「〝事件〟が起きたのは、会談が想定通りに進み、終盤に差し掛かったときだった。セーフガード(緊急輸入制限)の話に触れると、トランプ氏が「米国は安全保障上、日本を守っているのに、なぜ米国産牛肉が高いのだ? オーストラリアが日本を守っているわけではないのに、オージービーフは安い」と不機嫌になった。
そして、トランプ氏がいきなり、「Stupid deal(ばかばかしい交渉だ) Deal is off!(交渉はなしだ!)」と怒りを爆発させ、席を立ってしまったのだ。
首脳会談に備え、日本の茂木敏充経済再生相(当時)と下交渉を行っていたライトハイザー通商代表(同)の顔から血の気が引いたというから、トランプ氏の豹変(ひょうへん)は米国側にとっても予定外のトラブルだっただろう」
(産経3月9日)
安倍時代の日米決裂危機 トランプ氏説得秘話 ウクライナの事態人ごとではない 岩田明子 さくらリポート - 産経ニュース