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2024年5月11日 (土)

全米大学の反イスラエルデモの真の標的は民主党大会だ

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やっぱり目標はここだったのね、というところです。
反イスラエルデモの最終標的は民主党党大会です。
去年から各地で開かれている大統領候補を決定する民主党大会が、親パレスチナ派に占拠されていました。
なぜかうれしげに伝える毎日から。

「ママ、党大会がパレスチナ支持者たちに乗っ取られた! 今から避難する」
 こんなメッセージが高校生の娘から届いたのは11月18日のこと。この日は年に1度のカリフォルニア民主党大会が開かれており、娘は州議会議員の夫と参加していました。
 このとき撮影された動画を見ると、「即時停戦」「ストップ! ジェノサイド」などと繰り返しながら若者たちが警備を突破し、党大会中の会場になだれ込みました。何百人もの若者たちの姿が確認できます。米国では反ユダヤ的とみなされる親パレスチナ運動のスローガン「川から海までパレスチナに自由を」も時折、聞こえていました。議場でも抗議活動は続き、ほどなくして党大会は中止となりました。
 ユダヤ系議員連盟はこの抗議活動を「乗っ取り」「反イスラエル」と非難し、党本部長も処罰を要求しています。しかし当の若者らは非暴力の抗議だったと訴え、毅然(きぜん)とした態度を崩しません」
(毎日2023年12月8日)
米国動揺 若者の叫びは「イスラエル寄りの国」を変えるか | 米国社会のリアル | 樋口博子 | 毎日新聞「経済プレミア」 (mainichi.jp)

毎日はわかって書いていないようですが「川から海までパレスチナに自由を」“From the river to the sea, Palestine will be free.”は親パレスチナのスローガンなどといった可愛いものではなく、パレスチナ極左過激派のスローガンそのものです。
元来PLOが作ったスローガンで、ハマスも使っています。
「川」はヨルダン側を表し、「海」は地中海のことで、昨日のイスラエルの地図を見ていただければ分かるように、イスラエルを完全否認し、ユダヤ人を海に追い落して「パレスチナ国家」を作れと言っているわけです。
「非暴力の抗議」どころか、ユダヤ人は死ねと言っているわけで、暴力的スローガンもいいところです。
ヨーロッパではこんなスローガンを口にしただけで起訴対象となります。
現に、ドイツではこのスローガンは禁止され、ベルリンの学校では米国学生が着けていたシュマグやクーフィーヤの学校での着用すら禁じられています。


去年のうちからこういう過激なスローガンを「毅然と」叫んでいれば、当然行動も過激化していくのが道理です。
全国の大学に拡大した今年はアラブ風シュマグで覆面して大学のホールを占拠し、警官隊と衝突を繰り返しすまでにエスカレートしています。
発端となったコロンビア大学の親パレスチナ派のデモの様子です。
もうハマスが米国でデモをしているような有り様です。

「パレスチナを解放せよ」、「反イスラエル闘争を世界へ」
学生らが連呼し、パレスチナの旗を振る。首には「ケフィエ」と呼ばれる網目模様のスカーフ。団結の象徴だ。おびただしい数の警官。上空を舞うヘリ。4月下旬、米ニューヨーク市のコロンビア大前は緊張した空気に包まれた」
(日経5月9日)
米大学デモの危うい正義 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

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1968年民主党大会の亡霊なのか…米国の学生「抗議運動」 宮家邦彦 宮家邦彦のWorld Watch - 産経ニュース (sankei.com)

いまや彼らが狙っているのは米民主党大会への突入です。
そして狙いは、1968年に起きた「シカゴ事件」の再来です。
ではシカゴ事件とはどんなものだったのでしょうか。
映画にもなっていますし、ロックバンド「シカゴ」のファーストアルバムにはそのデモの音声がクリップされています。

「大統領選挙を控えた、1968年8月、民主党全国大会がシカゴで開催された。 当時ベトナム戦争に反対する活動が高まっており、何千もの人々がデモや集会を繰り返しおこなっていた。 8月28日、グランドパークで行われた集会で、警察と暴徒化した群衆が衝突し双方に多数の負傷者を出した」
シカゴ・セブン - Wikipedia 

今回、反イスラエル派がコロンビア大学のハミルトン・ホールがいち早く占拠してシンボル化したのは、68年のシカゴ事件へのよく言ってやればオマージュ、はっきり言ってパクリです。
68年当時は選抜徴兵制でしたので、ベトナム戦争に対しての反戦運動はそれなりの重みを持っていました。
当時の大統領ジョンソンは民主党で、11月の大統領選で民主党の候補指名が確実視されていましたが、炎上する反戦運動を鎮静化できずに立候補の辞退に追い込まれます。
代わってリベラル派の切り札だったロバート・ケネディ上院議員が後継に有力視されましたが、暗殺されてしまい、不人気な副大統領ハンフリーが指名をうけます。
この11月の大統領候補指名の民主党全国大会も、大規模なデモ隊と警官隊の間で流血の惨事になっています。

こういった暴動まがいの大規模デモから、爆弾闘争をするウェザーマンや、黒人運動極左のブラックパンサーが生まれます。
今回もその残党たちが学生を指導しているのが報じられています。

大学キャンパスでの最近の親パレスチナ抗議行動の波は突然やってきて、全国の人々に衝撃を与えた。しかし、いくつかのデモの根底にある政治的戦術は、長年の活動家や左翼グループによる何ヶ月にもわたる訓練、計画、奨励の結果でした」
Students Trained for Pro-Palestinian Protests With Veteran Activists for Months - WSJ

結局、トンビが油揚げをさらうようにして共和党のニクソンが大統領に当選してしまいます。
国民は連日の流血にうんざりして、ニクソンの掲げる「法と秩序」を支持したのです。
ね、なにやらそっくりな構図ですね。

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キャンパスはジョー・バイデンのために来ています (economist.com)

今回は3万といわれる反イスラエル学生がバイデンのイスラエル支援策を糺弾して集結し、民主党大会に突入します。
バイデンが頼れるものは警官隊しかありません。
まさに第2のシカゴ事件です。
極左の民主党議員も内部から呼応し、バイデンの候補辞退を迫ります。
そして民主党左派は、意気軒昂な副大統領カマラ・ハリスを代表に押し立てます。

つまり民主党の左派による支配です。
とまぁ、これが民主党左派の思惑だと見て、そうはずれていないはずです。
ただし、左派の思惑どおりになるかどうかはわかりませんが。

ニクソン役を割り当てられそうなトランプは笑いが止まらないでしょうが。

 

※写真 珍客のゴイサギです。

 

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