シーシェパードのボス、ポール・ワトソン日本に送還
当地も殺人的暑さです。
よりよにってこの時期に空調が壊れましたぁ。(号泣)
さて、シーシェパードのポール・ワトソンが日本に送られてきます。
環境テロリスト業界の先駆者をどのように日本が裁くか、世界が注目しています。
知恵足らずのマクロンは司法権がないくせに移送に反対しています。
「フランス大統領府は23日付で「マクロン大統領がワトソン容疑者の身柄を日本に引き渡さないようデンマーク政府に強く要請している」との発表を行った。パリ五輪の開催期間は来月11日まで。官邸関係者は「逮捕のタイミングが悪い。開催中に身柄引き渡し手続きに入れば日本選手へのブーイングなど嫌な動きが出かねない」と五輪での影響を懸念。欧州の多くの国が反捕鯨方針であることを踏まえ「岸田首相が強めたNATO(北大西洋条約機構)との連携にも影響が出かねない」とも付言した」
(神奈川新聞2024年7月25日)
シー・シェパード創設者の身柄引き渡し フランスと自民党…首相が板挟み 政界の断面 | カナロコ by 神奈川新聞 (kanaloco.jp)
なぁに言ってんだか。
マクロンさん、フランスが1985年にグリーンピースの抗議船を特殊部隊使って爆破沈没し、1名を殺したことお忘れか。
レインボー・ウォーリア号事件 - Wikipedia
ムルロワでの原爆実験反対は殺しても阻止するが、捕鯨調査船のほうはかまわないとでも。
そして昨今もルーブルでモナリザに環境テロやられていますが、いいんですかねシーシェパードのほうは。
“自戒”する「エコ・テロリズム」 ~背後にあるものとその末路とは~ (IISIA研究員レポート Vol.102) - IISIA 株式会社原田武夫国際戦略情報研究所 - haradatakeo.com
オリンピック期間中だなんてまったく関係ありません。
物事の筋をしっかり見ないからこういうダブスタ対応になるのです。
環境テロ業界最大の大物であるワトソンをしっかり法の支配の下で裁かないと、環境テロは止まりませんよ。
「日本の調査捕鯨船の妨害活動に関与したとして、デンマーク自治領グリーンランドで身柄を拘束された反捕鯨団体「シー・シェパード」創設者、ポール・ワトソン容疑者(73)について、海上保安庁がデンマーク当局に身柄の引き渡しを請求したことが1日、政府関係者への取材で分かった。関係者によると、デンマーク側も応じる意向を非公式で日本側に伝えたという。
ワトソン容疑者を巡っては、フランスのマクロン大統領が身柄を日本へ引き渡さないようデンマーク側に働き掛けるなど、反捕鯨国を中心に釈放を求める動きが広がっている。日本に身柄が引き渡されれば、反発がさらに強まる恐れもある」
(産経8月1日)
<独自>ポール・ワトソン容疑者、日本に身柄引き渡しへ シー・シェパード創設者(産経新聞) - Yahoo!ニュース
「シー・シェパード」創設者逮捕…日本の調査捕鯨船に過激妨害 身柄引き渡しの可能性も|日テレNEWS NNN (ntv.co.jp)
このワトソンはひと頃欧米では英雄扱いされていましたが、あまりに暴力的な活動で逮捕されました。
ワトソンはみずからをグリーンピースの創設者と称しています。
グリーンピース側は創設者のひとりにすぎないと主張していますが、実際は抗議船の船長でした。
この抗議船で捕鯨調査船を攻撃するというスタイルは、グリーンピースが作り出したものです。
グリーンピースの「オペレーション・エイハブ」は、大型ゴムボートで調査船に幅寄せするという過激なものでしたが、それが全米に放映され大反響を呼びました。
グリーンピースの誕生ストーリー – 国際環境NGOグリーンピース (greenpeace.org)
一躍、グリーンピースは凛々しい動物保護運動家のヒーローに飛び出したのです。
米国民の熱狂を見て膝を打ったのが、デトロイトやピッツバーグの財界人でした。
それまで彼らは反核運動などをしていたグリーンピースなどという「ロン毛のクソガキども」には目もくれませんでしたが、彼らの利用価値の大きさに初めて気がついたのでした。
それは、他ならぬ当時の米国が追い上げてくる日本に対する恐怖から逃れるためのバッシングの道具としてです。
彼ら米国財界人は、日本が対等な貿易国ではなく、「可愛く賢いクジラ」を食べるような非文明人として米国民にアピールしたかったのでした。
いうまでもなく、自動車輸出と捕鯨はなんの関係もありませんが、大戦の時のレトリックと同じく、「日本人はこんなに残酷な人種だからテッテイ的に叩きのめさねばならない」という世論を作り出せればオーケーなのです。
「冷酷で残忍なジャップ」に捨て身で阻む勇敢なエコロジストの青年たち!おお、いい絵になるじゃありませんか!
そして80年代、ジャパン・バッシングの絵作りのために、巨額の献金が米国財界から滔々と彼らに流れ込むようになります。
いままですりきれたジーンズと、手作りの事務所で活動していた彼らは一躍リッチになり、「文化人」扱いされ、子供たちのヒーローと成り上がっていきます。
その米財界の期待に応えるようにして、いっそうグリーンピースは過激に「残酷なジャップ」を襲撃するようになりました。
日刊ベリタ : 記事 : 今度は捕鯨船のモリが環境団体の抗議船にニアミス? 日本側は否定 (nikkanberita.com)
1989年、スーパー301条という日本制裁法の交渉のために訪米した竹下首相を、グりーンピースら、捕鯨反対の大手デモが出迎えます。
もちろん日米経済問題と捕鯨がなんの関係もないのは百も承知で、米国民に反日意識が刷り込めればいいのです。
同年1月には、とうとう心配された調査船との衝突事故がひき起こされましたが、米国民にとって当然悪者は日本です。
1991年12月にも同様の妨害行動が行なわれ、95年2月には調査船の第18利丸への無許可乗り込みが起きました。
また、フランスからの処理済みプルトニウム移送にも、数ある原子力利用国の中で日本だけをあえて取り出すようにして抗議行動を続けています。
これはグリーンピース本来の反核にかこつけていますが、わが国がプルトニウムを原爆製造に使用する意志などまったくないのは誰も知るところです。
にもかかわらず、わが国のみを執拗につけ狙い、まるで核武装する陰謀でもあるかのような宣伝を続けます。
ましてプルトニウム移送は核ジャックの可能性があるために、その航路すら秘密にされているのに、追跡して全世界に「ここにいますよ。ただ今抗議中」とやりまくるのですからなんとも非常識な連中です。
グリーンピースは、2015年には辺野古にまで襲来して「ジュゴンを救え」と叫んで帰っていきました。
ではなぜ、彼らは日本のみを執拗にターゲットにするのでしょうか?
それは今見た日米関係を背景にして彼らの行動を見ると、一目瞭然です。
日本を叩けば金になる、身も蓋もない言い方をすれば、そういうことです。
同じ捕鯨国でも、白人国で米国に冷凍魚ていどの輸出しかないノルウエーを叩いても1セントの金にもなりません。
それどころかバイキングの末裔たちからは断固たる反撃が返ってくることがわかっているからです。
実際、シーシェパードは、ノルウェイの捕鯨船を破壊した時に、怒ったノルウェイ漁民にかえり討ちにあってデコボコにされたあげく、頭目のポール・ワトソンは牢屋に入れられたりしています。(笑)
(写真 シーシェパードの抗議船。なかなかのセンスだが惜しくも自沈。彼らは調査船にぶつけられたと主張。ワトソンは調査船から銃撃された主張している。鯨類研究所が銃で武装しているとは大笑い)
それに対して日本はおとなしく逃げまどうばかりです。叩けば大金になる上におとなしい「残酷なジャップ」、これこそ絶好のターゲットだったのです。
この国際世論作り、米国世論操作の先兵が、グリーンピースであり、シーシェパードだったのです。
ナイーブな環境運動が、いつしか巨額の資金を得てジャパン・バッシング・ビジネスに化けたのです。
このような政治的意図を持つダーティな資金提供を得て、グリーンピースは、小さな反核グループから、いまや巨大な多国籍環境保護団体へと成り上がりました。
つまり、グリーンピースこそ、日本を標的にすることが金脈であることを発見し、それをビジネスモデル化した最初の環境保護団体なのです。
そして日本叩きを原資にして、いまや多国籍企業と化したグリーンピース本部の幹部の移動はファーストクラス、年収は数百万ドル、泊まるホテルはスイートと噂されています。
これが、1971年9月15日、1セントの見返りも期待せずに、すり切れたジーンズにロングヘアーを海風になびかせて、「レンボー・ウォーリア号」で、アリューシャン核実験海域にむけての航海に向かった彼らの成れの果ての姿です。
このような堕落の過程で、オリジナルのグリーンピース・メンバーはそのほとんどが失望し、去っていきました。
シーシェパードのポスター。もはや2流どころのハリウッド悪役。中央の悪党づらが頭目のポール・ワトソン。海賊旗みたいなのが彼らの旗。どこまでもマンガ的です。
そして別の意味でグリーピースを去った(というか除名された)オリジナルメンバーのひとりに、後のシーシェパードの指導者ボール・ワトソンがいました。
そのとき、ワトソンは、このグリーンピースのジャパン・バッシングというビジネスモデルをもっと過激に、もっと派手に演出できる団体の構想をもっていたのです。
それがあのシーシェパードです。
ちなみにかなり前から、シーシェパードと元祖グリーンピース は犬猿の仲だそうです。この業界もニッチと見えます。
彼らには理想などありません。あるのは、ギラギラした自己顕示欲と金儲けヘの欲望だけです。
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マクロンもアホだし、
スポンサーは先日移送反対した老いたブリジット・バルドーやらポール.マッカートニーとか有名セレブがずらり!
正に過激なことすらゃ儲かる図式。根底には人種差別です。
神奈川新聞も他の赤い所と同じなもんで、こんなトンチキな記事が平気で上がって紙面に載りますね。
投稿: 山形 | 2024年8月 3日 (土) 04時07分
しかしいまだにこの団体を支援してるセレブって彼らの活動内容をちゃんと把握したうえで継続してるのかね?
いざとなったら「こんな事をしているとは思ってもみなかった」とか言い出してトンズラしそうで。
投稿: しゅりんちゅ | 2024年8月 3日 (土) 16時34分