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2023年6月12日 (月)

ウクライナの反攻始まる

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ゼレンスキーは慎重な言い回しながら、反攻が開始されたと述べました。

「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は10日、長く予想されてきたロシア軍に対する反転攻勢を開始したことを認めた。
反撃・防衛行為が行われている」と、ゼレンスキー氏は述べた。
しかし、反転攻勢がどのような段階、あるいはどのような状況にあるのかについては詳細は語らないとした。
ウクライナの南部と東部で戦闘が激化し、広く予想されてきたウクライナ軍の前進がみられるとの指摘が相次ぐ中、ゼレンスキー氏は反転攻勢を開始したことを認めた。
ウクライナ部隊をめぐっては、東部バフムート近郊や南部ザポリッジャ近郊で前進し、ロシア軍の標的を長距離砲で攻撃しているとの報告があがっている」
(BBC6月11日)
ウクライナの反転攻勢は「始まっている」、ゼレンスキー氏が認める 詳細は語らず - BBCニュース


対するプーチンは反撃が始まっていると断言しています。
「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、そう考えているようだ。「ウクライナの反撃が始まったと、我々は断言できる」と、プーチン氏は9日にメッセージアプリ「テレグラム」で公開したビデオインタビューの中で語った」
(BBC66月10日)
ウクライナの反転攻勢、ついに開始か 数カ月の準備経て - BBCニュース

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ウクライナ反攻開始か 国防次官「攻撃的行動に移行」 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

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ウクライナは、傍受された通話がロシアがノバカホフカダムを爆破したことを証明していると主張している (nypost.com)

また、英国防省もこう述べています。

「英国防省は10日、ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍が過去48時間に、同国の東部と南部で大規模な作戦を実施したとの分析を公表した。「いくつかの地域では前進し、ロシアの第1防衛線を突破した可能性が高い」とした。
ゼレンスキー大統領はロシアに対する反転攻勢が始まっていることを認めており、戦況は新たな局面を迎えている。
ウクライナメディアによると、ウクライナ軍東部方面部隊の報道官は10日、東部ドネツク州の激戦地バフムト周辺で「1日に最大1400メートル前進できた」と述べた」
(産経6月11日)
ウクライナ軍、ロシア第1防衛線を突破か 英国防省分析 - 産経ニュース (sankei.com)

続いてISW(戦争研究所)です。

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Chuck Pfarrer | Indications & Warnings |(@ChuckPfarrer)さん / Twitter

「ウクライナ軍は前線の少なくとも4つの地域で反撃作戦を実施した。
ロシアの情報筋は、ビロホリフカ近くのルハンシク州でのウクライナの活動を報告した。
ウクライナ東部軍グループのスポークスマン、セルヒイ・チェレヴァティ大佐は、ウクライナ軍がバクムット戦線の不特定の地域で最大10㎞前進し、ロシアのミルブロガーがウクライナの前進を報告したと述べた。
ロシア国防省(MoD)と他のロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドネツク-ザポリージャ州の国境地域、特にヴェリカノボシルカ地域で局地的な攻撃を行ったと主張した」
(ISW6月11日)
戦争研究所 (understandingwar.org)

このような第1防衛線を突破したという報告もある一方で、ロシア側はウクライナ軍のレオパルド戦車などを撃破したと得意そうに報じています。

「ウクライナ軍は今月5日、第23機械化旅団と第31機械化旅団を投入して南ドネツク(ヴェリカ・ノボシルカ方面)で反撃を開始、ノヴォダリエフカやノヴォドネツキーを奪還したものの反撃を受けて後退、ドネツク人民共和国の作戦部隊「OBTF Kaskad」は今月5日頃の攻撃に関する視覚的証拠を公開して「ウクライナ軍はロシア軍のUAVと砲撃による攻撃で多くの装備を失った」と主張しているが、ロシア側情報源はウクライナ軍が攻撃を再開したと指摘している」
(航空万能論6月11日)
南ドネツクの戦い、ウクライナ軍が攻撃を再開して約4kmほど前進か (grandfleet.info)

このレオパルド2破壊のロシア情報は、写真付きで出たので、ロシアンラバーは、それ見たことかとばかりに、随喜の涙を流しておりました。
たしかにこの攻防戦で、ロシア軍は一部の戦線でウクライナ軍のレオパルド戦車とブラッドレー歩兵戦闘車を破壊し撃退したのは事実のようですが、単にロシア軍の戦線に強弱があるだけのことです。

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ウクライナ軍のレオパルド2A6

渡辺悦和元陸将はこうツイートしています。

宇軍のザポリージヤ攻勢に伴い失った兵器
3x Leopard 2A6 (破壊1 , 放棄2)
4x M2 Bradley (放棄)
1x VAB APC (放棄)
1x Oshkosh M-ATV MRAP (放棄)
More losses will be added tonight (including ~six more M2 Bradleys).

この程度は想定内だ。 露軍陣地の強点ではなく弱点を狙え!

まさにそのとおりで、ウクライナのハンナ・マリアール国防副大臣(国防次官)もこうツイートしています。

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マリアール国防副大臣

「戦争には損失がないわけではありません。最もひどいが避けられない損失は人です。そして残念ながら、破壊できない軍事装備はまだ作成されていません。しかし、今日の戦争は、現実と情報の2つの次元で行われます。情報戦も同様に熾烈です。 (略)
たとえば、正当化や反論を奨励することによって。これを行うために、私たちが憤慨して反論し始め、それらへのデータまたは間接的な参照を提供し始めることを期待して、非常に膨らんだ数字が私たちに投げられます 」
Dénes Törteli 🇪🇺🇭🇺🇺🇦

マリアール国防副大臣が言うように「破壊できない軍事装備はない」以上、西側から供与された装備も破壊されるでしょう。
チャレンジャーだろうとレオパルドであろうとやられる時はやられます。F16だろうと落ちる時は落ちる。
損害のない戦争などありえないのですから、われわれのほうがこのようなロシア情報にそのつどパニックにならないことです。

これはマリアール副大臣が指摘するように情報戦でもあるのです。

なおマリアール副大臣は、この反撃作戦とダム破壊についてこのように言っていますので、双方共に大きな戦略修正が行われたようです。

「ウクライナのマリャル国防次官は11日、南部ヘルソン州カホフカ水力発電所のダム決壊は「明らかにウクライナ軍がヘルソンで攻撃を開始するのを阻止する目的で行われた」と述べ、ロシアが意図的に爆破したとの見解を示した。通信アプリ「テレグラム」に投稿した。
 マリャル氏は、ロシアは自陣営の損失などからウクライナとの戦線を「縮小」させる決定を下したと主張。ウクライナ部隊を洪水対応に向けさせ、自分たちは部隊を南部ザポロジエや東部バフムトに展開させることも狙ったと説明した」
(時事6月11日)
攻撃阻止がロシアの目的=ダム決壊でウクライナが見解|ニフティニュース (nifty.com)

反撃しているのは、多くの軍事専門家が予想したとおりクリミア半島を扼するザポリッジャでした。

「ハンナ・マリャル国防次官は、ザポリッジャから約65キロ南東のオリヒフ村周辺でロシア軍が「積極的に防衛している」と思わせぶりな発言をした。テレグラムでマリャル氏はそのほか、さらに東のヴェリカ・ノヴォシルカ周辺でも戦闘が続いていると認めた。
オリヒフとヴェリカ・ノヴォシルカの2つの村はおそらく、ロシアが徹底防御する長い前線の西と東の端なのだろう。この前線をいずれウクライナは突破しようとするはずだと、多くのアナリストは予想している。
「南部に集中する敵軍への補給路となっている陸の回廊を断ち切ること。これが我々の主な目標の一つだというのは、秘密でも何でもない」と、前出のクザン氏は言う」
(BBC前掲)

小泉悠氏の意見。

「ニェスクチュナとブラホダトネはウクライナ軍が取ったらしく、戦闘の焦点がマカリウカのあたりに移ってきたっぽいぬ。このままウクライナ軍がもう5-6km前進してスタロムリニウカあたりまで取れると、いよいよロシア軍の大規模な要塞線に接触する感じか 」
ИРО法人全裸中年男性理解促進センター(@OKB1917)さん / Twitter

まだ反撃は始まったばかりです。ロシアとロシアンラバーは大量のフェークニュースを流布しています。
落ち着いて情報を収集することにしましょう。

 

 

 

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ウクライナに平和と独立を

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コメント

小泉悠氏。
それにしても「イロ(エロ)法人全裸中年男性理解促進センター」というハンドルネームはなんとかならんのかと(笑)
彼は他の追随を許さない程の優秀なロシア軍事ウォッチャーで、テレビでもいつも落ち着いているんですけど。。ネットでこんなHN使ってると変態扱いされかねないですね。ちなみに奥さんはマスクバ出身でしたか。

着実に、ロシア軍を追い出して行ってほしいですね。

今後も、ならず者プーチンがさらにダム破壊を命令する(そしてロシア兵が流される)可能性もありますが、そのような明白なテロ行為は、別途、西側諸国のさらなる締め付けで潰してやれますように。

沈黙は金。「詳細は語らず」など当然。
こちらは淡々とOSINTを見ていくのみ。
代わりに今は、新聞や著書でペラいことをペラペラ喋るさとうまさる氏を鵜呑みにしたり有難がったりするかどうかが、使い物にならない人になるまでのメルクマール、と確認しておきましょう。
既に、氏の論理も筋も、ご自分より活躍する研究者をはっきり名指さず匂わせで揶揄しているのも、おかしいとたくさん指摘されておられますが。
ところで、氏の名前を普通に書いたらスパム扱いでござったの巻。

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