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2025年9月 8日 (月)

石破氏の遅すぎた結末

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石破氏が辞任しました。
ふーやっとかい、というかんじです。見苦しさの極みでしたが、これでとりあえず自民党が分裂・瓦解することは回避されました。
このまま石破氏が衆院解散などという悪手の限りを尽くした場合、相当数の議員が出て行き、新党を結成することもありえました。

「石破茂首相(68)(自民党総裁)は7日夜、首相官邸で記者会見し、7月の参院選惨敗の責任を取り退陣する意向を表明した。次期総裁選に「出馬しない」と明言した。首相は、参院選後も政権運営に意欲を示してきたが、早期退陣を求める党内の流れにあらがえず、続投を断念した。首相の退陣表明によって、事実上の退陣勧告となる臨時総裁選実施に向けた党内の意思確認手続きは回避された。
首相は記者会見で、「選挙結果に対する責任は総裁たる私にある」と語った。その上で、米国による関税措置を受けた日米協議に区切りがついたとし、「今こそがしかるべきタイミングと考え、後進に道を譲る決断をした」と、退陣決断に至った経緯を説明した。
臨時総裁選は、実施の賛否が取りまとめられる8日を目前に控え、地方組織から賛成表明が相次ぐなど、実施に向けた動きが拡大していた。
首相は、実施手続きが進むことで「党内に決定的な分断を生みかねない。それは本意とするところではない」と述べ、決断理由の一つとなったことを明らかにした」

(読売9月7日)
石破首相、退陣理由の一つは臨時総裁選への圧力…日米関税協議に区切り「今こそしかるべきタイミング」 : 読売新聞

総裁選前倒しの集計は官邸に届いていたはずですから、この事実上のリコール投票が勝ってからでは格好のつけようがありません。
官邸から叩き出されたことになってしまいます。
さすがこれまでだと観念したのでしょう。
しかしそれにしても、凄まじいまでの執念です。

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NHK

あのアベを叩き斬ると吠えた山口二郎センセは、自民を壊してくれると思ったのに、と惜しがっておられます。
アチラ方面では絶大な人気だったのに残念。

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石破氏は最後の最後に、解散に撃って出ることを検討したことについては、あっさりと認めました。

「首相は、政権運営が行き詰まる状況を打開するため、衆院解散に踏み切ろうとした可能性について問われ「色んな考えがあったことは否定しない」と語り、検討したことを示唆した」
(読売前掲)

結局、石破氏はこの衆院解散検討で墓穴を掘りました。
理論的にはできますが、あくまでも「理論上は可能」にすぎません。
実際にやってしまったら、自民党は内部から瓦解し、国民からは愛想を尽かされることでしょう。

党4役から辞表を出され、現職閣僚からの前倒し賛成者が出たことで、大量辞任もありえました。
全部自分が代行してとも考えたはずですが、それではひとり内閣・ひとり党執行部となってしまいます。
「オレは党から辞めさせられそうだから解散する」なんてミーイズムの極に着いてくるわきゃありませんから、最後まで着いてくるのは、岩屋、赤沢、村上、森山氏らひと握りにすぎません。
今回の前倒し反対派はせいぜい40人台でしたから、少数派もいいところです。
党長老も、麻生氏が旗幟鮮明にしたし、彼を首相にした岸田氏もとんでもない奴を首相に据えちまったと臍を噛んでいますし、最後に残った菅氏からは先日キッチリ引導を渡されたようです。

公明党は、こんな選挙につきあわされたら敗北必至ですから絶対反対、立憲野田氏も反対では、文字通り裸解散です。
これでは仮に勝ったとしても(ありえませんが)、組閣すら危うい。

それどころか続投執着解散では、いまや党の過半数を占めるに大勢力となった反石破勢力に絶好の理由を与えてしまいます。
反石破側は集計結果の公開と、それに基づく総裁選早期実施を旗印に掲げることでしょう。
それでもなお衆院解散に粘着するなら、党規委員会を立ち上げて除名・追放という最終手段すら、これまた「理論上は可能」だったです。

除名に失敗した場合は、大挙離党するかもしれません。
石破氏側は裏金議員は公認しないなんて噂をまき散らして旧安倍派を落選させる気マンマンでしたから、いっそ新自民党を作ればそのほうが活路が見いだせます。
とうぜん、保守新党は鳥取1区に対抗候補を送るでしょうね。

改めて認識したのは、自民党は多数の派閥を抱えた連合党であることが強みだったということです。
その基盤が派閥というスタビライザーでした。

ほとんど参政党に行ったほうがいいような連中から穏健保守、そして立憲と親和する左派まで、思想的にも政策的にも幅があるのが、ここまで「自民一党支配」が続いた理由なのです。

派閥は諸悪の根源のようにメディアは言ってきましたが、あるのはそれなりに合理的理由があったのです。
それを岸田氏が強引に裏金問題にかこつけて潰してしまいました。

それが石破氏のような独裁者、というか独善者を産み出すことにつながったのです。
各派は選挙に負けたら総理を降りる、という紳士協定で運営されていたわけです。
それを石破氏が独裁的手法でここまで暴走したんですから、ここで止めなければ自民党自体がもたなかった。
今回新総裁を選ぶにあたって旧派閥メンバーが再結集しているようです。
いい機会ですから、総裁選後に派閥を復活させるべきでしょう。

今日にも総裁選の日取りが決まるでしょうから、さぁ明日から楽しい選挙戦です。
誰がなっても、石破以下というのはないでしょう。
とまれ、あの顔さえ見なければ誰でもいいと思いますが、あの人元首相の肩書きでバカ鳩化しそうだなぁ。

 

 

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