ゼレンスキーが戦争を始めただって?
退院開けで、まだ頭に霧が掛かっていますが再開しましょう。
病院のテレビでトランプの吹っ飛んだ発言を聞いてげんなりました。この男は頭がおかしくなったのではないか、今回のトランプのウクライナを巡るイカレた発言を見てそう思いました。
彼はこう言っています。
「今回の言葉の応酬は、トランプ氏が18日、フロリダ州の私邸マール・ア・ラーゴで記者団に対し、戦争が始まった責任がウクライナ側にあるかのような発言をしたことが発端だった。
トランプ氏は、裏切られたと感じているかもしれないウクライナの人々へメッセージはあるかと、BBCの記者から尋ねられると、ウクライナは交渉の場に自分たちの席がないことに「気分を害している」ようだが、「この3年間、そしてそれよりもずっと前から席はあった。(戦争は)かなり簡単に解決できていたはずだ」と答えた。
さらに、「そもそも(戦争を)始めるべきではなかった。取引できたはずだ」と述べた。
2022年2月に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ侵攻の開始を決めたことには言及しなかった」
(BBC2月20日)
トランプ氏、ゼレンスキー氏を「独裁者」と 「偽の情報空間に生きている」との批判に反発 - BBCニュース
このトランプ発言の背景を説明しないとフェアではないでしょう。
米国がサウジでロシアと頭越し和平交渉をしたことに対して「ウクライナが裏切られたと思わないか」という質問に答えた中でトランプは「ウクライナが戦争を始めるべきではなかった」と言い放ったわけです。
ウクライナが始めたですって?この人大丈夫か。
2014年2月20日に国境を越えて侵攻したのはどこのどいつなんでしたっけね。
あ、そうそう日米戦争は、米軍が横須賀をスネークアタックして始まったんでした。
加害者と被害者の区別すらつかないやつが仲介なんてできるはずがありません。
トランプ氏、ゼレンスキー氏を「独裁者」と 「偽の情報空間に生きている」との批判に反発 - BBCニュース
さてトランプがいま進めているウクライナ和平交渉で、はじき出されているふたつのものがあります。
当事国のウクライナと、今まで支援を続けてきた一衣帯水のヨーロッパ諸国です。
つまりトランプはプーチンとだけ交渉してウクライナ和平交渉を進めようとしているわけです。
「アメリカのキース・ケロッグ・ウクライナ特使は、17日にサウジアラビアで行われる会談にウクライナが参加すると述べていたが、情報筋によると、ウクライナの代表団は出席しないという。
欧州首脳も協議に招かれていない。17日にはフランスのエマニュエル・マクロン大統領が急きょ招集したパリでの欧州首脳会議に、各国首脳が集まる予定。そのため、ウクライナに関する和平交渉から欧州締め出されることへの懸念が高まっている」
(BBC2月17日)
米ロ会談にウクライナ「呼ばれていない」 ウクライナ高官がBBCに明かす - BBCニュース
当事国が参加しない和平会談などありえるのでしょう。
仮にあったとしても、ウクライナが参加を許されないような会談で、どんなことをプーチンとだけ談合して決めようと無効です。
トランプはその理由を、ゼレンスキーは「選挙で選ばれていない独裁者」だからだと言っています。
「トランプ氏は投稿で、ロシアの侵略を受けて延期されているウクライナ大統領選の実施を、ゼレンスキー氏が「拒否している」と主張。同氏の国内での支持率は「とても低い」と決めつけ、「(同氏が)優れているのはバイデン(前米大統領)を上手に操ることだけ」だと述べた。
その上でトランプ氏は「選挙をしない独裁者のゼレンスキー氏が早く行動しなければ、国を失うことになるだろう」と恫喝(どうかつ)。18日にサウジアラビアで開催された米露外相級協議を念頭に「戦争終結に向けたロシアとの交渉はとてもうまくいっている」とし、ウクライナや欧州抜きでの協議に自信をみせた。
2月12日にロシアのプーチン大統領(以下、プーチン)と電話会談をしたあと、米露双方とも具体的な内容は明かさなかったものの、この電話会談を高く評価した。しかし、その方向性がどのようなものであったかは、2日後のトランプの発言によって推測される」
(産経2月20日)
「選挙をしない独裁者」トランプ氏がゼレンスキー氏を非難 米露協議への不満に意趣返し - 産経ニュース
これは元英国首相のジョンソンは、自国が攻撃を受けている戦争中に選挙ができないのは英国も一緒でそれで「独裁者呼ばわりするのはおかしい」と言っていますが、そのとおりです。
米国も大戦中にルーズベルトが死去しましたが、副大統領がそのまま昇格しているだけのことです。
そもそもウクライナは東部、南部の4州とクリミアはロシアの軍事占領下にあるので、まともな選挙ができるはずもありませんし、どうやって気投票用紙を配れとでも言うのでしょうか。
よもやロシアがウクライナ大統領選挙に介入しない紳士だとでも。
ロシアが自国に編入したと宣言している地域に、ウクライナ大統領選挙の投票用紙を配ってくれるとでも。
現実に実行不可能なことを理由にして、「選挙で選ばれていない独裁者」はないもいです。
トランプはゼレンスキーを露骨に替えたがっています。
それはゼレンスキーが、思惑どおりに動いてくれない頑固者だと考えているからでしょう。
そして支援の対価としてレアアース権益の米国への譲渡を要求して、ゼレンスキーに拒否されました。
「ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ウクライナ戦争の早期終結を訴えるトランプ米大統領について「ロシアの偽情報に取り込まれている」などと批判した。トランプ氏がウクライナ支援の対価として5千億ドル(約76兆円)相当のレアアース(希土類)権益の譲渡を求めていることに関しても「国を売ることはできない」とし、容認できないとの立場を示した」
(産経2月20日)
「選挙をしない独裁者」トランプ氏がゼレンスキー氏を非難 米露協議への不満に意趣返し - 産経ニュース
よくも吹っ掛けたもんです。トランプ、あんたは火事場泥棒ですか。
和平してやるからオメーの国のレアメタルの権益寄こせですか、絶句します。
張り倒してやりたい。
要はトランプはバイデン政権をくさしたいだけです。
トランプはバンデンがウクライナをNATO加盟させてやるといったから戦争が起きたのだ、と言っています。
「ドナルド・トランプ米大統領は、ジョー・バイデン前大統領と、ウクライナがNATOに加盟する姿勢を、ロシアのウクライナ戦争のせいにしている。トランプは、バイデンがウクライナのNATOへの野望を支持したことで、ロシアが紛争を開始するように仕向けたと強調した。
トランプは、「プーチン大統領のずっと前から、ロシアは、それが戦争が始まった理由だと私が信じているという事実に対して非常に強かった。なぜなら、バイデンが出て行って、NATOに加盟できると言ったからだ。彼はそんなことを言うべきではなかった。彼がそう言った瞬間、私は思った、あなたは何を知っていますか?これから戦争が始まります。そして、それは正しかったです。これは、私が大統領だったら決して起こらなかった戦争です」
トランプはロシアのウクライナ侵攻についてバイデンを非難し、NATO加盟をめぐって戦争が始まったと述べる - Firstpost
なるほど、そこですか、結局バイデンがウクライナをNATOに参加させてもいいなどと言うから戦争が起きたのだと言いたいようです。
プーチンが戦争を始めたのは、プーチンがウクライナに対して、なんと言って侵略を仕掛けたんでしょうか、思い出してみましょう。
ウクライナは国じゃねぇ、あいつらはネオナチ国家で、ロシア系国民を虐待し、さらにはNATOとつるんでロシアに攻撃をしかけているんだぁぁ、でしたっけね。
ロシア軍がウクライナの産院を爆撃したのも、あそこがネオナチのアジトだったからだぁ、なんて言ってませんでした。
ネオナチ相手なら、病院を患者もろとも爆撃しても許されるようです。
よくロシアフレンドはアゾフ大隊を引き合いに出して、見よこれがウクライナがネオナチの証拠であるぞよ、と麗々しく写真つきで登場させますが、そんなにネオナチって国家を乗っ取るほどすごかったんですね。(わけねぇだろ)
秘密外交文書を読んだことが自慢の佐藤某など、なにかといえばウクライナはネオナチ国家だと言い続けていましたっけね。
あるいは、例のミンスク合意をウクライナが破ったからだとも言っています。
叛乱を起こしてプーチンに殺されたブリゴジンは、こんなことを暴露しています。
「テレグラムに投稿した動画で、ロシアがウクライナ侵攻を始めた「2月24日に起きたことは日常茶飯事にすぎない。国防省は国民と大統領を欺こうとし、ウクライナからとんでもない侵攻があり、北大西洋条約機構(NATO)全体でロシアを攻撃することを計画していると説明していた」と述べた。
さらに「戦争はショイグ国防相が元帥に昇格するために必要だった。ウクライナを非武装化し、非ナチ化するためには必要ではなかった」と強調。エリート層の利益のためにも戦争は必要だったという見方も示した。
また、ロシアは侵攻に踏み切る前にウクライナのゼレンスキー大統領と協定を締結できたはずだったほか、戦争ではロシアで最も有能とされる部隊を含む何万人もの若い命が不必要に犠牲になった」
(ロイター2023年6月24日)
ウクライナ戦争、軍上層部の「うそ」が根拠に ワグネル創設者が非難 | Reuters
トランプは信じがたいことに、プーチンの「NATOが攻撃してくる。ウクライナのネオナチを一掃し、非武装化せねばならない」という嘘を丸呑みしているのです。
ブリゴジンは事前にウクライナとロシアがNATO非加盟の約束を取り交わせれば侵攻せずに済んだという言い方をしていますか、それはないでしょう。
似たことをトランプは「オレなら侵攻させなかった」と言っていますが、そんなことはありえません。
プーチンは2022年9月30日の4州併合集会演説でこんなことを言っています。
西側は、ロシアを「攻撃、弱体化、分割」しようとしており、その背景にある動機は「新植民地主義システム」を維持し、そこから得られる利益を獲得し続けることだ」とするように、強い被害者意識とそれからくる反西欧主義である。
西側が世界に寄生し、世界から略奪し、人類から年貢を集め、繁栄の主たる源を絞り取ることを可能にする新植民地主義だ。
彼らはわれわれが自由になることを望まず、植民地にしたいのだ。
対等な協力を築きたいのではなく、略奪したいのだ。われわれをロシア人を魂のない奴隷の集合体にしようとしている、と考えています。
したがってウクライナ戦争とは、「偉大なロシア」を西側に抹殺されないための防衛戦争であって、「ロシアの言語や文化を守る戦い」なのだと位置づけます。
根深いロシア人の西欧コンプレックスと被害者意識丸出しです。
そして演説には登場しませんが、アレクサンドル・ドゥーギンの影響を強く受けています。
プーチンの外交政策には、「ロシアが支配するユーラシアの成立」 を唱えるドウーギンの影響が濃厚にあります。
ですから、プーチンは脳内妄想が募って侵略行為に及んだのです。
これは現実の外交とは無関係ですから、あの時点で侵攻しなくても別の機会にかならずしたはずです。
NATOうんぬんは上ッ面の説明でしかありません。
こんなことはトランプはキライでしょうが国務省かCIAに尋ねればすぐに教えてくれることです。
このプーチンの西側への呪詛は、西側社会にも存在する反グローバリズム思想と好一対ですから、トランプとこのあたりで共鳴しているのでしょう。
そのせいか日頃、「影の政府」とか反グローバリズムといっている人たちは揃ってロシアンフレンドとなってしまいました。
おそらくトランプは思想的には保守自由主義よりこちらの方に親近感があるはずです。
憎きバイデンの外交政策と絡み合わせて、ゼレンスキーを侮辱しています。
どうしようもない小物感。絶望的視野の狭さ。どぎついまでの自国利益の主張。そして汚らしい口調。
おいルビオ、少しはあんたらの親方をまともにしてくれよ。
いまや自由世界の恥です、あいつは。
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遂にロシアの手先・代理人にまで堕ちてしまったアメリカ大統領
ロシアゲート疑惑があった人物だから元々そうだったのかもしれないが軽蔑する
ああ、マティスやポンペイオ、ペンス、ボルトンよ、アメリカの外交と国防をなんとかしてくれ
投稿: 中華三振 | 2025年2月21日 (金) 07時59分
トランプ=「ウクライナは戦争を始めるべきではなかった」
ジョンソン元英首相=これは、「米が真珠湾で日本を攻撃した(のが発端)と言うのと同じ事」
また、トランプによれば「プーチンは戦争をやめたいと考えていて、ウクライナ全土の支配など望んでいない」とか。
ところが、米欧の情報当局からは真逆の報告書が提出されています。
ゼレンスキーは「トランプはニセ情報の中で生きている」と言っていて、まさにその通りだと思います。
イーロン・マスクやトランプ・ジュニアも度々ロシア発のプロパガンダに引っ掛かってます。トランプがまさかここまでアホだったとは思いもよらず、こんなのに抜擢されたルビオのキャリアもお終いかも知れません。
ゼレンスキーは停戦に応じる事はないし、国民の70%は(NATO加盟など)安全の確証がなければならないとしています。
また、国民の大半は今すぐの大統領選を望んでいません。
そりゃそうでしょう。国民の三分の一が国外退避か難民となっている現状で、出来るわけがありません。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2025年2月21日 (金) 16時54分
妻やら息子やら孫やらは何も言わんのですかね…皆まとめてお馬鹿さんなんですかね…
投稿: ねこねこ | 2025年2月21日 (金) 20時33分