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2022年12月 9日 (金)

百年先どころか、既にハズれている気候変動予測

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私は、人為的炭酸ガス温暖化説は「根も葉も少しはある間違い」 だと考えています。
いわば嘘は言っていないが、本当のことも言っていない 。
それが人為的二酸化炭素による 地球温暖化説ってヤツです

たしかに人為的温暖化は存在します。
それはホントです。

これだけ人類の経済的社会的営為が広範、かつ深刻になると、その影響は無視できません。
しかし二酸化炭素ガスだけで、地球の気候変動をすべて説明しようとするにはあまりにも無理がありませんか、そんなシンプルなもんですか、というのが私のかねてからの疑問です。
地球の気候は周期的に変動し続けていますが、その理由を右肩上がりに増大する人為的二酸化炭酸ガスひとつで説明しようとするのはいくらなんでも無理。

たとえば、今週お話してきたように、なぜ太陽の活動や海洋の周期を視野に入れようとしないのでしょうか。
おそらく私は人為的温暖化と、周期的寒冷化が綱引きをしている状態が現代ではないかと思っています。
しかしIPCCは、温暖化の原因を過度に人為的炭酸ガスのみに求めた結果、その対策もまた炭酸ガス排出規制に一面化され、ともかくなんであろうと炭酸ガスさえでなきゃいいんだろう、というようになりました。

その上に排出権という利権までもが設定されるに至って、グリーン利権すら出来ました。
たとえばグレタ・トゥンベリさんの背後には、グリーン利権に群がる投資家や金融機関、政治家がわんさか群がっていることがわかっています。
でもなきゃ、16歳の子供がヨットで大西洋を横断してひとり国連総会に乗り込むなんできるわきゃありませんもんね。
おっと待てよ、あの子、港の中で酔って、すぐに降りてどこかの海軍の船に乗り移って、戻ってから飛行機で行ったじゃなかったっけか、キセルじゃん。ま、どっちでもいいや。

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ヨットで米NY目指す高校生環境活動家のチーム、一部は空路移動 ネット上で批判 写真8枚 国際ニュース:AFPBB News

あるいは、環境相だった小泉進次郎氏がCOPにでかけて、「セクシー」なんてアホ発言をした相手の女性が誰だかご存じでしょうか?
クリスティーナ・フィグレスという環境運動家です。
国連の肩書担いでいますからダマされますが、環境商売人のひとです。

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このフィグレスは有名な環境運動家で、別名環境マフィア。
たとえば環境ビジネスのこんな記事に登場します。

「パリ協定をまとめた国連気候変動枠条約(UNFCCC)前事務局長のクリスティーナ・フィゲレス氏は、国連支援の責任投資原則(PRI)の署名機関に対して、保有資産の1%を2020年までに再生可能エネルギーやクリーンエネルギー投資に振り向けることを公約するよう要請した。現在のPRI署名機関の総資産額は70兆㌦なので、要請額は7000億㌦(約79兆円)になる。署名機関が署名に見合う行動をとれるかどうか。
 フィゲレス氏は、昨年7月にUNFCCCを退任後、パリ協定の達成を推進するための非営利団体、Mission 2020 initiativeの議長を務めている。このほどPRIがベルリンで開いた年次総会で演説、PRIの署名機関に呼び掛けた」
(2017年9月28日 環境金融研究機構)
http://rief-jp.org/ct6/73122

このようにフィゲレスは、国連気候変動枠組み条約前事務局長という立場で、国連支援ビジネスに対して1%を再エネやグリーン投資に回すように勧告しています。
この金額だけで実に79兆円。
いかにおいしいビジネスかわかるでしょう。

しかもフィゲレスは、自分自身「ミッション2020イニシャチブ」という民間団体もやっていて、その排出権ビジネスにも関わっています。
実はその団体がやっていることのひとつは炭素排出権売買です。
このように、とうに地球温暖化問題は、ピュアな環境運動家の手を離れ、巨大なグリーン利権を作っています。

ところでいまや世界を巻きこむ脱炭素騒動の始まりは、1982年から実に30年間NASAゴダード研究所(GISS)の所長として君臨してきたジェームス・ハンセンでした。
彼はいわば「地球温暖化説の父」とでも称すべき人物です。
彼の88年米国上院での「二酸化炭素が温暖化を起こすのは99%確実だ」という証言によって、一躍温暖化説は時代の寵児になりました。

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ジェームズ・ハンセン
特別リポート:世界で最も影響力のある環境科学者1000人 | nippon.com

彼は二酸化炭素を憎むあまり、学者なのに火力発電所建設反対で3回も逮捕されているという運動家的科学者です。
商売っ気なしで体を張っちゃうってタイプは、 人としては私、けっこう好きなタイプです。
こういう無私のタイプの、しかも天下のゴダード研究所長という重責の学者の証言だから、米国政府を動かすことになったのです。

そのハンセンの手法は、気象をモデル計算して予測する方法でした。
下図の一番上の線が、ゴダード研究所の「二酸化炭素を削減しないままの場合」の予測ラインです。

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これによれば2012年は温度上昇が1度とされています。
実はこの図を下にIPCCは、第4次報告書のキモとでもいうべきグラフを作成しています。
これが通称ホッケースティック曲線と呼ばれている超有名なグラフですから、ご覧になった方も多いはずです。
昨今はIPCCは度々修正をかけていますが、グラフのとおり地球気象は二酸化炭素の増加とパラレルに温暖化していく、というのが彼らの主張です。

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このグラフを使ってIPCCはこう述べています。

①世界の平均気温は1906年~2005年の100年間に0.74度上がった。
②20世紀後半から気温の上昇が0.6度あり、その原因は90%の確率で人為的二酸化炭素である。

残念ながら、既にこのIPCCの予測はハズれたことが証明されています。
地表で計測したものは、観測地点が適切でない場合、現実とかけ離れた数値を出してしまうことは知られています。
たとえば米国の定点観測地点で、空調機の真ん前のコンクリートの駐車場に設置されていたりしていたケースが多くありました。
ですから、一番確かなのが衛星の実測データです。
実はこの衛星は他でもないハンセンのいるNASAが運用しており、11段階の高度に分けて大気の層を観測し続けています。

このうちもっとも地表に近いのが対流圏底層を飛ぶ観測ロケットで、これがもっとも地表温度を都市化と無関係に測定していると思われています。
その観測衛星やロケットの実測数値が下図です

0.4度で、ハンセンの予測値より0.6度も低いことが分かります。
前回で問題が沢山あった地上観測点での計測ですら、もう既にこれだけズレています。

次にその下三番目の線が衛星の実測です。実はこの衛星は他でもないハンセンのいるNASAが運用しており、11段階の高度に分けて大気の層を観測し続けています。
このうちもっとも地表に近いのが対流圏底層を飛ぶ観測ロケットで、これがもっとも地表温度を都市化と無関係に測定していると思われています。
その観測衛星やロケットの実測数値が下図です。

 

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東京大学渡辺正教授による

もう一枚南極の衛星による実測グラフを見てみましょう。Photo_8
南極は横ばいからむしろ寒冷化していることがわかります。
以上2枚の観測衛星での観測結果は、100年先どころか10数年でもうハンセン・IPCC予測はハズれ始めているのです。

いや、そもそも本当に温暖化しているのか、という声すらも米国では上がっています。
というのは、米国では、田舎はちっとも暑くはねぇぞ、むしろ,年々再々寒くなってきたくらいだ、そりゃ都市部の話だろう、という声が高くなってきたのです。

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だいたい気象観測地点というのは、大都市の気象台にあるもので、まともにヒートアイランド現象を受けてしまいます。
一方、田園地帯は樹木が豊富なために、植物が余分な水分を葉から蒸散させて、気化熱を奪っているために涼しいことは知られています。

都市部は自動車が一台50Wのヒーターとして換算できるといわれるほど、自動車もビルも人もひしめき合っています。ビルが放射しているエアコンの放熱現象は、局地気象を変えてしまうとすら言われているそうです。

このテキサスとアーカンソー州の気温変化をみるかぎり、米国でも田園地帯はやはり気温が横ばいか、むしろ低下しているのがわかります。
このような国民大衆の素朴な疑問に火を注いだのが、米国の気象観測ポイントについての調査でした。
アメリカ海洋大気圏局(NOAA)は全米各地に気温観測ステーションを設置していますが、アンソニー・ワッツ氏の調査によると、本来はヒートアイランド現象を避けるために田園地帯や平原に設置されていなければならないはずの気象観測ステーションが、なんとこともあろうにアスファルトの路上や、あるいはびっくりすることにはエアコンの排熱ダクトの下にあったりした例が続出したそうです。

そしてワッツ氏によれば、このような不適切な設置箇所は、全米の観測ステーションの実に89%にも及んだそうですから、大部分の測定値の信憑性すら疑われることとなりました。ワッツ調査は下記のサイトからPDFでご覧になれます。
「Is the U.S. Temperature Record Reliable?」By AnthonyWatts, SurfaceStations.org,・ Chicago, IL: The Heartland Institute, 2009. 

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 NASAのゴダード宇宙研究所(GISS)は、都市化はその周辺の地域のデータも勘案しているので考慮済みだと主張しますが、上の写真を見る限り、はなはだ眉唾モノでしょう。
そもそもそんな「勘案」なんかするくらいなら、都市部での観測データを初めから排除すればいいだけの話ではないですか。

この観測ステーションに対する疑惑は、米国のみならずわが国にもあります。東京の気温は大手町にある気象庁で採りますが、この気象庁の観測ポイントは林立するビル群の中にあります。

「日本の真ん中「東京」の平均気温が、12月から低くなる。気象庁は12月2日から、「東京」として発表している気温や降水量の観測地点を、現在の気象庁本庁(東京都千代田区大手町)から同区北の丸公園に移転する。同じ区内で約900メートル移るだけだが、周辺環境の違いから、最低気温の平年値が1・4度下がり、熱帯夜の日数は半分以下になる見込みだ」
(産経2014年10月30日 下写真も同じ)

https://www.sankei.com/premium/news/141024/prm1410240012-n1.html

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大手町の気象庁観測ボックス

たった観測ポイントを900メートル移動しただけで、東京の年間平均気温が1.4度下がるというのですから、おいおいです。
下図の大手町と三宅島の気温を比べたデータからも、それがうかがえます。

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しかし仮に寒冷化となった場合でも、現在進められている低炭素化社会化、つまり化石燃料の節約、資源の有効活用と循環再利用システムの社会的実現は、そのまま有効な処方箋となりえます。

つまり皮肉なことには、誤った原因説であったが、その社会的対策としては誤りではなかったということになります。
そして寒冷化のほうが温暖化よりはるかに恐ろしいのです。
日本に限って言っても、歴史的な大飢饉は必ず寒冷化によってもたらされています。
農業技術がすすんだ今でも、寒冷化によって茨城以北の米作は壊滅的な打撃を受けることでしょう。
食物の端をかじっただけで捨てている飽食の時代は終わり、もうひとつの別な時代が始まろうとしているように私には思えてなりません。

 

 

 

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コメント

このハンセンさんがCO2温暖化原因説を言い出す直前までは···おいおい地球人口がもう50億人だぜ!氷河期が来たら食料生産どうするんだよ!?でしたね。
アジアやアフリカの人口増加と食料問題が議論の中心でした。
ライブエイド、USA for AMERICAなんて巨大チャリティイベントに世界が熱狂したのが85年で、NHKがスペシャルドラマで氷河期到来でもしアメリカからの輸入が止まったら日本人は半数近い餓死者···なんてやってました。米農家役の竜雷太主演で。
2010年代になると、NHK地域発ドラマで宮城県鳴子出身のヒロインがIT企業で「温暖化で東北南部以南は米が収穫出来なくなるから、北海道や青森の米を買い漁って嫌いだった故郷に復讐する」みたいな内容の「お米の涙」なんてのに変わってました。

それこそトレンドなんでしょうけど、変わり身が酷すぎます。。

いつも拝読しています。気づき、学びをいただきありがとうございます。
昨日、山形様のコメントにも書かれていましたが、平成5年の大冷害のことが思い出されます。北海道の主産地ではありませんが、当時、米の担当でしたので克明に記憶しています。夏になっても寒い日が続き、生育が遅れていたところに8月10日過ぎでしたでしょうか、降霜により水田の畦草が凍ったのを記憶しています。
結果、条件が悪い水田では収穫が皆無までありましたが、なんとかこぎつけたのが3割程度の収穫ではなかったでしょうか。しかしながらある意味最も米不足に拍車をかけたのが、マスコミの報道であったのは今の温暖化、炭酸ガス云々の状況と似ていますね。
また、ブログ主様も書かれていますが単一の原因によるものという判断は誤りが多く、当時、担当していたある農作物の生育障害について悩み困り果てて、詳しい方に相談した時のことを思い出しました。「こういう症状だから○○病とか単純に判断してはいけない。それ以外にも複数の要因や他の問題がある場合が多い。単一の問題として扱っても解決はしない。」と指導されたことを記憶しています。人間もそうですよね。
それでは、今後もご健勝とご活躍お祈りしています。

ありゃ大間違いしてた、もちろん「USA for AFRICA」です。アメリカがステーツに寄付してどうすんねんと、我ながら呆れ(笑)
その少し前に英国から「イッツ·クリスマスターイム!」なんてベークライトが薄くて質の悪い12インチシングルレコードが出て(家のどっかにあります)、アフリカの飢餓を救おう!というトレンドでした。
ああいうのを仕掛けた連中はどれだけ儲けたのやら。。日本の24時間テレビなんかと違って、スター歌手のチャリティはギャラ無しですからね。西洋のノブレスオブリージュが利用されたと。

今年は地球人口が80億を超えました。ウクライナ情勢も気になるところですれども、どうやってこれだけの人口を食わせていけるのかと。。
昔に見た自然環境における(原始時代設定ですね)では、ヒトは自然破壊と食物連鎖の頂点で燃費悪すぎなので人口500万人程度が適正だなんて話をガキの頃に聞きました。

そんなことを言われても、人類は工夫しながら発展することしか未来が無いので···。

なんだかずーっと以前に自分が似たようなコメントをした気がしておりまして、やっと調べてみたら割と最近のことで自分の記憶力にがっかり。
2021年4月8日エントリー「人為的炭酸ガス主犯説は仮説にすぎない」
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bb4207.html

今も同じで、100年先の不確かな気温への信仰のためよりも、お金は「これまでと今を知ってこれからを予測すること」への投資、また現在国土荒廃の危機にある国があるなら、具体的個別的対策を国際社会が援助することに使った方が良くないか?と考えております。
そして本日のエントリーにあるような、低炭素社会化を否定しない姿勢に同意します。
ただし「だから〇〇製のパネルや車を買え」という話には要注意で。

例えばこちら↓で説明されているような理由から
https://www.shinrin-ringyou.com/carbon/kotei.php
木材や木製品は廃棄して燃やさずに再利用し続けるなど、快適さの維持や追求をやり過ぎずにいるために有効であるとわかっていることは実行しながら、新たな研究成果を待ちたいですね。
地球の歴史上、生物の大量絶滅が起きたのは寒冷化の時なので、自然現象として地球の気温が上がり炭酸ガスが増えたら植物は光合成しまくって大繁栄、世界の食糧収穫量が増えるなら大歓迎、という意見があればそれもまた当然なんですがねぇ。

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