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2023年11月16日 (木)

ガザ人道危機へのイスラエルの対応

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シファ病院にイスラエル軍が突入したようです。

[ガザ 15日 ロイター] - イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザ最大のシファ病院内でイスラム組織ハマスに対する作戦を実行していると発表、病院内にいるハマスの全戦闘員に投降を呼びかけた。
ガザの保健省報道官はこの1時間ほど前、イスラエル側がシファ病院に数分以内に突入すると通達してきたと語っていた。
イスラエル軍は「シファ病院内の特定エリアで、ハマスに対する精密かつ的を絞った作戦を実施している」と発表した。
また、部隊には特別な訓練を受けた医療チームも加わっており、民間人には危害を加えないとしている」
(ロイター11月15日)
イスラエル軍、ガザ最大シファ病院に突入 ハマスに投降呼びかけ(ロイター) - Yahoo!ニュース

医療チームがついた突入部隊だそうです。
いかにイスラエル軍が神経を使っているかわかります。
願わくば、ひとりの人間の生命も奪われませんように。
仮にそれがハマスだとしてでもです。
詳報が入りましたら、明日にお伝えします。

さてガザの人道状況について、日本ではこのように報じられています。

「安全な場所など存在しなくなってしまったガザ地区。北部では地上戦が激化し、すべての病院で機能が停止しました。イスラエル軍の戦車は、すでにシファ病院の目の前まで到達したとの報道もあります。
そんななか、公開された1枚の写真。写っているのは、シファ病院で発電用の燃料が切れてしまったため、保育器から出された新生児たちです。停電により、これまでに新生児6人を含む15人が亡くなりました
シファ病院に残る国境なき医師団・オベイド医師:「新生児が亡くなりました。保育器を動かす電力がないからです。ICUにいた成人患者も電力がないため、人工呼吸器が止まり、失命しました。患者の安全な退避を誰かに保証してほしい。37~40人いる新生児の避難が重要なのです」
病院の入り口には、100以上の遺体袋が並び、病院とはもういえません。そして、退避もできません。
『CGTN』ハラジーン特派員:「シファ病院から退避を試みる市民や患者ですら、イスラエル側の銃撃にさらされてしまいます」
(ANN11月13日)
「軍は精度の高い情報得ているはず」地下はハマスの拠点?シファ病院に迫る地上部隊(2023年11月13日) - YouTube

これなど比較的ましな方で、イスラエル軍が病院を攻撃している、燃料と電気を遮断している、病院は死体の山だ、新生児が多く死んだ、避難する人をイスラエル軍が撃って妨害しているということまで言うメディアがあります。
イスラエル軍が避難者を撃っている、とまことしやかに言っているのは「CGTN」(中国国際電視台中国環球電視網)ですからなんともかとも。
CGTNはイランとハマスの黒幕と目される中国共産党のプロパガンダ機関です。
こういう報道を日本メディアはそのまま裏もとらないで報じています。
こんな反イスラエル・反ユダヤの「空気」に乗って、某国際政治学者は「イスラエルは快楽殺人をする国である」というアンチセミティズム(反ユダヤ主義)と見紛うような憎悪発言を言ってのけました。
この篠田という人物が米国人なら、学者生命をなくすような発言でしょうね。

では、いまイスラエルはこのようなガザへなんの支援もせずに、ひたすら「快楽殺人」のような攻撃ばかりしているのでしょうか。
まったく違います。
日本では希少なイスラエルからの情報を伝えてくれる石堂ゆみ氏の「オリーブ山通信」を参考にしてお伝えします。
イスラエルが実施しているガザへの人道危機への対応 2023.11.14 – オリーブ山通信 (mtolive.net)

なお、私の立場は無色透明中立ではないことをお断りしておきます。
私はテロと戦うイスラエルを応援する立場に立っています。
テロと被害者の戦いにおいて「中立」はありえません。
被害者を支援するか、テロリストの側につくか、いずれの2択しかないと考えます。

ですから私はこの紛争に関して、批評家的な傍観者的視点は排除し、被害当時者の1次的情報発信を重視します。
今回ならば、イスラエル国防軍公式サイト、各種イスラエルメディア、そして貴重な日本語情報を届けている石堂ゆみ氏の「オリーブ山通信」を情報ソースとしています。
ハマスに関するイスラエル国防軍のプレスリリース - イスラエル戦争 |イスラエル国防軍 (www.idf.il)
エルサレムポスト (jpost.com)
タイムズ・オブ・イスラエル |イスラエル、中東、ユダヤ世界からのニュース (timesofisrael.com)
オリーブ山通信 – イスラエルを中心とした中東・世界のニュースをエルサレムから (mtolive.net)

なお、石堂氏は緊急帰国して報告会を開催されるようです。ぜひご参加ください。
ハイメール通信「緊急特別集会:石堂ゆみ氏特別セミナーのお知らせ」|B.F.P.Japan (bfpj.org)

ちなみに、私は今回の紛争において西側メディアの報道にも大きな疑問を持っています。
そもそもハマスが国境フェンスを破って侵入した映像をどうして西側メディアがその場にいて撮影できたのでしょうか。
よく見る、破壊されたメルカバ戦車の前で踊るパレスチナ人の映像は、ハマスが出したものではなく西側メディアが自分で撮ったものです。
どうして突入箇所が事前に分かったのでしょうか。
考えられるのは、ハマスから事前にこの場所に来るように言われていたか、西側メディアの現地スタッフがハマスだからです。
つまり西側メディアは、あらかじめハマスとツーツーだったのです。
おっと、長くなりそうですので、このことについては別の機会に。

さて、まずイスラエル軍の妨害によって病院から避難ができないという根拠ない噂についてですが、イスラエル軍は、病院とその周辺からの避難者に積極的に避難を要請しています。

もう口酸っぱくというくらい何百回も、チラシ、SNSを通じて避難ルートを示し続けています。

イスラエル軍はガザ市民とハマスをはっきりと分けて考えており、一部の中東専門家の言うようにガザを根絶やしにするなどとは考えていません。
そんなことをすれば戦後処理がいっそう困難になるだけで、イスラエルを支援する米英が許すはずがありません。
あくまでもイスラエル軍が戦っているのはハマス、それもその戦闘員だけです。

イスラエルが力を入れているのは、ふたつの避難回廊を設置し民間人を戦闘区域から脱出させることです。
すでに20万人が北部に脱出しました。

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「シファ病院へ踏み込むためには、できるだけ民間人がいない状態にしなければならない。イスラエル軍は、シファ病院から南部への避難の誘導を続けているが、相変わらずハマスの妨害にあっているとのこと。シファ病院の他、ランティシ病院、ナセル病院からの避難も促進している。
北部から南部へ向かうサラハディン通りは、人道回廊として、12日も朝9時から16時まで開放された。10時から14時までは、人道物資を搬入するための別のルートも開放した。(IDFのHPより)この数日で、あらたに20万人が南部へ避難したとみられている」
ガザ北部戦闘でイスラエル兵7人戦死:シファ病院で起こっていること 2023.11.13 – オリーブ山通信 (mtolive.net)

また、これもまったく世界に報じられていませんが、イスラエルはガザ地区に世界各国でもっとも多くの支援物資を入れています。

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「人道支援物資搬入:トラック850台・救急車12台がガザへ。
また、イスラエル軍報道官によると、国際機関とも協力し、10月7日以前にしていたように、定期的な人道支援物資の搬入を行なっている。イスラエル軍によると、食糧や水、医薬品を乗せたトラック850台がガザに入ったとのこと」

(オリーブ山通信前掲)



病院が燃料がないために患者や新生児が続々と死んでいるということは、メディアだけではなくWHOのテドロスまでもが叫んでいます。
これについては燃料をガザ地区全体に供給することを許せば、大半をハマスが力ずくで取り上げて軍事物資としてしまうのは目に見えているために、イスラエルは搬入を拒否しています。

しかしイスラエルは病院に燃料を緊急に300リットル提供するために、戦闘中にもかかわらず病院前まで搬入しようとしました。
ハマスはこれを阻止してしまい、病院内に運ばれることはなかったようです。
これについては動画が残っています。

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XユーザーのEmanuel (Mannie) Fabian

また救急車は、戦闘初期にハマスが移動に使っているために(これも「イスラエル軍、救急車を攻撃」と報じられましたが)、エジプト経由でクエートから救急車12台がガザに入っています。
また、イスラエル軍のCOGAT(協力部門)は、シファ病院との対話を維持しています。
下の通信記録は、病院にいる子供の患者の脱出を支援することや、必要な物を聞いている会話の様子。保育器37台と子供用人工呼吸器4台を病院の前に置いておくと約束しています。
jpost-ideo.wcdn.co.il/out/v1/6d0cb24b4f614a4daba6f1ed9033fd6d/30dd0cd81b144fd987f6ee8c945cdd15/1fff52e72b674e389480eee373c377d5/index.m3u8

ここで注目すべきは、イスラエル軍は病院の中には入っていないということ、そして病院側とコミュニケーションがあるということです。www.jpost.com/israel-news/article-773115

このシファ病院側とイスラエル軍協力部門との会話が録音されています。

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・イスラエル「私たちは、あなたが子供や患者を避難させたいと望むあらゆる支援を提供する準備ができています。私たちはあなたにどんな支援も提供する準備ができています。保育器も用意します。他に何か必要なものはないか」
・シファ病院事務局長「酸素を必要としている子供たちのために人工呼吸器が必要だ」
・イ「必要な装備を確保するためにできる限りのことをする。どんな困難があっても、何でもいい。私にできることは何でもします。負傷者や患者を守るお手伝いをします 」
・病「わかりました。それと医療スタッフも」
・イ「もちろんです」

これらすべてをイスラエルのプロパガンダにすぎない、ということはやさしいことです。
しかしそのようにいうなら「ガザ保健当局」が言うことも同様です。
要は、そのとき自分が寄って立つ「立場」にすぎません。
このような修羅場の中で客観的事実はないのです。
なにが正しく、なにが誤っていたか、なにが真実でなにがプロパガンダだったのか、おそらく神ならぬいまの私たちにはわかりません。
だからこそ、いま私の立場で伝えられることを伝えようと思います。

とまれ、これだけは言えるでしょう。
イスラエルはハマスとだけ戦っているのであって、ガザ市民を敵だとは考えていません。

ガザ市民の脱出を助け、病院に対しては戦闘中にもかかわらず医療物資や燃料を搬入しています。

 

 

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コメント

CNNはハマスの奇襲に同行していたHassan Eslaiah記者を解雇しました。
この記者は撃破されたイスラエル軍の戦車を間近でレポートしたり、過去にハマスのシンワル指導者とのツーショット写真を撮っていたりとズブズブな関係だったそうです。

日本の報道界にも同行はしていなくとも思想に共鳴してプロパガンダを発信している人は多くいるはずです。具体的にはTBSの金平みたいに重信房子の出所詣をしてしまう人です。

 フランス議会がハマスを「テロ組織」と呼ばないAFPの偏向報道を問題にしています。
AFP側は「「テロリスト」という言葉は政治的な表現であり、不正確な使い方をされることもある」からだと言っている。
また、同じようにBBC、ロイターなど名だたる通信社も同様、引用の場合以外のテロリスト表現はしていません。
ハマスが「テロ組織」である事は我が国や英仏、米国など欧州の政府も規定しているにもかかわらず。
ハマスが日頃、せっせと記者にサービスにこれ努めていた結果です。
取材対象と一体になる事の愚は、我が国の研究者にも言える事。

一方、サウジアラビアでの緊急のアラブ連盟イスラム協力機構合同会議では、イラン提案の13項目の提案がすべて否決され、イスラエルに対する具体的圧迫は決議されませんでした。イスラエルに対して停戦も求めていません。
「アラブは一つ」だとか、「アラブの大義」などと言う価値観は全体として過去のもので、原理主義を基盤にしたテロ組織が大きな問題として取り上げられてきた昨今ですので、これは当然です。

イスラエルを貶め、ハマスのテロに事情や理解を与えるかの言動は、いまだテロに苦しむ現実の中東情勢に合っていません。
報道や研究者らのスタンスは中東を過去の諍いに引き延ばすようなもので、中東を後進的な存在として縛り付ける目的でもあるのかと疑うほどです。

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