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2024年5月15日 (水)

恒久財源だってさ

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岸田さんは深~く財務省の洗脳を受けておられる方です。
親族には財務省関係ばかり、鈴木財務大臣も親戚です。
あまり頻繁に増税をいいすぎたために、とうとう「増税めがね」という愛称までつけられてしまい、以来、増税という知恵の足りない表現から社会保障の負担を増やしていくというやり方に変更しました。
昨今でいえば、「子供・子育て支援」という名目で「ステルス増税」したことなど典型です。

え、増税じゃないって。いえいえ、誰でもウーもスーもなく払わねばならない医療保険の負担を増やすのですから、言い方が違うだけで実質増税とかわりありません。

「政府は公的医療保険制度を活用することを決めた。理由について、もっとも幅広い世代の人が保険料を支払っていること、少子化や人口減少に歯止めをかけることができれば、社会保障に関わる制度全体の持続可能性も高まること、企業も負担することを挙げる。
つまり社会全体で子どもや子育てを支えようということだ。
加入者1人あたり平均月350円~600円。
子どもなど扶養されている人を除いた「被保険者」で試算すると最も高い場合は950円。
少子化対策の一環として、政府が公的医療保険を通じて集める「子ども・子育て支援金制度」」
(NHK2024年3月29日)
「子ども・子育て支援金」であなたの負担はどうなる? 加入者1人平均月350円~600円 被保険者 最高950円 | NHK政治マガジン

じゃあどれだけ足りないんだといえば、わずかなもんです。

「「子ども・子育て支援金制度」は2026年度から始まり、初年度は6000億円、2027年度は8000億円、2028年度以降は1兆円が徴収される予定だ」
(NHK前掲)

たった1兆円など、税収の上ぶれで吸収できてしまうような額です。
「防衛増税」の時も同じでした。
防衛費を増やすというのはいいのですが、その手段となるとパブロフの犬よろしくすぐに「広く国民にご負担を」、つまり増税となります。

財務省はなんと税収はゼロ成長を前提にしているのです。
日本経済はゼッタイに成長しない、しないといったらしない、なぜなら財務省が成長しそうになると潰すからだ、ということのようです。
いつも景気が回復しそうになると消費増税をしかけて成長の芽をつぶしてきていたのでヘンだとは思っていたのです。
案の定、彼らには彼らしか通用しないロジックがありました。それが「税収弾性値が1.1」ということでした。
税収弾性値とは、「名目GDPが増えた時に税収がどの程度増えるか」という予測値のことですから、財務省の1.1とはゼロ成長で経済を考えていたわけです。

経済を回復させれば税収が増える、という子供にも分かるこの理屈が、東大法学部出身のエリート官僚の皆さんには理解できないようです。
彼らは経済はずっとデフレでけっこうと思っていますから、景気をよくする、雇用を増大させる、収入を増やして個人消費を伸ばすという平々凡々たる経済の道筋が見えません。
仮に景気が上振れして税収が伸びたとしても、そんなことは一時的なこと、税率を高く設定せねば財政は健全化しないぞ、だから税率を高くせねばならないのだ、ありとあらゆる機会を逃さずに増税を、くらいに盲進しています。
与野党を問わず、議員の大半もこの信徒だから困ったもんです。
これが、昨今首相がよく口にする「恒久的財源」論です。

もちろん現実には、税収の伸びが1.1なんてことはありえません。
下図は90年代後半に消費税増税をして以後の、過去15年間の一般会計税収ですが、名目GDPが増えれば税収は1.1どころか3倍ちかくに増大することがわかっています。

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一般会計税収の推移

ですから経済に冷や水を掛けなければ、1兆円ていどの税収不足など軽く自然の税収増だけで得られてしまいます。
2021年度の一般会計決算概要によると、国の税収は67兆378億8500万円と過去最高だった20年度の税収(60兆8216億400万円)を更新しました。
しかもこのコロナ不況の真っ最中で個人消費がメタメタであったにもかかわらず、予想を3.1兆円も上回りました。しかも2年連続です。

普通に考えれば景気が回復すれば税収は今回の3.1兆円上振れしたようなことが起きるはずですが、彼らの税収弾性値では1.1しか成長しないはずなので、常に財政危機なのです。
経済学者の飯田泰之氏が言っていますが、「何か論理的な意味があって存在するわけではなく、なんとなくそれっぽい数字を並べて権威付けしているだけ」のこけ脅かしにすぎません。

岸田氏は政権の人気浮揚に腐心しているようですが、これも簡単。
オレは増税はしないと言い切ればいいだけです。
もちろんモロモロの負担増もなしでね。

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コメント

昔といえば遥か古代でさえ、天皇が減税して民を貧困から救った、という実例がありますわ。天変地異や疫病のため、天皇が小高い所から都を俯瞰すると、メシ時だというのに炊事の煙があまりにも立っていないんで民の窮乏を知り、宮中では自ら質素倹約に励み、民には徴税を猶予した。数年経って、今度は炊事の煙が勢いよく立っているのを見て、「もう民は大丈夫だ」と喜んだという。陛下は絶賛され後に仁徳天皇と呼ばれ、今でもそこかしこの神社に祀られていますわ(多くは合祀のかたちですけど)。

財源不足カネ不足だから増税!なんてのはバカヤローのすることですわ。増税して国民負担率を上げて、それで豊かになった国なんてありませんわ。財務省栄えて国滅ぶですわ。財務省のエライお役人様のやりたい事は、私にはよく判ります。国の借金が増え続けると、そのうち予算が組めなくなってしまい(誰の目にも予算が発散していると解るようになる)、自分達が政治家や国民からド詰めされるのがコワイのです。そうなると楽しみにしていた天下りも、まったく許されなくなるんですわ。それで、安全側安全側へとカネを盗る方向にばかり進むんです。

霞が関に飼われたイヌみたいに頼りない岸田首相では、もうどーしようもないですわ。それでいて、自ら母体の自民党をチリジリバラバラにして国民が選任した永田町界隈を無力化したのに、本人はキレイ事を並べてご満悦な様子を見ると、ダテに東大を3回も落ちたワケではないようです。その後は大隈大学に親がかりの裏口入学か?と、小池都知事と同様にアヤシイ出自の政治家として見てしまいますわ。

官邸主導=政治主導という意味から、毀誉褒貶あれど故安倍さんや菅さんは自身の見解を持つリーダーシップある政治家だったよなぁーと、岸田首相と比較するとハラが立ってきますわ。

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