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2022年7月15日 (金)

なぜ奈良県警は安倍氏を殺させてしまったのか

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この安倍氏暗殺事件は不可解なことばかりです。
海自を辞めたのが17年前、それからなにをしていたのでしょうか、この山上某という男は。
そして「母親に1億円も献金させて、あげく我が家を目茶苦茶にした。兄まで自殺した」という話は再三報じられていますが、ならば直接教団の幹部を狙えばよかったのに、なぜ安倍氏を暗殺したのか、教団と「深い関係」があったと思い込んだにしも、あまりにも飛躍しすぎです。

そこで出てくるのが、奈良県警ネタとでも呼ぶべき数々の奇怪な情報です。
札付きの飛ばし屋メディアの東スポが、山上某の背後に「反安倍団体がいた」という記事を流しています。

「山上容疑者はリベラル色が強い“反アベ”団体に所属していたのではないかと言われています。安倍氏の長期政権の“独善的”な姿勢を嫌う団体。会員は数千人規模です」とはテレビ局関係者。この団体は安倍氏だけでなく、父の故安倍晋太郎元外相、祖父の故岸信介元首相の安倍ファミリーをも敵視する。特に団体幹部は、SNS上で安倍氏を攻撃していた。
山上容疑者は奈良県警の調べに、動機について「安倍氏の政治信条に対する恨みではない」と供述。同関係者は「その団体の中で積極的に活動していたというより、団体の活動を“支持”していたのではと言われている」と話す。この件について団体幹部に「山上容疑者は団体会員か」と問い合わせたが、折り返しはなかった」
(東スポ7月13日)
安倍元首相銃撃の山上容疑者の背後に2つの〝反アベ団体〟か 捜査当局が重大関心 | 東スポの社会に関するニュースを掲載 (tokyo-sports.co.jp)

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表情分析官が解説、山上容疑者の「直前表情」の謎 | 災害・事件・裁判 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

これもたぶん奈良県警のリーク情報がネタ元でしょうね。
長い期間同じ住居に住み、怪しげな金属音を立てていた彼が、公安警察の監視対象になっていないほうが不自然だからです。
奈良県警はなんらかの山上情報をもっているのは確かででしょうが(関西の過激な親北反安倍団体ならいくつか思いつきますが)、たぶんこの東スポ報道はガセ情報でしょう。

山上某が、このような反安倍過激団体と接点を持たないとまではいえませんが、彼が構成員ならば逆にこんな暗殺などという手段は使いません。
安倍氏をほんとうに殺害してしまったら、自分らの運動目標が消滅してしまいますから商売あがったりです。
彼ら左翼団体にとって望ましいのは、むしろ安倍氏が活発に活動して「悪魔のような所業」を続けることです。
その都度アベガー、アベガーと連呼できるのに、殺してしまっては困るのは自分のほうです。
日刊ゲンダイなど安倍氏がいなくなれば、即廃刊ですからね。

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安倍元首相の葬儀、最後のお別れに市民も集う - BBCニュース

現実には、安倍氏の非業の死に際してその野辺送りに数万の国民が詰めかける、感謝の拍手で送る、自然に国葬という声もわき上がっては彼らにとって逆効果です。
だから100%「山上=反安倍団体メンバー」という線はありません。

むしろこういう怪情報を流しているネタ元がどうやら奈良県警付近だということのほうが、イヤーなかんじがします。
初めに山上某を「海自自衛官」という速報を出したソースは、明らかに奈良県警です。
メディアがこんなに早く容疑者の経歴を調べられるわけはありませんから、奈良県警が「元自衛官が犯人」という方向に情報操作したようです。もちろん山上と自衛隊とは大昔に縁が切れているのを百も承知で流したのです。
自衛隊を自分の失態の楯に使おうとでも考えたのでしょうが、それにしてもタチが悪い。

そう思えるくらい、度しがたいほどの警備の失敗でした。
奈良県警は、日本警察が安倍氏ほどの世界的要人を守れないということを世界に暴露してしまいました。
弛緩というよりも、ほとんど警備などなきが如しだったのです。
次のG7サミットを不安視する声が海外からでているそうですが、あまりに当然でしょう。
私が外国政府なら、こんな要人警護しかできない国に、自分の国のトップは行かせられませんものね。

具体的に見ていきましょう。

警視庁OBたちが口を揃えて指摘するのは、数少ない警備陣が全部前を見てしまって、安倍氏の背後にバス通りがあるにもかかわらず警備要員をひとりも配置していなかったことです。
米国ならダイヤモンド型にシークレットサービスを配置し、さらに近辺の通りや建物にも監視要員を置いたことでしょう。
大和西大寺駅前の広場周辺にはビルが立ち並んでおり、見晴らしが四方に開けていますから、どこからでも銃撃は可能です。
実際に、ビルの上部から現場の様子を撮影した画像も公開されており、カメラでの撮影ができるのであれば、どのビルの高層階からでも銃で狙うことが可能です。
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後方の警備手薄・2発目回避できず、警察庁長官「問題あった」…検証チーム設置(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

下写真を見ると、演説をしている安倍氏の横で警備陣は朝礼よろしく全員前を向き、背後の大きなバス通りには大型車やバイクが行き交っています。
安倍氏左のふたりの人物は警備要員ですが、前しか見ていません。
ちらりと左端に写っている鞄を持つ人物は、警視庁からの派遣SPだと思われます。

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【 画像4/62枚 】【写真ニュース】安倍晋三元首相が撃たれ死亡 奈良で演説中に:朝日新聞デジタル (asahi.com)

実はこのかなり前から山上は背後の歩道にいて、機会をうかがっていたことがわかっています。
下写真を見ると、山上が安倍氏背後の6~7mの至近距離にすでに占位しているのがわかります。
そして演説が始まると悠々と車道を渡って、ゆっくりと手製散弾銃を安倍氏に向けて撃ったわけです。
この間、彼を阻止する警備の者はひとりもおらず、まったく制止されることなく接近に成功しています。

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演説に臨む自民党の安倍晋三元首相(手前)…:安倍氏の背後に立つ山上容疑者:時事ドットコム (jiji.com)

「男は当初、駅北口の向かい側、北西にあるビルの下で様子をうかがうようにしていたという。演説が始まると横断歩道を渡る形で目の前を2~3度、ゆっくりと歩くのを目撃されている。現場にいた男性は「うろうろしていて、様子がおかしかった。きょろきょろしているようにも見えました」と明かした。
演説が行われていたのは、駅前ロータリーから続く横断歩道の中央付近にある一角。安倍元首相が登壇する頃になると、男は当初いたビルの下とは反対側、駅ロータリーのバス停付近に移動した。同元首相からは死角になる場所だった。
近くにいたという女性によると、安倍元首相が登壇すると男は拍手をしていたという。演説が始まり、1~2分が経過すると、バス停付近から歩いて安倍元首相の背後に近づいた」
(日刊スポーツ7月9日)
山上徹也容疑者犯行前の動きに複数証言「うろうろして様子おかしかった」安倍元首相の死角に移動(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

山上の挙動が明らかに周囲から浮いていたにもかかわらず、警備陣は制止はおろか挙動すら把握してもいないのですから呆れてしまいます。
そもそもこのような場所で街頭演説をさせたということ自体が間違いです。
百歩譲って適地がここしかないなら、背後をビルの壁にするなり、背後を覆う背の高いバスやか街宣車を置くなりすれば、背後からこうも易々と犯人の接近を許すことはなかったはずです。

撃たれた後も、警備陣はありえない行動をとっています。
奈良県警の警備陣は全員が山上ひとりに駆け寄ってしまい、逮捕することに夢中になっていました。
もし複数犯だったら、さらに攻撃を仕掛けられたことでしょう。

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朝日同上

この犯人逮捕に警備陣が集中するというのは、ありえない失敗です。
要人警護の警備陣がまずやるべきは、要人の身柄の安全確保であって、警備要員は要人にタックルしてでも路上に伏せさせ、自分がのしかかってでも銃撃から防ぐのが仕事だからです。
下の写真は1981年3月30日のワシントンで起きたロナルド・レーガン大統領狙撃事件時のシークレットサービスのものです。
警護官が折り重なるようにして、大統領の楯になっているのがよくわかります。

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安倍氏暗殺事件で浮かび上がる「日本の民主主義」の弱点とは 銃撃されるも一命を取り留めたレーガン大統領、何が違っていたのか| JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)

このとき、レーガンを撃った犯人は6発撃っていますが、レーガンに当たったのは1発で、その他は警護官と報道官に当たっています。
警護官はレーガンを押さえ込み、自らの背中に数発受けてまでして、大統領を守り抜きました。
もちろんこの警護官は重傷を負いましたが、これが要人警護官の狙撃を受けた場合の基本中の基本です。 
極端な言い方をすれば、警備陣は要人の代わりに撃たれるためにそこにいるのです。

「大統領が公開の場に出る際は防弾チョッキをつけるが、この日はホテルの出口から専用車までが10メートル以下という至近距離だったため、つけていなかった。
この日、パー警護部長は1発目の銃声を聞いた瞬間、レーガン大統領に覆いかぶさり、彼の頭を引き下げ、ズボンをつかみ、前方に押して、専用車内に押し込んだ。すぐ背後にいたシャディック警護官が、大統領とパー部長の2人の体をさらにかばうように前方にプッシュした。
 同時にもう1人のマッカーシー警護官が専用車を背にして立ち大手を広げて、大統領をかばう姿勢をとった。専用車は最初の銃弾が発射された3秒後には現場を離れた」
(古森義久 7月13日)

山上が1発目を撃った後、するべきは発射音の方向に駆け寄るのではなく、身を挺して安倍氏の楯になるべきだったのです。
警視庁SPも、そういう行動規範を持っていると聞いたことがあります。
逮捕など二の次三の次のことで、我が国では逃げても必ず逮捕できるのですし、そんなことは一般の警官に任せてよかったのです。

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一発目の銃声で振り返った安倍氏、左上腕部からの銃弾が致命傷に…司法解剖結果を発表 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

実は犯人は1発目をはずしています。
そして第2撃まで3秒間の間隔がありました。
修羅場の3秒間という時間は、十分に安倍氏を警護官が対応できる時間だったはずでした。
警備陣が、基本の基本を実行していたら、安倍氏は1発も弾を受けることはなかったのです。

こういう素人以下の奈良県警の警備陣に、プロの警護官がいたのでしょうか。
ひとりの警視庁派遣SPは確認できます。
ブリーフケース状のものを掲げている人物が警視庁SPで、あのバッグには鉄板が入っています。

「警視庁以外の警察本部にも警護担当部署は存在しており、例えば大阪府警と京都府警では警衛警護課が、神奈川県警などでは公安第二課が警護を担当する。
その他の小規模な県警察本部では「警備部警備課警衛警護係」として少人数の専従員が編制されているのみである。例えば首相が地方に行く場合、近接警護をSPが行い、それ以外の後方支援を地元県警の警護担当部署が行う」
(古川圭一7月10日)
安倍氏銃撃で誰もが思った「要人警護」の不十分さ | 政策 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

情けないほど奈良県警が要人警護に不慣れなのは、予算が少なく制約が多いせいだと弁解するでしょうが、国家の要人が地方を訪問する場合、さぁ撃って下さい状態になってしまいます。
はるかに要人警護について経験豊富で、数百人規模の人員を擁する警視庁SPが、全面的に警護にあたり、地方警察がバックアップすればよさそうなものですが、そうはいきません。
なぜなら、日本警察は地方自治体の管轄だからです。
「戦後の日本では国家警察が存在しない。そのため最大の警察組織である警視庁が準国家警察のような役割を果たし、各県警を支援するような形式になっている。しかし、今回の件を受けてこのシステムで十分なのか、さらには、県警が十分な協力ができるのか、という疑問が出る」(古川前掲)

戦後、GHQが国家警察(国警)を解体して地方自治体の系列化に置いたために、日本で県境をまたいで動く米国の連邦警察(FBI)のような存在が欠落しています。
ですから、警視庁SPが派遣されてもお印ばかりで、大部分は奈良県警の普通のお巡りさんばかりというのが実態だったようです。
これが安倍氏という世界的重要人物を警護する奈良県警の警備の実態でした。

今回も奈良県警が計画すべてを立案し、警視庁はチェックすらしていませんでした。

今後、要人警備はすべて警視庁が直接に管轄するしかないでしょう。

安倍氏の国葬が決まったようです。
無念の死を遂げた安倍氏に、国家ができることはそのていどのことですから。

 

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コメント

管理人さんは安倍氏と統一教会の関係についてどのように考えているのでしょうか?山上容疑者は昨年の安倍氏の天宙平和連合主催のビデオメッセージを見て犯行を決めたそうです。

同じ内容で大量に、しかも同一の内容が複数のHNで入っていたので、ひとつだけ承認しました。こういうコメントの入れ方はやめて下さい。

SINさん、統一教会と安倍氏がどのような関係であろうとなかろうと、この暗殺事件とは関係がありません。
関係があったなら殺されて当然なのでしょうか。
人の生命とは、そんなものなのでしょうか。

「関係がある」と思っているのは山上の脳内だけのことで、メディアや一部SNSはあたかもそれで免罪されるようにな書きっぷりですが、なんという愚かな。
私はそのような形で犯人に「寄り添う」見方には反対です。
反安倍なら殺人有理という風潮が、本当に安倍氏を殺したのです。

このような「山上がこう思った」、あるいは「山上にとって」、という見方は、本質をズラしてしまうばかりか、犯人を免罪することになります。


警備に関しては私服警官も配備してたという話しも聞きましたし
犯罪抑止という観点で私服警官を配備する意味って一体?
と疑問だらけの警備体制ですね。
もしかしたら自民党側からあまり物々しくしたくないという要請があったのかも知れませんし、どのような経緯でこのようなペラペラな警備になってしまったのかを公にししっかりと責任を取らて再発防止を図らないと、今後警備体制を理由に要人を呼べなくなるような状況になりかねません。

しかしまぁ先週のお悔やみ一色から週が明けたら急転直下の統一教会ですか…本当に節操が無い
メディアも安倍叩きがこのような凶行を生む温床になったという見方をされないように必死になっているようにしか見えませんね。
朝日新聞は国葬について特定団体からの訴訟もありうるとか、これはもう特定団体に号令を出してるの?ってくらいの煽り記事を出しています。
このような人としての節度も無いようなメディアがクオリティペーパー面するのはもう吐き気がします。

殺されていいとは思っていないですし如何なる理由があろうが許されない蛮行であることは間違いないでしょう。しかし統一教会は多額の献金問題や信者へのマインドコントロールなど様々な問題を抱えており、教会が主催するレセプションで総裁の名前を上げて祝意を述べるのは公の立場の人間であれば自重するべきだったと思います。そのような行為自体が教会にお墨付きを与える危険性があるからです。そして公の立場である以上教会とどのような関係があるのかある程度立場をはっきりさせておく必要があります。例えば韓鶴子総裁の平和運動には賛意を示すが教会の強引な献金行為は許されないとか特に昨年のレセプションでは弁護士団体が安倍氏の事務所に抗議文書を送ったわけですからその際に自らの立場をはっきり示すべきだったと思います。もちろん立場をはっきり示したからといって今回の事件が起こらなかったとは限りませんが少なくとも政治と宗教の関係に厳しい目が向けられている昨今そのような対応をしても無駄ではなかったと思います。

 なるほど。 警察は常に初期の一次情報を独占しますし、組織レベルでないとしても、自らの仲間の落ち度を隠したい場合にマスコミ向けに情報を操作しようとするケースなんぞ、これまでもたくさんありましたからね。
しかも正式発表ですらない「反安倍団体の関与」を言える時点ではないし、それに引っ掛かってしまう事はむしろマイナスですね。
ここらへんは裁判の中でハッキリして来るのを待つしかないか。

さはさりながら、マスコミを含めたいわゆる反安倍団体などが、山上容疑者に限らず安倍さんの命を安いものにした責任はあるでしょう。
山上は「政治的信条には関係ない」としていますが、安倍氏をめぐるリベラル系の言論空間が如何に歪んでいたかを私たちは良く知っています。

野党共闘を主導した団体の山口二郎氏は安倍氏を指して「人間じゃない。叩き切ってやる」と言ったのは良く知られるところ。
亡くなってからすら、反原発団体の小出裕章は「安倍さんは悪行を積む前に死んでほしいと願っていたが~云々」と言っており、反安倍無罪を地で行く感想を述べている。
私自身は今回の事件は「安倍氏に対するヘイトクライムであった」という感じを強く持っています。
それを隠さんがためか、教団あるいは教団との関係性のだけを一方的に鳴らし続けるマスコミの視野の狭い在り方に増々疑念が深まるばかりです。
また、札幌地裁における道警敗訴に象徴される司法の問題も警備に悪影響を与えたのではないか、と考えています。

しかしながら、昼行燈と思っていた岸田総理は早速二つの重大な決断をしてくれました。
ようやくの原発再稼働の推進と安倍氏の国葬です。
これらが幾多の雑音を排しちゃんと実現するのかどうか、そこにこそ岸田総理の真価がかかってくると思われますが、ここは総理の英断に素直に拍手を送りたい。そうして、支持する声を官邸に届けたいと考えるものです。

警護警備体制の検証と反省改善は当然。
国民のひとりとして、注視し続けますよ。

山上は大人、大きくなった人ですから、行動は全て本人の選択。言い訳は効かない。
犯行の経緯を理解することと庇うことは区別されて然るべき。

要人警護の手法を練り上げて、国葬では弔問外交の場を広く提供し、人や国どうしを繋ぎ、良き話題が生まれることを望む。
それが安倍晋三氏へのせめてもの手向けになるはず。

悔しくて、いまでも涙が出ます。

私も、管理人さんの意見に同意します。
山上の頭の中なんて関係ないのです。
自民党の議員相手なら何を言ってもいい、安倍さんなら、安倍さん夫婦なら何をいっても許される、という、ここ数年の左翼、マスゴミ、共産立憲等の野党勢力が作り出してきたおぞましい空気が、今回の銃撃事件を起こしたのです。
それとともに、安倍さんに対する罵詈雑言や、根拠のないレッテル張りを見聞きしていてあの薄い警備体制をとったという奈良県警に、それにオッケーした警視庁には愕然としました。

安倍元首相の射殺事件について、どうも大きな政治的な組織がバックにいて綿密に企てたものなどではなくて、なんやら気の滅入る条件が重なってしまって、本来起こり得ない事件だったようですわ。「こんなんで、あの安倍さんが終わっちゃったの???」のと、怒りというより不条理に対するやりきれなさを感じます。

ブレないリアリストの安倍さんに人気があって長期政権だったもんで、似非リベラル達は猛烈に嫉妬してしまい、安倍さんは彼等の怨嗟のシンボルになってしまっていた。逆恨みのヘイトですわ。大勢がアベガーと言うものだから、世の中には本気のホンキで、アベが死ねば日本は良くなると信じる者も出ていた。

知れば知るほど不幸な男がいた。不覚にも、私は同情の念を断てませんわ。週刊誌ネタによると、母が狂信して父が自殺して貧困で進学出来ずにいたところ、生来重病だった兄も自殺し、残った妹のために保険金目的の自殺を試みたらしい。いわゆる就職氷河期世代で、非正規の仕事で食いつないできたものの、この7月にはカネが尽きそうだった。不幸のドン底で、彼がこの過酷な世の中の悪魔の一人だと思い込んだのが、他ならぬアベガーの安倍さんだった。

最悪なのが、本記事にあるように、要人警備がスカスカでなってなかった。シロウト一人があれよあれよという間に警護された元首相を射殺することが出来てしまった!背後がほとんどノーガードという映像を見ると、どういう言い訳も出来ない、まったくの有り得ないミス。

真相はこれから解明されるのでしょうが、もし、上に書いたような気の滅入る条件の連鎖で安倍さんが殺されたのだとしたら、やりきれませんわ。

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