「中国軍は95年7月と96年3月、短距離弾道ミサイル東風(DF)15計10発を台湾本島北部と南部の沖合計3カ所に発射したが、着弾地点は今回の演習区域より遠かった。また、大規模上陸演習地は台湾海峡の中国大陸側だった。
今回は、台北、基隆、高雄の重要港湾沖や軍港がある北東部の宜蘭沖に加え、日本の排他的経済水域(EEZ)に食い込む東部沖にも演習域を設定し、台湾本島を事実上、封鎖。軍用機や艦艇が事実上の停戦ラインである台湾海峡の中間線を越え、東部沖にも艦艇を進出させて東西から挟撃する態勢をとっている。4日の弾道ミサイル発射では、初めて台北上空を越えて東部沖に着弾した」
(産経2022年8月5日)