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2023年4月18日 (火)

メディアが「第2の山上」を生んだ

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またもや始まりました。
和歌山暗殺未遂事件に対しての「山上化」の報道です。
メディアはこの犯人の「心の深層」に迫る」として、たとえば読売はこんな記事を載せています。

「小学6年で同級生だった女性は「小学生の頃は明るくてリーダーシップがあったけれど、中学に入ると無口になり、誰とも話さなくなった」と話す。
中学3年で同級生だった別の女性も「教室で話しかけても目を合わさず、いつも『ほっといてくれ』という雰囲気で教室の隅っこにいた。時々、同級生からからかわれていたこともあった」と振り返る。
木村容疑者は昨年9月、自民党系の当時の川西市議が開いた市政報告会に参加し、議員の報酬について質問していた。同級生の女性は「中学生の頃は、政治に関心がある様子はなかった」と首をかしげた」
(読売4月17日)
明るい小学生時代から中学で急に無口に、最近は「家に引きこもりがち」…首相襲撃の木村容疑者 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

だからなんなんです。
この木村某が何を考えていようといまいと、「心の闇」とやらを持っていようといまいと、なんの関係もありません。
仮に「心の闇」とやらがあったとしたら、それで免罪されるのでしょうか。
ほー、それは便利なことだ。
「心の闇」を持っていたら、他者を殺す特権を持てるのですか。
無辜の人の生命を奪い、その家庭を破壊しておきながら、被害者ヅラすれば許されるとでも。

人はひとつやふたつの他人に言えないことを抱えて生きています。
それがあたりまえの人生というもので、それで犯罪を説明することにならないし、ましてや正当化する理由にはなりません。
貧しかろうと、豊かだろうと、人生に挫折しようとしまいと、人は自らがやったことにおいてのみ裁かれ、断罪を受けるのです。

メディアは口先では「テロはいけない」と言いながら、山上某にはベタベタに甘ったるい「物語」を作ってみせました。
これはテロリストに「顔」を与える行為です。

あまりにも有名なテロリストに対してアーダーン・ニュージーランド首相の言葉を、日本メディアはすこしでも噛みしめるとよい。
あなた方日本のメディアが、いかに傾いて狂っているのかわかるはずです。

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BBC


「約100人が死傷したニュージーランド・クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)銃撃事件を受けて、ジャシンダ・アーダーン首相は19日、銃撃犯の名前を今後一切口にしないと誓った。
アーダーン首相は議会で、「男はこのテロ行為を通じて色々なことを手に入れようとした。そのひとつが、悪名だ。だからこそ、私は今後一切、この男の名前を口にしない」と、気持ちをこめて演説した。
皆さんは、大勢の命を奪った男の名前ではなく、命を失った大勢の人たちの名前を語ってください。男はテロリストで、犯罪者で、過激派だ。私が言及するとき、あの男は無名のままで終る
(BBC2019年3月19日)
ニュージーランド首相、銃撃犯の名前は今後一切口にしないと誓う  - BBCニュース  

アーダーン首相はがテロリストの名を呼ばないと誓ったのは、「名を得ること」が犯人の目的だからです。
つまり、メディアがこのテロリストの「心の闇」を報じることは、すなわちテロリズムの目的を国民に拡散することなのです。
ニュージーランドで起きたこのテロリズムにおいては、ムスリム排斥であり、そしてわが国では安部氏暗殺でした。

そしてアーダーン首相は、ソーシャルメディア各社に対し、テロに対抗するための対策を要請しています。


「こうしたソーシャルメディアのプラットフォームはただ存在するだけで、そこに掲載される内容に、プラットフォームは何の責任も負わないなど、私たちは甘んじて受け入れるわけにはいかない。各社は出版社でだ。単なる郵便配達人ではない。利益だけ得て責任は負わないなど、あり得ない」と首相は強調した」
(BBC前掲)

それまで世界中のSNSに、このテロリストの主張が大規模に拡散されていました。
「米フェイスブックは19日、犯行動画のライブ配信中の視聴回数は200回未満だったと明らかにした。動画が削除されるまでに合計で約4000回も視聴されていたという。同社は最初の24時間のうちに、世界中で問題の動画を約150万本削除したが、そのうちの約120万本はアップロードの最中にブロックされたという」
(BBC前掲)
これに対してアーダーン首相は「利益をあげて責任を負わないことはありえない」という社会の責任の名において規制を要請します。
そして代わりに、「生命を失った人の名前を語れ」と訴えたのです。
ジャシンダ・アーダーンは労働党出身のリベラリストですが、日本にテロリトに特有の犯人に「寄り添う」自称リベラルとはまったく対照的です。
ジャシンダ・アーダーン - Wikipedia

アーダーン首相が要請したメディア規制要請の対局にいたのが、わが国メディアでした。
ただ犯人の言い分を垂れ流すだけではなく、積極的に称揚したのですから、反社会的行為への意識的加担と呼ばれても致し方ないでしょう。
つい数カ月前も、朝日は懲りもせずに『時代に敏感、感情任せでない犯行安倍氏銃撃、容疑者の投稿分析』と題して、山上礼賛特集を組んでいました。

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朝日

「21年は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への度重なる批判、眞子さまの結婚騒動に絡めて「婚姻の自由」への言及、過去のNHK大河ドラマで登場した戦国武将明智光秀の「語り尽くせぬ恨みあれども、此度(こたび)の戦決して私心にあらず。天下国家のため織田信長の首を取ることこそ天の道」といったセリフをいくつも引用して投稿している。
世の中を変えていく、といったところに注目していることがうかがわれます。
これらの投稿を見ると、単に妄想や感情にまかせて犯行に及んだものとは考えにくい。国や政治、世界に対して興味関心もあり、自分の意見を述べることができる人、時代の情勢に敏感で、問題意識が高い人ではないかと思われます」
(朝日1月8日)
「時代に敏感、感情任せでない犯行」 安倍氏銃撃、容疑者の投稿分析:朝日新聞デジタル (asahi.com)

山上のツイートにあった、明智光秀の「語り尽くせぬ恨みあれども、此度(こたび)の戦決して私心にあらず。天下国家のため織田信長の首を取ることこそ天の道」といったセリフをいくつも引用して投稿している。世の中を変えていく、といったところに注目している」そうで、「時代の趨勢に敏感で、問題意識が高い人だ」と手放しです。

恥ずかしくありませんか。
朝日は山上某を信長を倒した光秀に例えて、「私心なく安部を殺したことが天の道だ」と言っているに等しいのです。
ならば朝日は、朝日新聞小尻知博記者が赤報隊と称する者に殺害されたこともまた「天の道」だと言うのでしょうか。
そしてこのテロリストに対しても、「理由が正しければ許される」「社会に対するやり切れなさが背景にある」と書いたでしょうか。

テロリストに「名前を与えるな」という言葉は、彼らの主張に耳を貸すなという意味です。
なにをテロリストが叫んでいようといまいと、この人物がテロリズムという最悪の方法を選択した以上、主張すること自体許されません。
もし許してしまったら、殺人こそが「時代の情勢に敏感で、問題意識が高い人」がとるべき「世の中を変えていく」最短の道だということになるからです。

ところが、安部氏となると次元の違う統一協会へミスリードし、山上某を「義士」として崇拝し、助命嘆願する空気すら生んでしまいました。
その一例は、ワイドショーです。
加藤文宏氏は、このように日本メディアの狂騒を分析しています。

「2022年年7月8日の安倍晋三元総理の暗殺事件の直後から11月まで、月曜から金曜の週五日、各放送局のワイドショーは放送時間の大半を割いて旧統一教会(世界平和統一家庭連合)を追及する番組を放送した。放送回数、時間ともに驚くほどの力の入れようで、ワイドショーは異例の視聴率を記録している。
なかでも日本テレビ系列の「情報ライブ ミヤネ屋」は暗殺事件前の平均と比較して2%ほど高い7%台となる世帯視聴率を達成しただけでなく、テレビをつけている世帯全体に対して特定の番組にチャンネルを合わせている世帯の割合を示す占有率では、30%を超えるシェアを長期間維持し、午前午後を問わず他のワイドショーを圧倒した」
(産経2023年4月16日)
ワイドショーが善悪を決めていいのか - 月刊正論オンライン (sankei.com)

つまり山上某を英雄視し、それを旧統一協会糺弾に持っていきさえすれば視聴率がとれるということを、メディアは発見したのです。
この期間の視聴率をみてみましょう。
これを執拗に扱い続けたミネヤが圧倒的に視聴率を稼いでいます。

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“教団と政治”が分けたワイドショーの明暗~公務員が注目した『ミヤネ屋』が一人勝ち~(鈴木祐司) - 個人 - Yahoo!ニュース

「これで比べると、確かに『ミヤネ屋』は断トツだ。
午後と午前に時事問題を扱うワイドショー5本の中では、同番組が唯一30%台の占有率を誇り、他に大差をつけている。
また安倍元首相が銃撃された7月8日までの2週間とその後で比べると、『ミヤネ屋』だけが3%ほど数字を底上げした。
ところが『ゴゴスマ』『羽鳥慎一モーニングショー』『スッキリ』の3本は、事件後4週間平均で微減となった。さらに『めざまし8』に至っては、1.5%ほど数字を落としていた。
午後と午前に時事問題を扱うワイドショー5本の中では、同番組が唯一30%台の占有率を誇り、他に大差をつけている」
(鈴木佑司 2022年8月7日)

これはSNSの検索ワードにも現れています。

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産経

「2022年6月30日から9月30日までの「ミヤネ屋」と「統一教会 議員」の国内検索数を調べた。「統一教会 議員」は単語の間にスペースを入れて二つの単語が含まれる情報を検索したもので、旧統一教会と関係ある議員への興味が反映される。(略)
8月は過去に伝えられた内容を超える報道がなく、確たる証拠が何ひとつあがらないまま「ミヤネ屋」が自民党追及一辺倒になり、追及劇の急先鋒だった同番組への興味が検索数の急伸長に反映されている。
グラフは「ミヤネ屋」が国内の興味とも旧統一教会追及の本質ともかけ離れた話題を沸騰させて、視聴率を稼いでいたことを端的に表している」
(鈴木前掲)

ここでワイドショーが使った手法が、同じ主張を持つ者だけを集めての「糺弾会」です。

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「ミヤネ屋」が特異だったのは弁護士の紀藤正樹氏、ジャーナリストの有田芳生、鈴木エイト両氏といったコメンテーターを揃え、善悪の裁定を全会一致で畳み掛けた点だ。
旧統一教会の言い分や疑惑の議員を紹介してコメンテーターが解説という名目の「糾弾会」を始めると、異論が挟まれることなく同質の意見だけが反響し合ってあらゆる方向から増幅されて返ってくる「エコーチェンバー現象」が発生した。
一方向を向いた論調が反響しあうことで番組内の感情が沸騰状態になり、コメンテーターの意見や裁定に大衆の代弁役たる出演者たちが驚いたり、共感したりすると視聴者は感情の渦に巻き込まれた。
そこに司会者の宮根誠司氏が溜飲の下げどころを示し、視聴者は納得した。この構成が徹底的に繰り返され次回へ、さらに次回へと共感や怒りが持ち越され、番組特有の主張が増幅される一方となった」
(鈴木前掲)

このようにして安部暗殺犯は「名前」を得て、現実の政治に影響を与えていく「世直し」をしたことになりました。

毎日新聞に至っては、山上某のことを元赤軍派が映画(!)にすると即座に報じ、テロと日本赤軍に肯定的な報道を続けました。

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重信房子氏 「人間ひとりひとりとは必ずチャンネルを合わせられる」 | 毎日新聞 1970年代に中東アラブを拠点に活動を開始し、ハイジャックや大使館占拠事件を起こした日本赤軍。その元最高幹部で、今年5月mainichi.jp


呆れるしかありません。
毎日はいつから日本赤軍広報紙となったのでしょうか。反吐がでます。

重信のような手のつけられない真正テロリストを讃美するのですから、どうしようもありません。
そんな日本赤軍応援団の毎日にとって、山上某は待望久しく日本に現れた「世界的テロリスト」なのでしょう。
だから「名前」を与え、「物語」を作り、彼らの主張を事細かく伝え、そして無条件に讃美するわけです。
これは故なく殺された死者への冒涜であるとも感じない。
まったく狂っています。

メディアが山上某を生み、「第2の山上」である木村某を再生産したのです。
本来あるべきテロリズムの厳罰化へとつながらず、無関係な統一協会規制へとそれていってしまった罪は、あげてメディアと野党にあります。

テロリズムは民主主義を根底から否定します。
また「第3の山上」が誕生することでしょう。
武器は銃器から爆弾へと発展し、やがてその毒牙は政府要人だけではなく、一般市民にまで及ぶようになります。
そうなったときには遅いのです。
そりゃそうです、手製の銃や爆弾ひとつでお手軽に「世直し」ができるのですから、こんなイージーな方法はない。

考えてもご覧なさい。
「世直し」が、いかに膨大な手間と時間がかかることなのか。
様々な意見と情報を取り入れて主張を構築してそれを伝え、仲間を募り、選挙に出て・・・、あげく失敗することのほうがはるかに多いのです。
それに引き換えテロは簡単です。ホームセンターで部品を買い込み、自宅で粗雑な武器を作り、対象の者を付け狙うだけ。
これほど楽で堕落しきった最低の「世直し」はこの世にありません。
しかもメディアはそれを「義士」として讃美してくれるのですから、こたえられません。
遅延信管らしきものをつけていれば、それが周囲の人を傷つけない「やさしさ」だと言うのですから、どこまで能天気なことやら。
木村某は威力業務妨害という微罪で逃げきる予定だったから、そうしただけのことです。
こういう逃げ場を塞ぐためには、テロに対しては徹底した厳罰化をもって報いるべきです。

そのうちまた朝日や毎日の記者がテロられて死ぬかもしれませんが、その時は因果応報、自分が招いたことだと諦めるのですね。

 

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コメント

テロリストの「心の深層に迫る」のは、犯人を追って捜査する人や裁判する人が主となる仕事でしょう。認定された事実が報道されればそれでよし。浅くて都合によりけりな見立て情報は求めない。犯人を追っている段階なら警察がマスコミを利用することがあるのは承知。犯人やマスコミの身勝手な言い分は世に知られても社会に同意される必要は無し、それがもし自分の気持ちと同じであったとしても。テロリストを分析して抑止に活かすのもプロの仕事。それともマスコミは、あの男の言い分に影響したものに何があるのか、そこまで自省的分析をできますの?
区別分別できることが大事。池内恵氏ほか様々な方々が仰るところの「理解することと同意することは別」であることをまず身につける。

テロリズムは悪いが事情によってテロリズムはOK!といっている人や社が、己らは狙われないと思い込んでいる様が、滑稽だけれど笑えない。
己が何をいっているのかもわからない頭脳を持つ人たちがテロリズムを礼賛歓迎している、というのは怖いですよ。
そういう人たちを見つけ次第通報してバンどころか「予防拘禁」した方がいいんじゃない?なんて極論にも辿り着き得ますよ。
そんな社会、嫌でしょう。
どんなに邪悪なことでも、考えたり想像したりするのは自由。
けれど「そこ」と、「それを実行する」ことの間には、深く広い溝や高い壁がなくてはならないですね。
社会の共通認識と、より有効であれる警備警護手法の常なる進化と、それでもテロリズムが起きた時の捜査、逮捕、処罰の根拠となる法律、そのような事柄で構成される溝や壁が。
社会の共通認識には、「テロリズム実行を選ぶ頭のおかしい者は残念ながら常にいる」、「理解と同意を区別できない人や社は必ずある」前提で、未然に防ぐ警備行動への協力、社会から犯人に与えるものがあるならそれは問答無用の無視と厳罰支持であること、自分自身が万一テロ現場に遭遇した時の身の処し方を心得ること、テロリズムに功を認める気持ちを持ったとしても公言するのは控える良識、テロリズムを讃え誘発する言説には距離を置いたり適切に批判できる良識、それらは必須と考えます。

予想通りの場外乱闘になりましたね。

山上の時と同様に本人の思想や信条とか「どんな育ち」なんて全くどうでもいいです。
「やらかしたことに責任を持て」と木村のお爺さんが言ったとか。至言です!

日本の高度成長を支えた年寄りの交通事故(確かに危ない)には何も調べずに即座にネット界隈ですぐに大炎上するのに、故意的なテロリストには激アマな論評が溢れる。
吉田エイトは前回の言い訳をして逃げ出しましたね(笑)実に軽薄な連中です。

中東専門家の池内恵氏がTwitterで、背景や動機の究明の為にと書く相手に指摘されていましたが、

ジャーナリストも作家も犯行の背景の理解が、社会についても政治についてもそして人間性についても、極めて稚拙で水準に達していない。
ウクライナ戦争に関する国際政治学者・地域研究者・軍事学者たちの解説と、ジャーナリストの安倍元首相殺害事件の解説の、水準が掛け離れすぎている。
事実認定から解釈までの、社会と政治とそして文学的センスまであらゆる側面で。

司馬遼太郎が英雄伝を再構築した場合、一応元のファクトや本人談手紙類などこなれて生き残った資料が土台になる。
それの代わりに近所を聞き回った噂や飛び飛びの警察リークに己の世界観を被せて勝手な夢想作文をこね、どう?どう?って感想文要求してくる。
原因究明とは一切呼べないしノンフィクションですらないです。

NZテロにおいて、徹底的に調べると政府は言っていて、それはワイワイ素人が追いかけるのではなく、専門機関がじっくりしっかり調査して、生きてれば裁くなり、レポートを上げるという意味です。
知りたい人はまとまったものを読めば良いのです。
直後や裁判前にどうこうなんて言えるわけがない。
いつものように欧米ではーと真似すれば良いのに何故しない。

コレを書いている横で会社のTVがひるおびをつけていて、ずーっと垂れ流してました。
業務関係なので一存では消せず、イヤホンして聞かないようにしています。

 「安倍氏と統一協会がズブズブ」と言うデマはとっくの昔にばれているのに、被告はマスゴミのデマを鵜呑みにして犯行に走ったのでしょうか、それとも別の動機があるのにそれを隠して統一協会と言い出したのでしょうか。逮捕されてから一週間経ってから「統一協会ガー」と言い出したところに疑問を感じざるを得ません。それまで「被告は元自衛官」とマスゴミは騒いでましたが、いつの間にかフェードアウトして統一協会ガーと一緒に騒ぎ始めました。被告とマスゴミの意図が何処にあるかは判りませんが、後者は前者を英雄扱いしたのは確かです。あろうことかパヨクばかりでなく一部保守サイドまでもがマスゴミのデマを鵜呑みにして「暗殺された安倍氏にも落ち度がある」と言わんばかりの暴論をぶってテロ賛美をする始末。
 リンク先はいつもは普通の保守サイトなのに、なぜか統一協会が絡むと人が変わったように安倍叩きを行うと言うかなり異常なサイトです。前述のマスゴミのデマを鵜呑みにして未だに安倍氏と統一協会が癒着関係にあると盲信しているようです。反韓嫌韓を拗らせると視野狭窄になり、統一協会の四文字を見ると途端に思考停止して普段信用してない筈のマスゴミのデマや誤報を鵜呑みにしているのでは、と勘繰りたくなります。リンク先では「被告を礼賛する気はないが」と前置きしてますが、これは唯の枕詞でしかないのは疑いの余地はありません。「政治家にも責任がある」と抜かしてる時点で立派なテロ礼賛をしています。
 当然当事者にその自覚は無いでしょうね。今回の岸田首相暗殺未遂事件、第二の被告(名前を描く気も起きません)を生み出したのはマスゴミとパヨク、そして嫌韓反感を拗らせてマスゴミのデマを鵜呑みにした一部保守サイドでしょうな。

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