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2025年9月10日 (水)

暑さの原因は?

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温暖化効果ガスといっても何種類もありますが、そのうちの主犯と見なされたのが炭酸ガスでした。
ここで問題となるのは、この炭酸ガスの発生原因です。
自然由来なのか、それとも人間社会が生み出した経済活動によるものか、その原因によって対処方法が違うからです。

炭酸ガスは人間活動が作り出したのだとするのが炭酸ガス人為説です。
これがどうしたことか圧倒的に支持されて、いまや誰も疑ってはならない絶対正義となっていることはご承知のとおりです。
今日はこれについて考えてみましょう。

コロナの真っ最中にCO2が史上最高値だったのを知っていますか。
コロナ感染の盛りで世界経済が最低だったのにかかわらず、CO2だけは出まくっていたことになります。

「ロンドン(CNN) 二酸化炭素(CO2)をはじめとする大気中の温室効果ガスの濃度は年々上昇を続け、昨年さらに観測史上最高値を更新したことが、世界気象機関(WMO)の新たな報告で明らかになった。
WMOが25日に発表した報告書によると、昨年のCO2濃度は産業革命前の149%を記録した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で新たな排出量は一時的に減少したものの、大気中の濃度が過去10年間、次第に上昇してきた傾向に変化はみられなかった。」(CNN2021.10.27 )
CNN.co.jp : 大気中のCO2濃度、昨年も記録更新 世界気象機関の報告

これを炭酸ガス人為説の間違いの傍証のように言っている人がいましたが、そうではありません。
こういう時間差が出るのは、CO2が海洋や植物に吸い込まれる自然界の緩衝作用が働いているからです。
植物や自然界がいったんCO2を吸収して一定時間ため込んでから吐き出すのです。

では、いったいどのくらいの時間かかって吸い込まれているのかは大事なポイントです。 
というのは、海洋や植物に吸収されるまでに長い時間がかかるのです。
つまり、今この世界にあるCO2は、ただいま現在のものではなく、過去に由来して蓄積しているのです。
この蓄積期間にも説がいろいろとあるようですが、最短で5年間、長いもので200年間という学者もいるそうです。 

このCO2が自然界に吸収されるまでの期間を、「滞留時間」と呼びますが、これを最短の5年間ととると、モロに人間の活動によるという証明となります。
 一方200年ととると、人間活動との関係が微妙になります。 
というのは工業化のきっかけとなった産業革命が起きたのが18世紀半ばから19世紀だからで、人為説ならばそこから有意な気温上昇がなければならないはずですが、実は19世紀にはテムズような河が凍るような小氷河期が到来したこともあるのです。
また20世紀にも70年代には寒冷期が来ています。
その頃には氷河期がやってくると人類はおびえていたのをもう忘れたようです。

では、5年~15年間の短期滞留期間説を取るとすれば、CO2が気温上昇の疑惑の真犯人扱いですから、思い出されるのが、CO2と気温上昇がパラレルで上昇するという、マイケル・マンのホッケースティック曲線です。 
これは樹木の年輪の感覚から割り出した仮説です。

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これが地球温暖化を説明するのにつごうがいいことから、炭酸ガス主犯説の科学的根拠とされました。
しかしあいにく、このホッケースティック曲線には大きな誤りがありました。
最大の誤りは、上のグラフの右に見える19世紀以前の気温が単調に横ばいですが、現実の観測記録と大きく異なっています。
また10C世紀~14世紀の中世温暖期は無視され、19世紀の小氷河期もなかったことになっています。

実はそのことはいまやIPCCですら認めているのです。ただし小声ですが。

「だがIPCCの第5次評価報告書(2013年)の示した過去の温度のグラフでは、中世(1000年前後)の温度は、現在とあまり変わらない高さまで上がっている。
政策決定者向け要約
「北半球では、1983年から2012年の30年間は、過去1400年間で最も暖かかった可能性が高い」「幾つかの地域において、中世気候異常(950年から1250年)の内の数十年間は、20世紀末期と同じぐらい暖かかった(高い確信度)」となる。(略)

ホッケースティック曲線の発表の後、古気候を巡った論争が起きて、結局、IPCCはホッケースティック曲線の使用を止め、最新の第5次評価報告書では北半球において中世の温暖期(今のIPCCの言葉では中世気候異常と呼ばれているけれども)が存在したことが明記されている」(『中世は今ぐらい熱かった:IPCCの最新の知見』杉山大志IPCC第6次評価報告統括代表執筆者)

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上図のIPCC(2007) 第4次評価報告書においてはホッケースティック曲線は消滅しています。
つまり20世紀に入って特異な気温上昇が見られたという説は、科学的信憑性が低いとIPCC自身が認めているということになります。

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また上のグラフは、中世温暖期は地球規模で見ても、中世の温暖期は現在よりも暖かかったとする複数の温度再現研究結果をまとめたものです。
中国においても同様の中世温暖期があったことが記録に残っています。

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また、このホッケースティック曲線が衝撃を与えた20世紀からの極端な気温上昇の中にも、下図のように1940年から1980年まで続いた「寒冷期」が存在します。
そういえば思い出しました。1970年当時の世界の気象学会はどんな警鐘を鳴らしていたのでしょうか。「来る小氷河期に備えよ!」でしたっけね(苦笑)。
そのわずか20年後に真逆ですか、まさに「君子ハ豹変ス」の見本ですな。 

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それはさておき、上の地球の気温変化グラフに、下図のCO2の排出量グラフを 重ねてみましょう。1940年~1980年にかけて、大気中のCO2濃度に低下が見られたのでしょうか、下図をご覧ください。

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 一目瞭然ですね。1940年のCO2排出量は50億トン弱、1980年には180億トン弱、つまり3.6倍になっているにもかかわらず、実際には寒冷期が来ているのです。
これをどのように、CO2の増大が地球の気温上昇につながったと整合性をもって説明するのでしょうか。 

下は極地における氷床ボーリングによる二酸化炭素とメタンの資料ですが、左端の現代と2万3千年前を較べれば同じだとわかります。
さらには1万3千年、3万3千年前にも高い時代がみられます。
The Vostok Ice Core: Temperature, CO2 and CH4
http://euanmearns.com/the-vostok-ice-core-temperature-co2-and-ch4/
 

Vostok_temperature_co2

これらをバッサリ切って視野に入れない、いや議論すらさせないでは、あまりに非科学的というもんではありませんか。
にもかかわらずその原因を一面的に人為的炭酸ガスのみに求めていき、経済や社会生活に大きな打撃を与えかねない現在の信仰にも似た風潮には疑問をもたざるをえません。

現在のグリーンファンドなどは巨額な資金を運用しており、いまや世界経済にも影響を与えるまでになっています。彼らの野望とこの人為的炭酸ガス説は無縁とは考えにくいのです。

 

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コメント

作為的に不安を煽り金儲けをしている連中がいて、それを信じ込まされているんだと思います。

先日、沖縄県で猛暑日が無いことがSNSや一部テレビなどで「なんで?!」と話題になり、何でもなにも、沖縄は本土と比べて緯度上、日差しのパワーはストロングなわけですが、狭い島々にはいつも海風が吹いているし、地形上フェーン現象もまず起きないし、熱が溜まるヒートアイランドもほぼないしなぁ、と思ったもの。
涼しさで話題の千葉県勝浦だって、特有の地理でそうなっていると思われます。
自然地形も都市化も含む地理条件の他、東西日本の今年の暑さの理由とされる、太平洋高気圧とチベット高気圧の両方が同時に強くあり続けることや海面の高温などと、それらを間接的にせよ齎すと考えられている温暖化、そのどちらが決定的悪者だと決められるのだろうか?
「涼しい沖縄」を取り囲む海も、海洋全体で絶えず大気からの二酸化炭素吸収と放出を繰り返していて、二酸化炭素濃度に変化があれば、それが動植物と気候に与える影響が過去どうであったか、今どうなのか、これからどうなるのか、大気や海洋の循環に変化を齎す温暖化/寒冷化に、自然起源二酸化炭素と人為起源二酸化炭素はどう巡り巡って影響するのか、観測・研究は続く。

などとつらつら考えながら、例えば三菱。
重工は火力発電向けのガスタービン・コンバインドサイクルなどエネルギー関連と防衛・宇宙関連の堅い受注で絶好調。
一方、商事は我が国3海域での洋上風力発電事業から撤退。これは米欧で見られる傾向でもあり、投資家目線は見込みのない事業を切れたことに安堵の様子。
落札した頃と大きく変わった経済事情が撤退理由だとしても、これらの現実を以て、気候変動の捉え方や利用の仕方とエネルギー政策を考え直す機会にできないだろうか。
決めた国策だから、自分の価値感的にに正しいから、補助金があるから、もう走り出したから、などとしがみついていると、面の皮がどれだけ厚かろうが掌を返す時は躊躇わない世界と渡り合えずに沈む。
人類全体がせーの!で大昔の生活に戻ることはできない以上、科学・工学の知見と生活の、できる限り合理的な折り合いを、様々な理由を調べて聞いて悩んで考えて、つけていく機会にできないだろうか…。

私は、「圧倒的な熱源たる太陽光の増減が温暖化に効いている説」を信じていますわ。CO2なんて四次五次以下です。太陽活動は、かなり一定の周期をもって強弱を繰り返していて、たしか今年あたりがその短期周期の"極"だったと、数年前に何か(こちらの過去記事?)で読みました。なんでも、太陽活動が"極"に達すると黒点の数がベラボーに増えるんだとかで、その活動状況が判るらしい。

さらに地軸も周期的に変化しているらしく、より傾けば当然、公転は楕円軌道なんで北半球と南半球で受ける太陽光エネルギーに差が生まれて、暑くなる地域が増えたりするし気象も変わってきますわ。

それらが今年の常識を超えた酷暑の主因でしょうが、私は人間活動で発生する熱そのものも、少なからず要因になっていると思いますわ。およそ原子力発電だって自然界には無かったんで、そこで発生したエネルギーは一気に宇宙空間に放出されるワケがなく、地表にたまるのは当然ですわ。

兎にも角にも、CO2濃度だけで地球の気象を語ろうとするのは、塩分濃度だけでラーメンの美味い不味いを決めつけるのと同じで、あんまり意味のあることとは思えませんわ。各分野の科学者を集めて、総合的に気象変化について考えて欲しいもんです。

アホンダラ1号さん。

太陽黒点や活動情報はNICTの宇宙天気情報センターHPですぐにチェックできます。11年周期とは言いますが、去年あたりからボコボコと元気です。

山形さん

ありがとう、色んなデータが見られるのですね。

ごく短期では8月28日あたりが"極"なんで、地球の気象に影響するのに1ヶ月程かかるとすると、今年は9月末近くまで高気圧が強く影響して、クソ暑い(熱い)のを覚悟しておく必要がありそうですわ。
ヤレヤレ…

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