国葬に法的根拠がないだって?
なにやら国葬に国民の過半数が反対だとか、へぇーと言う気分です。
我が同胞の「空気に支配される」弱点が丸出しです。
わが国はかつての大戦に「空気に支配され」て突入し、危うく国を滅ぼしかかりましたが、いまだ根治していないようです。
モリカケだと煽られるとその気になって疑惑が深まったと思い、サクラだと煽られればやはりそうかアベのヤローがとうなずく。
山上某は気の毒な被害者で、諸悪の根は旧統一教会と癒着した自民党なのだとワイドショーで連日聞かされれば、国葬などにするな、鳥葬にしてしまえ、と思う。
かくして、社会全体に心静かに安倍氏を送ることさえできない「空気」を作ってしまうわけですが、おいおい、それでいいんでしょうか。
メディアが煽る「空気」で動いた結果、戦争になったのではなかったのですかね。
ちなみに、国葬についての世論調査の年齢別分布では、このような結果がでています。
FNN
この間の選挙などに特徴的な、青年層保守支持、高齢層になるに従っていわゆるリベラル支持、という傾向が見られます。
ひと昔前はジジババは保守、若者は野党と決まっていましたが、いまや逆転しています。
これは先の沖縄知事選と同じ分布です。
沖縄の若者、直面する「壁」 知事選出口調査から - 沖縄:朝日新聞デジタル (asahi.com)
国葬を決意した岸田政権は、支持率ダダ下がりです。
NHKの9月の世論調査によれば、内閣支持率40%、自民党支持率36.2%ですから、青木率は計76.2%です。
青木率とは、政権支持率と自民党支持率を足した数字のことで、これが50%をきると赤信号だという経験則のことです。
まだ3割弱ていどの余裕があるようです。
ここで一気に政権交代するには立憲に頑張っていただかなくてはなりませんが、この追い風時期にすらマイナス0.7%という情けないていたらくです。
ちなみにかつて政権交代した前後の政党支持率の推移をみてみましょう。
「政権交代2・0」の時代が始まった - 牧原出|論座 - 朝日新聞社の言論サイト (asahi.com)
交代直前の2009年を見ると、政権支持率、自民の支持率共に2割を切って50%を大きく割り込み、一方民主党支持率はなんと5割にも達していました。
この自民と野党第1党の支持率の完全逆転こそが、政権交代の絶対条件です。
ただ自民と政権が支持率落としただけでは、必要十分条件の片方だけなのです。
現時点では岸田政権はじり貧になってはいますが、いかんせん代わりとなるべき立憲が5%に満たないのですから、政局的にはなにも起きません。
起きるとすれば、いくまでたってもキリリとしない岸田さんに背を向ける輩が党内に出てくることでしょう。
安倍氏が存命ならば、たぶんなにか起きたかもしれませんが、安倍派は求心力をなくしていますからこのままズルズルと続くかもしれません。
さて床屋政談は置いて、話を国葬に戻しましょう。
予想どおり、もっとも多くの情報に接しているはずの青年層は常識的な判断をし、情報弱者が増える高齢層になるほどメディアが作る「空気」に縛られているようです。
日本人は歳を取るほど知恵者にはならず、依怙地なばかりにイデオロギーにしがみつくという体質がよくわかります。
下の国葬反対デモを見ても、なぜか高齢者ばかりのようです。
安倍元首相の国葬巡り、市民団体が「NO!」 閣議決定など差し止めの仮処分申し立て - 弁護士ドットコム (bengo4.com)
さて、朝日が国葬について反対理由を整理していますので、見ていきましょう。
「今回の国葬の問題のひとつは、根拠になる法令がないことです。戦前には国葬令がありましたが、戦後の1947年に失効しました。
戦前の国葬では、日露戦争で功績のあった東郷平八郎元帥や太平洋戦争の連合艦隊司令長官だった山本五十六元帥も対象となっており、戦意高揚に使われた面がありました。国葬令がなくなったのは、国民主権や平和主義を柱とする日本国憲法下の社会にふさわしくないと考えられたものと思われます」
(朝日2022年9月16日)
反対が増える安倍晋三元首相の国葬 → 国葬って何が問題なの?|一色清の「このニュースって何?」|朝日新聞EduA (asahi.com)
最大の反対理由は、法律的根拠がないということのようです。
戦前の国葬令は「日本国憲法の下の社会にはふさわしくない」ので排ししたのに、なぜまた国葬をするのかという理由です。これと同じことは立憲が言っていて定番の批判です。
なにか朝日は深い誤解をしているようですが、国葬は朝日が言うように「戦意高揚」とは関係ありません。
たまたま日本は大戦期間に国葬が出たのでそう思えるだけのことです。
英国女王や米国大統領の葬儀は、無条件で国葬ですし、そうでない国もあり、スポーツ選手を国葬にする国さえあります。
つまり、各国政府が裁量でする範疇の公的儀式でしかなく、反対派が言うような「国民に弔意を強要する」なんてことはありません。
「神格化だぁ」だなんてアホ言っている人がいますが、安倍氏の御真影を拝めなんて言っていますか。
式典に出席しろとも言っていないし、学童に弔意の時間を作れ、安倍氏について追悼文を書け、なんて政府は命じていないでしょう。
「国葬」各国では? 慣例、法制化、スポーツ選手…生前辞退も|【西日本新聞me】 (nishinippon.co.jp)
国葬の法的根拠がないというのは、ただのデマです。
国葬は政府が説明しているとおり、政府が独自で判断できる自由裁量権の範疇にある内閣府設置法4条を法的根拠としています。
●内閣府設置法4条
三十三 国の儀式並びに内閣の行う儀式及び行事に関する事務に関すること(他省の所掌に属するものを除く。)
この所掌事務としての「国の儀式、内閣の行う儀式」に国葬儀が含まれるというのが岸田内閣の解釈で、内閣法制局と東京地裁も同様の見解を示して、国葬差し止め訴訟に対して東京地裁は「訴えは不適切」と門前払いしています。
「判決は9日付。岡田裁判長は、予算執行の差し止め申し立てを可能とする根拠法は存在しないと指摘した。仮差し止めの申し立てについても同様に却下した。
国葬実施の閣議決定については「国民に何らかの行動を義務付けたり、権利義務を形成したりするものではない」と判断。弔意の強制につながるとの市民側の主張は、「国民の意に反して、弔意やこれに沿った行動を強制する効果があると解すことはできない」と退けた」
(時事9月12日)
国葬差し止め訴訟、却下 「訴えは不適法」―東京地裁:時事ドットコム (jiji.com)
つまり司法はこの岸田内閣の法的解釈に問題ないとしていますが、なぜかほとんど報じられていません。
朝日は、47年前に法制局が「法制度がない」と言ってたじゃないか、とこんなことも書いています。
「1975年に佐藤栄作元首相が死去した際、当時の吉国一郎内閣法制局長官(故人)が国葬について「法制度がない」「三権の了承が必要」との見解を三木武夫首相に示していたことが分かった。自民党の実力者だった前尾繁三郎衆院議長の秘書を務めていた平野貞夫元参院議員が朝日新聞に証言した。こうした指摘を受けて三木政権は国葬を見送り、国民葬とした」
(朝日9月7日)
国葬は「三権の了承必要」、過去に内閣法制局長官が見解 関係者証言 [国葬]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
三木内閣ですか、はて、いつのことを言っているのやら。
政府は内閣府設置法を根拠法にしているのですから、内閣府設置法がいつ現行のモノに変更されたのか少しは調べればよさそうなものを。
知らないでこの記事を書いていればとんだマヌケ、知っていて書いていれば悪質な誘導です。
なぜなら内閣府設置法が出来たのは1999年7月なんですから、その前の法制局見解を古証文よろしく出されてもねぇ。
「内閣府設置法(ないかくふせっちほう、平成11年法律第89号)は、内閣府の設置、その任務・所掌事務を定めるとともに、その所掌事務を能率的に遂行するため必要な組織に関する事項を定めることを目的とする日本の法律である。1999年(平成11年)7月16日に公布された」
内閣府設置法 - Wikipedia
わが国は、1999年7月16日に現行の内閣府設置法を公布しました。
ですから、内閣府設置法が公布された1999年の24年も前の三木内閣の時に法制局が「法制度がない」といったのはあたりまえです。
この内閣府設置法によって、省庁横並びを改め、内閣府を旧総理府から上位の格付けに位置づけ直して、同時に権限も整理し直しました。
このことで1999年をもって、内閣府の業務権限が明確になり、「国の儀式」が設置法第4条33として位置づけられたのです。
政府の中央省庁等改革推進本部事務局内閣班が作成した「内閣府設置法コンメンタール(逐条解説)」にも、「国葬を国の儀式として執り行えるという解釈」が書かれています。
国葬は「国の儀式」平成12年の政府作成文書に規定 - 産経ニュース (sankei.com)
「内閣設置法4条では、内閣府の所掌事務として「国の儀式、内閣の行う儀式および行事の事務に関すること」と定めているが、逐条解説には、「国の儀式」には①天皇の国事行為として行う儀式②閣議決定で国の儀式に位置付けられた儀式-の2種類があるとしており、②の具体例として「『故吉田茂元首相の国葬儀』が含まれる」
(産経前掲)
つまり国葬令があるなしとは関係なく、政府は「国の儀式」として政府の裁量権の範疇で実施できるのです。
1999年以前の法制局が「法制度がない」なんて言っていたと鬼の首をとったように言うほうがバカ丸出しです。
時系列を無視してなに書いているんだろ、この新聞。
ただし、ここをキッチリと国民に説明しない岸田氏も岸田氏です。
旧統一教会問題でもそうでしたが、安倍氏のように真正面から受け止めるのではなく、初めから身体が斜めになって腰が引けているから、いっそうワイドショーにつつき回されて窮地に陥ります。
ああ、やはりこの人は有事の宰相ではないようです。
また政府の決める「国の儀式」である以上、立法府は無関係です。
しかも1999年の内閣府設置法の時に国会は賛成している以上、国会にはなにも言う権限がないのです。
内閣府設置法には立法府の同意を求めよなどとは一言も書いてありませんから、閣議決定だけで十分に事足ります。
立法府のもっとも大きな仕事は予算の審議ですが、今回は予備費を使うので、一般会計にも無関係ですから出る幕がありません。
出る幕は唯一、きちんと社会人らしく国の行事に参加することだけです。
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我が国のリベラル陣営のダメっぷりには、ため息しか出ません。
あの左寄りの日弁連が違法であると声明を出せなかった時点で、普通は察しそうなもんですがね。
それと、青年層が保守層支持なのは、生活が懸かっているから、もあるでしょうね。今の老人世代は、なんのかんの逃げ切り世代で、イデオロギーに走っても、食い詰める可能性は低いですが、今の若者世代は事情が異なります。
投稿: リンデロン | 2022年9月20日 (火) 05時03分
補足でソースを貼りますね。長いですが第四条をタップすると付近に飛べます。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=411AC0000000089
内閣府設置法第4条第3項
三十三 国の儀式並びに内閣の行う儀式及び行事に関する事務に関すること(他省の所掌に属するものを除く。)。
リンク先を最後まで読む根気がメディアと野党にはなかったようですね。裁判所は条文を知っているから受け付けない。
産経がまた内部文書という表現をしたせいで公式じゃないそんなもの見つからないというデマが広がっていますが、検索すれば公文書があります。本来最初の発表時にアナウンスがあればソースを確かめるのが反対側やメディアの責務です。
メディアがガンとして流さない場合、野党とメディアのメンツを立て続ける限り、こうやって情報が遮られ、彼らの評判と共に政権の支持率も下がり、国民が不利益を被ります。
この33以外の項目も見てみると、国会スタックしたら国が終わるような案件がかなり網羅されています。
国葬だけの話ではないですね、これ。
政局で譲ったらコメンタールの価値が壊れ、別件にも無限ループしていきます。
ファクトチェックが入った記事も出てきましたが、演説中に暗殺されたという重大な事項を入れずにチェックするのはフェアではありません。
投稿: ふゆみ | 2022年9月20日 (火) 09時22分
弱きを助け強きを挫く日本人の心情を後ろ盾とし、日本を生かさず殺さずとすべく押し進められた戦後教育が、権力におもねることを良しとしない日本独自のリベラル思想を生み出し、事ここに極まれりとなりつつあります。
紀元前に栄えていたカルタゴのように、技術力と科学力がなくなり、天のはじまりからの歴史を重んじ、外国人をもてなし気配り思いやる国や民族としての魅力もを毀損し、歴史から消える道に向かっている感じがします。
自分達の国がなくなっても、自分達の思想つらぬければそれで良いと思ってはいないと思いますが、m-RNAワクチンしかり、ゼロ金利政策しかり、良かれと思って一度始めたことを見直し改められない既得権者も同じか?
投稿: 梅匂人心 | 2022年9月20日 (火) 10時03分
あっはははっ!
朝日や毎日のくだらない屁理屈を鎧袖一触ですな!。シンプルかつお見事ですね。
マトマな大手メディアは何故か報じないですよね。偉いマスコミさんは
投稿: 山形 | 2022年9月20日 (火) 10時07分
時の内閣の裁量権でもって「国葬」を執り行うかどうかの判断がされるのは、違法行為でも憲法違反でもないです。
玄侑宗久氏が「弔意を求めないのに、国費を使うのは矛盾している」旨の発言をしています。坊主の理屈ですが、これは大間違い。
岸田さんが国民あまねく弔意を求めたなら、それこそ憲法問題になりかねない。
しかしまぁ、世の中は「法的根拠がない」とか言って、テレビもマスコミもこぞって報道していて、日本もいよいよ法治国家ではなくなって情痴国家の仲間入りか?って感じが否めませんね。
岸田さんは記者たちに「(国葬判断は)浅慮だった」と漏らしているとの報道もあり、何ともやるせない無能ぶりを露呈してます。
基本的に国費とするのは当然としても、同時に国民からの寄付を求める事をするべきだったし、そうなれば、私も一万円くらいは出す機会があったのに残念。そういう国民は多いでしょうし、結果として費用はすべて賄えたはず。それをしないところに岸田さんの「安倍派に対するねらいがあった」と考えるのは穿ちすぎでしょうか。
マスコミを国民の声として勘違いし、かつ取り込めると考えたところに岸田さんの甘さがあります。
岸田さんの問題は菅前総理の単なる「伝え方の問題」などではなく、一本スジを通し切れない「信念」に関わる問題だと思えます。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2022年9月20日 (火) 10時28分
あっはははっ!
朝日や毎日のくだらない屁理屈を鎧袖一触ですな!。シンプルかつお見事ですね。
マトマな大手メディアは何故か報じないですよね。誇だけはり高き偉いマスコミさんは無理でしょうねどね。
安倍の国葬を、ゆるさなーい!デモですか。もうまた、お決まりの年寄りの顔ですね。
学生時代に散々に好きなことで暴れておいて、降参したけど残り少ないヤツラが連赤事件やらかして恥さらした上に···当時のメンバーが「日本はこれから少子化で衰退していくのたから、みなて貧しくなればいい」とか言ってた著述がのババァとかね、絶対に許せませんな!
学生時代にロクに学ばずにやりたい放題で暴れて置きながら、バブル期には部長や課長クラスで甘い汁を吸を髄膜って、構成に何もの越さず、、角栄さんの手厚い年金を平然と貰ってアガリ!
そんなヤツらに「共に貧しくなっていけばいい」とか。
ふざけるのもいい加減にしやがれっ!!!です。
投稿: 山形 | 2022年9月20日 (火) 10時30分
立民泉代表への説明でもどのような説明をしたのか
説明会を公開するか説明した内容を公表する等しておけばどちらが不誠実かハッキリとするはずなのにそれをしない。
それゆえ泉代表の「納得できる説明はなかった」と言われればそれが真実として報道されるのは当たり前の流れです。
はなから否定しか答えを持っていないクレーマーとも言える相手に対してバカ正直に対応するとか本当に外務大臣経験者なのかと…
前任者の菅氏の最後を目の当たりにしてマスコミを見方に付けようとする姿勢もひとつのやり方と思わなくもありませんが、彼らが自身の都合であっさりと手のひらを返すリスクを想定していなかったのはマヌケとしか言いようがありません。
茂木幹事長も含めて能力の低さを改めて実感します。
投稿: しゅりんちゅ | 2022年9月20日 (火) 11時25分
うがちすぎだと思いますよ。
首相や閣僚、官邸内部のぼやきや発言リークについては、私はその媒体の創作だと思って読んでいます。
少しは元ネタがありゃしないかと思った時期もありましたが、モリカケ以降「ありそう言いそうと思うことほど作り話」だと後から分かるケースがいくつもあり、匿名関係者発言がくっついてる記事はそこを意識して逆読みしています。それがその媒体の望む人物像であり、そんな印象操作しないと成立しない記事だという事です。
それも逆方向に穿ちすぎやもしれませんので、山路さんと私の丁度真ん中くらいがリアルな政権像ではないかな。
投稿: ふゆみ | 2022年9月20日 (火) 12時15分
決め手は存在しないので、国葬阻止を企む人たちは言い方を変えてくるだけですが、今度は「閣議で何でも決めるな」と言い出しました。
いや、閣議決定が許されていることしか閣議決定できないので、あなた方は何を言っているのか、という感想しかありませぬ。
税金を使うな、という言い方もしていましたが、安倍晋三元首相の国葬に幾ら掛かるとして、国富であるそのお金は国内に使われて回るので、そんなに悪いことですかねぇ。
反対デモは英国でもありましたが、立憲君主制に反対し共和制を求めるデモであって、葬儀に反対するものではありませんでした。
在日本ジョージア大使館が残念さを表明されたように、安倍晋三氏国葬反対運動は、海外では〜奇異の目で見られており、いつも通り外国特派員協会に日本の悪口の同意を得に行って逆に孤立したのは滑稽でした。
でも、日本の「左派リベラル」が持つ最強の自家撞着である、非戦反戦反軍事非暴力を叫ぶその口でテロリズムを認めるどころか応援している事実と、そこに気付けない異様さを目撃させたことは、将来のためには良かったかなと考えます。
いつも思うことが同じになっちゃいますが、何のために、ああまでするのですかねぇ。
さてこの辺で、胸裡を洗いましょうか。
オーストラリア下院で決議され、アンソニー・アルバニージー首相の名で出された安倍晋三元首相追悼
https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/pr2022_tk14.html
アルバニージー豪首相は自ら「シングルマザー家庭で公営住宅育ちの私が首相になれるオーストラリアはなんと素晴らしいことか」と常々述べる愛国者にして労働党首、学生時代から政治運動をやってきたバリバリの左派です。
でも日本の左派リベラルと違って、こんな泣けることを仰ってくださる。
投稿: 宜野湾より | 2022年9月20日 (火) 13時41分
ふゆみさん
私が「うがちすぎかも?」と言ったのは記事内容の真偽の事ではなくて、国民葬にしない理由を独自に推測した部分です。いちおう記事内容とは離して論じていますので。
で、記事はフライデーの9/10のもので、「「国葬は麻生さんが言い出したことだと一部メディアが書いているが、そうじゃない。安倍元首相が亡くなったと聞いたその瞬間、俺が、国葬と決めた。…浅慮だった」となっています。https://news.yahoo.co.jp/articles/1a535267e766f1dddec6b0f9215fb1b57fdffa53
次に記事内容を信じるか否かですが、記事提供者は常に訴訟リスクを抱える立場にあって、「議員仲間や記者たちに対し~」として複数者の証人の存在を匂わし、なお「ハッキリそういった」と言い切っている事からも信ぴょう性があるものと判断しています。
もちろん、いつ?どこで?が抜けていて、他社の後追いがないのは不自然です。その不自然さが生じる場合のケースとして理由の一つが、オフレコの暴露です。
今年前半までは岸田首相とメディアは相性も良く、既存メディアと呉越同舟のていでした。議員らへはもとより、うっかりオフレコで本音を漏らす場合もあり得るでしょう。逆にこれだけ書いて、単なる創作品だいうという見方はあまりに刹那的すぎるのでは?
いづれ真偽はともかくも、私とてこの程度のリテラシーはもってコメントしていますので悪しからずお願いします。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2022年9月20日 (火) 18時24分
古い日本人の癖ですわ。オールジャパンで同調しないといけないっていう強迫観念(コロナのマスクもそう)が、幼少期からの画一的教育制度(何でも全員参加)によってスリ込まれていて、『国葬』とかなると国民全員で参加しなければならないと思い込んでる。昭和の時代には、社員旅行だの社員運動会なんてのまであって、全員参加が当たり前でした。古い人間ほど色々と、「みんながすることは自分も参加しなければならない」と同調圧力がかかります。
『国葬』に参加義務なんてないし、参加したい者がそうすればいいだけの話。若い世代(平成や令和育ち)ほど自然にそう思っているんで、『国葬』に抵抗が少ないのだと思いますわ。年寄りほど、「ワシゃ、アベの『国葬』なんて絶対にイヤだ、参加させられてたまるか!」と、圧力がかかっている。イヤなら無視すればいいだけ。まあ、日本の画一的教育制度の悪い見本ですわ。自由な個人的思考が出来ない、全体主義的思考から抜け出せない似非リベラルだから、多分それは死ぬまで治らない。
そもそも、選挙の演説中にテロに合い非業の死を遂げた安倍元首相を弔う儀式なんであって、政治色はごく少なく、多くの人(アベガーを除いて)に「安倍さん、ありぁー気の毒だわ」と弔慰の気持ちがあるんで、国をあげて弔おうというのは自然の流れだと思いますわ。法的に問題が無い(複数の裁判所も認めた)ので、『国葬』の判断に大きな間違いは無いと思いますわ。
にしても、何時までも頼りないのう、岸田首相。支持率もダダ下がり(私個人的には、今までが摩訶不思議に高過ぎただけだと思う)で、ホントしっかりして欲しい、もう就任一年になりますぜ。『アベ国葬』で支持率が下がったんじゃなくて、岸田内閣が頼りないんで『国葬』にケチがついたんですわ。
投稿: アホンダラ1号 | 2022年9月20日 (火) 23時40分
> 私が「うがちすぎかも?」と言ったのは記事内容の真偽の事ではなくて、国民葬にしない理由を独自に推測した部分です。いちおう記事内容とは離して論じていますので。
読み違いをしておりました。申し訳ありません!
投稿: ふゆみ | 2022年9月21日 (水) 19時48分
丁寧な解説でよく分かります。昨日も共産党の方が「国葬は憲法違反」と駅前で騒いでいました。マスコミも反対デモばかりを報道します。
自民党議員は知らん顔しないで「国葬は司法も認めている」と堂々と主張すべきだし、両論併記するようマスコミを批判すべきです。
今の言論封殺・宗教弾圧こそ憲法違反です。
投稿: | 2022年9月23日 (金) 11時36分