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2024年5月 7日 (火)

クルド人「難民」の密航ルート判明

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アホのバイデンは日本が移民が少ないから問題を抱えるのだとのたもうていましたが、いやいやゴッソリと抱え込んでいる地域もあります。
それが埼玉県川口市や蕨市で、だいぶ前からワラビスタンと呼ばれていました。

「日本国内に住んでいるクルド人は約2000人と言われ、その6割強が住んでいるとされるエリアが首都圏にある。それが埼玉県の川口市や蕨市など県南地区。最近はシリア内戦の戦禍を逃れるため、難民として来日する人も増えている。クルド人の故郷の地であるクルディスタンと、蕨(わらび)を掛け合わせ「ワラビスタン」とも呼ばれ始めたこの場所。なぜクルド人が続々と集まっているのか」
なぜ埼玉県南部にクルド人が集まるのか?:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

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日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

この川口市に集まって暮らすクルド人は約1200人以上で、単一民族コロニーとしては日本最大級です。
たまに内部抗争を起こして治安問題となって新聞ネタになっているようですが、今回、テーマではないので、仔細は触れません。
問題はなぜこれだけの不法移民が入ってこられるのかです。
そして本当に彼らは「難民」なのか、です。

このクルド人の流入ルートについて、元国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表の滝沢三郎(東洋英和女学院大名誉教授)が詳細な調査報告を出しています。
結論から言えば、すでに確立された密航ルートがあり、密航を仕切って高額の謝礼を受け取っているブローカーが存在しています。
彼らは、中国密航者のスネークヘッドのような役割をしています。

「滝沢氏によると、トルコの経済悪化に伴い、相対的に所得が低いクルド人による、米国やカナダなどのビザが必要な北米への密航が横行。1万5千ドル(229万円相当)ほどの手数料を支払えば正規のビザなしで違法に入国できる仕組みが確認された。一方、日本ではクルド人を含むトルコ人は短期滞在のビザが免除され、入国は自由。航空券も数十万円程度で入手できるため「北米よりも割安な渡航先となっている」(滝沢氏)という」
(産経2024年5月4日)
<独自>クルド人、高額手数料で密航横行 専門家が現地調査、「割安」な日本にも流入か - 産経ニュース (sankei.com)

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産経

上図が密航ルートですが、1万5千ドルもかかる北米の米国、カナダより、一桁安い10万円ほどでに短期滞在の名目で入国し、そのまま定着してしまいます。
当然のこととしてただの不法移民ですが、彼らはみずからを「難民」と称しています。

難民認定を受けるためには、当該政府から政治的迫害を受けていなければなりませんが、日本に在留するクルド人の多くはそうではありません。

「日本の一部のクルド人は、PKK支持を理由にトルコで迫害を受ける恐れがあるとして難民認定を申請している。ただ、滝沢氏が面会したPKK支持のクルド人は、逮捕経験はあるものの、テロ活動に参加しないよう警告を受けた後も、支持を公言しながらトルコ国内で生活を続けていた。滝沢氏は「トルコでは、クルド人に対する差別はあっても迫害を受けているのは一部のPKK構成員などに限られている。実態を踏まえた対策が必要だ」としている」
(産経前掲)

トルコではエルドアンの経済運営が失敗し強インフレが慢性化してしまい、そこにトルコ南部での大地震が重なり、300万人以上の難民が流入しました。
トルコ経済の現況をみてみましょう。

「実際には輸入増が輸出増を上回って貿易収支が悪化し、経常収支赤字も拡大、想定とは逆の結果をもたらした。為替相場は名目値では切り下がったものの、エネルギーなどの輸入物価が急上昇、それによりインフレが急進し、実質為替相場が異常に切り上がったためである」
3選エルドアンのトルコ──「経済合理性への回帰」(間 寧) - アジア経済研究所 (ide.go.jp)

貿易収支は赤字が拡大し続けているのは下図で確認できます。

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アジア経済研究所 (ide.go.jp)

そして為替相場が急落し、エネルギー価格、食料が直撃しているのも下図で確認できます。

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アジア経済研究所 (ide.go.jp)

これらの原因によりインフレが亢進しました。
政府の中期計画は、インフレ率を2023年末に65%、2024年末に33%と想定しています。
すさまじい強インフレです。

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アジア経済研究所 (ide.go.jp)

そしてこの状況にシリア国境地域からの難民355万が流入し、不正規労働者層を作ってしまいました。

「2011 年シリア内戦の発生後から,トルコはシリアからの難民を受け入れ続け,2018 年で,その数は355 万に達している.イスタンブルに住むシリア難民家族の平均支出は,トルコの 4 人家族の貧困線の約 37% であるなど,その生活は厳しい.シリア難民は「一時保護」の対象であるために,社会保障の適用のない,インフォーマルな雇用に従事せざるをえない.同じ仕事をするトルコ人よりも 25% から 50%
ほど安い賃金で働いている」
湯浅典人『トルコにおけるシリア難民と労働をめぐる課題』)
hum2018_085-092.pdf (bgu.ac.jp)

このような難民の極貧層が非正規労働者としてイスタンブールを中心に流れ込んだために、トルコ人正規労働者の労働条件はさらに押し下げられました。

「トルコでは賃金労働者の半数以上が最低賃金ないしそれ以下の水準で働いている。2023年12月に発表された最低賃金改定率は49%と、12月の年間インフレ率64%を15ポイント下回った。最低賃金上昇率が公式インフレ率にさえ追い付かない状態は長く続いている。特に過去5年、最低賃金では4人家族の食費しかまかなえない状態だった。労働者の多くは長時間労働や副職従事に迫られている」
アジア経済研究所 (ide.go.jp)前掲

トルコは、このような経済悪化を背景にして玉突き的に大量の経済難民を出しました。
これがトルコが大量の経済難民を排出している背景です。

彼ら経済難民は北米と、さらには北米よりゆるい規制しかなかった日本が受け入れ国となっています。
では、なぜ入管に送還されていないのでしょうか。
それは難民申請中は送還停止となるという入管法のぬけ穴を利用していたからです。
政府は入管法を手直しして、難民申請3回目以降は送還するように罰則強化しました。

「改正出入国管理法は、難民申請中は強制送還が停止される規定について申請を繰り返すことで送還を逃れようとするケースがあるとして、3回目の申請以降は「相当の理由」を示さなければ適用しないことにしています。
また、退去するまでの間、施設に収容するとしていた原則を改め、入管が認めた「監理人」と呼ばれる支援者らのもとで生活できることなどが盛り込まれています」
(NHK2024年4月6日)
改正入管法 6月施行へ 難民申請3回目以降は強制送還の対象に | NHK | 技能実習生

去年度の難民認定者数は303人にすぎず、申請者は1万3823人と前年の3倍超に急増しています。
そしてこのうち難民認定を複数回申請しているのは1661人、3回目以上の申請者数は348人です。
これがクルド「難民」の実態です。
彼らは不法に入国したのですから、法に従っていただくしかありません。

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コメント

本当に不当な扱いを受けて難民になったクルド人ももちろんいます。
山形国際ドキュメンタリー映画祭で10年以上前にグランプリ受賞したのは「バックドロップ·クルディスタン」という山大生が撮影して出品した行き場を無くした1人のクルド人の若者の話でした。
川口の件はなあ、現在のYahooニューストピックにも上位に新調の記事があるけど、あくまで不法入国してきては、こちらの法律も守らず好き勝手する犯罪集団ですから扱いは当然違います。
バックに中国系ブローカーがいるとなれば中共が「国策」で動いているおそれもあります。

バイデンというか歴史の浅い米国人には分かるわけないですよ。アングロサクソンが勝手にネイティブを武力で追い出してアフリカ系奴隷を従えて成立した国ですから。

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