• 20260818-025940
  • S-012_20260816025601
  • S-007_20260816025501
  • S-040_20260816025801
  • S-073_20260816025801
  • 20260815-024709
  • 20260814-014138
  • 20260813-040856
  • 20260812-022729
  • 20260811-041444

« 高市総裁誕生、米台ふたつの反応 | トップページ | メディアの自滅 »

2025年10月 9日 (木)

高市「政権」、慎重な滑り出しです

065

高市「政権」は慎重な滑り出しです。
自民の執行部づくりが終わりましたが、妥当な人事でした。
麻生派一色だと批判されているようですが、当然でしょう。
高市氏は無派閥ですから、ここで麻生派という自民唯一の派閥の強力な護衛船団がなくてどうします。
発足早々座礁します。

高市氏「政権」が発足早々爆走して、財政を大ブカシし、同時に大規模減税をしたら、まちがいなく今のマイルドなインフレは手がつけられない強インフレになるでしょう。
かつての英国で短命に終わったリズ・トラス政権の失敗と同じ轍を行くことになります。
ちなみにトラスの失敗はこう評価されています。

「ニッセイ基礎研究所研究理事の伊藤さゆり氏も同様に、トラスの「成長計画2022」は、コロナ禍で財政が悪化し、かつ、エネルギー価格も高騰している中で財政を拡張する「タイミング」、英国の低成長の原因はBrexitであるにもかかわらず大型減税で経済活性化を図ろうとした「政策の内容」、そして独立の財政機関であるOBR(予算責任局)による予算案の検証を避けようとした「手法」のいずれも不適切であったと批判する」
トラスのイギリスに何を学ぶか|NIRA総合研究開発機構

財政状況が日英とかなり違いますから、トラス政権とは安易な比較はできないのですが、わが国の経済状況はインフレの入り口ですから要警戒です。
ここで積極的財政出動のアクセルを踏みすぎると、もろにコストプッシュインフレに突入する危険があります。
デフレ時代は財政主導が財政規律派によって妨げられてきたために期待が多いのですが、なにごとも塩梅と加減なのです。

その意味で、高市氏がここで政権のキモとなる幹事長に鈴木俊一氏という麻生氏の義弟を当てたのは炯眼でした。
鈴木氏は岸田政権時に財務大臣を経験して、党内ガバナンスに精通しています。
おそらく麻生氏もそうであるような「慎重な財政出動」の立場であるはずですから、鈴木氏を幹事長に据えたということ自体が慎重に財政は吹かしていくというシグナルとなります。

一方、これだけはしておかねばならなかったのが、宮沢税制会長の交代、いや更迭です。

「自民党の宮沢洋一税制調査会長(75)が退任する見通しとなったことが6日、関係者への取材で分かった。宮沢氏は計約8年にわたり税調会長を務めた。財政規律を重視する姿勢で知られ、赤字国債の増発を容認する高市早苗総裁と政策の方向性の違いが浮き彫りとなっていた。高市氏は経済成長を優先する「責任ある積極財政」の実現に向けて後任を選ぶとみられる」
(共同10月6日)
自民党の宮沢税調会長交代へ 在任8年、財政規律派(共同通信) - Yahoo!ニュース

この宮澤氏こそ、石破政権を短命に終わらせた戦犯です。
去年の衆院選で国民民主は「国民の手取りを増やす」という画期的なことを公約に掲げました。
所得税や住民税の基礎控除、社会保険料、さらには社会保険料の雇用主負担分や取られた社会保険料の使い道にまで国民の関心を集めたのが、この国民民主の公約でした。
これは圧倒的な国民の支持を受け、一気に国民民主に31議席を与えました。
あまりに比例代表当選が多くて、候補者が足りず3議席を他党に分配するという椿事も生みましたが。

自民は大敗の結果、過半数を割ってしまい予算や法案が通せないために、野党と幹事長名で12月11日付けで「三党幹事長合意書」を結びます。
内容は①所得税103万円の壁を178万に引き上げる②ガソリン暫定税率の廃止ですが、これよって国民民主は予算案に賛成しことなきを得ました。

20251009-020009

自民税調勉強会で消費税バトル 減税派は「食料品0%」主張も、社保財源強調で押さえ込み - 産経ニュース

しかしこれをな~んと自民はホゴにしてしまうのですな。
ひっくり返したのは森山裕幹事長と税調のラスボスである宮沢洋一会長です。
そして国民民主の代わりに維新をつれてきて「高校の無償化」を飲んで予算案を通してしまいます。
公党のヤルこっちゃないね。公然たる裏切り。恥という文明人の規範がないのかしらこのふたり。
かくてこの両人は、日本におけるパブリック・エネミーに指名されてしまうことになります。

当然のこととして石破政権は、国民民主から絶縁を言い渡されました。

「石破首相の進退について「自民党内の政局次第」とした上で、「自公と合意したガソリン暫定税率の撤廃と103万円の壁の178万円への引き上げが実現していない。約束を守れない石破政権とは協力はできないというのが私たちの基本方針」と語った」
(朝日2025年8月4日)
「約束守らない石破政権とは協力できない」国民・玉木代表が立場表明 [国民民主党]:朝日新聞

いま取り沙汰されている連立組み換えについてもこういう言い方をしています。

「政界再編については「誰と組むか、連立政権に入るのか、ということばかり言われるが、何を成し遂げるかに重点を置き、国や国民にとって必要だと思うことについては、党派を超えて協力していきたい」との考えを示した」
(朝日前掲)

あたりまえですよね。政策が違おうと欲得でくっついてくる公明のほうがおかしいです。
この森山、宮沢の両人を執行部から追い出し、鈴木氏を幹事長に置いたということ自体、麻生派が云々ではなく高市氏の宣言なのです。


 

 

« 高市総裁誕生、米台ふたつの反応 | トップページ | メディアの自滅 »

コメント

公明党トップが中国大使に会ってからの自民に対する態度の大きさが気になるのですが…万が一には国交相の椅子を蹴ってでも連立離脱を選択肢に入れるつもりでしょうか?

バランスが肝要ということですね。

高橋洋一さんの話では、
コバホークさんは東大→大蔵省と宮澤さんの後輩で税調会長の部下である幹事だった。
宮澤さんからしたら格下の使い走りの小僧。
そのコバホークを税調会長の上のポストである政調会長に据えたことにより、コバホークの下についてられるかと自発的退任へもっていく、とても上手いやり方だと評してました。

公明党との連立も解消して、新たな枠組みを作るような感じもある。会談の中身をベラベラと話す公明党は自爆か?
高市総裁に色々と期待してしまいます。

マスコミの高市さんの支持率を下げてやるなどの音声がテレビに流れ、自らの支持率が下がる最高な幕開けです。
連日、高市潰しに躍起、マスコミ界から大陸の意向がビンビン伝わります。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 高市総裁誕生、米台ふたつの反応 | トップページ | メディアの自滅 »