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2024年7月26日 (金)

前回見事に滑ったので、今回は

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今日は雑談風にお話します。

カマラが逆転しただの、資金がどどっと流入しているだのとメディアは妙にウキウキしているようですが、まだ投票まで4カ月ちかくあります、なにが起きても不思議ではありません。
3ツの世論調査のひとつでカマラが僅差で勝ったくらいで、いちいち一喜一憂して騒がないようにしてください。
今後、カマラはどこまで行っても正義を体現する「検事」然として選挙戦を戦うつもりのようです。
政策や実績は二の次。極悪人の重罪犯を大統領にするな、女性の敵、LGBTと黒人の敵は許さない、なんていうネガキャン一本でいくつもりでしょう。
カマラの集会での発言。

「ハリス副大統領
「私はあらゆる種類の犯罪者を相手にしてきました。女性を虐待する暴漢、消費者から金をむしり取る詐欺師や、自分たちの利益のためにルールを破る嘘つきなど。だからドナルド・トランプのような人間のことは知り尽くしている」
(TBS7月25日)
ハリス副大統領「トランプ氏のような人間のことは知り尽くしている」 選挙集会で対決姿勢を鮮明に|ニフティニュース (nifty.com)

ねぇ、カマラさん、あんた地方検事の出馬声明しているんじゃないんだよ。大統領候補なんだよ、あんた。
法律家には政治家やらせるなっていうけど、ホントですね。
それを持て囃す薄手の左翼メディアは大のカマラ贔屓ばかり。ああ、うっとおしい、世の中を白と黒で分けられる過剰な攻撃性。
みずからが神の如く正義だと疑わないナルシズム。
11月までこんなヒステリックな声を聞かねばならんのか(ため息)。

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カマラ・ハリス氏「犯罪者と戦う」 対トランプ氏へ検事経歴前面 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

トランプ暗殺未遂事件とバイデン撤退で一時は俵に足がかかった民主党ですが、かえって危機感から結束を急いだようです。

「党内では大統領ポストを狙っている潜在的なライバルの上院議員たちが次々にハリス支持を表明したのだ。ナンシー・ぺロス元下院議長がハリス支持を言い出すと、クリントン元大統領夫妻もハリス支持を明らかにした。そのほか、カリフォルニア州ギャビン・ニューサム知事、ペンシルバニア州ジョシュ・シャピロ知事、ノースカロライナ州ロイ・クーパー知事、ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事らがハリス副大統領支持で結束したため、副大統領は党内でライバルを恐れる必要はなくなった。態度をまだ明らかにしていないのはオバマ元大統領ぐらいだ」
ウィーン発 『コンフィデンシャル』 (livedoor.blog)

一方、トランプ陣営ですが、ややミスりました。
せっかく暗殺未遂事件で国民融和を訴えたのに(演説の半分だけですが)、やはりトランプはトランプ、どこまで行ってもああトランプ。
すぐに元の「元気がよくて口汚い下品なトランプ」に戻ってしまいました。カマラを罵っても票は増えませんよ。
カマラはこれからイチイチ癇に触ることを言うはずですから、おだやかにおだやか~にお願いします。
テッド・クルーズかマルコ・ルビオだったらこんな心配しないで済むのに。

あくまで結果論ですが、カマラで来たなら同じくインド系女性のニッキー・ヘイリーを副大統領にしておいたほうがよかったかもしれませんね。
バイデン対応で副大統領を選んだことが裏目に出ました。上院議員たった2年目で副大統領候補に登り詰めたベンスは経験不足で舞い上がっていますから、失言しそうな感じがします。
ニッキーに関しては、ぜひ国務長官か、安全保障補佐官に据えて頂きたい人材です。

まぁいずれにしても、この大統領選でどちらを支持するという設問を立てにくいのは、両候補の主張がねじれていることです。
エネルギー政策やLGBT、BLMなどについてはトランプのほうが妥当ですが、外交・安全保障、特にウクライナ支援については民主党のほうがましです。
だから私はどちらとも言えない、是々非々だと思って見ています。
しょせんといってはナンですが、投票権のない海の向こうの国の選挙ですから、こちらがしっかりしてれば実はどちらでもいいのです。
前回大統領選でメートルが上がって、トランプに肩入れしすぎました。
読み直してみると、トランプ側の言い分に対して大甘でした。猛省。

特にわれながら恥ずかしいのは、ドミニオンうんぬんのフェークにみごとに引っかかってしまったことです。
投票の不正はあったかもしれませんが、当時言われていたよう大規模な操作は後の手集計でも見つかりませんでした。

ジョージア州のブラッド・ラッフェンスパーガー州務長官は、同州の全票を手作業で再集計した「歴史的」な作業の結果、同州での勝者があらためて確認されたと発表した。13日の時点で発表されていた得票数からトランプ氏が496票(全体の0.0099%)増やしたものの、バイデン氏はそれをなお1万2284票上回っており、同州での勝利が確認されたという」
(BBC2020年11月20日)
【米大統領選2020】 ジョージア州の再集計でもバイデン氏勝利 - BBCニュース

例のドミニオンに関しても司法の判断がでており、ドミニオン謀略説を報じたFOXは謝罪しています。

「ドミニオンは、2020年米大統領選で一部の州に投票機など投開票システムを提供していた。同社は2021年3月、ドナルド・トランプ前大統領に対する選挙不正に加担したという偽情報をFOXニュースに拡散され、経営に損害を被ったとして、FOXニュースを名誉毀損で提訴。損害賠償として16億ドル(約2150億円)を請求していた」
(BBC2023年4月19日)
米FOX、投票システムのドミニオンと1060億円で和解 大統領選報道めぐる名誉棄損訴訟 - BBCニュース

申し訳ない、当時からお読みの方にはなんと言っていいのやら。(汗)
冷静公平を旨とする私としたことが恥ずかしい。

というわけで、今回は乗せられないぞぉ!
どちらかに肩入れして見ると、失敗します。
その意味で、今回幸か不幸か、どちらも肩入れしにくいのが「救い」です。

 

 

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コメント

あらゆる予測や可能性を考えた複数プランを常に持っておけと教わってきたので、ひとつの見立てというものに、私はさほどの推しも固執も否定もありませぬ。大統領選挙は私には1μもコントロールの余地無きことですし。
昨日までの米国内の報道やSNSを見て今日只今現在思うのは、
・ハリスが有能ならば、その片鱗は誰かに気付かれていて、「カミツキガメ」的評価を超えて支持する具体的な根拠を説明できる者がいただろう。
・トランプは時によってイスラエルを支持したり距離を置いたりするが、結局、或いは最新でどうであるかによって、イスラエルのやり過ぎを嫌いパレスチナに対して共感する支持する、または「パレスチナに寄り添う自分が好き」な有権者の動向が有利にも不利にも作用する可能性、そしてそれはハリスの側にも。
これくらいです。
ただ我々ヒトは物語が大好きで、その必要性から逃れられないので、気を付けないでドラマティックなストーリーを摂取していると、平凡をつまらなく感じる。
ヒトが平凡の良さを知り、平凡に耐え続けるには非凡な才覚が必要だとしたら…と思うと、やや途方に暮れるようなお気持ちになります。

 銃撃後のトランプは「米国民全体の大統領になる」などととして、寛容で包摂的な演出に舵を切ってました。けど、相手がハリスになってからは、何だか攻めあぐねている感がありますね。
「ハリスは極左だ!」とのたまって見ても、ハリス自身は極左ではないんですし。言ってみれば、「極左に支持・操られている中身空っぽのオバサン」なのであって、こういうのを相手にするのは相当に難しい。

けれど、意味のない支持率とは別に勝利に不可欠なスイングステートは押さえていて、そこはハリス登場に至っても変わっていません。ラストベルト出身のバンスを副大統領候補に指名したのも、徹底的に「勝ち」にこだわったから。それにしてもニッキー・ヘイリーの助力は欲しい。
ハリスのような無能女性には、ヘイリーのような優秀な女性が表立ってバチバチやるのが最も効果的です。そこはやはり共和党も完全な一枚岩になっていないし、トランプの短所が出てます。
当選後も思いやられる所以です。

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