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2025年1月27日 (月)

山路敬介氏投稿 宮古島市長選に見る「オール沖縄」という概念の消滅その1

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                             宮古島市長選に見る「オール沖縄」という概念の消滅
                                                                          山路敬介


 さる1月19日投開票の宮古島市長選において、オール沖縄現市長である座喜味一幸しが敗れ、座喜味氏の下で副市長職を務めていた保守側の嘉数登氏が当選するという、ある意味「意外」な結果で終わりました。
その「意外」の第一は、現職の座喜味市長は二期目をうかがうところであった事。全国首長の再選率は84%を超えるとされており、特段の失政も見当たらない座喜味氏が敗れたのはなぜか?

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沖縄テレビ

第二に、宮古島市では保守系と革新系がほぼ拮抗するものの、一対一の決戦である場合ならば保守派がやや有利、という見方が従来の不文律でした。
ただ、この不文律は昨年6月の県議選時点において、すでに崩れていたという見方があります。県議会議員席は宮古選挙区においては二議席で昨年6月まで、その一を自民党の下地康教氏が、二議席目をオール沖縄の国仲昌二氏が占めていて、これがしばらく定席になるだろうと思われていました。そこへ現職下地廉教氏と同じ保守系の新里匠氏が立候補したのです。

従来の常識ならばこれでオール沖縄の国仲昌二氏が安泰で、下地、新里の一騎打ちとなるものと思われました。ところがなんと、オール沖縄側の国仲昌二氏が落選。自民・保守系が二議席を占めたのです。ちなみに、ここで落選した国仲昌二氏が負けた翌日に何を思ったか、次の市長選(今回の)に立候補すると宣言してしまいます。

県議選と違い、市長選は一議席をめぐる戦いです。
であるならば、保守自民党は何より候補を一本化する事こそが必勝の道なので、誰をその候補にするかが大問題となりました。
県会議員二人が保守系になった事が逆にアダとなり、新里匠県議が若い前里光健前市議を担ぎ出し、下地康教県議は副市長を辞任した嘉数登氏の後ろ盾となります。

続いて市議の一部から推された元県職の下地明和氏が出馬表明します。さらに二名が加わり、保守自民系か保守系と思われる計5名が立候補への意思表示をする事態となりました。
ここで推薦する候補者を一本化するべく、昨年末には候補者選考委員会を設置。数度会合を開きますが、食い違いや「選考委員会のやり方に問題あり」との声があがり、全然まとまりません。

ここまで混乱すると、頼みの西銘恒三郎衆議院議員も存在感を示せませんでした。やむなく選考委員会は解散し、最終的に「自主立候補」と決定する有様となったのです。さらに悪い事に自民党の推薦が出せないなか、その事を理由に公明党もやむなく自主投票を決めてしまいます。
ここでオール沖縄側は先の県議選で落選した国仲昌二氏を説得。国仲氏を市議補選に回らせ、意思を隠して意欲も見せなかった座喜味現市長に候補は一本化され、二期目の立候補宣言・決意表明をします。

保守が一本化出来ないのなら、勝機は革新・オール沖縄側にあります。
座喜味市長は公明側とも関係が悪くなく、自主投票なら、公明からかなりの票を取り込めるとの思惑もあったでしょう。
対立する革新系の市議からは「保守の分裂が現職のいちばんの応援団だ」との、高笑いともとれる発言が出て来ます。

                                                                                                                                             (続く)

        

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