やっぱりやっていた韓国空軍機、竹島上空通過
あ~あ、やっちゃった。
やるとは思っていましたが、なにも始まらない内にちゃぶ台返しですか。
「韓日両国が防衛協力強化のために推進した自衛隊基地での韓国空軍への給油計画が日本側の一方的な中止で実現しなかった。韓国空軍特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」が最近、独島(ドクト、日本名・竹島)上空を飛行した事実を問題にしたという。
読売新聞は2日、韓国空軍が今月中旬にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催される国際エアショー参加のために移動する過程で沖縄県那覇基地で給油を受ける計画を韓日が協議中だったが中止になったと報じた」
(中央日報11月3日)
日本、韓国空軍特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」に給油拒否…「竹島上空を飛行した」 - ライブドアニュース
先日、首脳会談で「未来指向」したばかりなのにね。
「韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は8月23日、東京都内で開催された日韓首脳会談で、「両国は社会、文化、環境などの多様な分野で、相互に有益で共助し合える最適なパートナー関係にある」と強調した。また、「1965年の韓日国交正常化以降、韓国の大統領が就任後、最初の2国間訪問先が日本となることは今回が初めてだ」とした。
両国首脳は同日の首脳会談で、(1)首脳間の交流と戦略認識の共有の強化、(2)未来産業分野の協力拡大と共通の課題への対応、(3)人的交流の拡大、(4)朝鮮半島の平和と北朝鮮問題での協力、(5)域内およびグローバル協力の強化について協議した」
(ジェトロ短信2025年8月25日)
日韓首脳会談、日韓関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致(韓国、日本) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ
なんでも韓国空軍のアクロチームが中東の航空ショーに行くのに、途中で空自の那覇基地で給油できないか、というのが起きたのが話のはじまりでした。
「日韓両政府が防衛協力の一環として、史上初となる自衛隊基地での韓国空軍機への給油支援を計画していたことがわかった。11月上旬に那覇基地で実施予定だったが、支援対象の空軍機が島根県・竹島周辺を飛んでいたことが10月末に判明し、日本側は急きょ受け入れを中止する方針を固めた」
(読売2025年11月2日)
史上初の韓国空軍機への給油支援、竹島周辺の飛行で白紙に…高市首相が実現に強くこだわった計画|Infoseekニュース
ところがこの韓国空軍のアクロチームは、実は直前に竹島上空で訓練したことがあることが分かってしまったのだそうです。
そもそも二国間関係で「軍」を使ってはいけません。
韓国空軍は6年前のムンジェイン政権時には、ムン閣下の命令で「領空守護」をしていたことを堂々と公表して日韓関係はどっぷりと氷河期に入りました。
竹島上空に韓国軍機 「領空守護」のデモ飛行(19/10/01)
わかっているのかな、イ・ジェミン閣下。
竹島を「守護」しているのは韓国沿岸警備隊ですね。これが韓国軍でないというのがミソです。
これは領土紛争に「軍」が介在すると、なにか偶発的衝突があった時に軍対軍の衝突、すなわち戦争となってしまうからです。
ですから韓国も海の警察である沿岸警備隊を置いているわけです。いちおう理性的対応ではあります。
にもかかわらず、いきなり「領土守護」の名目でその上空や近海に空軍や海軍を入れたらどうなります。
軍を使った挑発行為そのものになります。
国際社会の理解では、「領土紛争地に軍を入れる」という行為は次は戦争だぞという意思表示ですからね。
だから反日バリバリのムンジェインでさえも、さすがこれ一回だけしかやれなかったのです。
米国から売ってやったばかりの新鋭機をこんなことに使うんじゃねぇ、と怒られましたしね。
それをイジェミンさん、政権とってすぐに空軍機を竹島の上に飛ばしましたか。
一気に対米関係も悪化しますよ。
イ政権を占う試金石は、ひとえに例の「三不」外交を放棄できるかどうかです。
何度か書いてきていますが、くだんの「三不」(3NO)とはこういう内容です。
改めて「3つのノー」とは
①韓国はTHAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)の追加配備を米国に対して拒否する。
②MD(ミサイル防衛網)を米国と構築しない。
③米日3国軍事同盟などの中国包囲網に参加しない。
韓国は中国に対し、日米韓の軍事同盟を結成しないと約束しただけではありません。
軍事協力が同盟に至ることはない、とも確約したのです。
え、今の米韓同盟って軍事同盟じゃなかったの、と言われた米国も驚いたでしょうね。
つまり、3国が実施する共同訓練が同盟に発展するものと中国が見なせば「3NO違反」と認定されて駄目だしを食らってしまうという恐ろしく劣位の合意なのです。
しかもあいまい、かつ中国様がそう思ったらダメという類です。
今回の韓国アクロ機に自衛隊が給油するということは、モロに「3不」に引っかかるでしょうね。
イ・ジェミョンは、先日の米韓首脳会談でトランプから、しっかりと日本と協力していけとネジを巻かれたはずです。
イからすれば不本意でしょうが、なにぶん関税問題がかかっています。
いまでも最悪の淵にひっかかっている韓国経済にとって、ここでトランプ関税と米国投資を強いられたらどうなるかわかりきっています。
「アメリカのドナルド・トランプ大統領は29日午前、日本を出発し、アジア歴訪の最終目的地である韓国に到着した。この日は李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談し、貿易や北朝鮮をめぐる問題などについて協議した。双方はその後、包括的な貿易合意に達したと発表した。
韓国大統領府の金容範(キム・ヨンボム)政策室長は、両国が相互関税を25%から15%に引き下げることで合意したと説明。また、韓国はアメリカに対して総額3500億ドル(約53兆円)を投資するとした。うち現金投資が2000億ドル、造船分野への投資が1500億ドルとなるという」
(BBC10月29日)
アメリカと韓国が首脳会談、「包括的な貿易合意」に達したと トランプ氏は習氏との会談見据える - BBCニュース
たぶん韓国空軍機をドーハの航空祭に飛ばす途中で空自那覇基地で給油させるというのは、イからすれば象徴的な日韓友好のジェスチャーをしてみせるというトランプへのアピールもあったはずです。
両国はまだ物品役務相互提供協定(ACSA)を締結していませんから、日本政府も気を効かせて自衛隊法上の無償貸与規定を根拠に燃料を提供する方針でお出迎えしようとしていたら、こうです。
小泉ジュニアなど、この給油計画を契機に今後ACSA締結など両国間の防衛協力が本格化だなんて考えていたはずです。
それが直前に竹島上空で訓練していたことが分かって一気にチャラとなったわけです。
おいおい竹島上空の訓練なんて、空軍の勝手じゃできないことです。
一体誰が命じたんでしょうね。ああ、ほんと困った国だ。
イ・ジェミョンはいうまでもなく反日反米です。
それはいままでの彼の野党党首としての言動でわかります。
したがって、ほんとうは親中・従北政権なのですが、あいにく中国は韓国(という朝鮮半島に)に関心を失っているうえに、なんと北朝鮮に至っては「北朝鮮と韓国はまったく別の国であり、韓国は敵国である」という立場になってしまったためにとりつくシマすらありません。
かつてのムン時代のような、南北統一という「民族の悲願」というドリームすら許してもらえないのですから、つらい。
そして食料難すらささやかれる経済不況ですから、もはや伝来の趣味の反日反米ゴッコなどやる余裕はないのです。
だから空軍アクロチームという衛生無害なものに燃料補給を要請してと思ったのでしょうし、それはそれで高市氏はここで一気に韓国と間合いを詰めるいい機会だと思ったのでしょうね。
それが一瞬にしてパーです。やれやれ、これでまた振り出しですか。
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韓国としては、
アメリカには「トランプさん!いやー三不をやろうとしたんだけど日本の『あの女』がドクトのことで騒ぎやがったから中止になっちゃいました。いやー残念だなー日本のせいでなー」
中国には「キンペー様!きっちり三不を貫いてやりましたよ!韓日同盟!?クソッタレってんだ!」
で通すつもりなんですかね?そこまで考えてない?
投稿: ねこねこ | 2025年11月 4日 (火) 08時25分