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2024年11月25日 (月)

わが首相、あさっての方角に奮闘中

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ウクライナテーマが続いて重かったので、今日は「軽く」。
え~、わがゲル首相でございます。もう帰る前からダメダメコールのお出迎えで、これ以上つけ加えることがないほどです。

ま、外交ウンヌン以前の問題として、石破氏の政権運営があさってに向いていることが問題なのです。
岸田応援団だった読売でさえ、こんな苦言を呈する始末です。

「日本周辺の安全保障環境は極度に悪化している。防衛力の強化やその財源を確保することは急務だ。人口減少に歯止めがかからない。経済をどう再生し、成長させていくのかも難題だ。
内外の課題が山積しているにもかかわらず、首相が先月1日の就任以降、最もこだわりを見せているのが、派閥の政治資金規正法違反事件への対応だ」
(読売社説11月15日)
社説:特別国会閉幕 政策論争を置き去りにするな : 読売新聞

なるほどなるほど
では、ゲル氏はなににうつつを抜かしておられるのでしょうか。
帰国するや、いきなり駆けつけたのが「政治改革本部」です。

「首相は、政策活動費の廃止に意欲を示している。政治資金収支報告書に不記載があった旧安倍派などの議員のうち、政治倫理審査会で弁明していない議員に対しては、改めて出席を促すという」
(読売前掲)

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NHK

まだやってんでっか「裏金」議員狩り、と笑ってしまいました。
ゲル氏はいまだ「政治改革こそが直ちに着手すべき政権の最大テーマだ」と認識しているようです。
政治改革って言っても、かつての小選挙区制への改変のような大改造ではなく、なんのこたぁない例の「裏金問題」です。
ゲル首相は南米から帰るやいなや、「政治改革本部」(すごいネーミング)で直ちに大号令を発して言うことには。

「自民党の「政治改革本部」の会合が開かれ、石破総理大臣は、党の政治改革案がまとまれば各党と協議を始め、年内に政治資金規正法の再改正を目指す考えを改めて示しました。
自民党は「政治改革本部」の会合を開き、南米への訪問から21日午前に帰国した石破総理大臣も出席しました。
冒頭、石破総理大臣は、政治の信頼回復に向けた取り組みについて「わが党が議論をリードすることが肝要で責任政党としての役割を果たしたい。きょうの議論で政治改革案をとりまとめることができれば、それを早急に各党に示し、政党間の協議を行っていくことになる。年内の政治資金規正法の再改正などの実現に向けてご議論をたまわりたい」と述べました」
(NHK11月21日)

石破首相“年内に政治資金規正法を再改正” 自民 政治改革本部 | NHK | 政治資金

で、結局、具体的にナンなのかといえばこんなセコイ話です。

▽党から議員に支給される「政策活動費」の廃止や
▽政治資金をチェックする第三者機関は国会に置くことを基本とすること
それに
▽外国人によるパーティー券の購入は、政治献金の規制と同様に禁止することなどを盛り込んだ、党の政治改革案について、議論が行われています」
(NHK前掲) 

わ、はは、なんだ政策活動費を排ししたりパー券を外国人に買わせないようにするってことくらいが「政治改革本部」まで作って大騒ぎしてやることらしいようです。
ほんとうに器の小さな人。

もう何度書いてきて言っても虚しい気分ですが、「裏金問題」は共産党が火を着けて、左派メディアがそれに便乗して焚きつけて大火事にしたようなことにすぎません。
収支報告書不記載でしかない形式事案であるにもかかわらず、まるでどこぞから賄賂をもらったかのような疑獄事件にまで肥大化させました。
それを本来なら、自党の議員を守るべき総裁の岸田氏が率先して騒ぎ立てたのですからタチが悪い。
彼は、自分が推すゲル氏に有利に総裁選が展開するようにと、高市氏に多くの推薦人を出していた安倍派狩りに利用しました。
結局、岸田氏の思惑どおり安倍派はほぼ国会から一掃され、選挙後には高市氏の支持層は激減しました。

もちろん刑事事件としては既に決着済みで、東京地検特捜は全国から100人の検事を駆り集めて有罪になる証拠を鵜の目鷹の目で探したが不発。
すると今度は「裏金」ぎいんには公認を出さないとして事実上の党からの除名処分にし、それでも飽き足らず独力で衆院選院選で勝ち上がった者にまで、もう一回なんらかの処分を加えたいというのが、この「政治改革」です。
といっても、ちゃっかりクビにしたはずの「裏金議員」には数が足りないので復党を願っているんですがね。
つまり、「裏金」問題は、いつまでたっても終わらないネバーエンディングストーリーと化してしまいました。

朝日すらこんな論説を乗せたほどです。

「不記載を公金横領や贈収賄の類と誤解しているとおぼしき怒れる有権者が見られたのはひとえに「裏金」という語の独り歩きの産物であろう。野党議員の不記載には「裏金」という情動的ラベルを貼らず、与党議員のみを「裏金議員」と呼ぶようなやり方は、事実認識に基づかない評価をもたらそうとするものであり、民主政にとって有害ですらある」
(朝日11月14日)
解散権の制約は必要か 有権者の判断支える「健全な報道」が解決策 - 衆議院議員総選挙(衆院選):朝日新聞デジタル

読売と朝日に挟み打ちされたらセンないだろうな、石破さん。
本当に国民が関心を持っているのは、とっくに「裏金」なんぞじゃなくて、「所得の壁」の引き上げや、インフレ対策なんですがね。
このゲル氏という人、悪くいう人ばかりですが、そうではない気がしますね。
ただのオタクなんです。

広く社会を知ろうと努めて吸収していくタイプではなく、じぶんのお気に入りのニッチに棲んでニマニマするような人です。
そのニッチも掘り下げて行けば金脈に行き着いたというのではなく、自分勝手のリクツをつけて人様を見下して悦にいるレベルです。

彼が小泉さんの下で防衛庁長官をしたとき、現場はものすごくやりにくかったそうですよ。
ハンパな「専門知識」を鼻にかけて官僚の言うことは聞かない大臣ほどやりにくいものはありませんからね。
護衛艦「あたご」と釣り舟との衝突でも真相究明がなされないうちから頭を下げてしまう、自衛隊を守ろうという意識が欠落しているなんて批判にさらされたわけです。

だから泡沫派閥さえつくれなくて、だいぶ長い間ボッチで、やっと作った水月会も極小派閥。
その自民党の端っこから、時の首相にじめついた批判をするのが趣味でした。
そんなことをねちねちと十数年やっていたら、リベラルメディアに「首相にしたい政治家ナンバーワン」になっちゃったのが悲劇のはじまりです。
フツーでしたらこんな極小派閥からは首相になれませんが、岸田氏が自民党をぶっ壊すとばかりに派閥解体を掲げたためになんと首相に。

こういう人だから責めないで下さい。
認証式で腹出していようと、他国の元首と挨拶するときに座ったままだろうと、首脳たちが会話しているときにひとりポツンとスマホをポチポチしていようと、習近平の両手をしっかりと握ってしまってへりくだろうと、居眠りをしようと喰い方が汚かろうと(まだあるのか、長いなぁ)、そんなことがなんだと言うのですか。
それこそが年老いたまま成長しなかったオタクの正しい姿なのです。
すべて、彼がそういう人間、つまり首相になんぞしてはいけない人物だと初めからわかっていて総理にした自民党の責任です。

 

 

 

 

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