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2022年3月 3日 (木)

通貨・国債・株式トリプル暴落、ロシア金融恐慌へ

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ロシアは、誰ひとり同情しないでしょうが、ふたつのデフォールトの危機に直面しています。
ひとつは本来の意味の経済崩壊としてのデフォールト(債務不履行)、今ひとつが(このような言葉はありませんが)核戦争を自ら引き寄せようとする軍事的デフォールトです。
前者はロシア一国の壊滅的打撃で済みますが、後者は世界を地獄にします。
プーチンはどうやら「ロシアがない世界などいらない」と考え始めたようで、たいへんに恐ろしい。

デフォールトの警告は、おとといの2月28日に世界の金融センターロンドンの国債金融境界(IFF)から発せられました。

「ロンドン 28日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)は28日、ロシアが対外債務の不履行に陥る可能性は「極めて高く」、今年のロシア経済は2桁の縮小に見舞われるとの見通しを発表した。西側諸国による制裁がかつてない規模に達していることが背景にある。インフレ率も2桁に達する見込みという。
IIFは、ロシア中央銀行の外貨準備の半分は資産凍結を行った国に保有されていると推定。ロシア当局が経済を支える能力は著しく低下しているとみている。
IIFの副チーフエコノミスト、エリナ・リバコワ氏は「今後も危機が深刻化すれば、デフォルトや債務再編の可能性がある」と述べた。デフォルトの可能性は「極めて高い」としたが、外国人が保有するロシア国債の規模は約600億ドルと比較的小さいため、影響は限定的なものにとどまるとした」
(ロイター3月1日)
ロシアのデフォルトの可能性極めて高い、2桁の経済縮小も=IIF | Reuters

これは金融制裁によって、ロシアのドル建て債務が不履行になることを警告したものです。
現在ロシアでは、SWIFTが実際に適用される前に心理的なパニックが勃発しています。
西側はSWIFTだけではなく、同時にロシア中央銀行と主要銀行への制裁をかける合わせ技で締めつけています。

まず、最初の制裁の衝撃波はルーブルと株式市場を襲いました。
ルーブルの投げ売りが勃発したのです。
ロシア中銀に制裁がかかってしまったために、ドルベースの外貨準備が凍結されてしまいました。
つまり中央銀行の為替介入が不可能となってしまったのです。

「ロシア中銀の持つ外貨準備は約6300億ドル(約73兆円)。ドルやユーロなど外貨が5000億ドル分あり、日銀にも円建ての外貨準備を数兆円規模で抱えているとされる。28日の外国為替市場でルーブルが対ドルで史上最安値を更新。急激な通貨安に拍車が掛かるのは必至だ」
(日経2月28日)

現在1ドル102ルーブルですが、弾切れは必至です。
これで中銀がルーブルを買い支えられなければ、いったい誰がルーブルの投げ売りをストップできるのでしょうか。
プーチンは国民にドルを拠出しろと叫んでいますが、かえって市中銀行のATMからはどんどん外貨が引き出される始末です。
ロシア人による大量の外貨の引き出しにより、銀行ATMでの外貨引き出しが出来ない状態になっているようです。
ロシア人の預金の特徴は、自国通貨に対しての不信感からマルチアカウント(複数通貨)を持つのが常識で、ドルやユーロで財産をもっているからで、プーチンはこれを出せと言っているのですが、今こんなことを言えば火に油を注ぐようなものです。

こういう状況を横目で見て、国際投機筋は情け容赦なルーブルを売り浴びせましたから、かくてこれでルーブルの投げ売り、つまり紙クズ化は決定的となりました。

「ロシア軍のウクライナ侵攻を受けてロシア市場から資金が激しく流出している。通貨ルーブルは対ドルで史上最安値を付け、ドル建ての主要株価指数であるRTSは前営業日の22日比で一時50%安と暴落した。債券も売られ「トリプル安」が続いている。今後想定される欧米の大規模制裁による経済混乱に警戒が強まっているからだ。株安はアジアや欧州市場にも波及している」
(日経2月24日)
ロシア市場トリプル安 通貨最安値・株一時50%、債券も: 日本経済新聞 (nikkei.com)

今週は、ロシア金融機関の取り付け騒ぎが連続的に発生するはずです。
ルーブル相場の急落とロシア国債は共に暴落し、株式相場は市場が立たないほどです。
かくて悪夢の通貨、国債、株式市場暴落というトリプル安の金融恐慌が、ロシアを襲っているわけです。
これに耐えられる国はそうそうありません。
まだまだ始まったばかりですが、これが米国が再三警告していた「見たことがない制裁」です。

ロシア国債とルーブル-円相場の動向を見てみましょう。
見事なまでの大暴落です。
ルーブル建ては商いが立たず、ドル建てユーロ建ては聞くだけ野暮です。

「ロシア中央銀行は外国人に対するルーブル建てロシア国債のクーポン支払いを禁止した。世界各国から制裁を受ける中で、市場を支えるための一時的な措置だと説明した。
今週に入り同中銀は、外国人によるロシア証券の売却凍結を含む一連の措置を発表している。2月初めの時点で約3兆ルーブル(約3兆円)相当のロシア債を保有する外国人投資家は、今回の禁止でクーポンを受け取れなくなる可能性がある」
(ブルームバーク3月2日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-01/R82V7XT1UM1101

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インコレ|ウクライナ情勢悪化を受けてロシアの資産価格が下落 (pictet.co.jp)

次にこれに株式相場を重ねてみます。
こちらもすさまじい。

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同上

今までロシアが戦争資金をため込むことができた原油高を軽く吹き飛ばして、100倍返しにしたような破壊力です。
ルーブルはいまやただの紙クズです。
国民は紙クズになる前に、手持ちのルーブルとドルを引き出して現物に交換しようと走っています。

「ロシア国内でも「経済が崩壊する」という悲観的な空気が広がり、ルーブル安を懸念しドルを確保しようとする動きが広がった。
「SWIFTから排除されたらどんな被害が起きる分からない」との思いから、早めに現金を引き出しておこうと「取り付け騒ぎ」が発生。週末の都市部のATMの前には市民の大行列ができた。
なんとSWIFT排除が発表された木曜日で1110億ルーブル(約1500億円)引き出されたとの報道もある」
(MAG2ニュース3月1日)
ロシア、デフォルト確定か。日欧米の制裁強化でルーブルは紙くず同然?現実味を帯びる経済破綻 - まぐまぐニュース! (mag2.com)

外貨が凍結されれば、多くを輸入に頼っているロシアでは一気にモノ不足が露呈します。
そして買いたくても手持ちのルーブルは紙くずですから、これでハイパーインフレにならないわけがありません。
売るものはろくな製造業がないロシアでは原油とレアメタルだけですがこれが止められ、輸入も外貨がない上に輸出制裁がかかってしまって買えなくなってしまったのです。
ダーチャに走って畑を耕したくても、まだ畑はカチカチ。溶けるのはまだ先です。

それでなくても、ウクライナ戦争以前からロシア経済はコロナで充分すぎるほど痛んでいました。
なにせ世界指折りの感染大国ですから。

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ロシア 首相や閣僚 軍に感染広がり深刻な事態に 新型コロナ | NHKニュース

ロシア製ワクチンはただの水でしたから、充分に政権への不信感がたまっていました。
泣き面に蜂で、ポストコロナの影響で世界的インフレが進行する中、ロシアのインフレ率は2021年冬には政府目標の2倍に達する8.1%です。
食品価格は2021年の1年間でなんと12%以上の上昇。
果物、野菜、卵などの生鮮品は25%上昇。
こういう恐ろしいばかりのモノ不足に恐怖した市民は、買いだめに走っ ていっそうモノ不足が進行し、更にインフレが加速して物価上昇は青天井となるという負のスパイラルが発生していました。

下図がロシアの物価上昇率です。

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グラフの声を聞く:「インフレ急伸」を警告するロシア中銀=市岡繁男 | 週刊エコノミスト Online (mainichi.jp)

上図は進攻前のものですから、最新の物価上昇がどれだけになるのか想像するだに恐ろしい。
たぶんソ連崩壊時の2600%(!)に並ぶ記録的なものになると推測できます。
よりによってこういう時を選んで、隣国を侵略しなくてもよさそうなものですが、逆にプーチンはだから人気とりにウクライナ侵略をしかけたのでしょう。

モスクワ在住の日本人「きょうこ」氏は、去年11月にすでにこう書いています。

「ソ連崩壊頃、ロシアのインフレ率は2600%であった。そこまでいかなくても、2015年には15%を記録しており、定期的に急激なインフレに見舞われている。食品の値上がりから見ても、年金生活者の生活は厳しいだろう。男性の平均寿命が67歳であるのにも関わらず、2019年から、男性の年金支給開始年齢は、60歳から65歳になったことに加えて、インフレ率が高く、貯金や年金では、生活が不安定になることで、将来の不安を抱える人が多いと考えた」
(きょうこ11月10日)
「ロシアのインフレ率、8.1%に上昇 」 The Moscow Times 2021/11/4|きょうこ|大学生|ロシア・貿易・自動車|note

定額で年金暮らしをしている人たちにとって、このハイパーインフレは死ねというに等しいものです。
ロシアの平均寿命は約73歳(男はウオッカの飲み過ぎで67歳)と、日本より10歳以上低いのですが、それでも2030年には65歳以上が2割になるという高齢化問題が発生しています。
プーチンは、これを年金支給時期を5歳遅らせることで乗り切ろうとしました。
女性で55歳、男性で60歳だった年金支給開始年齢を、女性60歳、男性65歳まで段階的に引き上げる「年金改革」をやったのですが、これが国民に総スカンをくらいました。
支持率は、クリミア進攻時には89%あったものが、いまや63%に下落。

これを上向きに戻したい、そうだクリミアで人気が急騰したじゃん、もう一回更にパワーアップしてウクライナをこずき回してみようか、軍部はグルジアみたいに2日もあれば陥落できるっていってたよな。オレは凱旋将軍だ。
馬鹿みたいな話しですが、たぶんプーチンはこういう国内目線だけで、今回のクリミア戦争を始めたのです(ため息)。

かつてソ連崩壊時は、黒パンと配給肉に馴らされた「ソビエト人民」でしたが、 いまのロシア国民は20年の自由の味を知ってしまったロシア市民に変化しています。
その彼らが、これまで普通に買えていたものがかえなくなる、100円で買えたものが1万円出しても買えなくなる。
ルーブルを商店で出しても、そんなゴミはいらないと突き返されられる。
クレジットカードも使えない、年金は消し飛んでしまった、西側の映画も見れなくなった、アエロフロートはリースだったので旅客機を大半失ってしまったそうだ、ウクライナ戦争は長期化し、戦死者が数千人でたそうだが、国の弔慰金は雀の涙だそうだ・・・。

これでプーチン体制に不満を持つな、というほうがむりです。
だから不満をデモでぶつけようとするとようしゃなく逮捕される、密告が奨励されて知人がポツポツと櫛の歯がぬけたように行方不明となる。
たぶんプーチンは強権支配を維持するために、非常事態を宣言するでしょうが、弾圧の強化と長期化はロシア人のロシア政府に対する不満を増幅させるものとなり、プーチン体制を瓦解させるるエネルギーをため込んでいきます。

唯一の救いは、ロシアには対立候補の排除、毒殺などの問題を抱えつつも、曲がりなりにも民主的な選挙制度が存在することです。
ここが建国以来一回も普通選挙をしたことのない中国の一党独裁体制とは大きく異なるものです。 
プーチンが亡命し(どの国が引き受けてくるにかわかりませんが)、選挙が行われナワリヌイのような人物が大統領になれば、まだ救いの余地があるとは言えます。

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反体制指導者 アレクセイ・ナワリヌイ 
<証拠音声あり>ナワリヌイ毒殺未遂の工作員は49分間も何を自白したのか? | 【Eye Spy】世界最強の名が泣く間抜けぶり | クーリエ・ジャポン (courrier.jp)

いずれにしても、ロシア軍がキエフの総攻撃をするようですが、はっきり言ってそんな余裕は今のロシアのどこにもないはずです。
経済崩壊した国に戦争が継続出来る道理がありません。
いやだからこそ、キエフ占領を勝ち取って一気に和平テーブルで、ウクライナに無理無体の要求を丸呑みさせて、凱旋帰国させたいのかもしれませんが、
愚かさの極みです。
いまやプーチンによる、プーチンのための戦争になっているのです。

 

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ウクライナの平和と独立をお祈りします。

 

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コメント

うーん、イランや北朝鮮は暗号通貨マイニングとかでどうにか凌いできたけど、サイバー能力は遥かに高いとはいえ軍事予算に回すほどにはならないですね。
オリガルヒの中からもプーチンをやんわりと否定する(銀行や会社やってりゃ、そりゃあね)意見まで出てきました。
ガチ側近のアブラモビッチがイングランドプレミアリーグのチェルシーを手放すのは「仕方がない、これまでに感謝」といった意見が圧倒的ですが···制裁食らう前に取った行動でしかありません。一方で開戦日を知っていたかのような怪しい動きをしています。
2月に入ってから軍御用達の鉄鋼メーカーをフロント企業通して買収した直後に個人資産に付け替えたり。。
ウクライナ民間人の死者の急増は、それだけロシア側の焦りと同時に非道振り発揮みたいですね。

ロシア兵時給換算300円。死亡弔慰金が1万2000円(もちろんルーブル払いなのでさらに下がります)。やってられっか!!と。

多分、キエフを占領できなくても包囲しきれば、市民を人質に和平交渉で無理難題を吹っ掛けることは出来ると思います。
兵士たちは戦うのは嫌でも、その場所に居ろと言われれば、それくらいは出来るでしょうから。

無理難題の中身は、NATO加盟阻止は勿論、東半分割譲、SWIFT復帰、賠償金、あたりでしょうか。

それを防ぐには、モスクワでのクーデターか、義勇軍または買収による包囲突破くらいでは?

本当に頑張ってほしいです。

北のベラルーシからの車列が物凄いことになってますけど、どうにかあの補給線をゲリラ攻撃で潰せないか?などと考えています。
キエフはもう完全に包囲されていますが、まだかろうじて持ち堪えています。
全く強制力の無い国連総会決議が圧倒的多数で採択されましたけど、じゃあそんな今やるならゲリラによる時間稼ぎですよ。

アレクサンダー大王の時代には核兵器どころか鉄砲も無かったですからね。プーチンが正気でいられるかどうか本当に心配です。スラブ民族によるアングロサクソンへの憎悪が根源にあるようですし···(じゃあウラルより東は民族独立で手打ちするのが妥当なのだが)。

あと、karakuchiさん。
見ていらっしゃればですが、燃料気化爆弾はあくまでも「通常兵器」の分類です。何の規制もありません!
昨日申した通りに空中でいかに効率良く酸素を燃焼させるかという兵器ですけど、焼夷弾やナパーム弾の延長のようなものであり、閉鎖環境における自動車のエンジンの内燃機関の性能アップを外気中に起こすだけの技術です。
誤解されてしまったかと思いますが、ヒューマン・ライツ・ウォッチのような団体(環境における過激なグリーンピースと何も変わらない組織)には批判されていますが、最大の保有国で実際に31年前に湾岸戦争で大戦果を出したのはアメリカです。

SWIFTもエネルギー関連のところはいまのところそのままにして鼻の穴1つ呼吸できるようにしたみたいですが、ここまで金融面でのイメージが悪化すると色々なところが雪崩式に崩壊していきますから、戦争をしながらこれを食い止めるのは無理です。

CIPSで制裁を回避出来るという見方もありますが、そこにも制裁がくらえば中国も巻き込まれますのでその度胸が果たしてキンペーにあるのか…
国連での大量退席ですでに国際世論は「プーチン悪」という認識でほぼ固まっており、分断工作の入る余地はありませんのでサクッと追加制裁に認定されるでしょう。
WBSで迂闊に「ウチならこうすれば規制回避できまっせ〜」と口を滑らせたSBI銀行は放送翌日「このような行為をする事は絶対にありません、このシステムはあくまで非常時における邦人用を想定した実験として作ったものです」と必死に釈明するあたり相当シリアスな情勢であることがよくわかります。

いつも勉強させていただいております。

ところで一部、間違いではないかと思われる部分がありましたので差し出がましいようですが書いておきます。

>つまりルーブルを売って、ドルを買う中央銀行の為替介入が不可能となってしまったのです。

これは逆ではないかと思います。ますますルーブル安になってしまいますね。
確認のほどよろしくおねがいします。

泰山木さん。仰せのとおりです。その部分を削除して新たに情報を書き加えました。ありがとうございます。

山形さんがおっしゃる、ロシア兵の時給や死亡弔慰金の額に驚かさられました。
今日はテレビを見ていたら逃げ出したロシア兵のレーションの賞味期限が2015年だとか、スペツナズ?がウクライナのスーパーで食糧を強奪だとか、ロシア兵も厳しい環境下での作戦なのだと。
このようなことからもロシア経済の厳しい状況が垣間見えますね。
そんな中、一部の特権階級は巨万の富を得て優雅な暮らし、ロシア国民の生き血をすするプーチン一味。

 中国は「ロシアとの貿易協力を進める」と発表しましたが、ロシア経済の崩壊は止めようがないですね。
ルーブルの暴落は中銀の為替介入まで封じられてるんですから、さらに金利を上げるしかないですが、今ですら政策金利20%。
寄付でもするつもりなら別ですが、ルーブルなんて欲しがる国はありません。
ロシア国民も生活が出来なくなるレベルです。

山形さん

燃料気化爆弾の件了解しました。
通常兵器の範囲なんですね。YOUTUBUで実際の映像を見ましたが、やはりやばい爆弾としか言いようがありません。

今日のニューズウィークの記事です。

<旧ソ連の共産主義体制の崩壊とともに台頭したオリガルヒ(新興財閥)が、プーチンを捕らえるか殺した者に賞金を出すと投稿>
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/post-98208.php

オリガルヒも欧米から資産凍結すると警告され、プーチンを見捨てたようです。
冗談抜きで、プーチンはやばい。

いつも勉強させていただいております。

経済制裁によるロシアの破滅は自明であっても、具体的な事象からは意識的に目を背けてきました。ロシアの片田舎に友人がいる身としては、あまりにきつい話題です。

食料備蓄はロシアの常。冬の備蓄の残りだけでも数か月は食っていけるそうですが、その程度では到底越せない長い冬になりそうですね。
ダーチャはそう、まだカチカチのようです。雪をあえて積んでおき、それが春に向かって徐々に溶け土を潤せば、野菜が良く育つんだと言っていました。

現在、あらゆる言論空間が英雄ゼレンスキーとウクライナを励まし、我が事のように善戦を称えています。
そんな中、自分は祖国戦争に遡るロシアの悲哀を追憶して、戦争やむなしという根拠を探して心の安定を得る。
メディアでゼレンスキーの得意げな顔を見ると、理屈とか放り捨てて、ただ石でもぶつけてやりたくなる。
ロシアに友人がいる、それだけで、これほどバイアスがかかるものかと自分に失望する。

そんな近頃を過ごす人間の独り言です。ごめんなさい。

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