オール沖縄、最後のとどめ
オール沖縄の内部抗争が激化しました。そりゃなるわな、無節操に中革連に乗り替えていまつで言ってきたことを覆せば。
「米軍普天間基地や嘉手納基地を抱える衆院沖縄2区では、社民党を昨年離党した前職の新垣邦男氏が新党「中道改革連合」(中道)から立候補した。これに対し、社民党は元職の瑞慶覧(ずけらん)長敏(ちょうびん)氏を擁立。普天間基地の名護市辺野古移設反対で結束してきた「オール沖縄」勢力は割れた」
(産経1月30日)
「オール沖縄」かつてない危機 衆院選で「分裂状態」に 玉城知事「今後の影響を注視」 - 産経ニュース
同じ選挙区で、かつてのオール沖縄同士が激突するんですから目も当てられません。
デニーさんから見れば足元の地盤が真っ二つに割れてこのこのくぬくぬと大喧嘩しているのですからたまったもんじゃありません。
ちょっと前までは天国でした。
わざわざこんなラチもないことを言いにジュネーブまで行けたんですから。
「(略)玉城氏は18日、国連人権理の本会議場で開催された「国際秩序」の会議に出席した。演説で「沖縄は日本の総面積の0・6%しかないが、日本にある米軍基地の70%がこの小さな島に集中している」と指摘。「米軍基地が集中し、平和や意思決定への平等な参加が脅かされる沖縄の状況を世界中から関心を持ってもらうために、私はここにきた」と訴えた。
また、普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関する平成31年(2019年)の県民投票に触れ、「民主的に行われた県民投票で沖縄の有権者が明確に反対したにもかかわらず、埋め立て工事は進んでいる」と言及。「私たちは軍事力の増強が日本の周辺地域の緊張を高めることを恐れている」とした上で、「沖縄県民の平和を希求する思いとは相いれない」との見方を示した。
「私たち沖縄県民は、2016年の国連総会で採択された『平和への権利』を私たちの地域において具体化するよう、関係政府による外交努力の強化を要請する」とも述べた。
沖縄県知事が国連人権理に出席し、発言するのは2回目。15年には翁長雄志前知事が辺野古移設反対を訴え、「沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされている。自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるだろうか」とスピーチした。
国連の理事会にNGOが意見表明する会合があり、関係者によると玉城氏はNGOの発言枠を譲り受ける形で演説した」
(産経2023年9月19日)
沖縄知事「平和脅かされている」 国連で辺野古「反対」演説(産経新聞) - Yahoo!ニュース
なにが辺野古移設が「軍事力の増強で周辺地域の緊張を高める」でしょうか。
翁長氏の頃はまだそんなことを言っても通用しましたが、いまここまで台湾有事が現実化している中で、同じことを平気で言える神経の粗雑さがたまらない。
こんな台詞を聞いて、そうだ、日本こそがアジアの緊張を高めているんだ、日本の軍拡を止めさせよう、なんて感じる人って、今何人いますか。
ウクライナ戦争の後は、いまや中坊でもだまされませんよ。
翁長演説の時は、英文テキストまで手に入れて論じたもので、翁長氏の反基地闘争は長期に渡って論じ尽くしました。
しかしこの2代目翁長の劣化コピーなんぞ、ただひたすら寒いだけです。
ついに国連人権理事会で「民族自決権」を主張し始めた翁長氏と、それをブロックした我那覇真子氏: 農と島のありんくりん (cocolog-nifty.com)
沖縄県民は「先住少数民族」ではない: 農と島のありんくりん (cocolog-nifty.com)
デニー氏の目的は、オレはこれだけのことをやっているんだという内向きの演説にすぎませんから、平気で手垢のついたことをくりかえしてはばかりません。
たとえば、臆面もなく「米軍基地70%集中論」ですか、もう飽き飽きします。
沖縄の人々も薄々感じておられるように「70%」という数字は虚構です。
これは日米共同使用施設を排除した数字だからです。
出典不明
もしそんな算定方法が許されるのなら、普天間や嘉手納、キャンプ・ハンセンに小規模でもいいから自衛隊を配備すればよくなってしまいますが、それをすると今度は「先軍政治ハンターイ」なんて言い出す人らがいますけどね。
現にキャンプ ハンセン共同使用は、かつて在沖海兵隊司令官が口にしたことがありますし、陸自の水陸機動団の一部が前進配備される可能性はあります。
嘉手納基地も、那覇基地は非常に手狭ですから、その一部の機能を移転することは可能でしょう。
そもそも接受国の日本が民間共用で、提供されるほうの米軍が広々っていうのもヘンなのです。
こんなふうに日米共同使用施設が沖縄で増えると、基地負担70%説はどうなるんでしょうかね。
実態は変わらなくても、数字のトリックを根拠にしているからおかしくなるのです。
面積でいえば、北部訓練場が大きな面積を占めていたために負担が多く見えましたが、ここも面積の過半に相当する4千ヘクタールが既に返還されています。
その時、返還に大反対して、防衛施設庁職員リンチ事件まで引き起こしたのはいったい誰でしたかね。オール沖縄でしょうが。
「0.6%の沖縄に」という面積比率の言い方もさんざん聞きました。
では、人口比率ではどうなんでしょうか。
私は神奈川県の厚木基地の近くで育ちましたが、神奈川を中心として国道16号線沿いの1都3県には、日本の人口の実に約3割弱、約3千600万人が住んでいます。
もし、沖縄が0.6%の面積比率にというならば、人口比率の約3割も見なければ公平さを欠くというものではありませんか。
そこで、神奈川県だけに限って米軍基地をみてみましょう。
その多さと面積の大きさに驚くはずです。
まさに沖縄並です。
しかもその重要度において沖縄とは比較になりません。
神奈川県こそ、米国の世界戦略の根幹の一部であって、沖縄は前進基地にすぎないのです。

出典不明
簡単に神奈川の米軍基地群を見てみましょう。
国道16号線の起点近くには米海軍横須賀基地があり、ここには2008年9月から原子力空母が母港としています。
沖縄にも那覇軍港(現在は移動)やホワイトビーチがありますが、輸送船や潜水艦などの停泊地にすぎません。
横須賀基地の巨大さを理解するには、単に軍港施設に限らず付随する膨大な付随する施設群をみねばなりません。
第7艦隊の補給を受け持つ弾薬貯蔵施設(秋月、広、川上、嘉手納)の貯蔵能力は実に12万トンを越えます。
米国防総省が自ら「ペンタゴン最大のオイルターミナル」と呼んだのは、在日米軍燃料タンク施設(鶴見、佐世保、八戸)です。
鶴見オイルターミナルは国防総省管内のうち米本土まで含めて第2位の備蓄量、第3位は佐世保で、八戸(航空燃料)と合わせると1107万バレルを備蓄しています。
これは米海軍最強の第7艦隊全体の10回分の満タン量に相当します。米海軍は日本における高い技術力と、本土に蓄えられた燃料・弾薬、装備に支えられて初めて展開可能なのです。
沖縄が過剰な基地負担で苦しんでいるのは事実ですが、沖縄だけが苦しんでいる、本土は基地負担していないと叫ぶのはお止しなさい。
デニー氏のように、あたかも沖縄だけが米軍基地を引き受けて苦吟しており、本土はそのうえにあぐらをかいているという言い方はいいかげんお止めなさいということです。
「0.6%の土地に70%の米軍基地が集中」という言い方は、正確でないばかりか沖縄と本土を隔てる壁だからです。
次に、やっぱり言うだろうなと思っていたら言ったことは「2019年の民主的に行われた県民投票で沖縄の有権者が明確に反対したにもかかわらず」という言い方です。
この言い方は、「オール沖縄」の定番ですが、ただの数字のトリックにすぎません。
得票率は52%にすぎず、さらに移設反対は5割の投票率のうちの7割ですから、実体は約35%にすぎません。
しかもその「反対」は県内の別の地域・水域案も含めた数字ですから、オール沖縄のように「あらゆる県内移設反対」となると、さらにそれから割り引いて考えねばなりません。
たぶん県民のうち3割前後が「オールl沖縄」の真水といわれていますから、彼らが精一杯動員をかけててこの数字ということなのです。
ところがこの「移設に県民の7割が反対」というプロパガンダに利用してしまいました。
これも数字のトリックです。
こういう虚構の上に乗ってきたオール沖縄も、完全に分解しきったということになりました。
次の知事選が楽しみです。



































































































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