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2025年7月15日 (火)

なにが飛び出すか、トランプの「重大発表」

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14日といいますから今日ですが、トランプ御大のロシアについての「重大発表」があるとのことです。(ワクワク)
米国のニュースサイトのアクシオスは、「トランプ氏がウクライナへの新たな兵器の供与計画を発表し、モスクワにも到達可能な長距離ミサイルが含まれる可能性が高い」と報じています。

リークも一部されていて、共和党のリンゼイ・グラハムがこんな投稿をしています。

「ビッグニュース - 「今後数日間で、ウクライナが自衛するための武器と弾薬が大量に、記録破りの流れを目にすることになるでしょう。アメリカは、ヨーロッパのために大量の兵器を購入し始め、それらはウクライナに移転されるだろう。凍結されたロシアの資産に関するニュースから目を離さないでください-プーチンは私たちとヨーロッパが疲れることを望んでいましたが、それはまさに彼が致命的な間違いを犯した場所です」 —共和党上院議員リンゼイ・グラハム」
XユーザーのVisionerさん

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トランプ大統領「ウクライナに装備送るが支払いはEU」 「パトリオット」の追加供与を明言 14日にはロシアに関する重大発表へ(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース

まぁ、こんな程度の内容ならトランプは記者団に歩きながらしゃべっていますから、これが本命ではないはずです。
日経がこんな記事を配信しているのが気になります。

「トランプ米大統領は14日、ウクライナ侵略を続けるロシアを巡る「重大な声明」を発表する方針だ。米連邦議会はロシアへの追加制裁法案の月内可決を視野に動く。融和姿勢から圧力強化に転換するのか。政権発足から20日で半年になるトランプ氏の対ロ政策は岐路に立つ」
(日経7月14日)
トランプ氏、ウクライナに攻撃用兵器を供与か 米報道 - 日本経済新聞

パトリオットなどの防空システムや一定の支援予算は当然するでしょうが、ここで日経が書いている「米連邦議会はロシアへの追加制裁法案」という箇所がポイントです。
それはなにかといえば

連邦議会では、側近のグラム上院議員(共和)らが超党派で、ロシア産の石油や天然ガスなどを購入した第三国にも強い経済制裁と500%の関税をかける法案を提出している。これまでは強い関心を示してこなかったが、この日は法案について「検討している。完全に私の裁量に委ねられていて、可決も廃案もすべて私の裁量次第だが、真剣に検討している」と述べた」
(朝日7月9日)
トランプ氏、対ロ追加制裁「真剣に検討」 プーチン氏を「でたらめ」 [トランプ再来]:朝日新聞 

さらにこの制裁のターゲットが興味深い。
すばり中国です。

2022年にロシアがウクライナに侵攻した際、EUはロシア経済を弱体化させるため、ロシア産原油やガスの購入量を減らしました。
具体的には、ロシアとドイツなどを繋いでいたノルドストリームを止めたのです。
しかし結論を言えば、スカでした。
ロシアが中国やインドにディスカウントして輸出し、それがEU輸出ができなくなった分を充分に補ってしまったからです。

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読売

「中国が2023年にロシアから輸入した原油が、22年比で3・5%増の606億ドル(約9兆円)となった。ウクライナ侵略が始まる前の21年比で約5割増加しており、ウクライナ侵略で制裁を受けるロシア経済を中国が下支えしている構図が一段と明確になった。
中国税関当局の発表資料によると、サウジアラビアからの原油輸入額は22年比17・1%減の538億ドルと落ち込み、ロシアがサウジアラビアを抜き、中国にとって最大の原油の輸入相手国となった。原油の全輸入額に占めるロシアの割合は17・9%で、22年から1・9ポイント上昇した。ロシアからの天然ガスの輸入額も約6割増の64億ドルとなった」
(読売2024/01/22 )
中国の原油輸入、ロシアが最大相手国に…天然ガスの輸入額も6割増 : 読売新聞

ロシアが第2次大戦以降最悪の戦死傷100万人を越える大失血を被りながら、戦争が継続できるのは国家財源の大部分を占める原油輸出が「好調」だからです。
今回の2次制裁法案を主導している議員は、「この法案はロシアを貿易で孤立状態に追い込む。中国やインドが石油の購入をやめればプーチンの軍は機能しなくなる」と主張しています。
今回の法案が仮に施行されれば、ロシアへの直接制裁ではなく「セカンダリーサンクション(2次制裁)」として、ロシアを原油を買うことで事実上支援している中国を対象としています。
これが可決されれば中国とインドには500%の関税が課せられます。
実はトランプはこの2次制裁に尻込みしていました。なぜでしょうか。
たぶん影響が巨大だからです。

インドはちょっと置いて、中国を考えてみましょう。
今、バブルが弾けてデフレになっている中国にとって、選択肢はそう多くありません。
ダンコ拒否してプーチン原油を買い続けるか、ロシア産原油の輸入を停止するかです。
前者ですか、熱い中露連帯は、ロシアを大いに勇気づけるでしょうが、代償はとてつもなく大きい。
それは、中国経済が米国市場に輸出が不可能になり、経済の破綻を意味するからです。
そこまでしてプーチンの義理を果たすかどうか見物です。

後者ならば、中露派関係は冷却し、世界ならず者兄弟国家は、イランなきあと完全にバラバラになります。
大変にけっこうなことですが、安いロシア産原油を得てなんとか維持してきた中国経済がガタガタになるのは目に見えています。
実は3番目として、台湾侵攻というのも考えられなくはないのですが、やれば今のロシアと同じ制裁対象となるでしょから、経済は壊滅します。

つまりどっちにころんでもアウチです。

というわけで、なにが飛び出すか大いに楽しみではあります。
といってもあの人のことだから、大言壮語してなにもしないというのもありえますけどね。

 

 

 

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