イランなき中東世界
米軍のイラン核施設攻撃が当たった、いや当たらなかったと諸説入り乱れていますが、ま、いいんです。
なんなら、またやりますから。
当面、イランは負けた、そして今後は中東の攪乱要因になりえない、ということがイスラエルと中東諸国の間の共通認識となればよいのです。
すべてはそれを見越して「戦後秩序」について協議をしています。
7月7日にトランプがイスラエルに飛んで、ネタニヤフとそれについて最後の詰をするでしょう。
内容的のリークがありました。
「イスラエルとイランの停戦合意を受けて、ドナルド・トランプ米大統領はイスラエルとパレスチナの戦争を終わらせる具体的な計画を持っているようだと、イスラエルの新聞が本日報じた。「イスラエル・ハヨム」ガゼタ・エクスプレス紙が報じたところによると、同紙は月曜日と火曜日にトランプ大統領、ネタニヤフ首相、ドレマー氏、マルコ・ルビオ氏の間で行われた会談に関する情報に基づいているという。
①ガザでの戦争は2週間以内に終結する。終結条件には、テロ組織ハマスに代わって、アラブ4カ国(エジプトとアラブ首長国連邦を含む)がガザ地区を統治することが含まれる。
②世界中のいくつかの国は、ガザからの移住を希望する多くの住民を受け入れるだろう。
③アブラハム協定が拡大され、シリア、サウジアラビア、アラブ諸国、イスラム諸国がイスラエルを承認し、正式な関係を確立する。
④ イスラエルは、パレスチナ自治政府の改革を条件に、「二国家」概念に従ってパレスチナとの紛争を将来的に解決する用意があることを表明する。
⑤米国はユダヤとサマリアにおけるイスラエルの主権の一部実施を認めるだろう」
(ガゼタエクスプレス 6月6日)
イスラエルの新聞が、トランプ・ネタニヤフ首相によるガザ戦争を2週間以内に停止する「計画」について報じた - 要点は以下の通り - ガゼータ・エクスプレス
要点は、ガザからのハマスの排除と人質解放。そしてUAE、エジプトなどのアラブ諸国によるガザの共同統治、サウジとシリアはイスラエルとの関係の正常化、そしてこのイスラエルとの関係正常化には大部分のアラブ諸国が追随するというアブラハム合意の実現、 です。
イスラエルは、これでガザを自らの占領という悪手をすることなくハマス追放を達成でき、ヨルダン川西岸の入植も国際的承認を得られることになります。
結局は一人負け…「茶番劇」で終わった報復攻撃、再び毒入り“聖杯”をすすったイラン、トランプを引き入れたネタニヤフ Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン)
つい数カ月前までは夢想でしたが、ここまでイランという「蛇の頭」が潰されてしまった以上、今なら可能です。
ハマスはわずかな残党が残っているだけで、ボスのイランが「降伏」してしまった瞬間に命脈は断たれました。
このままイスラエルの残党狩りにあえばすり潰されてしまうことでしょう。
ですから、今が人質完全解放するラストチャンスですから、残党の命乞いと引き換えに応じるでしょう。
ヨルダン川西岸地区には、パレスチナ自治政府が細々と生き長らえていますが、今の状況でナニかできる条件はありません。
せめて名前だけでも残しておいてくれと嘆願する、程度でしょう。
これでやっと平和が来るのか・・・。
テルアビブの証券市場はさっそく年来の高値をつけました。
「日曜日、アメリカがイランの核施設を攻撃した翌日、市場が好意的に反応したため、テルアビブ証券取引所(TASE)は史上最高値まで急騰した。テルアビブ125指数は1.3%上昇し、優良株のTA-35指数は取引序盤に1.2%上昇しました。
イスラエルの軍事的勢いと、テヘランでの政治的変化の可能性をめぐる憶測の高まりを背景に、投資家の信頼感は高まっている。この攻撃を受けて、TASEは2020年5月以来の最高の週を終え、TASEの指数に含まれる55の株価指数のうち38が史上最高値を記録しました」
イスラエル経済は、テルアビブの株が過去最高値に急上昇するとして戦争の恐怖に逆らう - Jewish News
とまれ、平和が来るのはけっこうなことです。
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一気に「体制変換まで」と期待しましたが、それはイラン国民の力で成し遂げないといけませんね。
きっと核開発を諦める事はないでしょうが、それも容易ではありません。イランはすでにモサドの庭状態だし、同時に通常戦力も強化復活させないとなりません。平和が一番コストがいい事を理解してもらいたいです。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2025年7月 2日 (水) 18時20分