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2024年6月 6日 (木)

小池氏の小手先技に惑わされないでください

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小池不出馬の情報をFACTあたりが流しているようですが、複数の報道がされていない未確認情報です。
現時点では読売がこう書いている状況から出ていません。

「小池氏は所信表明で、海外から投資を呼び込むための環境整備や子育て支援策の充実を挙げ、「都政を加速させていく」と決意を示したが、知事選への言及はなかった。しかし、議会後の取材には、「行政は『継続してこそ力なり』だ」と述べ、3選への意欲をにじませた。
28日には都内の区市町村長の有志や都議会公明党などから3選出馬を要請された小池氏。都関係者によると、小池氏は当初、要請を受けた直後の所信表明のタイミングで、出馬表明することを検討していた。小池氏側近の一人は表明見送りについて、「最適な時期を見極めているのだろう」と話した」
(読売5月30日)
東京都知事選へ出馬明言しない小池氏「行政は継続してこそ力なり」…蓮舫氏は都議会野党会派にあいさつ回り : 読売新聞 (yomiuri.co.jp) 

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【都知事選】連合会長より強い「母のコネ」蓮舫氏VS.世田谷区長がバッサリ「作戦失敗」小池氏“泥仕合”の全真相 | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] (smart-flash.jp)

たぶんこんな不出馬情報をあえてリークさせたのは、小池氏自身でしょう。
小池氏はレンポー氏に負けるなどとは、思ってもいないはずです。
別に小池氏を褒めるつもりはありませんが、女性政治家としての「格」が違いすぎます。
レン・ーポー氏は頭が悪いまま野党のお姫様でちやほやされてきた人にすぎません。
野党には人材がないから、とんだ勘違いオンナになってしまっただけのこと。
一方、有力政治家に媚を売りまくって自民で国務大臣にまでなっておきながら後ろ足で砂をかけて、自民を敵に回した小池氏とは修羅場を潜った回数が違いすぎます。

立候補締め切り直前まで態度を保留することで、代替候補を建てることすらできないでいる自公は見苦しく慌てて、水面下で小池氏にすがりつくはずです。出馬してくれぇ、お願いだから出てくれと言っているはずです。
結果、今は都議会野党の自公ですが、当選の暁にはベッタリになるでしょう。

ともかく策士ですから、あの人。まともに相手してはだめ。
52首長に出馬要請を出させておいて、いまさら引っ込む道理がないでしょうに。

こういう小技に惑わされず、もう少し落ち着いて実績を評価すべきです。

さて私は小池百合子という人物がそうとうに苦手、いやはっきり言って嫌いです。
あの我の強い顔を見ることすら苦痛に感じるほどで、それがコロナの時は連日連夜「ワタクシ小池でございます」としゃしゃり出てくるのですから、なんとかしちくれぇと悲鳴をあげました。

小池氏はなぜここまで状況の主導権を握りたいのでしょうか。
いうまでもなく、小池百合子という政治家特有の権力指向のためです。
この人のゴールは、いい都政を敷くことにはありません。
中央政界で総理になること、これが彼女の最大にして最終ゴールなのです。
これが今までの都知事と決定的に違う部分です。
小池にとって都知事は踏み台でしかなく、総理の座に手をかけるためのバネでしかないのです。

かつて小池は、崩壊した旧民主党の残党を吸収して「小池党」を作ろうとして惨敗しました。本来ならこれで終りです。
おとなしく都知事していなさいというのが選挙民の声だったはずでが、なんと起死回生の事件が起きてしまいました。
新型コロナの蔓延です。しかも延々と足かけ2年も!
その間、毎日のようにテレビに出られて、一挙手一投足がワイドショー民に即日流されるという願ってもない状況が突如生まれました。

この新型コロナで小池がとった方法は、あの就任直後の豊洲問題とまったく同じです。
当時、小池はもう完成していた豊洲新市場を、「安全だが安心ではない」という奇怪な表現でちゃぶ台返ししました。
前任者の石原が東京ガス工場の跡地に豊洲を作ったのが安全性に疑義があるというわけで、非科学的たわごとにすぎず、当時から私は徹底的に批判した記憶があります。

ちょうどルーピー鳩山が、行政手続を積み重ねて各方面と調整してきた移転作業を、一瞬の思いつきで完成寸前にチャブ台返ししたことによく似ています。
不必要かつ無意味な政治的混乱を呼び寄せ、豊洲開業は大幅な遅滞を余儀なくされます。
このことだけで、行政官としての資質を問われるのですが、そのうえ小池はジャンヌダルク政治を始めます。
危機を煽り立てて敵を作り出し、それと戦う構図をパーフォーマンスして自分を飾りたてる。
豊洲と希望の党の大コケで懲りたかとおもいきや、めでたくも新型コロナで大復活しました。

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東京都の病床過少発表は繰り返された 昨春も大幅修正 延長直前、政府に

今度は病床利用率を水増しして危機を煽り立て、緊急事態宣言を政府に強硬に申し入れて、手柄にするということを始めています。
病床使用率が逼迫して医療崩壊だというのが小池の主張でしたが、それは虚偽の数字をもとにしたものだと柳井人文氏がファクトチェックしています。

「昨年4月7日の緊急事態宣言発令後、東京都が発表する入院患者数は過大に発表されていた。都が修正したのは、5月に宣言が延長された後のこと。4月27日時点の2668人→1832人、5月6日時点の2974人→1511人に修正された。都は自ら訂正発表せず、都の報告を受けて厚労省がとりまとめた資料で判明した」(3月5日『東京都の病床過少発表は繰り返された 昨春も大幅修正 延長直前、政府に誤情報を報告』)
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20210305-00225648/

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柳井氏による

小池は去年4月27日、入院患者数は2668人と発表し、「そのうち宿泊療養198人」と発表し、それを受けてNHKも「自宅療養者を含む」と注記しつつ病床使用率は131%というありえない数字を流していました

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なんですって。100%を超える病床使用率ですって?病院で床にでも寝かせていたんでしょうか。
そうではなく、5月12日厚労省が発表した資料には、東京都の療養者を含めた入院患者数は2196人で、小池は約800人の退院・回復者を含めて水増ししていたのです。

逆に病床数のほうは過少報告します。

「昨年4月当初、東京都は確保病床数の拡大状況を随時発表していたが、4月12日に2000床に達した後は、5月11日に3300床と発表するまで情報を更新しなかった。5月下旬ごろ、4月中に3300床を確保していたと厚労省に訂正報告をした」(柳井前掲)

去年4月から都は病床数を4月に700床、5月末にも2000床を確保したと厚労省に申告していたのですが、これがとんだフェークでした。
実際は、後に都自らが密かに修正したように5月11日には3300床確保していたのですから、実に1300床もサバを読んで過少報告していたことになります。

「5月6日時点で発表された2974人/2000床は、正しくは1511人/3300床(使用率45.8%)だった。
この重大な訂正も、都は自ら報道発表することはなく、主要メディアも一切報じなかった」(柳井前掲)

このような小池が流したフェーク情報を、メディアは怠慢にもまったく報ぜずに危機を煽り立てる手伝いをしました。
そもそも解除目標は、東京都で1日新規陽性者500人、国基準でステージ3です。
現在、新規陽性者263人(7日平均)、国基準でステージ2から3の間にすぎず、目標は達成されているのですから、緊急事態宣言を延長すべき状況ではなかったのです。

こういうことばかりやったのが、小池氏のコロナ対応でした。

 

 

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コメント

そうでしたね。
感染者は減ったけど、病床が逼迫しているのでは、緊急事態宣言継続も残念だが仕方ないな、と思った記憶があります。
とんだ捏造だったとは、、、

まともな対抗馬がでないのが残念です。

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