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2025年10月 1日 (水)

トランプ、新たなガザ戦争和平案を提出

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トランプが新たなガザ戦争和平案を出しました。
今回はグっと現実味があります。

「ワシントン — ドナルド・トランプ米大統領は月曜日、訪問中のベンヤミン・ネタニヤフ首相とのホワイトハウス記者会見でガザ戦争終結計画を明らかにし、エルサレムが提案を受け入れた後、アラブ諸国とイスラム諸国がハマスの武装解除を約束する一方で、米国政府は合意に達することに「非常に近づいている」と宣言した」
(タイムスオブイスラエル9月30日)
トランプ大統領、イスラエル、アラブ、イスラム諸国の支援を得て「歴史的な」ガザ和平計画を発表 |タイムズ・オブ・イスラエル

この21項目はおおよそこのようなものです。

・ハマスは48時間以内に全ての人質(死者も含めて48人とみられている)を解放し、それと引き換えにイスラエルはガザ地区での戦争を即時終結させ、さらに長期刑に服しているパレスチナ人囚人100人から200人を釈放する
・ハマスはガザからの撤退と武器の引き渡しと引き換えにハマスに恩赦を与える
・ハマスの武器は、一定期間内に国際アラブ部隊によって回収される。
・ガザ人道財団(GHF)を閉鎖し、人道援助の即時無制限の流入を許可し、この責任を国連と国際機関に委ねる
・イスラエル軍はガザ地区全体から段階的に撤退し、期限内に完全撤退し、ガザ地区住民のために安全な通行路を確保する
・国際連合を通じて5年間かけてガザ地区を再建する一方、アラブ諸国と国際社会の監視の下でガザ地区を管理するパレスチナ治安部隊を設立する
・パレスチナ自治政府(PA)に代わってガザ地区の問題を管理するパレスチナ委員会を設置する
・アラブの国際機関が暫定的にガザ地区の行政機関となる
・イスラエルはヨルダン川西岸地区を併合しないと約束する

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ガザ和平、トランプ氏の案にネタニヤフ氏が合意 中東や欧州の指導者ら歓迎 - BBCニュース

この新和平案は、3つの勢力に打診されています。
まず、世界一凶暴な指導者のひとりであるネタニヤフがイエスといわないかぎり戦争は終わりません。
次にハマスもと言いたいところですが、彼らに対しては納得ではなく強制と言い換えたほうがよいでしょう。
この間、英仏などが相次いでパレスチナを国家として承認すると宣言しましたが、同時に彼らは9月12日の国連総会におけるニューヨーク宣言において「ハマスの武装解除とガザ地区統治からの排除」を認めています。
つまり、ハマスはガザの戦後の枠組みからは初めから除外されているのです。
そして第3に戦後処理の主役である中東諸国です。

今回の和平案のキモは、人質の完全解放とそれを引き換えにした恩赦と武装解除です。
ネタニヤフが最後までこだわっていたのは、国連総会演説のようにハマスの武装解除でした。
これが確認されない限りガザ戦争は継続する、というのがネタニヤフの原則です。

一方、ハマスからすれば、人質を解放して武装解除してしまえば身の安全の保証がなくなるじゃないかということです。
いつまでもここから出ないために、和平プロセスに入れなかったわけですが、恩赦とイスラエル軍のガザ地区からの段階的完全撤退で保証します。
また、ここに割って入る新たな要素は、アラブ諸国による警察活動です。
これについてはすでにエジプトを中心として「安定化部隊」として警察軍が訓練に入っているようです。

「アラブ連盟国連代表部長のマゲド・アブデル・ファッタ大使は水曜日、約1万人のパレスチナ自治体警察官がエジプト、インドネシア、ヨルダンを含むいくつかの国で訓練を受けており、戦後のガザでの治安責任を引き受ける準備をしていると述べた。(略)
この計画では、部隊はまずエジプトとイスラエルの国境沿いに駐留し、その後「テルアビブとワシントンと連携して」ガザに移動するとアブデル・ファッタ氏は説明した。

その配備は、ハマスの段階的な撤退とイスラエル軍の領土からの段階的な撤退と同時に行われるだろう。
大使は、トランプとアラブの首脳会談以来、兵站と手続きの議論が進行中であり、部隊の構成、ステージング、順序などの問題についてはすでに作業が進行中であると述べた。
同氏は、安定化部隊の結成には国連安全保障理事会の支援と米国の支援が必要であると強調した」
( Ahram Online9月25日)
戦後のガザ地区の安全確保のための訓練中の10,000人のパレスチナ自治政府警察官:アラブ連盟特使 - 外務 - エジプト - Ahram Online

この地域で最も強い軍事力を持つエジプトが本腰を入れてガザの戦後処理に関わってくれるのはたのもしい限りです。
やっとその気になったのかいというところで、この「安定化部隊」がガザ和平の鍵をにぎります。
ただし、いかに空洞化しているとはいえパレスチナ自治政府を解体してパレスチナ委員会というものを作らなければならない、というのはかなり大変な作業のはずです。

しかしこれを解決しなければ、いままでと同じようにハマス残党にガザ自治政府が乗っ取られて、なにも変わらないということになるでしょう。

 

 

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コメント

このサギ野郎!かと思いきやコウノトリか。

この記事後半の所はまだマスコミは報じてませんね。
アンチトランプが多すぎるせいか、「ガザの住民は夢見事だ」とかハマス側は「ありえない」との反応だとか。
で、日を跨いで「パレスチナ(ファタハ)側も持ち帰って検討」だとNHKが真っ先に報道。

どうなるのかは注視するしかないのですが、ガザという異様な形で存在している元々アラブ側も手を焼いてた場所の統治を具体的にどうするか?という話にようやく進みつつある。それがアラブ側というか隣接しながら放置してた大国エジプトが動いたとなれば、局面はずいぶんと変わって来ますね。
むしろネタニヤフの強硬姿勢と多大過ぎる損害によって現在のこの局面を迎えたというのは皮肉にもほどがありますけど。

それにしても···周りが敵だらけのイスラエルってあんな小さな国だけどハイテク装備はともかく、よくまああれだけ圧倒的にやってもタマが尽きない事に感心してます。
日本の自衛隊は弾薬在庫少なそうだよなあ、と。

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