勝てもしないが、大敗もしなかった自民
ゲル首相はほっとしているでしょう。
都議選は大敗とメディアは囃していますが、あんな程度の負けでは勝ったも同然です。
都連の幹部は厳しい結果などと脂汗を流して見せますが、内心は違うでしょうに。
「22日に投票が行われた東京都議会議員選挙で、小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会は31議席で第1党となりました。一方、自民党は過去最低の議席数となり、第1党を維持できませんでした。また、国民民主党と参政党が初めての議席を獲得しました。一方、公明党は9回連続の全員当選はなりませんでした」
(日経6月22日)
東京都議選、都民ファーストが31議席で第1党奪還 自民は最低21議席 - 日本経済新聞
自民はせめて23議席とりたかったようですが、あえなく21議席。
こんな程度で済んだと、実は勝利と総括しているんじゃないかしら。
自民は「裏金問題で負けた」なんて言っていますが、それをメーンの追及テーマとした共産党も同様に19議席が5議席源票を減らしていますから、いまさら賞味期限切れの裏金もないもんでしょうに。
そう言えば、やや驚いたのが既成野党の皆さんの停滞ぶりです。
公示前に19議席だった共産党は5議席減らして14議席と敗北しました。
「自民に逆風」「裏金問題で大ピンチ」とメディアが応援してくれているのちこのざまです。
共産党票を食ったのは立憲で、5議席増やして17議席ですから、左翼支持票総体には変わりがナカッタということになります。
国民民主は0議席が一気に9議席ですが、かねてからの持論だったガソリンの暫定税率をとっとと追及すればこんなもんじゃなかったはずです。会期終了直前にやりやがってやる気あんのか。
ちょうど選挙期間がイラン問題で火を吹いて、瞬く間に80㌦を越えるというご時世が到来したのですから、この問題で政府に食い下がっておけばね、と思いますが、もう遅い。
この党の現役世代の負担軽減という目のつけどころは大変グッドなのに、勝負勘がないというか、なんというか、かんじんな時に反ワクチン活動家を擁立して、自ら支持層を減らしました。もうちょっとなんとかしてください。
参政党なんてパッチモン政党が議席を得たとメディアは騒いでいますが、まさに徒花。
あんなモンが国政政党だというだけで恥ずかしい。
同じく百田党も沈没。あれだけ盛大に内ゲバをやっていたら、もうこの先メはない、早く解散しちゃいなさい。
文化人は政党なんかやるな、見苦しい。
というわけで、これで参院選はだいたい見えて来ました。
自民は壊滅的とまでは言えないにしても敗北は必至、維新とれいわはサヨウナラ。
保守党はハナから問題にならず、参政党はちびッと議席を確保、共産党の減った分の左翼票を取り込んで立憲と国民民主は微増かしら。
自民は微減で「勝てはしないが、負けもしない」ということで、ゲル政権はズルズル続投し、減税ノー、チャイナ・イエスの森山翁の支配はまだ続く。
あ、そうそう、今回のトランプのイラン空爆のように、私の予想はしょっちゅうハズれますから気にしないでくださいね。
それにしてもつまらん。
ダイナミズムがないから内政は書きたくない、というところで今日はこのくらいで。
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国民や参政党が議席を得、再生の道は当選者すら出せなかったものの40万票をさらって行きました。さらに不記載問題にさらされるなか、自民はよくぞ9議席減でとどまったと言えるでしょう。
逆に自民党の底硬さを感じさせたと思いますね。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2025年6月24日 (火) 23時17分
今回の都議会議員選挙は目玉となる争点もなく、候補者が掲げる政策も大差ないように感じました。
私の選挙区は現職2人(2年前に補欠選挙で当選した2人)と新人2人の4人。
んー、正直言って投票したい人がいない。
仕方なく、流行りのマッチングで一番合致した自民党候補へ投票しましたが、見事に落選。
現職2人が当選。
確かに都議の裏金問題なんて気にもしません、マスコミや左寄りの人達は騒いでましたが、んーなんだろう生活騒音レベル。
何故か選挙区の投票率は前回より6ポイント以上増えました。それでも都全体の投票率に比べると4ポイントくらい低いです笑。
石丸率いる再生の風が投票率アップに貢献したような気がしますね。
自民党は石破内閣の影響が投票結果に出たと考えてます。国民民主は参院選の公認問題で崩れましたね、アレがなければもっと議席の確保が出来たかと。
参院選も似たような結果が待っているのではないでしょうか。
投稿: 多摩っこ | 2025年6月26日 (木) 11時51分