バイデンのドラ息子、やっぱり恩赦
どこのウチにもバカ息子はいるもんでございます。
ただそのていどがヒドイかどうかだけのこと、といえばそれっきりです。
ハンター・バイデン氏は隠れることなきバカ息子です。
しかも毛並みのいいバカですから始末におえない。
ヤク中で、カネにだらしなく税金も収めない、下半身の管理もズサンで境界を越えてアチラに行ってしまうこともしばしばあった人のようです。
ハンターの父親が、民主党の大物だったことがよかったのか、悪かったのか。
この人の人生は初めから血族がらみです。
父親の願いを一心に受けた兄貴のボーが、母親の運転する自動車事故で死亡。
父の長男に託した思いは全部この次男に降りかかってきます。
まことに迷惑でしょうが、米国の名門にはよくある話で、JFKも兄の死で似たような苦悩を味わっています。
ただケネディ家と違うのは、親父がメロメロの大甘だったというところです。
パパ・バイデンが息子がエールを卒業した後に押し込んだのが、親父の政治キャンペーンへの主要献金者のひとつでした。
たちまち伜は副社長に昇進。
その後は親父のコネで米国商務省に勤務したり、ワンシトンでロビイストをしています。
そのあたりからパパ・バンデンの外交人脈の一部と化していきます。
ウクライナの親露政権当時はウクライナの石油会社の役員となり、中国でも同様のバイデン人脈の一部で動いています。
たぶん、次期政権が暴くかもしれませんが、この間の怪しさは相当なもんです。
今回のパパによる息子の赦免は、バイデン政権の最後を飾るにふさわしい負のモニュメントになるでしょう。
なんせ大統領の息子なら、当然ギルティになることでも特赦されるのですから。
バイデンはこう述べています。
「今日、私は息子ハンターの恩赦に署名しました。就任以来、司法省の決定に干渉しないと約束してきましたが、息子が選択的かつ不公平に起訴されるのを見てきました。ハンターは他の人々と異なる扱いを受けました。彼のケースは、私の政治的対立者が攻撃のために引き起こしたものであり、司法省との合意が法廷で崩れました。ハンターが私の息子であるために特別に扱われたことは明らかです。私はこの決定を下すにあたり、正義が政治によって歪められたと感じました。アメリカ国民がこの決定を理解してくれることを願っています」
バイデン米大統領、次男ハンター氏に恩赦 「国民が理解してくれると願う」 - BBCニュース
BBCは、その罪状についてこう書いています。
「アメリカのジョー・バイデン大統領の次男、ハンター・バイデン氏(54)が銃の購入や所持をめぐり3件の連邦法違反の罪に問われた裁判で、東部デラウェア州連邦裁判所の陪審団は11日、すべての罪で有罪とする評決を出した。現職の米大統領の子どもが刑事裁判で有罪とされたのは初めて。
ハンター氏は、2018年10月に拳銃「コルト・コブラ・スペシャル・リボルバー」を購入した際、「違法薬物の違法使用者や常習者」ではないと虚偽申告したとされる。
連邦政府の身元調査で薬物使用についてうそをついたとして2件の罪に、薬物中毒の状態あるいは薬物を使用した状態で銃を所持したとして1件の罪に問われた。
ハンター氏は2021年に出した自著で、若いころ、クラック・コカインのヘビーユーザーだったと認めている」
(BBC2024年6月12日)
バイデン氏の次男ハンター氏に有罪評決、現職大統領の子どもで初 銃所持などめぐり - BBCニュース
下写真が、そのときの法廷に入るハンターの姿です。
お袋に手を引かれ、女房に手を繋がれ・・・、まぁ悪いとは言いませんがカッコワル。
お前の裁判だろ、母親と女房連れて入廷するんじゃねぇよ、と思いません。
BBC
そして母親と妻の願いも虚しく全部有罪。
今回特赦にあずかったのはこの部分です。
しかしまだこのドラ息子には犯罪のすそ野があるようです。
特に重くみられているのが巨額の脱税です。
訴状によると、ハンター被告は2016から2019年に、少なくとも140万ドル(約2億円)の連邦税を逃れようと画策したとされています。
「検察当局は、ハンター被告が「麻薬、コールガールやガールフレンドたち、高級ホテルや賃貸物件、外車、衣服、その他の個人的なもの、要するに税金以外のすべて」には金を使ったが、適切な納税には使わなかったと主張している。
(BBC 2024年6月12日)
バイデン氏の次男ハンター氏に有罪評決、現職大統領の子どもで初 銃所持などめぐり - BBCニュース
本来はむしろこれが本丸ですが、伜が父親のコネを使ってウクライナと中国の取引で巨額の利益を得たとするものです。
その一部は父親の選挙資金に流れたはずですが、ことは国際関係も絡むのでトランプ政権がこれを引きずり出すかどうかわかりません。
今回の恩赦は民主党議員やリベラルメディアにすら評判がよくありません。(当然ですが)
そりゃそうでしょう、こんな親馬鹿を許したら、トランプ訴追はいったいなんだったのかということになりますからね。
とまれ、これで終わったわけではありません。余罪があまりに多いからです。
自身をつつきまわされたトランプは、就任したらすぐにこの余罪をあぶり出して起訴するように命じることでしょう。
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