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2022年12月 6日 (火)

ツバルは国土が増えているんですが

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クソ!負けは負け。爪の先ひとつだった。

ホッキョクグマに並んで有名な地球温暖化説の「アイドル」は、南太平洋の島嶼国家ツバルです。
地球温暖化説の司令塔であるIPCCは、北極やヒマラヤの氷河が溶けている、ホッキョクグマが絶滅だ、だけではパンチに欠けると思ったのか、とうとうひとつの国全体が沈んでいるゾ、と言い出しました。
海水面上昇で南太平洋の島々が沈下して住めなくなって難民が沢山でるぞと叫び出し、やがてオランダも水没,東京も半分水没、バングラディシュも哀れ水没という具合に、話はどんどんと尾ひれ腹ひれがついて膨らんでいきます。

こうしていつの間にかツバルは、地球温暖化の悲劇のシンボルになっていたわけです。
今でも環境省のHPには大きくツバル掲載されていますから、もう疑う余地なき真実のようです。
Environmental impacts on Climate Change in Tuvalu

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水没の危機にある南国ツバル|ツバルの森 (tuvalu-forest.jp)

COPでも、温暖化の被害者として登場して定番で登場するのが、この南太平洋のツバルでした。

「石炭や石油などの化石燃料からの脱却が主要議題となる中、産油国のサウジやロシア、石炭産出国オーストラリアなども「針のむしろ」状態だった。国際環境NGO「CAN」は温暖化対策に後ろ向きな国に贈る「化石賞」をCOP26期間中に6回も受賞した豪州を「化石大賞」に選出した。
 水没の危機にある太平洋の島国ツバルのパエニウ財務相は、「ツバルは文字通り沈んでいる。行動が今すぐに必要だ」と涙ながらに各国代表団に訴えた。しかし、温暖化の影響を直接受ける国々の切実な呼び掛けも、こうした主要排出国の行動を大きく変化させるには至らなかった」
(時事2021年11月14日)

COP26の時など、ツバルの外相はひざまで海に漬かって演説をしました。うーん、やるな。

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ハフィントンプレス

「南太平洋の島国ツバルの外務大臣が、膝まで海に浸かりながらスピーチし、気候変動の緊急性を訴えた。
このスピーチは、イギリス・グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)のために、首都フナフティのフォンガファレ島で撮影された。
海抜が低いツバルは、地球温暖化の影響を最も大きく受けている国の一つで、海面上昇による水没の危機にさらされている。
この状況を伝えるために、スーツとネクタイ姿のサイモン・コフェ外相は、ズボンの裾を膝丈までまくり上げた状態で海の中の演台に立ち、各国のリーダーたちに語りかけた」
(ハフィントンポスト 2021年11月9日)

海面上昇の結果ツバルが沈んだ、これは先進国の二酸化炭素の排出が問題だからだ、というのがツバルの主張で、実際に提訴して賠償を求めようとしましたが、認められそうにないので取り下げました。

では、ほんとうに温暖化による海水面上昇によって、ツバルは沈んでいるのでしょうか?
沈む原因として、真っ先に考えられそうなのは北極圏の氷の融解ですがチャイまんねん、実際当初IPCCはそう主張していましたが、近年はそれを静かに取り下げて、海水の膨張説に差し替えています。
ホッケースティック曲線も、ヒマラヤの雪が解けているというのも、オランダが水没するということも、静かに訂正してフェードさせております。
主張するときは大声で、取り下げるときは静かに、これが賢い流儀。

現行のリクツでは、水は温度が上がると体積が増える性質があり、気温とともに水温も上がるから水の量が増えたのと同じ効果となり、海面を押し上げるということのようです。

ツバルのような国土のほとんどが海抜1~2メートルしかない珊瑚礁の島々であり、海面上昇によって国全体が水没の危機にあるとされています。
今の通説はこうです。

「ツバルの首都があるフナフチ島では、内陸から水が沸き上がり、浸水されています。その影響で、ツバルでは、タロピットという主食の芋畑に海水が入り込み、作物が育たなくなる等の被害が出始めています。ツバルの人々は、自給自足の生活をしており、島が沈むより前に食べ物が無くなり、住むことができなくなる可能性があります」
(ツバルの森)

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ツバルの気候変動と海面上昇 | ツバル〜沈みゆく旅行記〜 (sinktuvalu.tv)

ところが、この海面上昇に関しては「そうだと思われるような現象がある」と言われているだけで、実際の観測結果では証明されていません。
下図はオーストラリア政府のSPSLCMP(南太平洋海面・気候モニタリングプロジェクト)のデーターですが、ツバルでは1mどころかわずか75㎜の海水面上昇しか計測されていません。
この記録は、ツバル近海のフナフチ環礁で1993年5月から2006年5月までの13年間の記録の累積の総計です。
つまり表の右から2番目のトレンド(傾向)の毎年の観測数値を13年間分足してみると75㎜となったというわけです。
75㎜といえばさざ波じゃありませんか。さざ波で島が沈むんでしょうか。

しかも1年間に75㎜だとすると、確かに危険な数字ですが、あくまでも13年間の総計です。1年にすると1㎝にも満たないわけです。
ですから、このデーターの見出しの書き方は、やや誤った印象を私たちに与えてしまいますが、13年間のトータルの数字です。

Photo

South Pacific Sea Level and Climate Monitoring Project

もうひとつグラフを出しましょう。下図はオーストラリア気象庁の公表データかあります。これは1993年からツバルの首都フナフチを測ってきた16年間のデータです。

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どう見ても横ばいです。これを見てどうしてツバル周辺海域で海水面上昇が発生したといえるのでしょうか。 

3枚目にハワイ大学の観測記録です。
1977年から99年までの23年間の計測データですが、上昇は0.9㎜で1㎝にも満たない数値です。 
科学の世界では、複数の公的機関が10年以上の長期で継続して計測したデータが、一致して同じ結論を出した場合にはそれを有意として扱います。

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英文でTuvaluと検索するといくつかの英文の論文にヒットしますが、その中でサリー・バリューナス博士の「ツバルは沈んでいるのか?」という論文をご紹介します。 
この論文はふたつに分けられ、前半でツバルの海水面のデーターを見ています。そして後半はその原因を考えています。
博士は、ポセイドン観測衛星の記録から海水面は約10㎝落ちていると報告しています。 

また1978年以来の潮位記録から、1997年~98年のエルニーニョ(4年に一回発生します)には約30㎝も潮位が落ちているそうです。 
このようにエルニーニョは、太平洋を取りまく島々の海流や気圧に大きな影響を与えている最大のものです。  
博士は、オーストラリアの潮位観測の責任者であるウオルフガンシェーファーさんの意見も取り上げています。
この中でシェファーさんは「海水面の上昇があるという観測データーはどこにもない」と断言しています。
どう考えても、13年間で最大58㎜、最小で0.9㎜ていどの海面上昇でひとつの島の沈下が引き起こされると 考えるほう無茶ではないでしょうか。 

南太平洋海面・気候モニタリングプロジェクトのプロジェクト・マネージャーのフィリップ・ハル氏は、このような海水面上昇は10年ではまだ短く、20年以上といった長期の観測が必要であると語っています。
ハル氏は原因として、エルニーニョなどの異常気象を挙げています。

お聞したいのですか、この1㎝にも満たない海面上昇で、いかに海抜1mのツバルといえど果たして海に沈むでしょうか?
ありえません。
上がったのは海面ではなく、逆にツバルのほうが珊瑚礁の圧壊によって沈んだのです。
ツバル沈降の主要な原因は隆起珊瑚礁の浸食なのです。
沖縄の八重山に行くと、同じ隆起珊瑚礁ですから、少しずつ削られていくのが目でみえる地点がいくつかあります。
これは別に隆起珊瑚礁のみならず、海岸淵の岩場に行ってみれば同じような浸食が見られます。
世界で年間70㎜ていどの浸食を受ける島などザラですから、このていどの島の沈下で沈むツバルのほうが特殊なのです。

ツバル沈降の原因について、大阪学院大学教授で、太平洋諸島地域研究所理事の小林泉先生は以下のように指摘しています。
このミクロネシアを知悉した小林先氏の意見は、私にもしごく妥当に思われます。

①日本より稠密な人口密度が、狭いツバルの、しかももろい隆起珊瑚礁を圧壊している。
②アメリカ型の生活スタイルの定着によりペットボトルなどのゴミの散乱など島の環境破壊が進んでいる。
③滑走路の水没は、かつての米軍のいいかげんな工事のためである。

小林氏が指摘するとおり、ツバルの浸食された海岸の多くは、第2次世界大戦時に米軍が埋め立てた土地でした。
戦争中の手抜き工事によって、ろくな環境アセスメントもせずに各地の島から飛行場を建設するために砂利を採取したため、島の地下はスポンジ状の多孔質の地盤となってしまいました。
ここから染みだすように海水が吹き出すようになったのです。

ツバルは人口が急増しました。
たとえばツバルの首都の人口は、1973年の独立前にはわずか871人でしたが、5年後の79年には3倍の2620人に急増しています。
国全体では1973年には5300人でしたが、5年後には7300人、2020年現在では1万1792人です。

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グラフで見る! ツバルのGDPと人口の推移 人口と一人当たりGDP(ドル名目) 年ベース 【出所】国連 National Accounts DB (gdfreak.com)

これだけ増えた人口急増が引き起こすのは、お定まりの住宅問題、飲料水や下水などの生活インフラの確保です。
宅地は、独立前には人が住まなかった湿地や低地に拡大し、そこに多くの住居や行政施設が立てられました。
冒頭2枚目の首都の写真で見る水没風景の原因は、真水の過剰利用によって井戸からの地下水汲み上げが増加して地盤が下がったからです。
そのうえ下水の垂れ流しによって、海が汚染されサンゴが痛めつけられました。
つまり地球温暖化とは無関係のローカル原因なのです。

ところでご心配は無用です。
実際は、なんとツバルの国土は水没して消滅するどころか増加しています。

「2018年2月の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された研究論文によると、この40年ぐらいの間に、ツバルの国土面積は拡大していたのである。
これは、ニュージーランドのオークランド大学の研究チームが航空写真や衛星写真を使用し、ツバルの9つの環礁と101の岩礁について、長期間の地形の変化を分析した結果である。
1971年から2014年までの分析によると、少なくとも8つの環礁と、約4分の3の岩礁で面積が広くなっており、同国の総面積は73.5ヘクタールも拡大していたという。
ツバルの面積は約26平方キロメートルしかないから、国土の2.9%が増加したことになる。さらに首都のあるフナフティ環礁(33の島がある)では、115年前から32ヘクタールも拡大していたことがわかった」
「115年前から32ヘクタールも拡大」温暖化で沈むはずのツバル諸島の面積が増えているという不都合な事実 - ライブドアニュース (livedoor.com)

その原因は、波によって運ばれた砂が堆積して、浜が広がったためだそうです。
2002年のオーストラリア政府の発表によると、1978年~2001年の期間に、ハワイ大学とAustralian National Tidal Facility (NTF)の共同研究では、データーの欠損を認めつつ、ツバルの首都フナフチ環礁での海面上昇は約1㎜程度であり、危惧する必要はないという意見を出しています。

沈下浸水が増えるツバルの皆さんには大変に言いづらいことですが、公平に見て、島民の苦難とは別に、その原因は地球温暖化にはないと思わざるを得ません。
こんなばかなことが起きたのでしょうか。それについて海水面研究の世界的権威であるストックホルム大学メルネル教授はこう言っています。

「第3次、第4次IPCC報告書には海水面上昇の専門家がひとりもいなかった。報告書を書いたのは、現地の観測者ではなく、ただのコンピュータ計算屋があらかじめ決まった南太平洋諸島水没モデルにあわせてモデルを作っただけだ」

なんのことはない、IPCCがもったいぶって出した報告書で、ツバル現地で計測していた人間はおろか、海水面の研究者すらいなかったのです。
まったくひどい話です。このような現場で長年観測をしてきた科学者の知見を無視して、コンピュータのモデル計算だけで済ますという悪しき体質がIPCCの気象屋にはあるようです。
そのために、局地観測者や海洋観測者の中はIPCCに強い不信感を持っている人が多いようです。

たとえば、オーロラ観測の第一人者であるアラスカ大学赤祖父俊一教授、海水面研究の第一人者ストックホルム大学メルネル教授は共に、地球温暖化説の強い批判者です。
IPCCはほんとうにツバルで観測したのではなく、世界の海水面上昇平均0.17mをツバルの標高から引いて騒いできたようです。

IPCCの初めに結論ありきのプロパガンダに使われたのが、ツバル水没なのです。

 

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コメント

東大の茅根先生のツバルの話
興味ある方はぜひ、約48分
https://todai.tv/contents-list/2018FY/2018spring/06

ICPPのやり方は酷いですね、ツバル政府も汚い

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