中国様がお怒りのようですが
中国様がお怒りになっておられます。
世界注視の中で、拳を握りしめてたかだかと振り上げ、ああ馬鹿だね、そんなポーズしちゃったら引っ込みがつかないでしょうに。
定期局長級会議で訪中した日本の局長に両手をポケットに突っ込んで、頭を下げたかに見える日本の局長を鼻先でせせら笑うような表情の写真まで公開して見せました。
日中対立で深まる溝 局長会談で異例の一幕 “ポケット”映像に中国側の思惑 関西の企業にも影響 - YouTube
このある種「衝撃的」な写真に日本を見て、そらみたことか高市め、早く謝ってしまえという声が起きました。
その典型が橋下氏です。
「元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が2025年11月17日にXで、外務省の局長が訪中し、高市早苗首相の台湾有事をめぐる答弁について中国側と協議するとの報道に関し、「結局、日本から中国にご説明に伺うのが、今の日本と中国の力関係」などと指摘した。
橋下氏は、外務省の金井正彰アジア大洋州局長が訪中し中国側と協議するとの記事を引用。「結局、日本から中国にご説明に伺うのが、今の日本と中国の力関係」とし、「このような実態を無視して、口だけ番長で威勢よく言えるのは、無責任な国会議員、コメンテーター、学者など。力を持つまではキャンキャン騒ぐべからず」と、中国を批判するコメンテーターらを批判した」
(Jキャストニュース11月17日)
橋下徹氏「日本の完敗」 台湾有事答弁めぐる外務省局長訪中で指摘「中国に怒られてご説明に伺った日本と見られる」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
橋下さん、この金井局長が中国が怒ったので大慌てで中国に駆けつけて謝ったと思ったんでしょう。
それはかつての公明が連立にいた時の外務省のセンスです。今は違う。
ハズレ、これは定期局長級会議で、相互に開催するもので、今回は中国の番で、たまたまあの「存立危機事態」事件の後だっただけのこと。
中国が流すといわないから行っただけの話。赤っ恥。
橋下氏は茂木外相が2日後にこう述べているのを聞いてから言えばよかったのです。
「茂木敏充外相は18日の記者会見で、中国・北京で外務省の金井正彰アジア大洋州局長が同日臨んだ中国外務省の劉勁松アジア局長との協議について、台湾有事が「存立危機事態」になり得ると答弁した高市早苗首相の発言を受けて設定した協議の場ではないと説明した。「定期的に相互に実施しており、前回は日本で行い、今回は中国で開催することは決まっていた」と明かした」
(産経11月19日)
北京の日中局長協議は「定期。前回日本で今回中国」外相 橋下氏「怒られて説明に伺った」 - 産経ニュース
別に日本側は謝りに行ったわけではなく、会議の席上でも戦狼領事の「殺人予告発言」を厳重に抗議し、高市発言の撤回は拒んでいます。
「発表によると、金井局長は在大阪中国総領事の薛剣氏が行った「極めて不適切な発信」をあらためて強く抗議し、早急に適切な対応を取ることを要求。また、中国政府による訪日自粛の呼び掛けに関して、日本国内の治安は悪化していないと反論した。中国に滞在している法人の安全確保も併せて申し入れた。
一方、中国側は高市早苗首相の台湾有事を巡る発言の撤回をあらためて要求したが、金井氏は拒否したと、共同通信が外務省関係者の情報として報じた」
(ブルームバーク11月8日)
日中局長が会談、日本側は在大阪中国総領事の発信を再度抗議(Bloomberg) - Yahoo!ニュース
それに対して、中国側は日本を威嚇する写真を掲載し、あたかも中国側が主導権を握ってマウントしているかのような写真を撮らせて演出したわけです。
その北京の謀略宣伝にまんまとハマったのが、橋下氏だったというわけです。
しかもこの北京はこの後、訪日客の制限や日本製水産物の輸入を停止させるという小技を次々と繰り出しています。
これにまた日本のメディアは大喜びして、訪日客のインバウンドの喪失で1.7兆円の損失と騒ぎたてるもんだから、もうハチャメチャ。
ただし、世論は動じていませんね。至って平静です。
だって陳腐だもん。いつも同じテだもん。あの国が処置なしのオレ様国家だって知ってるもん。
今回の中国の措置は、ビザ発給停止や団体旅行の禁止といった訪日観光禁止じゃありませんからお間違いなく。
中国政府が打ち出したのは、あくまでも禁止の前段である「日本で中国人を狙った犯罪が多発しているから、当面、日本行きは控えるように」という「注意喚起」です。
もちろん日本側の出方次第ではエスカレーションして全面渡航禁止になるかもしれませんが、こちらはエスカレートの階段を登る気はありません。
ここが重要です。
次に、水産物対中輸出は、前回の時のことを踏み台にして中国への依存を大きく減らしているのです。
ある意味もっともチャイナ・デカップリングが進んだ市場が水産物なのです。
いまや前回痛手を被ったホタテは北米市場に順調に売れていますから、いまさら停止されても痛くも痒くもありません。
「2024年1月〜12月の水産物の輸出額は、中国向けの減少を受け前年比▲292億円となったものの、全体では対前年比+3.7%の成長を達成し、過去最高を更新しました。
中国による水産物の輸入停止により、日本の農林水産物・食品の輸出全体は輸出相手国として中国への依存度を低く抑える構造へと変化したことがわかります。
この成長を牽引したのは、中国および香港以外の国・地域への輸出で、対前年比+15.4%と大きく伸びています」
(LIMO11月19日)
中国による「輸入停止」により水産物輸出「89.9%減」だった…でも輸出全体では過去最高を記録した理由とは?(LIMO) - Yahoo!ニュース
また、日本産牛肉の輸入交渉も停止されましたが、そもそも中国には牛肉を出していないんですよ。
輸入実績がゼロ、あるのは香港経由のアンダーグランドの非公式な輸出だけですから、困るも困らないもありません。
さぁ、どうしましょう、中国さん。困るのはそちらですよ。
我々日本は挑発には乗りませんからね。
一部の脳が軽いコメンテーターはマンマとそちらにのって恥をかきました。
いったん振り上げた拳は、上げるのは簡単ですが、降ろすのは大変です。
それはウクライナ戦争でのロシアを見ればわかります。
日本は戦狼領事にペルソナ・ノングラータを言い渡さなかったことで、これ以上の状況のエスカレートは望んでいないと告げているのです。
淡々といままでどおりと言っているだけで、やればやるほどひとり相撲であることがバレるだけのことです。
東南ジアジ諸国も見てますよ。恥ずかしいですね。
そっと戦狼領事を交代の時期だからということで、本国召還したらいかがでしょうか。
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中国激オコは朝日の記事タイトルが原因かもしれない説。
修正前:高市首相、台湾有事「存立危機事態になりうる」 認定なら武力行使も
→この記事タイトルをうけて、総領事の下劣な発言。
修正後:高市首相、台湾有事「存立危機事態になりうる」 武力攻撃の発生時
https://www.zakzak.co.jp/article/20251120-NRES442BJ5C6FMPTSOEWOPZCOU/
修正前なら武力行使前でも認定可となりますが、修正後なら武力行使発生時と限定されるので意味合いは大きく変わってきます。しかも「なる」ではなく「なりうる」。
これが意図的ではなく気が付かなかったとなれば、朝日の国語レベルは悲惨ですね。
記事修正に気が付いた杉並区議の言「戦前も今も、戦争したいのは朝日では?」には納得しました。
軍靴の足音の発生源は築地方面らしい。
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今回の件に関する報道は対中関係悪化懸念一色に見えますが、中国の暴力性や傲慢性が再確認されると共に広く可視化されたという点においては悪くは無かったと思うと同時に、リスク回避の意味でもこのような国が言う「友好」は疑ってかかるのが良いと再認識できました。
投稿: ハルキゲニア | 2025年11月22日 (土) 07時07分
あの局長の態度は国民向けだったそうですが、あれを見て「よくぞやってくれた!」なんて思う人間がいるんですかね。もしそうだとすれば中国人の民度を疑いますし、また今やネットの時代ですから、しっかりミーム化されてメイド服を着せられて良いオモチャになってます。いずれにしろ中国にとって利のある振る舞いとは思えません。
大阪で行われたかつての改革はこの人と松井一郎という人間無しではあり得なかったと断言できます。それだけに昨今の橋下氏が発する言葉には何だかなあという思いしかありません。ロシアによるウクライナ侵略に関しても信じられないような発言を繰り返し、維新の後輩たちにも筋違いな批判を連発するなどなど。
口だけ番長云々と言及されたようですが、今の世の中で口だけ番長と呼べるのは貴方と貴方の天敵である百田尚樹氏が双璧かと。
投稿: 右翼も左翼も大嫌い | 2025年11月22日 (土) 10時52分
橋下やマスコミが騒ぐから茂木大臣はそれを否定するコメントを出しただけですが、騒ぐ連中は赤っ恥です。コメントを出す機会を伺ってたのかどうか、いいタイミングでした。
海産物輸入停止なども困るのは中国側です。
日本旅行自粛、団体旅行キャンセルの嵐。
しかし中国の旅行者が利用する航空会社、旅行代理店、日本での宿泊施設や土産物屋にバス会社のほとんどが中国系であること。
中国旅行者が落とすお金は日本に落ちないシステムが既に出来上がり、迷惑だけが残る。
日本も無傷ではないが被害は少ない、逆に中国側の企業が大きな損害を被る始末。
台湾の頼総統が海産物輸入停止の発表に対して昼食は寿司と味噌汁だ、我々は日本を支援すると世界へ発信。
また大陸が行かないなら今がチャンスと台湾からの旅行者が増えてるとか。
色々と日本に意地悪をしているようで、実は自爆している様は滑稽です。
中国の姿が浮き彫りになる一件、今後も注視したいです。
投稿: 多摩っこ | 2025年11月22日 (土) 10時58分
やっぱりペルソナノングラータにはしないですか。
まあその方が「中国のキチガイっぷり」を実質ダメージ無し(寧も観光地も他の外国人観光客も嬉しい)で世界中に宣伝できて良いですね。
投稿: ねこねこ | 2025年11月22日 (土) 11時58分
「台湾有事」が生じるならそれはただひとつ、中共が武力を使って侵攻した時。
中共政府は「武力行使の放棄を約束しない」と明言している。
中共が台湾へ武力侵攻し海上封鎖をすれば、我が国が自国の存立危機事態と認め防衛行動を取るのは当然のこと。それは「台湾への介入」とも「中共への武力行使」とも違う。
中共が選択する行動如何によって、日本の方が巻き込まれる。中共が穏当でいれば、日本もアメリカもそれなりに穏当でいる。それが現実。
中共があのようにキレちらかすのは、武力による台湾併合をリアルに考えているから、そしてその時我が国の沖縄防衛とシーレーン防衛、そしてアメリカの反撃は、中共自身の野望達成を困難に、或いは不可能にすると恐れているから、と考える蓋然性はあるのでは。
今のところ中共政府は自国が然程のダメージを喰らわない部分で上手い(つもりの)対抗措置にしていて、こちらは生暖かく放置していればよい。
中共内各パートで、習近平の覚えめでたくなりたい動機から、反応をエスカレートさせていく者が必ず現れるのは、彼の国の恒例。
例えば、酒場の与太話以外の現実社会で少しも盛り上がっていない「沖縄独立運動」「沖縄帰属問題」を煽って来るのも、日本の防衛行動を「中国への武力行使」と勝手に言い換えて来るのも、みんなお馴染み。
ただ、そのお馴染みの罠に簡単に引っ掛かるか知ってて乗っかる人とその言説が再度、或いは新規に、手に取るようにわかるのはおもしろい。(殊に沖縄にいると、中共及びロシアの工作に取り込まれている言説がよくわかる)
今回の台湾有事に纏わる一連の動きに対して、おそらく多くの日本国民は「ちうごく、何やってんだか(苦笑」な反応と思われるが、それは、我が国と世界各国で過去に起こした・起きた侵略戦争の事実について、自己都合と格闘しながら国際社会でコンセンサスを積み上げた結果、国際法と共に得た「どの国であれ武力による現状変更を認めない」という共通認識を、今現在ちゃんとわかっているから、と考える。
それには、ロシアによるウクライナ侵略だけでなく、日本の平和教育が社会に寄与できた面もあると思うのだが、その平和教育を平素から重んじているサイドに、「武力行使の放棄を約束しない」と明言する国の側に立って「ちうごくに逆らうな」と主張する人が多々ある欠点は、見直した方が良いのでは。それではやたら勇ましいタイプの右派と、戦争発生の確率を無駄に上げる点で同じなので。
先々については、中共の戦狼モード見せびらかしが続いて、台湾を国家として承認した方が良いと判断する国が増える展開を希望。
投稿: 宜野湾より | 2025年11月22日 (土) 16時38分
あのネタ、めっちゃ、ネットを賑わせてくれたよね。
今も、賑わい中(笑)
笑いをふりまく中国共産党(笑)
投稿: 通りすがり | 2025年11月23日 (日) 17時01分