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2022年9月12日 (月)

山路啓介氏寄稿 知事選のあとにその1

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 山路啓介氏より寄稿を賜りました。
4回分割で掲載させていただきます。

                                             ブログ主

 

                                                         知事選のあとに 
                                                                                                          山路啓介

意外に早い時間にデニー氏当選確実の報が出てしまいました。
自民党の情勢調査でも一度も佐喜真リードがないなか、後半選では佐喜真氏がかなり追い上げているとの情報があったので、かなり残念です。
佐喜真氏の統一教会問題だとか、辺野古移設問題だとか要因を報道ははやし立てますが、そういうものではないでしょう。自治体の首長の再選率はもともと87%とも90%ともされる高確率であって、よほどの失敗がない限りデニー有利は揺るがなかったと見るべきです。差の6万票は大差とも小差とも言えませんが、二期目の首長を相手としたケースでは「良く戦った」と言える部類になるのではないでしょうか。宜野湾市の松川市長も二期目をモノにしています。
仄聞するところでは、佐喜真氏は当初候補になるのを渋っていたとの事。しかし、どのような場合でも自身の主張とその先への道筋を付けるために、避けては通れない立候補だったと聞きました。
また、下地幹郎氏は衆院選で國場幸之助氏が一区だけで取った五万四千票さえ下回る、五万三千票しか取れなかった事は衝撃的な惨敗でした。もはや泡沫に近い存在になってしまったようです。

選挙中、デニー氏は法定ビラに「公約達成率97%」なるウソの表記を二紙に突っ込まれ、本当の達成率としては4%程度との事実が露呈しています。仕掛かりで言えばたしかに97%なのだけれど、これらの7割以上は達成する事はないし、辺野古移設も止める事は出来ません。
今回の選挙ではセーフティネットだとか、大学までの授業料無料だとかブチ上げていましたが、そんな金はどこから出て来るのか。これからは二紙など革新勢力からの突き上げが厳しくなり、デニー氏にとって茨の道の4年間になりそうです。

玉城デニーという人は稚気とファンタジーの人で、リーダーシップもありません。故翁長氏ふうのカリスマ性を発揮する演技力もなく、何かをするには何処を押せばいいか、そういう事を全く分からず知事になった人です。政府や関係省庁とすれば、仲井眞知事のような怖さは全くなく、翁長氏のようなワケの分からなさもない、いわば「御しやすい人」であるようです。
沖縄関係資金がごっそり削り続けていられるのも、辺野古問題のみならず提案と計算に暗く、強くネゴ出来るだけの資質がないデニー氏が知事のゆえだと見られています。
しかし、あまり心配もしていません。大した願いもない。何もしないのがデニー氏の長所ですから、それは慣れました。どうか何もせずに、昼行燈でこれからも静かに4年間を過ごして下さい。好きな「何とかキャラバン」とか、そういう方面で全国を遠征していてくれればいいです。

この間、調べてみたら、ビックリするほど都会化した那覇市は、生産額で言えば群馬県第三位の太田市よりも下なんです。かなり意外でした。
太田市というのは高い建物なんかはあまりなく、那覇市と違い空港や港湾なんかももちろん無い。
モノレールも新幹線の駅もない。ちょっと行けば、田んぼや畑です。
なのに、この生産額の優位性の違いは何か? というと、太田市にはスバルの工場がある事ですね。
製造業というのは設備投資額も旺盛で地域に根差す事からも、観光業よりも生産性ははるかにいい。太田周辺地域には下請けやその協力業者、良質な労働資源も控えています。
観光業のテコ入れをデニー知事は公約しましたが、観光業は雇用機会は増やせますが、他業種よりも賃金が安いのです。また、群馬県の場合は保守王国と言われるくらい政治的に安定しています。
これは企業にとって、相当なメリットです。かつて沖縄返還した時も、革新が強すぎて沖縄には大きな製造業が来ませんでした。いくら沖縄資金が投入されたとしても、こうも不安定な政治状況がつづくのでは、佐喜真氏が言っていた企業誘致も出来る土壌が整わないのだろうと思います。もっとも、デニー知事にはその意欲もないでしょうが。

翁長氏は後継指名のさい、デニー氏とともに金秀の呉屋氏を後継指名しました。これで分かる事は、二人とも革新系でなく、革新系の知事誕生には警戒さえしていたという事です。呉屋氏はデニー氏の後援会長にまわり、最終的にはオール沖縄を離脱しました。今回の選挙では佐喜真陣営に姿がありました。呉屋氏の離脱の原因はデニー氏が革新系にふれすぎるからだと言われていて、その事は故翁長知事の意図とは違った方向にデニー氏が転換してしまったのです。

いずれにしてもまだまだ続く泥濘の4年間ですが、安全保障問題は特に頭が痛い。何も台湾危機がそこにある時期にデニーさんであろうとは、そんな案配でなくともいいのに。
ですがもう、デニー知事が仕事さえしてくれなければ良しとしましょう。

                                                                                                                          (続く)

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コメント

 >選挙中、デニー氏は法定ビラに「公約達成率97%」なるウソの表記を二紙に突っ込まれ

 再選されたとは言え、もう沖縄二紙も今までのように甘い顔はしないでしょうね。知事にとって「茨の道の4年間」になりそうです。
 ところで「翁長前知事の遺言テープ」の件はどうなったんでしょうね。
 やはりこのまま存在の有無を有耶無耶にされるんでしょうけ。

群馬の太田市のスバルは源流を辿れば中島飛行機になりますからね。

まさかの太田市との比較ですか。
あそこは旧中島飛行機の主力工場がSUBARUになったし(近くの小山の上からテストコース丸見え)、他にも日産ディーゼル(現UDトラックス)も主力工場あるしでバブル期に雇用したブラジル人とその2世がいっぱいで、それはそれで教育その他で問題が起きてます。自動車産業は特に裾野が広いので近隣には下請けメーカーがあるし、そのまた下請けの例えばメッキ鋼板をプレスするブラケット工場とか電装系の端子やカプラーを量産する工場みたいなのが集積しています。観光業が主力の那覇市と比較するのはちょっと可愛そうかもですね。
ちなみに工場労働者の街ですから市街地外縁のアパート群の外は田畑ばかりのど田舎で鉄道は東武もJRも不便な所です。中心街は風俗店が多くて国道50号沿いにはビックリするほどデカイ風俗看板だらけ!と、ちょっと昔の話ですけどね。
ちなみに歴史的には太平記の新田義貞の拠点で、渡良瀬川を挟んで栃木県の足利市です。90年代の大河ドラマの萩原健一vs真田広之です。国道走ってるといつの間にか橋を越えちゃいますけど。距離感的には太田か足利のデニーズで昼飯を食ってノンビリ東に進むと夕方には水戸に出るくらい。

デニー知事には何も期待できませんね。ウチの県知事と同じで、特に政策も無くて自ら行政に何が必要なのか見定める能力も無い。つまり人気だけあって軽くてバカが良い神輿の典型です。どうせ取り巻き連中の言いなりにしかならないでしょうから。
それで良いのか?沖縄県民!?とは思いますけど、そういう首長を選挙で選んだのですから私には何とも言えません。

知事選過去最低の投票率とほぼ同じという低い投票率
(当日投票率は微増しているので天候による影響はなし)
保守分裂&旧統一教会問題で逆風が吹いていたと言われていた佐喜真氏よりも票数を落とした現職の玉城氏、周りが見ているほどこの知事選がいかに盛り上がっていなかったかがよくわかる結果となりました。

玉城氏の能力の無さを日本政府からの圧力とすり替えて分断を加速化しようとしているのが気になります。
とりまきの共産色が強くなったなというのが「公約達成率」という訳のわからないアピールポイントに表れていると思います。
今後4年間でオール沖縄の共産化は更に加速していくでしょう。

「余計な事はしてくれるなよ」
というのは同意しかありませんし、それに県民があっさり騙されるという最悪のケースだけは起きないことを願うばかりです。

さらに那覇市長選挙で翁長息子が当選したら・・・末恐ろしや!!

 >よほどの失敗がない限りデニー有利は揺るがなかった

 首里城焼失は「大した失敗じゃない」と有権者には見做されたのですね。

「御しやすい」、そうですね。
その方がどの方面にとってもいろいろと都合がいいって、ありますものね。
最近はどちら側にも、頭が切れるタフ・ネゴシエーターになりそうな人は見当たりませんが、玉城氏への本気の期待があるならば、これまでの仕事の中身の良し悪しや進捗と達成度が、本気で問われていたはずです。
必要なのは特別感や趣味嗜好をアピールするアクセサリーで、それを含めて多数決の結果ですから、私は特に残念感もなく受け入れます。
ただ、これからも県民市民としての選択をやめないけれど、もう既に、私の各選択が多数側に入っても入らなくても、嬉しくも残念にも感じないのです。
この各選挙でも、戸別訪問を受けたとの話を聞いていますし、団体による相談事受け付けのチラシが折られている中側に重ねて、特定候補者への投票を呼びかけるビラの選挙期間中ポスティングもありました。
そして3陣営すべて、ルールを遵守しません。
ご参考のひとつ
2022年9月3日
https://hubokinawa.jp/archives/18840

本当に毎度毎度毎度。
これも「濃淡」の問題で済ませるのかしら。
問題を報告し問い合わせをする人だってちゃんと存在します。
でも大きく社会問題扱いになることはありません。
今までやれなかったのだから、恐らくこれからもない。
若者にも投票を呼びかけるCMの「ルールを守ってきれいな選挙」のフレーズが、虚しい恥ずかしいすらとっくに越えました。
誰もが口にするのは美しい言葉、でも勝たなければそれも意味が無いから、勝つためなら何でもやる現実。
ルールに定めた限界を簡単に踏み越える現実。
クリーンなだけじゃ勝てないと考えている現実。
「これが民意!」に倣って簡単に主語を大きく言っていいのならば、県民全員で、誰もがみなルールをめちゃくちゃにして、それを悪いとも思わないゆえに、誰が勝とうと、批判誹謗を展開できる隙をつくっている現実。
沖縄を意図的に孤立させたい勢力に積極的に養分を与えてもいる現実。
報じなければ、報じさせなければ、「それ」は無いのと同じだとまだ思っている、ゲッベルス仕草が抜けない現実。
これらを認める力量もないままで、誇りだの求める将来だのへ近付けるのですかねぇ。

久々の投稿がこんな内容なのは心苦しいですし、本来他地域の地方選挙に口出しすべきでないですが。

辺野古への移設は反対、振興予算は増額、玉城氏や氏を選んだ沖縄の有権者は他の46都道府県やその都道府県民を完全に見下しATM扱いしてるみたい、もうウンザリです。
過疎や災害等に苦しむ地域など日本中いくらでもあり(私地元も河川氾濫などしょっちゅう)これ以上他の都道府県に「タカる」なら早く独立したらよいのでは?
沖縄を日本から取り戻す、との選挙公約に合致です。
恐らく琉球国(仮称)から植民地支配への賠償を半永久的に請求されるだろうけど、他国に対し毅然たる態度で望む政治家を選べば良いだけの事です。

こんな風に思ってる方も多いんでしょうか?

 >玉城氏や氏を選んだ沖縄の有権者は他の46都道府県やその都道府県民を完全に見下しATM扱いしてるみたい

 正直そうとしか思えませんよ。地元行政を蔑にしてひたすらシナチスのパシリに徹する売国奴を県知事として再選する有権者の正気を疑います。国からの補助金についても使い道をまともに知ろうとしない県民性は「市民オンブズ」が存在しない時点で十分承知しましたから。
 首里城失火やシナチスの挑発行為の件も争点にならないって、地元有権者は何処まで脳天気なんでしょうね。
 一日も早く沖縄県は廃止した方がいいのでは。

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