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2022年3月12日 (土)

キーフ総攻撃迫る

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今日あたりにロシアのキーフ総攻撃が開始されると、米国の軍事筋が予告しています。
ここがウクライナ戦争の前半の山場になります。
あくまでも「前半」であって、いかなる結果になろうと、ウクライナの抵抗がここで終わることはありえません。

ロシアは著しく戦力を消耗しており、とうとう「中東から志願兵」が入るそうです。
ベラルーシも参戦するようで、プーチンと地獄までつきあうつもりのようです。
中東といってもシリア以外ありませんから、自国民に化学兵器まで使ってきた国のごろつき軍隊を傭兵まがいに使うということになります。
悪魔の軍隊であるシリア軍をキーフに入れた場合、ぞっとします。

ただし別の見方をすれば、彼らに頼らねばならぬほどロシア軍が衰弱してしまったということの現れともいえます。
徴募兵を訓練だと偽ってウクライナに連れてきたために、ロシア兵はすでに厭戦気分の塊。
補給も途絶え、3日も食事がない部隊が続出。
そのうえ大寒波に襲われ、鋼鉄の装甲車は触ると指が接着されてしまうほどになっても燃料切れで暖気運転禁止。
泥濘でうごけなくなった車両はそこここに捨てられ、ウクライナ市民からお茶をもらって涙するロシア兵もいるそうです。

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これを知ったロシア最大の圧力団体「兵士母親委員会」は、私たちの息子を騙して殺したのね、早く祖国に戻しなさいと カンカンです。

また、2月28日にはアンドレイ・スホベツキー少将(第41混成軍副司令官)、3月7日にはヴィタリー・ゲラシモフ少将(第41混成軍副司令官) 3月11日には第29軍陸軍司令官のアンドレイ・スホベツキー少将(第29軍陸軍司令官)が続々と戦死。
ゲラシモフ少将はゲラシモフ参謀総長の親戚です。
前線指揮官クラスは佐官級が相次いで戦死しています。
ロシア軍が将官級の戦死者を相次いで戦死させたのは、チェチェン紛争以来初めてのことです。

CNNはロシア軍が軍事資産の8~10%を喪失したと伝えています。

「(CNN) 米国がウクライナ侵攻に使われたロシアの軍事資産のうち8~10%が失われたと推計していることがわかった。最新の諜報(ちょうほう)に詳しい米当局者が語った。
失われた装備品には戦車や航空機などが含まれる。CNNは先週、ロシアの軍事資産の3~5%が失われたとの推計値を報じたが、今回の数値はその倍近い値となる。
この当局者によると、米国はウクライナ軍も同様の割合の軍事資産を失っていると推計している」
(CNN3月10日)

この「軍事資産」に人的損害は入っているかどうかは分かりませんが、入っているとするとやはりFSBの見立てのように1万人程度の死傷者をだしているのかもしれません。
戦車などの装甲車両はすでに1000両以上破壊されているようです。
ロシア軍の信じがたい弱さ、練度の低さ、士気の崩壊を露呈してしまいましたが、このまま力攻めして屍の山を作る気でしょう。
愚かな。ほんとうに愚かな。

キーフの情景が伝わってきました。

キーフ、ウクライナ、3月8日(AP)― ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まってから、首都キーフ(ロシア語表記キエフ)ではボランティアが兵士や医療従事者、市民のために炊き出しを続けている。
 炊き出しテントからは温かいスープやポリッジ(おかゆ)などの芳香が、検問所を越えて漂ってくる。
 炊き出しははじめ、小さなテントで行われたが、ボランティアが参加するに至って大きなテントに代わり、今では十数人のボランティアが食料の調達や調理に当たっているという。
 最前線の兵士も、交代で持ち場を離れて炊き出しのテントで、ボランティアが調理した温かい食事に舌鼓を打ち、メスキットをいっぱいにして持ち場に戻る」
(AP3月8日)

涙ぐむような人間的風景です。
地下鉄には避難した人で溢れています。

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NYT 

「キエフの地下鉄の駅奥深くまで最後の数メートルをエスカレーターで降りて行くと、普段は染み1つない清潔な構内には、散乱したマットレス、スーツケース、食べ物が入ったビニール袋が目に飛び込んでくる。上空の爆撃や砲撃から逃れるために200人ほどがそこに陣取っていたにもかかわらず、その空間は驚くほど静かで、ほとんど無音に近かった。
彼らは1枚のマットレスに3、4人で寝ている。子どもたちは、駅の床に敷かれた灰色の花崗岩製のスラブの上でおもちゃの車を押しながら、母親がスマートフォンの画面を延々とスクロールして戦争のニュースを探しているのを見ている。
小さな手足が毛布からはみ出ている。だが、地上よりも駅構内のほうが明らかに暖かい。ボランティアらは、食料や生活必需品を運んできては出ていく。ある母親は、プライバシーを確保するためにテントを張った。
「居心地がいいとは言えないです」とウリヤナは打ち明ける。彼女は9歳で、母親と猫と一緒にドロホジチ駅での生活を始めて6日目になる。「でもこの状況だから、我慢するしかないです。外で危ない目に遭うよりは、ここにいるほうがいいから」
3月2日に同市の市長が発表したところによると、1万5000人もの人々(ほとんどが女性と子ども)が、ロシア軍が押し寄せている市内の厳しい状況から逃れるために、キエフの地下鉄に避難している。
そして、地下鉄だけが地下の避難場所ではない。例えば、キエフの第5産科病院の医師らは、女性らに安全な出産の場を提供するため、地下に部屋を設けている。同院のドミトロ・ゴブセーエフ院長によれば、これまでに5人の新生児が誕生したという」
(ニューヨークタイムス3月8日)

美しい古都キーフに平和が一日も早く訪れますように。

※後半はテーマが別で長くなりすぎましたので、切り離しました。

 

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ウクライナの独立と平和をお祈りします。

 

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コメント

あの間抜けに停止していた長大な車列が、ようやく昨日の時点では移動してキエフ近郊で砲撃配置に付いていますね。15キロだと普通に野砲の射程内です。
いつでも殲滅攻撃できる状態になりました。

たとえ首都が陥落しても国内を移動しながら最後まで抵抗してもらいたいです。

ロシアがウクライナ国内で行われてるというジェノサイド、細菌科学兵器、核兵器などは全てロシアがウクライナに対して行なうものを予め公言しているんですね。

「私が死んでも国は残る」と言い切るウクライナの人々の、凄まじいまでの気概。
一方、「軍事行動はしない」と言い切ってしまったバイデン大統領。
そんな言い方をしていいわけないのに。

ロシア軍のポンコツぶりは、精鋭部隊を投入していないという情報もあります。もしかするとプーチンは護衛のために精鋭部隊を自分の周りから離せないのかも。

毎日毎日ビッグニュースが飛び込んできます。
最近のニュースを拾うと
「プーチン大誤算! ロシア最強特殊部隊が米民間傭兵に全滅させられた。」アメリカは今の事態を想定し民間軍事会社の傭兵をウクライナに派遣していた。対戦車砲などの訓練も行っていた。結果スペツナズ200名を殲滅。アメリカにすれば民間会社がやったことでアメリカ政府は関与していないと言えます。本当にそうでしょうか。
もう一つのビッグニュースは
「世界の「中央銀行のための銀行」は、ウクライナ戦争後、モスクワを国際金融機関から除外する最初の大規模な出来事として、ロシアを停止した。」この意味をネット民がうまく説明しています。
・swift排除はペイペイ支払いがダメになった
・BIS国際決済銀行排除は銀行口座が止められた
一部制裁逃れで天然ガスなどを扱う銀行はswift排除から外されていたが、BISからの排除は事実上それらの銀行決済もできない。つまり現金取引か物々交換でやれと言うことだと思います。。
プーチンはソ連崩壊でアングロサクソンへの恨みがあるかもしれないが、アングロサクソンの旧ソ連への嫌悪感も半端ではない。
NATOの武器や支援物資がキエフに到着したとのニュースはあるが、ロシアがNATOの支援部隊を攻撃したとのニュースはないですね。中途半端にルビコン川を渡ったプーチンも、本気でルビコン川を決断は出来ない様です。


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