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2023年1月30日 (月)

とうとう「大祖国戦争」だそうです

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ロシアのゲラシモフ参謀総長は、今のウクライナ戦争はかつての「大祖国戦争」だと言い出しました。

「ロシアの参謀総長ヴァレリー・ゲラシモフは、彼自身と伝統的なロシアの軍事指揮構造をロシアの真の擁護者として描写するための努力を続けた。ゲラシモフは23月8日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がロシアの「軍事安全保障に対する新たな脅威」に対応するロシア軍の能力を開発するというセルゲイ・ショイグ国防相の計画を承認したことを繰り返し、ゲラシモフはウクライナとNATO諸国がロシアを脅かすことを目的としていると非難した。
ゲラシモフは、大祖国戦争(第二次世界大戦)を含むいくつかの軍事危機を通じてロシアを導き保護する上でのロシアの参謀の歴史的役割を呼び起こした。ゲラシモフは、「現代ロシアはそのようなレベルと激しさの敵対行為を知らなかった」と主張し、ウクライナでの現在の戦争は大祖国戦争以来ロシアにとって最大の脅威であり、したがってゲラシモフのリーダーシップの下でのロシア参謀のリーダーシップと保護が必要であることを強く示唆した」
(戦争研究所2023年1月26日)
ウクライナ紛争の最新情報 |戦争研究所 (understandingwar.org)

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記憶研究所、終戦記念日に合わせ、ソ連の大戦プロパガンダ解説動画を公開 (ukrinform.jp)

倒錯していますね。
「大祖国戦争」なる呼称は、独ソ戦のロシア風言い回しですが、イデオロギッシュなので他国は使いません。
スターリンとヒトラーとの戦争の時に使った「大祖国戦争」という大時代的な表現まで使って、国民に防衛に対する愛国心を求めているようですが、はて、今回はヒトラー役はプーチンじゃなかったのですかね。

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ロシアの侵攻、痛烈批判 風刺画展 大阪で始まる - 産経ニュース (sankei.com)

いうまでもなく、祖国防衛戦争を叫ぶ立場なのは、侵略を受けたウクライナ側であって、ウクライナはいまだ一歩もロシア領土に踏み込んでいないと言うのに。
それとも勝手に領土化してどの国も承認していない、ドネツク、ルガンスク、南部のヘルソン、ザポロジエ各州をして「神聖な領土」というなら別ですが。

また新たな民兵軍団を作りましたが、その名も「スターリングラード」で、すでにウクライナに投入されているようです。
部隊が編成されたのは、ロシア西部ヴォルゴグラードで、この都市の旧名称は名高きスターリングラードでした。
第二次大戦時、ドイツの包囲を受けて、これに勝利したことで、同都市はソ連時代英雄都市と呼ばれていました。
今回の民兵組織もその末裔という触れ込みですが、たった百数十名なので戦況には影響しません。
ロシア軍のエライさんらは、ただ「スターリングラード」という名前が欲しかったのでしょう。

ちなみにこの「スターリングラード」部隊は、悪名高き民間軍事会社「ワグネル」の資金援助と指導で作られたもののようで、民兵というより傭兵と考えたほうがよいでしょう。

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ロシアのPMCワグネルはウクライナで8000人の戦闘員の内3000人を失った│ミリレポ|ミリタリー関係の総合メディア (sabatech.jp)

ワグネルは、GRUのスペツナズ隊員だったドミトリー・ウトキン元中佐が、2014年に創設した民間軍事会社です。
欧米の民間軍事会社は実際の戦闘には参加しませんが、ワグネルは軍隊とまったく変わらないことを請け負っている傭兵集団です。

しかも正規軍がやりたがらない汚れ仕事をもっぱらとしています。

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エフゲーニ・ブリコジン

資金提供したのは、プーチンに重用されていたオリガルヒのエフゲニー・プリゴジンという人物です。
のしあがったのはプーチンの料理人だったからで、本業はレストランとケータリングです。
彼の企業は、政府請け負い仕事を手にすることで巨大化しました。
エフゲニー・プリゴジン - Wikipedia

ワグネルは、ウクライナ戦争前から、表向きはロシアが関わっていないとしたいロシアの利益や対外政策のために活動していました。
しかし訓練はロシア軍施設で行われ、ロシアの軍事諜報機関GRU(参謀本部情報総局)とFSB(連邦保安庁)の下請け部隊として知られています。
メンバーは、ロシア軍出身者に限らずチェチェンや外国の親露派民兵などが集められていて、ネオナチや囚人まで含まれています。
要するに、ならず者国家が汚れ仕事のために作ったならず者軍団です。
ワグネル・グループ - Wikipedia

ウクライナ戦争以前に、ワグネルの行動が確認されているだけでこれだけあります。
その全部が独裁政権への支援だというのも、ロシアの対外政策の性格がわかります。

・ウクライナ西部地域紛争(ドンバス戦争)における親ロシア派設立と支援
・シリア内戦におけるアサド政権への支援
・スーダンにおけるオマル・アル=バシール政権への支援
・2014年リビア内戦におけるハリファ・ハフタル率いるリビア国民軍(LNA)への支援
・中央アフリカ共和国の内戦における政府支援
・ベネズエラにおけるマドゥロ政権への支援
・2020年ベラルーシ大統領選挙への介入

たぶんワグネルは、ウクライナ国内の多数の民間人虐殺に関わっているはずです。
ウトキンは、ナチス信奉者と言われ、名称の「ワグネル」もヒットラーが愛した作曲家リヒャルト・ワグネルに由来したものだとされています。

あれ、ウクライナはネオナチだから、ボク「特別軍事作戦」でやっつけに行くんだ、って言ってたのはどこの誰だったっけかな。

このワグネルのなかでもっとも凶暴な部隊は「ルシッチ」と呼ばれ、破壊工作専門部隊です。
彼らは、2014年から始まったウクライナ東部紛争では、ルガンスクとドネツクの人民共和国の分離主義を煽動し、親露派を軍事組織化する働きをしました。
この時期、ルシッチは、殺害したウクライナ兵の遺体から耳を切り落としたり、遺体に火をつける様子を自撮りしてSNSに投稿したために、世界に悪逆非道の部隊として名を馳せました。

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東京

ワルネルは当初8千人の部隊と呼号していましたが、いまやその半数が戦死してしまい、いまや囚人や感染症患者まで「徴兵」しているようです。

「ロシア政府と関係が深い同国の民間軍事会社ワグネル・グループはこれまでも、恩赦や一時金と引き換えに、受刑者を兵士として採用していると報道されてきたが、ウクライナ国防省情報総局の報道機関は10月25日、ワグネル・グループが、HIVやC型肝炎などの感染症を患う囚人も大量に採用し始めていると伝えた。
「このやり方は広く行われている。例えばある流刑地では、HIVやC型肝炎の診断が確定している100人以上の囚人が、ワグネル・グループに『動員』されている」と情報総局は述べている。
ワグネルは患者をほかの兵士と区別するため、HIVに感染している囚人は赤い腕輪、肝炎の囚人は白い腕輪を着けられ、負傷しても医者は治療を拒否することがある、と情報総局は伝える」
(ニューズウィーク2022年10月27日)
HIV患者や精神病者まで動員、ロシア兵員不足の窮状(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

スゴイね、「人民よ、大祖国戦争に立て!」と叫んでいるだけでも正気の沙汰ではないのに、傭兵、囚人と感染症患者とテンコ盛りです。
まさに「総動員体制」。
詰みましたね。

 

 

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NHK

ウクライナに平和と独立を

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コメント

 ロシアの若者は再び動員かけられるんじゃないかと憂慮しているようです。先の「限定的な動員」以降、独立系メディアの調査では57%が「停戦協議すべき」としています。
こうした現状が背景にあって、「大祖国戦争」の大義名分をひねり出さなくては世論がもたず、継戦しずらくなっているのでしょう。

ワグネル戦闘員の死者数はSVRによれば2万7千人にもおよび、つい最近のソレダルやバフムート近郊の戦闘だけで4000人以上の死者が出ていて、こちらもかなり疲弊しています。
個人的にはワグネルに、督戦隊を活用するような戦闘方法はぜひとも止めてもらいたいものです。あれは、この世の地獄です。

しかも侵略側がとる戦略が囚人兵の万歳突撃、ではなく一定間隔で前進しウクライナ兵に撃たれるとか地雷除去人間だからね、

ポーランドもカティンの森事件や第三帝国との裏取引してその後は搾取されまくってるので反露が凄い凄い、戦車の整備はポーランドで行えばエンジニは安全に作業できるしね。

そしてEU最貧国のブルガリアが3月攻勢を耐えるために戦時物資、武器弾薬に燃料まで送って影の力持ちしてましたね、もちろんそんな資金をブルガリアが用意は難しかったしガスの供給止めるぞとロシアが脅迫したがアメリカが支援してて凄いと思いましたね。

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