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2023年5月27日 (土)

宮古陸自ヘリ事故、ボイスレコーダー情報が出る

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久しぶりに揺れました。震度5です。
ただし、東日本大震災とそののちの余震群を経験しているので、まぁこのていどはね、というかんじ。
今回は下からゴーっという音と共に突きあげられるような振動ではなかったので、慌てませんでした。
地震なんぞに馴れたくないもんですな。

さて宮古島自衛隊ヘリ墜落事故で、機体の引き揚げが進んでいましたが、フライトレコーダーが発見され、その一部が公表されました。

「沖縄県・宮古島沖で4月に起きた陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」の事故で、墜落の直前にエンジンの出力が急激に低下していたことが関係者への取材でわかった。海底から回収されたフライトレコーダーに録音されていた機長らの音声記録から判明した。事故は機体の不具合が発端で起きた可能性が高まった 関係者によると、フライトレコーダーには、同機のエンジンが異常な音を立て、機体のトラブルを知らせる警報音も鳴る状況が記録されていた。エンジンの出力が下がる中で、操縦席に並んで座る機長と副操縦士が高度を保とうと声を出し合う様子も残されていた
 エンジンに不具合が起き、操縦席から対応すると伝えられた機内の隊員の1人が「はい」と答えた声も記録されていた。機体はその直後に海面に墜落したとみられ、「あっ」という声を最後に音声は途絶えたという。
 同機は4月6日午後3時46分頃、宮古島の地形などを確認する目的で空自宮古島分屯基地を離陸した。同54分、近くの下地島空港の管制塔と交信したが、その2分後、同基地のレーダーから機影が消えた」
(読売5月24日)
陸自ヘリ墜落直前、エンジン出力が急低下…フライトレコーダーに機長ら対応の音声記録 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

メディアは陸自が海上事故を想定していなかったためにフライトレコーダーを搭載していなかったという報道を流しましたが、誤報です。
もちろん陸自ヘリにもフライトレコーダーは積まれており、水深6千メートルの水圧に耐えて、30日間位置情報を発信し続けました。

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自衛隊ヘリのフライトレコーダー

「フライトレコーダーにはアンダーロケータービーコン(ULB)がという装置が取り付けられます。
ULB は水中ロケータービーコンとも呼ばれ、水中に沈むと水銀電池により自動的に超音波信号を発信する仕組み。フライトレコーダーは、水深 6,000m の水圧に耐えて、30日間持続して電気パルス・ビーコンを送信します。
1 秒間に1回 10ms の低周波パルスが 37.5 kHzで送信されて、水没地点から 2~4km の範囲で受信できるとされます。海底に沈んでも、電気パルス・ビーコンが送信されてフライトレコーダーの位置が特定ができます」
陸自ヘリの事故 フライトレコーダーの“回収”を深掘り調査 (wporep.com) 

このフライトレコーダーが回収されて分析にかけられたことは、事故原因調査にとって大きな前進です。
フライトレコーダーはふたつのレコーダーに分けられており、ひとつはフライトデータレコーダ (FDR)、コックピットボイスレコーダ(CVR)です。
データレコーダーは、航空機の飛行についての色々な情報を記録することを目的としており、ボイスレコーダーはコクピットのあらゆる音声を録音し続けています。

まだ限定的な公表ですので、公式の発表を待たねばなりませんが、ボイスレコーダーに残された音声にはなんらかのエンジントラブルが発生していた可能性が記録されています。

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多用途ヘリコプターUH-60JA|陸上自衛隊装備品|陸自調査団 (rikuzi-chousadan.com)

引き揚げられたフライトレコーダーには、「エンジンが異常な音を立て、機体のトラブルを知らせる警報音も鳴る状況が記録」されており急激にエンジン出力が下がる中で、パイロット2名が高度を保とうと声をかけあって努力している痛ましい音声も含まれていました。

エンジンの出力低下は、空港管制との最後の交信があった3時54分以降に発生しました。
位置的には池間島上空から離れた地点で、この時点では機体に異常が起きた場合に無線で宣言するエマージェンシー(緊急状態)は宣言しておらず、機長らは機体の制御が可能だと考えていたようです。

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読売

当時の高度は推定で300メートルであり、写真にも撮られています。

「映像を撮影したのは、観光で宮古島を訪れていた元アメリカ海軍兵のスティーブ・クリスティーさん(63)で、以前、軍に所属していて、1980年代に沖縄に駐在し第3海兵師団の第3偵察大隊に所属し、ヘリに搭乗する機会も多くヘリコプターなどの航空機が好きだというクリスティーさんは、「AGL(地面からの高度)約1000フィート(300m)を飛んでいたと思います。真っすぐに飛び、音も通常通りでした。エンジンにトラブルがあるような変な音はしませんでした」と語った」
(時事4月8日)
消失2分前、陸自ヘリ撮影 観光客男性「正常に見えた」―沖縄・宮古:時事ドットコム (jiji.com)

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時事

この墜落直前の写真を見ると、機体は水平を保っていますが、たぶんなんらかのエンジンドラブルが起きていたと推測できます。
また空中には少量の雲が多くみられて、パイロットの視界を遮っていたと思われます。
そして機体はさらに急激に降下し続け150メートルで飛行し、その直後の56分に海面に激突したとみられています。

殉職された10名の隊員が、一日も早く家族の元にもどれることを祈念いたします。

 

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コメント

全く、北海道から沖縄までアチコチ地震だらけですね。昨日は日本海中部地震40年でローカル局は全て特集やってました。

スコーク77も出さず低空飛行にもかかわらずあんなにバッキリ折れて誰も脱出出来ないほどのハードランディングなのが謎ですよねえ。。

ブラックホークことH-60シリーズの事故率は他の回転翼機と比べて高い訳ではありません。データは本職の方が先に出して記事にされているので。。

H-60は開発開始が半世紀前で、ベトナムの戦訓込みで攻撃も輸送も得意な「万能ヘリ」というコンセプト。元々欲張った物なので初期開発は難航。航空ショーで観客の前で墜落して「これはダメだ」「欠陥機」と思われていたのが、改良されて米軍で正式化したのが40年前。その後もパワーアップやデジタルコクピット化という時代に合わせたアップデートを続けて現在に至ります。
なんかV-22オスプレイのマスコミからのバッシングによく似てる。

9年前のいたましい御嶽山噴火の時は火山灰対策で排気IRカバー外して活躍してました。そのくらい性能と信頼性に定評があります。。

 双発機だったのに、両方が同時にエンジントラブルに見舞われたという事なんでしょうか。
今後、自衛隊からの正式発表を待ちたいと思います。

私はご遺体が発見される前のあるご遺族の方と、それと知らず会っていますが、普通の観光客と全く変わらない態度でした。「宮古島は海がきれいでいいところですね」とほほ笑んでおっしゃって、私は「海しかないところなんですよ」と笑い返しました。その後、お花屋さんの場所を聞いておられた事が、なにより後になって印象的でした。
御気丈というか、それをも通り越した「普通さ」だった事に心を打たれました。

私が見た熊本駐屯地からいらした隊員の方々もしかりで、地元最優先にさわぎや迷惑、負担をかけまいとする姿勢が痛々しいほどでした。
かような事故は残念ですが、むしろ自衛隊に対する信頼感が増すとともに、こうした誇りある人たちに守られている幸福を思わずにいられなくなりました。

私のクルマ、かれこれ20年くらい乗っていて、一応マニュアル指示通りの油脂類やベルト類などの交換はしているのですが、昨年、減速中にいきなりエンジンが止まってしまう事がありました。ハラハラしながら赤信号になりそうな交差点内を惰性でなんとか通り過ぎて停車して、レッカーで購入店の工場へ運んでもらったのですが、トラブルの原因がわかりません。なんやらコンピューターを繋げて探ってみるのですが、悪い所がまったく検出されなくて、結局ディーラー本部の工場とやらへ持って行くハメになってしまいました。

同車種を多く見ているメカニックによると、吸気バルブ付近にブローバイガスなどによりゴミが固着してバルブが完全に閉じないようになっていて、それでアイドリングが安定せずにエンジンが急に止まってしまうこともあるとのことで、そのバルブ付近の内壁を清掃したらウソのように直りました。こういう微妙なところはコンピューターを繋いでも検知できないそうですわ。

何も私のポンコツ車と陸自の熟練メカの整備したヘリとを同じに語ろうというのではなくて、メカなんてのは本当に微妙なところでバランスして正常に動いていると言いたいんですわ。もし、悪気のある者が忍び込んで自衛隊のヘリに少し細工すれば、ヘリのエンジントラブルなんて簡単に起こせると思います。酷く破壊された機体からその痕跡を探すのは困難だとは思いますが、よく調査して欲しいですわ。自衛隊への内部工作なんて、平和ボケした国においては割とカンタンなんじゃないかと前々から心配していたんで。

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