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2023年4月 5日 (水)

ロシアの泥酔兵たち

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ロシア軍の死傷者が20万を超えたようですが、その理由が涙を誘います。
鉄砲の弾に当たるのはまだましなようで、その多くが「戦闘以外の原因」による死傷のようです。
つまり、事故や犯罪行為による死傷です。

「英国防省は2日の戦況分析で、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍の死傷者について、最大20万人とする推計のうち、多数の兵士らが戦闘以外の原因で死亡しているとの見方を示した。
同省は、ロシア軍内で、飲酒に関連する偶発的な事故や犯罪行為による死亡がかなりの数に上っているとする、3月27日付のロシア報道を紹介した。さらに、武器の粗末な扱いや交通事故、低体温症も兵士の死傷につながっていると分析した」
(朝日4月3日)
ロシア軍、過剰な飲酒で死者増加か 犯罪行為の誘発も 英国防省分析(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

実は、この事故や犯罪の原因がアルコールです。

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ロシア軍兵士はベラルーシで燃料や食料を金や酒に替えています│ミリレポ|ミリタリー関係の総合メディア (sabatech.jp)

「その上で同省は、ロシア軍の指揮官らは過剰な飲酒が戦闘に悪影響を及ぼすことを認識していると指摘した。ロシア社会の飲酒の習慣から、軍内では作戦の遂行中でさえ、飲酒が暗黙の了解として認められているとの見方も示した」
(朝日前掲)

指揮官クラスがベロベロになってしまい、「オレは酔ってねぇぞ、バカヤロー突撃だぁ」などとやるんですから、部下はたまったもんじゃありませんが、その部下もヘベレケですから、上から下まで泥酔軍隊です。
促成訓練でじゃんじゃん前線に送りこんだ徴集兵士らは、満足に銃の分解もできないうちに、ヘベレケになってしまい、武器をめちゃくちゃに扱ってはぶっ壊すわ、乱射して味方を撃つなどの事故が起きています。
大義なき軍特有の現象です。

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「動員されたばかりのロシア軍兵士が訓練中に死亡する事故が起きた。仲間が撃ったグレネードランチャー(自動擲弾銃)の弾に当たったという。(略)
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9月21日、ウクライナでの戦争に向けて予備役30万人の動員令を発令した。軍事ブロガーや国営テレビはかねてから、この動員に伴う不満の声を報じてきた。新兵向けの装備や訓練は不十分で、報酬も満足に支払われていない。ロシア軍部隊の士気は下がる一方だというのだ。
予備役の招集が発表された後の数週間には、まだウクライナに到着もしないうちから、動員兵が原因不明、あるいは不可解な状況で死亡するケースが複数発生している。
ロシアのニュースサイト「イッツ・マイ・シティー」のテレグラムチャンネルによると、ロシア中部のスベルドロフスク州では、ある動員兵が酒を飲んだあとに自らの吐瀉物で窒息死した。同サイトによると、同様の事例は9月末から4件起きている。 」
(ニューズウィーク2022年12月8日)
ロシア動員兵の間で事故死や変死相次ぐ(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

おいおい、戦場に到着する前に泥酔して吐瀉物で「戦死」ですか。泣くに泣けない。
ロシア軍が動員兵に配っている「特別軍作戦に関する知識 」という冊子にもこんな一行があります。

「酒だけは絶対に飲むな。仲間が酒を飲もうとしていたら止めろ。もし止められない場合は直ぐにその場を離れろ、絶対に碌なことがない」
動員されたロシア人に配られるマニュアル、不思議な記述がいっぱい (grandfleet.info)

着く前からこの調子ですから、緊張を強いられる前線では、飲み代が足りなくなっても給料がないに等しいので、武器や燃料を横流しして酒を買おうとします。
燃料を売ってしまえば前線に行けないので、一石二鳥だ、というわけでしょうか。

「ウクライナ当局はベラルーシにいるロシア軍兵士が軍から支給された食料や車両の燃料を販売、またはアルコールと交換していると報告しました。
ウクライナ軍の参謀本部は、 「ベラルーシ共和国領内からウクライナに向かうロシア軍車列の経路に沿って、ロシア軍兵士が燃料や食料品を販売したり、それらをアルコールと交換したりする事例が多数発生している」 と語りました」
(ミリレポ3月29日)

そしてお定まりなのは、占領地での略奪です。
特にロシア兵がお好きなのは、スーパーや食料品店です。
なぜって、そりゃウオトカがあるからですよ。

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「露兵士が略奪品を家に送るため、郵便局に無限に並んでいる」 宇当局が映像を共有|ニフティニュース (nifty.com)

ブチャのロシア軍が去った後には、酒瓶が山ほど残されていました。

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露軍「処刑場」と化したブチャの4階建てビル - WSJ

上の写真の泥酔兵士は、それでもバーボンなどという高級酒をたしなんでいますが、多くはそれも買えずに手を出すのが医療用エタノールです。

「それは医療用に薬局で売られているサンザシチンキの250ミリリットルボトルを空ける音でした。サンザシチンキにはエタノール成分が含まれておりウオツカよりも安価であるため、アルコールの代替品として貧困層を中心に地下で浸透していきましたれ」
(ZAKZAK 2022年12月8日)
【プーチンの国より愛を込めて】アルコール依存の鉱山労働者イワン (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

これはロシア軍の輝ける伝統みたいなもので、ミグ29亡命事件のベレンコが逃亡を決意したのは、整備兵らが最新鋭機の電子部品凍結防止用の工業用エタノールをみんな抜き取って飲んでしまい、戦闘機をオシャカにする事件があいついだからだそうです。
ロシア人女性のユーチューバーが、ロシア男のナニが嫌いかといって一日飲んでヘベレケになっていることを上げていました。
だから呑まないプーチンは、ロシア女子の目にはステキなんだそうです。

そのプーチンは、戦死者急増を指摘されて「早く酒で死ぬか、遅く酒で死ぬかの違いだ」と語ったという逸話がありますが、ロシア全体で年間100万人(!)がアルコールによって死亡しているという話もあります。
【おそロシア】 酒で毎年100万人が死亡 【アル中】 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) 

ウクライナに侵攻したロシア軍は、恒常的に燃料や武器弾薬の補給が足りないという指摘がでていました。
その原因は、長大な補給線をウクライナ軍によって寸断されたためでもありますが、もうひとつの見逃せない原因が兵士の組織的横流しです。
ベラルーシではロシア兵は鼻つまみ者扱いになっていますが、ベラルーシ軍かロシア軍かは遠くからでも判別できるそうです。
身ぎれいなベラルーシ軍に対して、ロシア軍の規律はすさみきっており、不潔で、しかも常に酒瓶を離しません。
キーウ侵攻前にベラルーシに駐屯していた頃から、ロシア兵は燃料を売って酒に替えていたそうです。
ロシア兵さん、家に帰って安心して飲んだくれなさい。

 

 

 

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[ウクライナ侵攻1年]ウクライナ 戦闘続く あす侵攻1年 死者2万7000人 | 沖縄タイムス紙面掲載記事 | 沖縄タイムス+プラス (okinawatimes.co.jp)
ウクライナに平和と独立を

 

 

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コメント

日本陸軍がインパール作戦で1トンのダイナマイトを前線に送り出したけど半分も届かないので調べたら「まず食料すら送られてこないので、腹ペコの兵隊がダイナマイトを少しずつガメて食べていて最前線に着く頃には半分以下」なんてことも。
連日酔っ払ってたのは兵士ではなくラングーンにいる司令部のほうでしたけどね。。
ダイナマイト、羊羹みたいで甘くて美味しかったそうです(怖っ)。酒は無くても我慢できますが、食い物が無ければ戦えません!

ロシア兵の場合は元々士気が低い上にマトモに訓練していないアル中軍団!
ホント民間ですら工業用メタノール飲んで毎年多くの死者が出るお国柄。そんな所から招集して前線に送ったり、刑務所から重罪犯や病人まで兵を集めていてはねえ。。
プーチンが決めたらウクライナなんぞ一捻りだろうと思ってましたけど、まさかここまでロシア軍が酷いとは···。

気持ちはわからなくもないですけどね。
大義も無い、退路も無い、武器も無い、ただ死ぬためだけに送り出されるような状況で、アルコール飲んで現実を忘れることだけが彼らの救いなのでしょう。
戦場で地獄を見るくらいなら、アルコールで現実を忘れたままあの世に、という気分にもなるというものです。

本来ならば国のトップが雄弁をふるい、兵を労い、指揮を高めることで少しはマシになるかもしれませんが、信用を失ったプーチンがいくら叫んだところで、ヘベレケなロシア兵の心には届かないでしょうね。

ダイナマイトって、グリセリンが含まれているから甘いのかな?てか、それ食べるって凄いですね。いつの時代も、食糧が充実して初めてちゃんとした軍事行動がとれるのですね。今の自衛隊、その点は大丈夫なのでしょうか?国自体が輸入食糧に依存してるのに、いざ有事となって、海上封鎖されたら、何も出来ずに、ハイ終了となりそうですね。

 0080や0083で連邦、ジオン兵を問わずMSのコクピットで飲酒しているシーンがありましたが、まさかリアルで戦闘中に飲酒する軍隊が実在したんですね。
 事実は小説(アニメ)より奇なり、いくらでも実例はありますね。

一宮崎人さん。
そうだと思います。飢餓に苦しんでたら何でも食う!

現代の陸自だと···某大手商社の受注リストに「○○式対空誘導弾100.セット」やら「訓練用肩持ち誘導弾(東芝製のスティンガー改)訓練弾一」や155ミリ榴弾砲弾といった物騒な代物の羅列の最後に「山荘おこわ(レトルト)7000食」なんて、ホッコリして腰砕けで笑ったことがあります。。

たしかウクライナは去年の今頃は公共の場では断酒で国防していて、明暗くっきりです。
ほんと国内の召集地とベラルーシで酔い潰れて寝るなり中毒でぶっ倒れるなりしてればいい。

ダイナマイト羊羹味の話、小学校の図書室にあった太平洋戦記で読んでたまげた記憶があります。他にも色々食べた話があり、当時は学童向けの読み物でも激しい描写がありましたね。
今時は漫画や動画が別の意味でショッキングな表現に。

 そりゃあ、酒ぐらい飲まなきゃ、やってられないのだと思いますよ。
長い棒一本しか持たされないで前線に送り込まれるかも知れず、前線に出たら出たで後ろから督戦隊に狙われているんじゃ、とてもシラフでいられたものじゃないでしょう。

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