ウクライナが「ネオナチ国家」だって?
ロシアのウクライナに対する非難に、あそこはネオナチ国家だから、というものがあります。
なんでも、ロシア軍がウクライナの産院を爆撃したのも、あそこがネオナチのアジトだったからだとか(笑)。
そもそも侵攻理由からして、ウクライナ人民をネオナチから救い出すのだァ、とのこと(またまた笑)。
ロシアの駐日大使など、口を尖らせて、「日本はファシストの味方をしている」と言っています。
露大使館のツイートには、見よ、これが証拠であるぞと麗々しく写真つきで登場しますが、そんなにネオナチって国家を乗っ取るほどすごかったのね。
駐日露大使館
日本においても、このウクライナ政府=ネオナチという言説は、ロシアの代弁者たちがよく口にする定番です。
代弁者ではありませんが、山口敬之氏もウクライナに「ネオナチ疑惑」があると論じています。
※3月11日 『NATOがツイートを削除したワケーウクライナ「ネオナチ勢力」のファクト【山口敬之の深堀世界の真相 No75】』
https://web-willmagazine.com/international/wtNPr
「ロシア政府はこれまで、ウクライナのネオナチ勢力について数々の「疑惑」を主張してきた。
アゾフ連隊については、ロシア軍の部隊が包囲している複数の都市で「彼らが市民を人質に取っている」、ロシア軍が砲撃したとされている人道回廊を「アゾフ連隊が塞(ふせ)いでいる」、ロシア軍が空爆したとされている東部マリウポリの産科医院を「彼らが占領していた」と主張している。
しかし、日本の報道ではこうしたロシア側の主張はおろか、アゾフ連隊などウクライナ政府軍にネオナチ勢力が混入しているという事実すら伝えられない。だからこそ、ウクライナ政府軍に義勇兵として参加する日本人の動きも極めて肯定的に伝えられている。
しかし、日本のメディアが伝えなくても、ウクライナ政府軍にネオナチ勢力が入っている事は紛れもない真実である。そしてこうしたウクライナ国内の極右勢力の動向は、ウクライナ情勢の本質を理解するために不可欠なファクターの一つである」(山口前掲)
山口氏はこの「アゾフ大隊」が、ドネツクの親露派分離主義者と戦って虐殺事件を引き起し、またいまもなおウクライナ政府軍に加わっていることをもって(←誤認)、ウクライナ政権内にネオナチが浸透しているかのように述べていますが、うーんどうだかな、私はそうは思いません。
かくいう私自身も一時期は佐藤優氏の影響で、ウクライナの政権内にネオナチが浸透しているのではないかと2014年頃に書いたことがありました。
関連記事『ウクライナ紛争の背景その1 ガリツィア地方とウクライナ民族主義』
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-e52c-1.html
以後8年間、まったくこのテーマについては触れてこなかったので、改めて修正をかけておきます。
結論から言えば、ウクライナ=ネオナチ説は真実も多少含まれている虚構にすぎません。
それはゼレンスキーがユダヤ系ウクライナ人で、大戦中には家族がナチスドイツによって迫害を受けていることからも判るはずです。
この問題はウクライナの複雑な歴史を分かっていないと理解できないので、1917年まで時間を巻き戻します。
大戦前のウクライナには強力な独立運動が存在し、1917年6月23日には「ウクライナ人民共和国」が独立宣言し、国際的に承認を受けた時代がありました。
これはレーニンが容認したからで、プーチンはこれを「そもそもウクライナはロシアなのに人工的国家を作ってしまった」として批判しているようです。
そしてすぐにウクライナは1922年に、スターリン統治下のソ連の一共和国に編入されます。
当時、ソ連は革命直後の内戦が終了したばかりであり、国庫は見事にからっぽでした。
外貨を稼ぎ、重工業化を進めるというのが、当時のスターリンの強い意志でした。
そのためにもっとも手っとり早い外貨獲得手段として目をつけられたのが、ウクライナの穀倉地帯でした。
ここでスターリンが取った手段が、悪名高い飢餓輸出です。
1930年代、GPU(国家政治保安部)は強権的にウクライナの農業集団化を実施します。
「集団化」とは、土地を農民から奪い、コルホーズ(共同農場)に一元化することです。
この集団化の過程で共産党は、村の指導者層は「富農」として処刑し、農地を手放すことを拒否する農民は「反革命」「人民の敵」というレッテルを貼って、これも処刑するか、家族もろともシベリア流刑に処されました。
このときにGPUは、ウクライナ民族主義者、知識人、自由主義者を根こそぎ逮捕し、「人民の敵」として処刑するか、ラーゲリ(強制収容所)送りとしました。
豊穣な穀倉地帯であったウクライナもみるみるうちに疲弊し、農民に不満が鬱積していきます。
たとえば、集団化と強制徴発政策を共産党官僚の言う通り実施すれば、農民自身には自らが食べる麦も残らず、翌年の種籾すら食べてしのぐ状況がどの村にも現れます。
オーストリア技術士によるホロドモールの写真 (ukrinform.jp)
穀物の取引さえ禁じられたために、農業地帯の街には餓死者が増加していきます。
農産物は共産主義体制の下では、農民の私有物ではなく「人民の財産」とされ徴発ノルマの不達成はラーゲリ送りを意味しました。
畑に落ちた落ち穂を拾ったばかりに、流刑地に家族もろとも10年間の流刑に処せられた例すらあります。
飢えのあまりエンバクなどの飼料用穀物を食べた農民は、「人民の財産の悪用」として流刑にされました。
「ウクライナ人たちは強制移住により、家畜や農地を奪われたために家畜を奪われ、穀物を収奪されたことによる死亡者は、400万人から1,450万人と言われ、400万人の出生が抑制された」(Wikipedia)
(※飢餓による死亡者数は複数の説が存在します)
ウクライナ政府は独立後、この大飢餓を「ホロドモール」と呼び、ウクライナ人に対する絶滅政策であったとしています。
オーストリア技術士によるホロドモールの写真 (ukrinform.jp)
このウクライナ人の怒りが、ウクライナ独立運動へと転じたのも当然のことです。
ウクライナは、ナチスドイツに1941年から1944年にかけて占領されていました。
この時にウクライナ民族は二分されました。
一方はドイツ侵略者に抵抗し、連合軍だったソ連に協力する道を選んだ者であり、方やロシアの軛から逃れるために独立運動をしていたステパン・バンデラのようなウクライナ民族主義者たちでした。
前者はソ連軍と共に戦い、後者はドイツと協力します。
ではソ連が崩壊してロシアからの独立が達成されたかといえば違いました。
1991年にウクライナは独立を果たしましたが、政権は巧妙に立ち回った旧共産党幹部の親露派に握られてロシアの属国化してしまいます。
この親露派のヤヌコビッチ政権が民衆のデモで倒されたのが2014年でした。
国家は混乱し、この時の隙を狙うようにしてプーチンは今回の第1幕であるクリミア強奪と東部2州の分離を画策しました。
そして新たに生まれたばかりの反露政権は軍事的な敗北を喫してしまい、結ばされたのが屈辱的「ミンスク合意」です。
このミンスク合意は、ウクライナにとっていわば敗戦処理協定であって、たいへんに不利な条件をつけられていました。
ちなみにこのロシアのパペットのヤヌコビッチは、今ベラルーシにまで戻ってウクライナに戻ることを画策しています。
また大戦前のウクライナには、ヨーロッパ最大規模のユダヤ人コミュニティーがあり、270万人のユダヤ人が住んでいました。
ゼレンスキーの家族もこの中のひとりで迫害を経験しています。
現在のウクライナは、とうに反ユダヤ主義とは決別し、今も14万人のユダヤ系住民が居住し、一切の民分差別は廃絶されています。
最近も、2022年2月には反ユダヤ行為を刑事犯罪とする法律が可決されていますが、こうした法律をあえて作らねばならなかったのは、ウクライナ国内に極右民族主義者のバンデラを崇拝し反ユダヤ主義を奉じるグループがいたからです。
このバンデラ主義者たちは「ネオナチ」と称される者たちで、「アゾフ大隊」(アゾフ民族主義大隊Azov special detachment) という極右過激派団体を作っていました。
山口氏はこの「アゾフ大隊」の存在をもって、ウクライナに「ネオナチ疑惑」があると論じていますが、過大評価です。
アゾフ大隊がかつて一時期ドネツク人民共和国」の戦闘員と激突したのは事実ですし、一時期正規軍と共同行動をしたことまでは事実です。
それは理念が一致したためではなく、反露新政権の正規軍が余りに弱体であったからです。
2015年8月にはウクライナ政府は彼らの拠点のある南部マリウポリ周辺の前線からアゾフ大隊を含む全ての極右ボランティア大隊を引き揚げることを命じ、正規軍部隊と入れ替えています。
その後、アゾフ大隊は、マリウポリから南西40キロのウルズフに拠点を移しました。
そしてさらにアゾフ大隊はウクライナ政府の一切の命令に従わないために、2022年にウクライナ政府軍によって討伐を受けて壊滅させられました。
※southfron 2022年3月4日
"Ukrainian Armed Forces Destroyed Headquarters Of Azov Nationalist Battalion In Mariupol – Report"
https://southfront.org/ukrainian-armed-forces-destroyed-headquarters-of-azov-nationalist-battalion-in-mariupol-report/
southfron
上の写真は、鹵獲したアゾフ大隊の旗をひろげて喜ぶウクライナ政府軍兵士です。アゾフ大隊ではありませんのでご注意下さい。
「現在マリウポリ市で封じ込められているアゾフ大隊のメンバーは、ウクライナ軍の指揮に従うことを拒否したと伝えられている。
この民族主義大隊は、市内で人質にとられていた地元の民間人やゼレンスキー大統領にも大きな脅威を与えてきた。
(略)これらのメンバーは、ゼレンスキーがウクライナの敗北を受け入れるならば、彼に銃を向けるだろう」
(サウスフロント前掲)
このようにアゾフ大隊は、以前からウクライナ政府の統制下にはなく、いまはウクライナ軍から完全に排除されており討伐の対象にすらなっています。
歴史的に独立運動が複雑を軌跡をたどったのは事実ですが、現在はこの両者に思想的な繋がりはなく、ゼレンスキーがユダヤ系であることからもわかるように、現政権はアゾフ大隊と強い対立関係にあります。
ウクライナがネオナチだというロシアの主張は、事実をねじ曲げて、都合のいい一部だけを抜き出して拡大したプロパガンダにすぎないのです。
百歩譲って仮にウクライナがネオナチなら侵略して、大量の住民虐殺をおこなっても正当化されるのか、とお聞きしたいものです。
私が常々愛読している『ウィーン発コンフィデンシャル』(3月14日)に、このような記事を見つけました。
「巷には無数の言葉が飛び交っている。その中にはフェイクと呼ばれる偽りの言葉もある。
ひょっとしたら、ウクライナ危機は神のロゴスと偽りの言葉との戦いかもしれない。後者は、人間がもつ不安と恐れを利用する。プーチン大統領はロシア軍にウクライナ国内の原子力発電所を攻撃させ、「北大西洋条約機構(NATO)軍のウクライナ介入は世界3次大戦を意味する」と威嚇し、欧米諸国を恐れさせている。それに対して、ユダヤ系のゼレンスキー大統領は、「私はここにいる。恐れることはない。正義はウクライナにある」と国民に向かって呼び掛けている。
ウクライナの1人の婦人は、「プーチン氏はアンチキリストだ」と呼んでいた。「聖書の世界」からみると、ウクライナ危機は神と悪魔の戦いのようにさえ見えてくるのだ」
http://blog.livedoor.jp/wien2006/
ウクライナに、平和と独立を!
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中国→台湾の侵攻の際には、ネオナチは流石に通用しませんよね。どんな言い訳を用意するのだろう。
投稿: ねこねこ | 2022年3月15日 (火) 07時49分
山口敬之氏については比較的まともなジャーナリストだと思っていましたが、今回の件で陰謀論臭がして彼の主張をあえて見聞きしていません。
感覚的にネオナチ論は胡散臭いと感じていましたが、明確な説明をいただきすっきりしました。
投稿: ednakano | 2022年3月15日 (火) 10時21分
山口氏に限らず、どうしてこんなデマに等しいフェイクがさながら保守派の側から飛び出すのでしょうかね。
「主流メディアで報道されていない裏に真実や価値がある」との考えは結構なんだけど、この場合は「報道する必然性がないから報道されない」だけです。
また、私の考えではありますが、悲しい事にこれらのソースは親トランプ周辺の運動体から発しているように思います。
このままじゃ、トランプ自身もダメになるのではないか。
アゾフ大隊など1500名程度に過ぎず、虐殺の証拠写真とされるもののほとんどが70年前のものをリペアしたものである事があきらかになっています。
ゼレンスキー自身がユダヤ系であるだけでなく、政権はアゾフ大隊を監視下に置く目的で内務省管轄にしています。
くわえてナチス思想の危険性には日本よりもはるかに敏感で、ナチスを想起させる表現について現代ウクライナでは法で禁止しています。
まぁ、こういうのは良く言って「例外を一般化したプロパガンダ」であって、ロシア側にて活発な国際特別テロリスト組織に指定済みの「大ロシア帝国運動」が今後活動を起こす予兆でもあるのでしょう。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2022年3月15日 (火) 11時17分
敢えて右翼と評するがこうした右翼ジャーナリストやネット右翼は強権的な政治家が好きだからプーチンに親和性を感じて無理くりに擁護してしまうのでしょう。
同じ独裁国家でも北朝鮮や中国は歴史的なイデオロギー対立があるから断固反対だがロシアは日本への影響は少ないし、敵の敵は味方理論で支持すると。
結局のところ右翼は似非保守ですよ。
投稿: 中華三振 | 2022年3月15日 (火) 12時44分
> どうしてこんなデマに等しいフェイクがさながら保守派の側から飛び出すのでしょうか
つむ花が違うだけでこの人達の居場所もお花畑と大差ない。
と私は大統領選の頃見切りをつけました。
切れ切れに入る妥当な意見を拾ってリアリストだの評価する向きがありますが、見たい絵図に合わせて精度の怪しい点を平気で繋げて
「こういうことだった!点と点が今まさに繋がってストンと落ちた!」と思いたい"善き人でありたいと思う人々"の心を惑わせる行為は最悪です。
真偽不明のソースについてエビデンス評価をして、後から気付くにしても、半月ひと月立ち止まらせるだけでどれほど分断効果があるのか。
今回池内ラボや防衛研が間髪入れずに前に出て詭弁を潰してくれているのに心から感謝しています。
投稿: ふゆみ | 2022年3月15日 (火) 23時35分
口蹄疫以来、拝見して勉強させていただき、感謝しております。
すみません。私は、ウクライナ政府がネオナチ等と露とも思っていませんが、整理したいので、管理人様他、どなたかご存じの方がいましたらどなたか教えて頂けると助かります。
アゾフ大隊というのが、3/4にマリウポリで壊滅したとすると、3/11付のAP通信が、「3/9にキーウの近くで一列縦隊で来たロシアの戦車隊をアゾフ連隊がドローンで追い返したという動画を挙げている」と報じている、「アゾフ連隊」というのは、何者ですか?大隊の昇格したものとネットにはありますが。
動画自体、一列縦隊のロシア戦車隊が余りに簡単にやられて逃げ回るものなので、「CG合成のインチキか?」と疑ってもいましたが、それにしてもまことしやかにネットに挙っているので、「ネオナチ云々はともかく、ウクライナ政府は、ロシア撃退という大きな共通目標があるので、毒には毒ということでやむなくアゾフ連隊というのと共闘しているのだろう」くらいに思っていました。
アレ、実は、ロシア側のプロパガンダ用の捏造動画で、それをウクライナ側の戦果だと誤解したAP通信が誤って流してしまったとかでしょうか?裏が取りづらく混乱しております。すみません。陰謀論に乗ってウクライナ政府を落とそうということでは無いのですが。
最も、ロシアもウクライナをネオナチ呼ばわりするなら、もっとそのアゾフ大隊(連隊?)との繋がりを論点動かさずに突っ込みまくれば良いだろうに、何故そうしないのだ?とは思ってたので、経緯が管理人様の書かれた通りなら「中身の無い、ロシアの適当なでっち上げ」ということで納得は出来ます。
よろしくお願い致します。
投稿: garon | 2022年3月16日 (水) 00時53分
garon さん。口蹄疫からおつきあいいただいているようで、ありがとうございます。
このアゾフ大隊については、申し訳ありませんが、追加情報が不足しています。
アゾフ大隊(連隊でも同じ)の現況についても、私は記事に載せたものしか持ち合わせていません。
仰せの映像はみていないので、なんともいえませんが、アゾフ大隊の残党が露軍と交戦している可能性はあります。
というのはアゾフ大隊はかつて千人を超える集団でしたので、正規軍との戦闘で完全壊滅することはないでしょう。
残党が今もアゾフ大隊を名乗っていることはありえます。
また外国からのネオナチが義勇兵として参加して、アゾフ大隊を名乗っていることもありえます。
彼らにとっては、コミュニズムと戦う唯一の極右軍事勢力がアゾフ大隊だからです。
ロシアはこのひと握りの者たちを取り出して、ウクライナ=ネオナチという言い方をしていますが、それこそがプロパガンダなのです。
投稿: 管理人 | 2022年3月16日 (水) 04時57分
garonさん。
大隊や連隊のほうでググったらそうなりますけど、数大隊で連隊構成、連隊を束ねて師団。でもそれは正規軍における単位なので。
思想的に集まった連中が勝手に名乗る大隊や連隊なんて言葉には意味がありません。それこそ勝手連です。
アゾフ大隊に関しては、ウクライナ正規軍が極めて弱体化していた時期に現れて好き勝手していた反共ネオナチグループで、それこそ何処の誰かすら分かりません。ウクライナ政府もロシア相手に戦っているのでしばらく泳がせておいた感じもあるんですけど、さすがにあまりの排斥的思想は目に余ったようでどうにか潰したようです。
投稿: 山形 | 2022年3月16日 (水) 06時59分
管理人さん。山形さん。
初めて書き込み、面倒なことを聞きながら、ご回答頂きありがとうございました。
映像というのはこのようなものなのですが、
https://news.yahoo.co.jp/articles/06dd43f980eb356ec6be7809f9b5fb8f71dd4912
確かに、ウィキペディアの通り、義勇兵の集まりから名乗り始めた勝手連で、元が千人規模だったら、残党だったり、何処かの義勇兵が勝手に名乗ってたりということはあり得ると私も思います。何か、記事を見ると、国家親衛隊隷下にある愛国者による準軍事組織と世間に好意的に誤解をする人(というか私が誤解していました)がいる気がします。
一方、ネオナチを名乗ったり気取ったりしている極少数の勝手連なら、アメリカやフランスにもいて、そんなのを一々侵攻の理由にされて認めてたら侵略自在だからそんなの認められんわ、とネットで誰かが言ってましたが、私もそう思います。
ウクライナには、ロシアを凌ぎきり、何とか独立を維持して平和を取り戻してもらいたいです。
おかげさまで、頭の中が整理できました。改めまして、ありがとうございました。普段読み専門ですが、こちらの皆様の書き込みは、昔から興味深く勉強させていただいております。引きつづき勉強させて頂きます。
投稿: garon | 2022年3月16日 (水) 09時09分
> どうしてこんなデマに等しいフェイクがさながら保守派の側から飛び出すのでしょうか
保守かどうかは別として、ネット言論では陰謀論的な話題は受けがいい、つまり話題になるという側面があるので、商売としておいしいネタなのかなあと最近思います。
投稿: ednakano | 2022年3月16日 (水) 10時20分
2016,7 年頃、ニューズウィークで、ウクライナ東部の当時は民兵団と記載されてましたが、非合法活動に焦点を当てていました。
琥珀の違法採掘です。
また、ウクライナ人からもかなりの噂がありました。彼らは、ミリタリア??みたいな表現してました。ウクライナでは完全に非合法である、ポルノ産業です。
ポルノ制作、製作所の経営。女性への従事の強要、脅迫、恐喝等です。
政府公認なのか、元々ユーラシア最悪の腐敗国家と呼ばれているのでもとから誰も警察なんかあてにはしていないようですが。
てに負えない連中だと言われてました。
今思うと、アゾフだったんでしょうね。
非合法、犯罪ビジネスは、資金獲得だったんでしょう。
少なくとも上記は事実でしょう。
投稿: すずき | 2022年8月20日 (土) 14時31分