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2023年11月18日 (土)

国連安保理、米英拒否権使わず

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安保理がガザの停戦決議を通しました。

「国連安全保障理事会は15日、緊急会合を開き、パレスチナ自治区ガザにおける戦闘の「緊急かつ人道的な一時休止」を要請する決議案を採択した。国際人道法の重要性を強調した上で、子どもたちの保護を繰り返し求めた。民間人の犠牲が増え続ける中、機能不全が指摘されていた安保理がようやく一致した対応に乗り出す。
決議案は非常任理事国のマルタが提出した。フランスや中国、日本など12カ国が賛成した。拒否権を持つ常任理事国の米国と英国、ロシアは棄権した。拘束力のない国連総会決議とは異なり、イスラエルも含めて国連加盟国は安保理決議に従う義務がある」
(日経11月16日)
国連安保理、ガザ「戦闘休止」を要請 5回目で初採択 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

米英は拒否権を行使せず、事実上の満場一致です。
ここは重要で、米国ですら許容の限界を超えたと判断したのです。
これが国際社会の意志です。

総会決議と違って、加盟国には法的拘束力があるのでイスラエルはここでいったん戦闘を休止せざるをえなくなりました。
イスラエルは残念ですが、ガザ侵攻初期の空爆によって国際社会の「同情」という最大の資産を失いました。


今後、初期の空爆 のような戦闘を続ければ、イスラエルはぬぐってもぬぐいきれない悪名を永遠に被ることとなるでしょう。
その意味で、ここで民間地域における戦闘は即時停止べきです。
イスラエルにとってハマス殲滅の目標は達せられませんが、民間地域における戦闘はいかなる理由であれ、国際社会は許しません。

イスラエルは民主主義国家であり、自由主義陣営に属する以上、これ以上の民間人被害を積み重ねるわけにはいかないのです。
ここでいったん「シーズファイア」(Cease fire 撃ち方止め)を命じる時です。

またこれは「戦闘の一時休止」にすぎず、停戦ではないことにご注意ください。
Cease fireの意味には「撃ち方やめ」という意味だけでなく、一時的な「停戦」「休戦」を意味します。
しかしこれは敵対する両国・組織による正式合意ではなく、ガザという戦場単位の狭義で限定された一時的停戦・休戦でしかありません。
したがって病院に充分な燃料、医療用品、スタッフが入り、人道上の危機が終わったという状態をイスラエルが見極めれば、あるいはハマスが攻撃を仕掛けてきたのなら、戦闘再開もありえます。
とくに後者の可能性は高いと思われます。
そもそもテロ集団と停戦合意などありえない以上、停戦交渉相手にならないのであって、誰が「パレスチナ側」に立つのか明確にせねばなりません。
いずれにしても、ハマスに実効支配を奪われ、これ以上無力な存在はなかった自治政府を建て直すしかないようです。
南部へ逃亡したハマスの部隊や、彼らが共に連れ去った人質については、今後の問題になります。

※後半は別のテーマなので切り離しました。

 

 

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コメント

下手すりゃ、イスラエルは国連脱退だってするんじゃないか?と。。

 あえてイスラエル側に立って考えた場合でも、イスラエルはここで一時休戦を受け入れるべきと思います。
それは、「停戦」でなく「休戦」である事、ここまでで一定の戦果がみとめられる事、シファ病院を含め学校など市民を盾にしたハマスの実態が明らかになった(これは今後も明らかにして行くべき)事、などを評価されるべき時だからです。

また、イスラエルのような主権国家と、国際法に縛られない元々無法なテロリストとの闘いは非対称なので、がっぷり四つに組むのは得策ではありません。
オバマがビンラディンを、トランプがソレイマニに対処した方法を参考にべき時です。
いくらハマスの戦闘員を潰したとて、かれらは単なる駒に過ぎません。指導者や幹部は引き続きテロ支援国家の庇護を受けて捲土重来をねらうだけ。

むしろ、イスラエルが休戦を受け入れる事で、目的を達せられないのはハマス幹部やテロ支援国家の方です。
人権に名を借りた西側のいわゆるイスラム左翼の面々や、潜在的反米人士などの思惑も外す事になる。

なにより、ファタハやアッバス政府にガザの責任を持たせるべき。
テロや原理主義を恐れる中東の国々もそう。イスラエルを戦わせることによって、イスラエル批判をしつつ漁夫の利を狙うなら、イスラエルは自ら望んでもいない「中東の覇権国」にならざるを得ないでしょう。

私は、もしハマスが攻撃を許されないとされる病院などの施設を隠れ蓑としているのなら、その決定的証拠を掴むまでイスラエルに攻撃を続けて欲しいですわ。そら、罪の無い民間人が多く死ぬのは心が痛みますけど、ここで民主主義国の世論に押された国連決議に日和っていては未来永劫に渡って、テロリストが病院などの施設にアジトを築くことの有効性を証明することにならないかと危惧するからです。

それに民間人(ここではガザ市民)にも、「テロリストに少しでもかかわっていると、白黒関係ナシに攻撃されてしまう、テロリストは追い出せ!奴らは死神だ、失せろ!」というような、自らぜひマトモな新自治政府を作ろうとする気概が生まれやしないかと想像するからです。カタギを平気で射殺するような日本で一番凶悪といわれた九州の暴力団K会が弱体化していくキッカケは、公権力もさることながら、カタギ衆が危険にさらされてもテッテ的にミカジメ料などの支払いを拒否して関係を断ったからですわ。

関係したテロリストトップ層の斬首作戦はもちろんとして、民間人を盾にしたところで屍越えて地の果てまでテロリストを追い詰めていくという先例を一度作ってしまえば、ワザワザ足手まといになる民間人を盾にするという作戦は廃れてしまうハズですわ。世界中の甘っちょろい世論を黙らせてしまうような、民間人を盾にして自分達は生き残ろうとする無慈悲で残酷なテロ犯罪者丸出しのハマスの決定的な証拠を掴むまで作戦を継続させて欲しいですわ。

もちろん、極東の平和ボケの国の自分なんで言えることです。自分や自分の家族に危害の及ばない安全地帯からなら何とでも言えるんで、この因縁渦巻くパレスチナ戦争についてはあんまりコメント書く気がしませんでしたが、「民間人がテロリストの盾にされる」というのは自称リベラルの私からしたら卒倒しそうな事態なんで書きました。

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