵攻を回避するラストチャンスと見られていたバイデンとプーチンの電話会談は物別れに終わったようです。
バイデンは「深刻な代償を払うことになる」という今までどおりの警告を発し、プーチンは「これじゃあ安全保障が守られない」と答えたようです。

「バイデン米大統領は12日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行ったが、事態の進展はほぼみられなかった。米国はウクライナ侵攻の場合には「深刻な代償」をロシアが支払うと警告。ロシアは緊張緩和の前提としている安全保障の約束を与えられていないと、米国を非難した。
ロシア大統領府は電話会談をビジネスライクでバランスの取れたものだったと評したものの、両国とも会談後の説明では争点に変化がなかったことを示唆。今後の方向性を見極める手がかりはなお見えていない」
(ブルームバーク2月13日)

プーチンは各国と会談をもちつつ、その裏では戦力増強や侵攻準備を着々と進めている模様です。
軍は12万から15万へと増強され、ほぼロシア軍の半分がウクライナ国境付近にいることになります。
特に主要な標的とされているハリコフ周辺には、Mi-8MTV-5が25機~30機、Ka-52が最低でも10機配備され、ウクライナ北部の国境付近にも攻撃ヘリが大量に到着しているという情報も出ています。
黒海の強襲揚陸艦も大幅に増強された、という軍事筋の話も伝わってきています。

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ウクライナ国境に集結しているロシア軍部隊 フォーサイト

ホワイトハウスは五輪閉幕前に進攻が始まる可能性を示唆しました。

「米国はロシアが早ければ来週、北京冬季五輪が閉幕する前にウクライナに対し軍事攻撃に出る、ないしウクライナ国内で衝突を引き起こす恐れがあるとみている。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が明らかにした。
サリバン氏は11日のホワイトハウスでの会見で、そうした事態は北京冬季五輪の閉幕後にしか起きないとの見方が多いが、「五輪期間中に始まる恐れはある」と言明。「いま言えるのは、五輪閉幕前であってもロシアが軍事行動を起こすという信頼し得る見通しがあるということだ」と語った」
(ブルームバーク2月12日)

なお本日14日からウクライナ上空を飛行する航空機が保険の対象外となり、ウクライナからの民間航空便はほぼ停止する見込みです。

さてプーチン、めっきり老け込みました。
やせた筋肉質の体にはみっちりと肉がつき、物憂げな視線で、ロシア女性をしびれさせた眼には目脂がついていそうです。
この間の彼を見ていると、麒麟も老いては駑馬(どば)にも劣るようにみえてしまいます。
日本にも少なからずいるプーチンファンをガッカリさせないで下さい。
応援する筋合いじゃありませんが、プーチンはいまや完全に勝機を逸しています。
7年前のクリミア略奪の勝因がなんだと彼は考えているのでしょうか。

クリミアでどうしてあれだけ「スマート」に勝てたのかといえば、たんなるサイバー戦が当たったからではありません。
徹底してロシアの進攻意図を秘匿し、偽旗作戦を駆使して超高速で進攻が進んだからで、この速度こそが決定的な要素なのです。
当時西側は、寝耳に水。
進攻が現実に起きてから腰を抜かしたわけで、よもやクリミア半島というレッキとしたウクライナ領内にロシア軍が大量に潜入していることも知らなかったのです。
ですから、標識を取って覆面をかぶったロシア軍が、クリミアの親露民兵とたちまち半島全域を実効支配してから、やっと事態がわかって騒ぎだしたわけですが、すべて手遅れ。

下の写真は当時クリミアに進攻したロシア軍ですが、戦闘服や車両の標識をはがしています。
当然国際法違反ですし、後にすべてロシア軍所属だと判明しますが、実効支配してしまえばロシアの勝ちです。

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AFP

そしていったんはウクライナから分離独立した後、すかさずに「住民投票」が行われて、ロシアに編入されてしまいました。
まるで手品です。一滴の血も流さずに他国の要衝の地をくすねとった「見事」な手腕です。

こういう手練手管を「偽旗作戦」(にせはた)というのだそうです。
要は、敵を騙すために自分の旗を隠して、偽の旗を掲げて行う軍事作戦です。
古典的ですが、いまでも頻繁に使われており、今回はドンバスでロシアが偽旗作戦をする徴候があると、ホワイトハウスから指摘されていました。

「【ワシントン】ホワイトハウスは14日、ロシアがウクライナ侵攻の口実を作る「偽旗作戦」を実施するため、ウクライナ東部に工作員を配置していると発表した。  ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は「ロシアの代理部隊に対する破壊行為を実行するために、工作員は市街戦と爆発物の使用について訓練を受けている」と述べた。
また、「われわれがつかんだ情報では、ロシアの影響力のある当事者がロシアの介入を正当化し、ウクライナを分裂させるために、国営メディアやソーシャルメディアでウクライナの挑発行為の捏造(ねつぞう)をすでに始めていることを示している」と述べた」
(ウォールストリートジャーナル2022年1月15日)

ロシアが恫喝で西側が屈しなかった場合、戦争の口実を捏造しようとしたとホワイトハウスは述べています。
ドンパス地域に大量潜入させているロシア工作員と親露派武装勢力を使って、ウクライナ政府機関か、あるいはロシア軍に対してテロを行って戦端を切らせるわけです。
こういう偽旗作戦でロシア系住民を標的にしたテロを行い、それで国際社会に衝撃を与えた後に、自国民保護を理由にロシア軍に侵攻させるという手筈です。
当然同時に、偽情報の拡散、サイバー攻撃によってウクライナ軍の指揮命令系統をダウンさせ、空爆を実施し、さらに自警団を装った親露武装組織が住民蜂起をします。
次いでキエフ政権に対して親露派が首都で大規模デモをかけて攪乱させ、うまくいけば退陣に追い込み、東部2州は改めて独立を宣言するでしょう。
これらすべてが一斉に行われた場合、ほぼ1か月で決着がつき、ロシア軍地上部隊の進攻は限定的かもしれません。
そしてしばらくして、東部2州は住民投票を行い、ロシアに編入を「民主的に」要求するというわけです。

これがプーチンの描いたベストシナリオでした。
このきっかけを与えたのは他ならぬバイデンだったようです。

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読売

バイデンはプーチンに「いかなる敵対感情もなかった」と言わせるまで「いい顔」をしてしまいました。
バイデンは会談前の3月に、「プーチンに報復措置をおこなう」とか「人殺しだ」とまで言って警戒感を露にしていましたが、それはウクライナに対してではなく大統領選におけるロシアの介入だったようです。
なんのことはないトランプがらみです。

「米国のバイデン大統領は17日に放映されたABCニュースのインタビューで、ロシアが昨年11月の米大統領選に介入していたとする情報機関の報告書に関し、「プーチン大統領は代償を払うことになる。近く明らかになるだろう」と述べ、対抗措置を予告した。措置の具体的な内容には触れなかった。
バイデン氏はプーチン氏について、副大統領時代に会談を重ねたことを踏まえ、「私は彼のことを比較的よく知っている」と言及。「プーチン氏は人殺しだと思うか」と問われると、「そう思う」と答えた」
(読売2021年3月18日)

そして会談にはもめそうな件はまるで出ずに、あらかじめ決まっていた核軍縮交渉などを成果としたにすぎませんでした。
もちろんウクライナのウの字も出ず、ロシアと対決する意志などまるでないニコニコ小父さんで終始したわけです。
これがプーチンに対して誤った信号を送ってしまいました。
小泉悠氏は、この昨年6月の米露首脳会談こそが、プーチンにウクライナ再侵攻を決意させた引き金になったのではないかと見ています。

「昨年6月の米露首脳会談が一つのトリガーだった可能性がある。プーチン大統領はバイデン大統領の弱腰を見抜き、「やれる」と思ったのではないか。露外務省はウクライナに対し、ドンバス地域へ「特別な地位」を付与することを規定した「ミンスク合意」の履行を要求し始めた。
ウクライナにミンスク合意を履行させるのが最も穏当な解決法だと米国内でも言われている。一種の現実論ではあるが、ロシアが威圧すれば欧米はすっかり動転し、言うことを聞くようウクライナに促すというのでは、国際社会の信義と公正を大いに損なう」
(小泉悠 産経2022年2月11日)

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ロシア国防省

このような侵略の牙を密かに研いでいる国と安易に握手してしまうと、高い代償を払うことになります。
プーチンはこの首脳会談からわずか5か月後の11月には、ウクライナ周辺にロシア軍を大量集結を開始します。
NATOは9月末にウクライナと合同で大規模な軍事演習「RAPIDTRIDENT 2021」を実施し、米国のオースティン国防長官は10月にジョージアを訪問して2ヶ国間の安全保障協定を締結するなど着々と関係強化を進めていました。
これが直接のきっかけですが、プーチンにはウクライナには米軍は出てこない、NATOはどうせ腰砕けのはずだという読みがあったはずです。

シナリオとしては3パターンあります。

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ドンバス親露派民兵と思われる。 ロシアビヨンド

1つ目は、前述したように、ウクライナ東部ドンバス地域でのテロと「住民蜂起」の偽旗作戦によって混乱状態を作り出し、ロシア軍はそれを後方支援しつつ静観します。
しかし、この方法を取るには遅すぎました。
ホワイトハウスがすっぱ抜いてしまったからです。
偽旗作戦は、完全に秘匿して素早くおこなわねば成功しない奇手なのです。

2つ目は、ウクライナ軍が強力に「「住民蜂起」を鎮圧した場合、ロシア系住民の保護を「ドンバス人民共和国」にださせて救援を名目に進攻する方法です。
ロシアは、ウクライナ東部やジョージアで、一方的にロシア系住民にロシア国籍のばらまきをしています。
こういう行為はパスポーティゼーションと呼ばれて、侵略の予備行為だとされています。
元在ウクライナ日本国大使館専門調査員だった平野高志氏は、このように述べています

「そして、より深刻に考える必要があるのは、この地の「ロシア国籍」問題である。というのも、ロシアは、2019年4月以降、ウクライナ東部の紛争地域にて、住民がロシア国籍取得する際の手続きを簡素化する決定を下しており、それ以降、同地住民に対して国籍のばらまきを行っているのである。これは、紛争地における「パスポーティゼーション」と呼ばれる行為であり、紛争解決を困難にするものとみなされている。つまり、現在ロシアは、ウクライナの主権を侵害しながら、「自国民」を簡易的に作り出し、その保護を名目にウクライナへとさらに武力を行使しようとしているのである」
(平野高志 202年2月5日JBプレス)

しかし今頃、このような自国民救援劇を演じても、信じる国などどこもありません。

3つ目は、西側が弱腰で、いかなる反撃もないと予測できたなら、北からキエフに進攻し、48時間以内に現政権を倒して占領するという強襲案です。
ただしこれをやった場合、ウクライナは負けはするものの、ロシアの右腕を斬りとるくらいの激しい抵抗は見せることでしょう。
戦線は西に拡がり、収拾は不可能になります。

米国は徹底した経済封鎖をし、ノードストリームは、ドイツが泣こうが喚こうがコックを締められてしまいます。
さすがのグリーンなバイデンも、ヨーロッパ救援という名目でシェールガスの増産を命じるでしょう。
ロシアにこれに耐えるだけの国力はありません。
したがって、これはプーチンにとっても最悪シナリオです。
いまやこの3番目の方法しか残されていませんが、日がたつに連れリスクは増していきます。
最近になってプーチンは、「ロシアはNATOには勝てない。核戦争には勝者はいない」などというヤケクソのようなことを言っていますが、切るカードがなくなったということなのかどうかは、あと一月くらいたたないと結論が出ません。

とまれプーチンときたら、部隊集結を待っていたのかどうなのか、精鋭の第1親衛戦車師団をウクライナ周辺に投入してから早や3カ月。
その間に、西側はすっかり反撃体制と包囲体制を整えてしまいました。
さぁ、もう動くに動けません。
ホワイトハウスから今秋の水曜日に進攻の可能性があるとまで特定されてしまっては、やるとなると奇襲もヘッタクレもない大流血覚悟の強襲作戦だけしかなくなってしまったのです。

そのためかどうかプーチンは急に老け込んでしまい(もう70ですからね)、北京五輪開会式に強行出席したものの、式では居眠りをする姿が見られています。
またとつぜん詩人になってしまって、こんなことをマクロンとの共同記者会見でのたもうたそうです。

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時事

「2月9日 AFP】ロシア軍がウクライナ国境付近で部隊を増強し緊張が高まる中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が8日、ウクライナを「私の美しきもの」と呼んだ。
 プーチン氏は同日未明、エマニュエル・マクロン(戦を定めた「ミンスク合意」を好ましくないと述べたことを批判。
プーチン氏はロシア語で韻を踏みながら「(ミンスク合意を)好むと好まざるとにかかわらず耐えよ、私の美しきものよ」と述べた。
この発言はオンラインで物議を醸した。
元コメディアンのゼレンスキー氏は、ロシアに続いてウクライナを訪問したマクロン氏との会談後、「ロシア大統領にも一理ある。確かにウクライナは美しい」「(だが)ウクライナを自分のものと呼ぶのは度が過ぎている」と述べた。
 また、ウクライナや欧州がロシアと交渉する際の心構えについて、「極めて辛抱強く」臨むのが賢明だと述べた。
 ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は電話取材でプーチン氏の発言について、「国家が義務を負ったなら、責任を果たす必要があるという意味だった」と釈明した」
(AFP2月9日)

ありゃありゃ、ウクライナを「わが美しきもの」なんて言っちゃダメに決まっているでしょうが。
ゼレンスキーが言うように、「極めて辛抱強く」粘れば粘るほどプーチンの耳には、原野に放置したままの12万もの大軍の悲鳴が聞こえるはずですから。
そろそろ道路もいいかんじで雪解けが始まる気配です。
進攻はあるかないかわかりませんが、いずれにしても今週中になんらかの動きがあると予想されます。
慎重に見ていかねばなりません。

 

 

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コメント

 きびしい自己管理がプーチンの肉体をささえ、日本でもプーチンカレンダーの売り上げが毎年好調なように「峻厳さ」のイメージが売りでした。
けど、顔なんかパンパンになって急に弛緩して老けだしたようですね。
すでにして機を逸したプーチンですが、情報の出方から察するに今回は英・米との情報戦に後れを取っている感じが否めません。

そりゃそうと記事にあるように、原因を作ったのは確かに「バイデンの弱腰外交」が元ですよね。
だだ、一昨日のプーチンとの会談で、バイデンは全く譲歩していません。
かつて70年代のバイデンはフィラデルフィアのマフィアと組んで選挙資金や不正票を囲い込み初当選をものにし、そういう経験が生きているのかも知れないと勝手に変な感心をしています。つまり、米紙では「老人性頑固症」のように書かれますが、実は中々の胆力の持ち主なのだと思います。

気になるのは、やはり習近平の出方です。
ウクライナはおおむね親中で、中国はウクライナ最大の貿易相手国です。
そうした事から福島香織さんなどは、「戦争にならずとも、最終的にはウクライナはロシアの手に落ちる」と予想してましたが、先のプーチン=習会談は決して上手く行っていないようです。
金があるフリをしているだけの習としても、ここでウクライナを圧迫して対欧米の矢面に立つことは国益になりません。
これから軍事進攻があるのかどうかわかりませんが、プーチンは悪い場面を作ってしまったようです。

なお、「戦争を欲しているのは軍産複合体を要するホワイトハウスの側」との意見が日本の保守派論者に見られますが、これは論理的整合性のない意見です。共和党側のプロパガンダに乗せられてしまっているのでしょう。

記事中のバイデンとプーチンの握手画像で気のせいかも知れませんが、プーチンはバイデンから目を逸らしていますね。

それと山路さんのコメで、
>なお、「戦争を欲しているのは軍産複合体を要するホワイトハウスの側」との意見が日本の保守派論者に見られますが、← これ、
日本の保守論者というか、アメリカ民主党が嫌いな人によく見られます。
大雑把ですが、戦争の経済学という本によると、平時の国家予算を使っての兵力アップと軍備更新を延々とやったほうが儲かるとのことで、
いくらオバマとかアメリカ民主党が嫌いだとはいえ、変な陰謀論にはハマって欲しくないと思います。

たしかにここ一年で見た目がぐっと老けましたね。
ロシア人男性の平均寿命は73歳(これでも延びた方、2016年なんて67歳)ですから、酒をほとんど飲まないプーチンでも北国でこの先もマッチョを続けるのは苦しいでしょう。

ここ数年、米露中英そして日本も安倍政権の「際立つリーダー達」による覇権や同盟のせめぎ合いが続きました。が、これでは独裁国に有利な場の設定が崩せないので一定の私達にはどうやっても不利でした。
民主主義国家に於いてどんなに強いリーダーを求めても限度がありますから。
私は、顔が強くない国のあり方で独裁国を今回の対露のように追い込んでいく手法は、今後も有効だと思います。各国の矛盾に囲まれすぎて独裁者がスタックし孤立する。
欧州各国の一枚岩でないご都合主義と、イケズなアプローチがいい感じに時間を稼ぎました。

ドイツに続きイスラエルもウクライナから退避勧告、ポーランドは侵攻時にはウクライナ難民を迎えるとアナウンス、キエフでは反露のデモ行進。攻めたくないのに「ロシアが攻めてくる」の大コールです。露軍、嫌でしょうね…。
3つ目の選択肢「侵攻」に踏み切る良いタイミングはもう逸したと思いますが、それでもやるのか。やらずに帰ってしみじみ欧州向けガス屋さんに転身するとも思えず、情勢を見守るばかりです。

老いて駑馬に…
「ロシアの不安を取り除いてやらなければならない」と言うロシアの代弁者の人たちのことが、うっかり可哀想に見えそうになってしまいます。
それに加えて奥山真司氏のツイート
「今回のような危機をSNS上で見ていると、興味深い二つの現象がが同時に起こっているように見える。
一つは、普段から平和を訴えている人々が沈黙してしまっていること。
そしてもう一つは、終末系の陰謀論の人々が色めきだっていること。」(原文ママ)
コレも本当にその通りで、左派リベラルの反戦&「酒を酌み交わして平和に」系の人たちの沈黙と、極トランプ派・極反トランプ派双方の陰謀論展開、並びに極右の非現実的な勇ましさ、これらをすべて、微笑で楽しんで終われるならいいのにと思います。
2024年に向けてプーチンは己をアンタッチャブルにして退くのか終身大統領を目指すのかは知りませんが、誰がどう説得しようとも擁護しようとも、何を与えようとも、プーチンが己のお気持ちを柔らげるために他人を痛めつける選択をする可能性は、話が噛み合う可能性より大きく見える、というのが現実ですかね…

すみません、変なところに「一定の」が挟まって意味不明になってしまいました。省いて読み流してください。

 プーチン好きの私ですが、昔サハリンの油田だか天然ガスをダッチシェル、三菱、三井の三社が開発に乗り出し、80%ぐらい工事が進んだ段階でロシアが(プーチン大統領時)国有化したということがありましたね。

 このことをふと思い出しましたが、ロシアに私たち日本人が納得できる特別の理由でもあったのでしょうか? 当時大きく国内でニュースとして取り上げられた記憶はありませんが、当時はロシアに失望し不信感は個人的には持ちました。

 その辺の事情を解明したく思いますが、知見のある方がいらっしゃると思いますので、簡単でよろしいのでどうぞご教示ください。

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