• 20250709-165456
  • 20250709-165802
  • 20250709-033302
  • 20250708-030801
  • 20250706-162259
  • 20250706-164228
  • 20250707-003356
  • 20250707-005030
  • S-099_20250705023801
  • S-106_20250705023901

« BYD、第2の恒大になるか? | トップページ | 日曜写真館 あじさいに 絞り下ろしの 水絵具 »

2025年6月14日 (土)

イスラエル、イランの核施設を攻撃

030

イスラエルがイランの核施設を先制攻撃しました。
延べ200機近い航空機が参加したと報じられています。
一方イランはドローンで報復しました。


「イスラエルは13日未明(日本時間同午前)、イランの核関連施設などを攻撃したと発表した。イランの首都テヘランでは、爆発音が響いた。イラン国営メディアは、市民や軍関係者らに死者が出たと伝えている。イランは報復する考えを示しており、イスラエルは全土に非常事態を宣言した。イランは同日、少なくとも6人の核科学者が殺害されたと認めた。イスラエル・メディアは同日午後、イランが発射したドローン(無人機)はすべて迎撃したと伝えた。
テヘランでは現地時間午前4時過ぎに爆発音がした。その直後、イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は、同国軍がイランを攻撃したと発表。「非常に近い将来」に反撃が予想されるとし、全土に非常事態を宣言した」
(BBC6月13日)
イスラエル、イランを攻撃 核関連と軍の施設と説明 - BBCニュース

20250613-231024

XユーザーのEmanuel (Mannie) Fabianさん: 「The IDF releases footage showing Israeli Air Force fighter jets heading out for the strikes in Iran this morning, as well as landing following the attacks. https://t.co/1xbif5i8gK」 / X 

攻撃したのはイランの核施設で、イランは核爆弾9~15個と、それを乗せるためのミサイルを製造していました。
イスラエルはこれ以上座視できないとして、かねてから予告していた「先制攻撃」に踏み切ったようです。

「イスラエル軍によると、イランのウラン濃縮にとどまらず、いよいよ核兵器のあらゆる部品製造にも着手しており、その数、少なくとも9個分(メディアによっては15個分)と報告されていた。
このため、イスラエルは、もはやこれ以上躊躇することはできないと判断。
イランがこれまでから、公にイスラエル攻撃を主張してきたことから、イスラエルは今回の攻撃を「先制攻撃」だと強調した」
(Times of Israel6月13日)
「緊急の作戦上の必要性」:イスラエルがついにイランの核施設を攻撃した理由 |

ネタニヤフは、攻撃の前日に嘆きの壁に行って祈りを捧げ、そこに一枚の紙を置いています。
そこにはこのような旧約聖書の一節がありました。

「見よ。この民は雌獅子のように起き、雄獅子のように立ち上がり、獲物を食らい、殺したものの血を飲むまでは休まない」
(民数記23:24)

ここからこの作戦名「立ち上がる獅子」(Rising Rion )が取られたようです。
いかに乾坤一擲の戦いだったか、分かろうというものです。 

この時期を選んだのは、直前の12日にIAEA(国際原子力機関)が理事会を開催し、イランが核合意に違反しているとの欧米4カ国(米英独仏)の訴えを加盟国35カ国で採択を行ない、賛成19、反対3(ロシア、中国)、棄権11カ国、不投票2カ国で、可決となったことを受けています。

攻撃対象は、モサドがかねてからイランに潜入して調べ挙げていた核施設とミサイル基地群です。
下写真は攻撃を受けたナタンズの核濃縮施設です。

20250613-232631

Satellite image show key Iranian nuclear facilities before Israeli attack Satellite Image ©2025 Maxar Technologies ナタンツの核施設
「イラン中部イスファハン州にあるナタンズの核施設は、地上と地下に建設されたイラン最大のウラン濃縮施設です。
2002年8月、イランの反体制派によってその存在が暴露され、イランが秘密裏に行っていた核開発が発覚するきっかけとなりました。
2015年の核合意によってウラン濃縮はこのナタンズの施設に限定され、濃縮度の上限も3.67%に制限されましたが、2018年にアメリカのトランプ前政権が合意から一方的に離脱するとイラン側は反発し、2021年からは濃縮度60%のウランを製造・蓄積しています」
(NHK6月13日)
イスラエルが核関連施設に“再び攻撃” イランは報復宣言 なぜ対立 原油価格や日経平均株価などにも影響 | NHK | イスラエル
20250613-233340

イスラエル空軍の攻撃前にモサドはイラン防空網をドローンなどで破壊したために、イスラエルは事前に領空内の攻撃の自由を確保していたようです。
ナタンツの核施設は火災が確認されていますが、地下濃縮施設は地中50mに設置され、厚さ約7.6mのコンクリートシールドで保護されているとされています。
また、最新施設は超深層地下化されており、従来の貫通兵器では破壊が困難とされていますので、イスラエル空軍が地中貫通爆弾を使用したとしても、どのていどの被害を与えられたのかは不明です。

なお、この攻撃でIRGC(イラン革命防衛隊)のフセイン・サラミ、イラン軍参謀総長のモハンマド・バグリなど主要な指導者たちと、核計画の主任科学者が死亡したとイラン国営放送が報じています。
米国には事前に通告されていたようです。

 

« BYD、第2の恒大になるか? | トップページ | 日曜写真館 あじさいに 絞り下ろしの 水絵具 »

コメント

ハマスやヒズボラを弱体化させたから、次は本丸ということですね。しかも核開発は相当に進んでいたから。

イランも報復で弾道弾大量に撃ち込んでるようです。
どうなるやら。。原油は直ぐに値上がりしたようてすが。

反核団体はまたダンマリですか。この重大な事件に対して。

もはやカオス…
どうなるか見通せないですが20年くらいでイスラエルという国はなくなるでしょうね
モサドやらスゴイのはわかりますが、長期の見通しとか無いんでしょうかね?
空爆で核開発を止められる訳も無く地上侵攻も出来ないのにどうするんでしょう
イランの報復に錦の御旗を与える効果しか無い攻撃にしか思えん
まだイラン国内で特別軍事作戦やったほうが良かったと


イスラエルに、ウクライナの蜘蛛の巣作戦みたいな練りに練った特殊作戦なんでできようもないですしね…中途半端な戦争始めて、核開発も阻止できず、あっけなく滅んで終わり。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« BYD、第2の恒大になるか? | トップページ | 日曜写真館 あじさいに 絞り下ろしの 水絵具 »