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2025年1月21日 (火)

トランプが日常になる日が始まった

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今日は深夜からトランプの就任式をみておりました。
当然といえば当然ですが、バイデンもカマラもいましたなぁ。役目柄とはいえ罰ゲームみたいです。
そういえば、カマラは副大統領兼上院議長としてトランプの当選確定を議会で宣言することまでやらされて、少々同情しております。

【ワシントン=塩原永久】米大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ氏(78)が20日(日本時間21日未明)、首都ワシントンの連邦議会議事堂で宣誓し、第47代大統領に就任した。トランプ新政権高官によると、トランプ氏は就任後に国家非常事態を宣言し、国境管理の厳格化やエネルギー増産などの公約実現に乗り出す。バイデン民主党政権が取り組んだ多様性を推進する政策も取りやめるとしている。
新政権高官は20日、メキシコ国境の管理強化などを巡り、トランプ氏が就任後に10本の大統領令を出すと明らかにした。非常事態を宣言して軍の動員を可能にする。多様性・公平性・包括性(DEI)を推進する政策を停止する方針だとした」
(産経1月21日)
トランプ氏、第47代米大統領に就任 国境管理の厳格化やエネルギー増産の非常事態宣言へ - 産経ニュース

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トランプ氏、第47代米大統領に就任 国境管理の厳格化やエネルギー増産の非常事態宣言へ - 産経ニュース

式典は議会内広間で行われました。
理由は、ワシントンでは極寒が予想され、最低気温は摂氏零下11度、最高気温は零下5度の見通しで、こんななかでやると不測の事態がおきかねないということのようです。

なんでも無理やりに屋外でやって、長たらしい演説をして死んだ大統領もいたとか。

いうまでもなくこの議会広間は、2021年1月6日に暴徒によって襲撃されて大惨事になった場所です。
こういう場所でやったのは、たぶんまぁ意図的なんでしょうかね。
たぶんトランプはこういうリベンジのメタファーを好むことでしょう。

これまでに事件に関わった1500人超が警官への暴行や器物損壊の罪などで起訴され、そのうち半数が実刑判決を受けており、トランプ自身も事件を扇動したとして下院で弾劾訴追されましたが、上院で無罪評決となっています。
今回一部を恩赦するとしていますが、違法行為は違法行為として裁かないとトランプが大好きな法と秩序は守れませんけどね。

私にはトランプの2期目を讃える気はいささかもありません。むしろ警戒しています。
カマラがあまりにひどかったから、民主党リベラルがあまりに欺瞞に満ちていたから再び大統領になったにすぎません。
グリーンランドの一件などまるでやっていることはロシアですし、中国の習近平とはすぐに電話会談したとか。

第1期の大統領安全保障補佐官で、激しく対立して追い出されたジョン・ボルトンはこう言っています。

「2期目も、(1期目と同じく)混乱することになると思う。それがトランプ流のやり方だからだ。中国に60%の関税を課すと言ったかと思えば、今度はメキシコ湾をアメリカ湾に改名すると言い出す。次は、紛争をやめさせようとして、イスラエル政府に対してガザでの停戦に同意するよう迫っているが、これはバイデン氏が7カ月も前から取り組んできたことだ。
(中略)というわけで、トランプ政権は大荒れになるだろう。国内政策についても多くの点で同じことが繰り返されることになると思う。何しろトランプ氏には、大統領という職務に必要な規律が欠けているのだから」とボルトンは語った」
トランプ新政権はどうなる? 元側近スティーブ・バノン氏が予測、「歴史に残る2つのこと」とは?|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

だろうな、と私も思います。ただし、2期目はボルトンやマチス、ポンペオのような優秀な止め男がいませんが。
悪魔視も過剰な期待も不要です。是々非々で見ていくしかないでしょう。

などと言っていたら、トランプ政権移行チームがさっそく始めました。

「[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ次期米大統領の政権移行チームが、国務省のキャリア官僚10人超に辞任を要請したと、米当局者2人が明らかにした。国務省ナンバー3とされたジョン・バス次官(管理担当)も含まれるという。
当局者1人によると、国務次官および次官補レベルの職員全員が辞任を求められた。これは事実上、国務長官以下にある2層の上級職員員全員を意味する」
(ロイター1月21日)
米国務省キャリア官僚10人超に辞任要請、トランプ氏チーム=当局者 | Start Magazine

各省庁で無慈悲にスイングドアが開いて、リベラル官僚たちを追い出していくようです。
とまれ今日からトランプが日常となります。

 

※改題しました。

 

 

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コメント

 「トランプの日常」はきっと、驚かされる状況が頻出するんでしょう。
けれど例えば、ウクライナ問題に関しても、あっという間に前言撤回して来るところも持ち味かと。逆に、聞く耳持たないプーチンに対し、ウクライナへの支援を厚くする事すら実効しそうです。(親露派の諸君には残念でしたね)

WHO脱退やパリ協定離脱は既定路線。奇抜にも思える予測不可能性とスピード感を持ち味としてグイグイ来るのはいいが、我が国の外務省はアタマが痛いはず。ルビオが国務長官に承認されてほっと一息、なんて報道もあったけど、どっこいルビオはバリバリの反共主義者。中共との馬鹿なバランス外交路線などありえない状況になるんじゃないでしょうか。

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